Joyetech(ジョイテック)のスターターキット、ATOPACK PENGUIN「アトパック・ペンギン」のレビューです!
簡易型デバイス、カートリッジ交換タイプとしては本格的なベイプデバイスで、大きさ、リキッド容量、バッテリー容量のスペックから見ても味も追求したのだな、と想像させてくれるVAPE Productsです。操作がすごく簡単で、充電、リキッドチャージ、コイル交換、電源on/off、パフぐらいの操作しかありません。ものすごく簡単。
そして、交換用のパックカートリッジ(アトマイザーのタンク部分)も別売りされています。
見た目はペンギンをモチーフにしているのでルックスから気になる人も多いのではないでしょうか!
それでは早速レビューしていきます。
商品提供:VapeSourcing
Joyetech ATOPACK PENGUINのパッケージと開封
紙製の貼り箱のパッケージには可愛らしいペンギンのイラスト入り。ペンギンのような外観を持つ魅力的でコンパクトなスターターキットとメーカー自信が言っている通り、ペンギンを前面に押してきます。スライド式で内容品を引き出します。
付属品は、
- ATOPACK PENGUIN本体
- ATOPACKコイル(JVIC1 0.6Ω)
- ATOPACKコイル(JVIC2 0.25Ω)
- QC USBケーブル
- クイックスタート
- 保証カード
- 警告カード
Joyetech ATOPACK PENGUINの詳細
ATOPACK PENGUINはJoyetechがリリースするベイプ用の機材で、バッテリーとアトマイザーが一体になった、オールインワンタイプです。
ATOPACK PENGUINのスペック
サイズ | H 102.5×W52×D26.5mm |
重量 | 139.5g |
最大電流 | 2A |
出力モード | 直接出力 |
リキッド容量 | 8.8ml |
リキッドチャージ | ボトムフィル |
エアフロー | トップエアーフロー |
コイル | プリメイド交換式(0.6ohm,0.25ohm) |
充電ポート | USB |
バッテリー | 2000mAh(内蔵バッテリー) |
・カートリッジの素材はPETGとシリコン製
・セラミックベースのJVICコイル
・2Aクイックチャージ機能
Joyetech公式サイトより
ペンギンをデザインモチーフにしていて、カラーリングもバリエーションはあるものの(オールブラックやシルバー)スタンダードなカラーはこのホワイト/ブラックになるのだと思います。曲線が可愛らしい筐体です。
左:iStick Pico + Wotofo Serpent Alto 右:Eleaf iCare
しかしながら、大きさはあまり可愛らしくはありません。左にiStick Pico + Wotofo Serpent Alto、右にEleaf iCareを置いてみるとそのサイズ感がわかると思いますが、コンパクトサイズの本格的ベイプ機材並みの大きさ。それもそのはず、バッテリー容量(2,000mAh)でもリキッド容量(8.8ml)でも本格的な機材のそれと代わりありません。
サイズ感は本格機材なものの、メンテナンスや利便性、簡単な操作感を求める機材なのでしょう。
本体重量の実測値は公式な公称値より少ない134gでした。この辺のアバウトさが中国製品たる所以でしょうか。
底部にはベントホールが備えられています。
前面にはパフボタン、そして上部にはマウスピース(吸い口)が設けられています。この部分は艶のあるクリアなプラスチック素材でできています。
バッテリーのインジケーターは5つのLEDで表示されます。バッテリーライフの表示は以下のようになっています。
バッテリー容量 | LED表示 |
90%-100% | ○○○○○ |
70%-89% | ○○○○● |
30%-69% | ○○○●● |
10%-29% | ○○●●● |
1%-9% | ○●●●● |
電圧検知の問題ですが、30-69%の間が結構離れていますね。LED2つになったら充電するように習慣づけるようにしたほうが、出先でバッテリーを交換できないバッテリー内蔵型にはあっているように思えます。
付属のパックカートリッジは8.8mlの大容量のものが付属します。バリエーションとしてヨーロッパのTPD規制に準拠した2.0mlのカートリッジもラインナップされていますが、日本で使用するなら関係はないので、通常8.8mlのものを買い足せば良いと思います。
素材はPETGで、医療機器や試験管にも使用されている素材。耐熱温度は220度程度で薬品への耐性もあります。メンソールや柑橘系などへの耐性はわかりませんが、タンク攻撃性の高いリキッドを1週間ほど入れっぱなしにしてみましたが、クラック等は今の所確認できませんし、別売もされています。
タンク部分は2ピース構造。プラスチック系のPETG素材と、コイルを収納し、リキッド漏れを防ぐためのシリコンパーツから構成されています。
Joyetech公式サイトより
エアーはタンク上部から取り込まれ、水平方向にコイルへと取り込まれ、吸口からでていきます。
この辺の構造は公式ページの図を見るのが分かりやすいので引用いたします。
コイルは2種類付属します。どちらもベースがセラミックのものです。
- ATOPACK PG1 0.6ohm MTL マウス・トゥ・ラング(口吸い・タバコ吸い)
- ATOPACK PG2 0.25ohm DL ダイレクト・ラング(直肺)
基本的にはコイルの巻き径が違うため、ドローが変わります。その為、自分の吸い方に合わせてコイルを選ぶのが良いと思います。どちらも抵抗値は低めです。
Joyetech ATOPACK PENGUINを使用する
1.Please drop a few drops of liquid into the atomizer head both coil holes and filling hole nefore it’s first use.
2.After filling and filling the atomizer head,please inhale a few times and wait for about 5 minutes in power off.
