ついに全容が明らかになった新型iQOS ILUMA(アイコスイルマ)には、新たなテクノロジー「スマートコアインダクションシステム」が採用されています。
ブレードをなくすことで耐久性を向上、クリーニングも不要に。
その特徴と仕組みを詳細に解説します。
アイコスイルマのスマートコアインダクションシステムとは?
ホルダーからブレードを無くした新システムです。
iQOS ILUMA(アイコスイルマ)の新システム、デバイスの詳細はこちら。
では、どうやって加熱するのかというと、デバイス側ではなくたばこに内蔵しました。
『スマートコア・インダクション・システム™』とは、iQOSイルマ専用に開発された技術で、本体(ホルダー)ではなく、イルマ専用タバコスティック TEREA(テリア)に内蔵された誘熱体によって、内側からたばこ葉を加熱するシステムです。
つまり、外側からでなく、内側からたばこスティックを加熱する方式となります。
たばこに内蔵させているのはわかったけど、どうやって加熱しているの?
不思議ですが、答えは「磁力」スティックが磁力を発することで、非接触でたばこに内蔵するステンレスコーティングした金属製の有熱体を温めています。
詳細は、ステンレスコーティングされた金属製の誘熱体がTEREA(テリア)の中心に内蔵されており、ホルダーに内蔵されたコイルモジュールの磁気エネルギーによって加熱します。
つまり、たばこスティックに加熱用のブレードを指すのではなく、ブレードを内蔵させてしまおうと言うう逆転の発想により、ブレードを廃止することに成功した新テクノロジーということです。
スマートコアインダクションシステムのメリット
この新テクノロジーのメリットは主に3つです。
ブレードが不要となったiQOSテリアは、ブレード破損がなく、残りかすも出ないから使用後のクリーニングも不要になりました。
ブレードがないから、クリーニング不要
事前調査の結果、多くのIQOSユーザーは、IQOS イルマの方が従来のIQOSよりもにおいが少ないと感じているとのことです。
内側から加熱することで、味わいもより優れたものになったと言うことです。
そして、ブレードがなくなったことで、たばこスティックの抜き差しが簡単になりました。
スマートコアインダクションシステムのデメリット
つまり、この新技術には専用たばこスティックが必須だと言うこと。
従来のiQOSヒートスティックが使えませんから注意が必要です。
専用たばこスティックの詳細は別記事で詳しく解説しています。合わせてお読みください。
iQOSヒートスティックを買い込んでストックしている方、それは残念ですが使えません。
デメリットはそれぐらいのもので、他にデメリットはないように思えます。
まとめ
PMJが威信をかけて開発した新デバイスのテクノロジー。
多くのライバルが「ブレードレス」を採用し、メンテナンス性で不利だったiQOS。
しかし、「ガツン」とした吸いごたえは変えずに、クリーニング不要に。
逆転の発想をモノにしたフィリップモリスはさすが王者!の貫禄ですね。
専用たばこを思い切ってリニューアル「マールボロ」という伝統のブランドすら不要と割り切ることから、iQOS (アイコス)自体がブランドだと考えているのだと思います。
これからの主流はコレになっていきそうですよ!
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