3.don’t wash the atomizer head with water,simply clean it with dry cloth.
4.Before flavor with lower VG content.1.最初に使用する前に、コイル穴と充填穴の両方の噴霧ヘッドに数滴の液体を落としてください。
2.アトマイザーヘッドを充填して充填したら、数回吸い込み、電源を切って約5分間待ってください。
3.アトマイザーヘッドを水で洗ってはいけません。乾いた布で拭いてください。
4.VG含有量が低いほど味が良い。
注意書きの通り使用します。
基本的には、コイルのコットンにリキッドを含ませてから、タンクにもリキッドを注ぐ。その後に5分程度放置すれば良いと思います。コイルはシリコンパーツにはめ込むように設置するだけです。
リキッドチャージはこのアトマイザー部分を取り外し、コイルを外さなければチャージできないため少々面倒ですが、8.8mlも容量があるので頻繁にチャージしなくて良いので許容範囲でしょう。リキッドチャージが多少面倒なので僕はシリコンパーツを外してリキッドチャージしてしまうこともありました。
付属品には吸い口と下部のシリコンカバーも付属します。
さて、早速使ってみました。
僕はDL派なので、ATOPACK PG2 0.25ohm DLの方をメインで使用しました。
感想としては、味がすごく良いということ。
味の機微を感じるために常飲しているリキッドを入れてみたのですが、自分でコイルを巻く後アトマイザー、RBA並みに味がでます。抵抗値的にもミスト量も十分出ます。
どの程度の味かと言うと、常飲リキッド分このキットを購入して運用したい!と思えるほど。かなり高いレベルで美味しいと思えます。
そして現在、同じコイルでタンクが空になるごとに違うリキッドを入れて、3タンク分運用しています。クリアロマイザーなどのプリメイドコイルを使った機材の場合、リキッドを変更してもコイル内コットンにリキッドが残っているのでしばらく味が切り替わらない、味がずっと残るコイルもありますが、このコイルはその部分でも優秀。割とするに味が切り替わって、前のリキッドの味も残りにくいです。もちろん、極端に味が濃いもの、味が残るリキッドを使用した場合にはその限りではありません。
ドローは調整できませんが、程よくDLに向いたドローです。対して、MTLコイルはそこまでタイトではありませんでした。
ただし、上記写真のように、カートリッジ上部のエアホールを一部塞ぐことでタイトドローを実現することができます。写真ではわかりやすいように色付きのマスキングテープを使用。
そしてさらに良い点。リキッド漏れがない。ボトムフローではないので下部からの漏れは構造上ありません。実際使ってみて、カートリッジ下部からのジワ漏れもありません。写真は3タンク分吸いきった直後の写真。コイルはシリコンパーツにはまっているだけなので、若干の滲みはあると思いましたが、今の所皆無です。
Joyetech ATOPACK PENGUINのまとめ
クリアロマイザーやスターターキットのレビューをする度に思うのですが、優れたキット、クリアロは本当に美味しい。もちろん、コイル位置やコットンなど、自分好みに近づけられるRBAと比べて、好みに近づける作業はできないのですが、充分すぎるほど。
ただし、コイルのコストや、味を変えたい時、好みに近づけるなどのアドバンテージはRBAにあると思いますが、好みの常飲リキッドを入れてダラダラ吸うには最高の機種なのではないだろうか、とさえ思えてきます。
僕が使いシチュエーションとしては、車の運転中に最適だと感じました。RDAでドリップするわけにはいかない場面ですね。リキッド容量も十分で、ドライブ中にVAPEが捗ります。
この機種はiCareなど最近流行りの簡易デバイスに比べ、味をちゃんと楽しむことのできるベイプ機材です。
本体サイズは大きめだけど、バッテリー容量・リキッド容量的にも利便性は高い機種でした!
コメント
いきなりすみません!数滴の液体とは水でよろしいですか?
もなさん、コメントあリがとうございます。
液体は当然リキッドになります。リキッドをコットンに浸透させてコットンの焦げを防ぐのをメーカーが推奨しています。
大分前に質問させていただきました。もなです。回答ありがとうございました。この記事をみてペンギンを購入したのですがリキッドは入れっぱなしでも大丈夫でしょうか?定期的なお掃除など必要ですか?付属の説明書には基本的なことしか書いてなかったので、、お返事お待ちしております。
こんばんは。
長期間入れっぱなしにしなければ問題ないと思います。
自分が使う場合、リキッドの味を変える際にすすぐ程度の運用ですね。
ただ、構造的に長期間使わずにリキッドを入れっぱなしにすると、構造的にボトムから滲むかもしれません。
基本的にリキッドをボトルに入れておくのと変わらない保管で大丈夫だと思いますよ。
すいません。シリコンの部分を取ると細長い銀色の物が入っているのですが直ぐに動いてしまいます。これは取ってもよろしいのですか?
それともあるべきある場所がわからないので教えてください
ひろさん
シリコンの部分というのはカートリッジのコイルをはめる部分のシリコンパーツでしょうか?
こちらを撮ったときの写真はサイトに掲載されている通りで、僕の個体にはひろさんがおっしゃる細長い銀色の物は入っておりませんでした。
カートリッジをはめるシリコンです。
買ったばかりなのですが、焼けた味がするのでその銀のものが原因かと思って質問してみました。
銀の物を取ってみるのもありですかね?
焼けた味がするのは、コイルのコットンにリキッドが浸透する前に吸ってイガってしまっているのではないでしょうか。
あくまで予測ですがそれが原因ではない気がします。
仕様が変わったのか、混入したものなのかは定かではありませんね。。。