HELLVAPE(ヘルベイプ)のVAPEスターターキット、GRIMM KIT「グリム・キット」のレビューです。
高機能&高スペック!出力調整機能と速射性能!著名人コラボ商品!!
あのメジャーメーカー採用のコイル規格を採用した、プリメイドコイル交換型のPODデバイスです。
特徴や使い勝手など詳細をレビューしていきます。
商品提供:healthcabin
HELLVAPE GRIMM KITとは?
RBA・自分でコイルビルドするタイプのアトマイザー製品が有名なHELLVAPEがリリースする、オールインワンPODデバイスがGRIMM KIT「グリム・キット」です。
HELLVAPEというとRBAというイメージが強く、製品のほとんどがアトマイザーとなっていますが、現在の流行に合わせて『スターターキット』もリリースしています。
そう言っても、公式サイトに載っているものは、このGRIMM KITのみですので、これからラインナップを増やしていく予定なのかもしれません。
HELLVAPE GRIMM KITの特徴
- 可変出力(5W – 30W)搭載!素早い立ち上がりの高性能POD MOD
- コスパに優れたプリメイドコイル交換式!あのコイルと互換性アリ?
- 著名人とのコラボレート商品
若干大きめの『トランシーバー型』のPODデバイス、その特徴を詳しく確認していきます。
可変出力(5W – 30W)搭載!素早い立ち上がりの高性能POD MOD
PODタイプのオールインワンデバイスといえば、以前は「簡易的でシンプルな機能」のものがほとんどだったのですが、最近はテクニカルMODと遜色のない機能を持つ”POD MOD”タイプの製品が多くリリースされています。
このGRIMM KITにも出力調整機能が備わっています。
モードはVWのみですが、5W – 30Wまでユーザーが自由に設定可能。
また、素早い立ち上がりも特徴。0.012秒の即射速度を搭載しています。
コスパに優れたプリメイドコイル交換式!あのコイルと互換性アリ?
今現在主流となっているプリメイドコイル交換式のPODデバイスです。
以前はコイル内蔵使い捨てタイプがメジャーでしたが、ランニングコストに優れたコイルのみ交換できるタイプを採用しています。
このコイル形状、どこかで見たことがありますよね!詳しくは「詳細」にて。
著名人とのコラボレート商品
多くのコラボレート商品をリリースしているHELLVAPE。
GRIMM KITは2組の著名人がプロダクトデザインを担当した、HELLVAPEのコラボレート商品です。
カラーバリエーション
9種類もの豊富なカラーバリエーションも魅力です。
スペック
サイズ | H 94× W44.5× D18mm |
重量 | 95g(実測) |
出力 |
VW(5w – 30W) |
許容抵抗値範囲 |
0.4 – 3.0Ω |
リキッド容量 | 3.0ml |
リキッドチャージ | PODトップフィル |
エアフロー | ボトムエアフロー(調整可) |
コイル | プリメイド交換式 |
充電ポート | microUSB(5V1A)フル充電まで60-80分 |
バッテリー | 1,200mAh |
保護機能 |
|
パッケージ・内容品
内容品一覧
- HELLVAPE GRIMM KIT バッテリー本体
- HELLVAPE GRIMM KIT Podカートリッジ
- プリメイドコイル(H3-01 0.7Ω)
- プリメイドコイル(H3-02 1.2Ω)
- mimcroUSB 充電用ケーブル
- ネックストラップ
- ユーザーマニュアル(英語)
ネックストラップが付属するのですが… 専用のストラップホールはありません。
これで合あっているのかな… ボディー部分のエアホールに余裕があるので取り付けることはできますし、機能的にも問題はありません。
GRIMM KITの詳細
世界的に大ヒットしたLostVape Orionのデザインを各社が模倣したことで、今やスタンダードとなったトランシーバー型のボディーデザイン。
GRIMM KITも多くのPODデバイス同様、定番デザインを採用。
亜鉛合金ボディーに、カーボン調パネル(ステッカー)をセット。
重厚な質感、仕上がりです。
バッテリースペックの割には、サイズは若干大きめです。
バッテリー
- 容量:1,200mAh
- 出力モード:VW(5-30W)
- 対応抵抗値:0.4 – 3.0Ω
- パフ操作:マニュアル(ボタン式)
- 充電ポート:microUSB(1A)
- 保護機能:
- ショートサーキット保護
- アトマイザー非搭載保護
- 過加熱保護
- 自動カットオフ(10秒)
- バッテリー低電圧保護
多くの”POD MOD”ジャンルの製品と同様、テクニカルMODに準じた操作系統。
- パフボタン 電源ON/OFFなど
- サブボタン 出力調整など
3つのボタンを備え、設定変更などが簡単に操作できます。
ボタンの素材は本体と同じ金属製、ペイントカラー同じで統一感があります。
コスパに優れたオールインワン製品だと言っても、安っぽさは感じさせない仕上がりです。
ディスプレイには5項目を表示する0.69inch OLEDを採用。
- 抵抗値
- パフ回数
- ワッテージ
- バッテリー残量
- パフ時間
液晶画面もテクニカルMODと遜色のないスペックです。
底部には内蔵1,200mAhバッテリー充電用大使として、microUSBを備えています。
1A充電に対応、60-80分でフル充電できます。
急速充電、というほどではありませんが、充電スピードが遅いとも感じません。
POD
- リキッド容量:3.0ml
- 素材:PC-110(ポリカーボネート)
- マウスピース:510DT 交換可能
- リキッドチャージ:トップフィル(スライド式)
- エアフロー:ボトムエアフロー(調整可)
- コイル:プリメイド交換型(HELLVAPE H3)
プリメイドコイル交換式のPODデバイス。
PODの素材は、現在POD素材で主流のPETGではなくポリカーボネート。
強度には優れていますが、特定のリキッドでクラックが入る可能性があります。
使い捨て式ではないので、破損した場合は予備を別途購入する必要あり。
PODカートリッジのロックは爪タイプ。
しっかりとロックされ、グラつきガタツキがない仕様。
反面、着脱時若干硬いのですが、リキッドチャージ時ににはPODを外す必要がない構造で、コイル交換時のみにしか着脱しませんから、問題ないでしょう。
本体側爪部分はしっかりした素材なので、簡単に折れてしまうようなこともなさそうです。
接点側はPODタイプ定番の仕様、プラパーツで覆われているので、リキッド漏れ・結露などがバッテリー内部に親友するのを防ぐ構造です。
ここがポイント!510DT仕様なので、交換可能。汎用品も使えます。
付属品は硬質ゴムのような、弾力性のある柔らかめの素材でした。
スライド式カバーによって、パーツの着脱なくリキッドチャージできるトップフィル仕様。
適度な硬さによって、不意に開いてしまうようなこともなさそうです。
また、リキッドチャージ時にPODカートリッジを外す必要がないのも便利です。
エアー導入は3箇所。まず、バッテリー部分裏表に大きく開くエアホール
ドリップチップの側にも小さなエアホール。トップエアフローではなく、左右のエアホールと同じ部分に空気を導きます。
ここまでエアホールが大きい必要はない(コイルボトムパーツのエアホールサイズと釣り合っていれば十分)のですが、デザイン性も兼ね備えた仕様だと思われます。
コイルははめ込み式ではなく、しっかりロックできるスクリュー(ネジ込みタイプ)
プリメイドコイルは2つのパーツで構成されています。
- コイル
- ボトムパーツ(エアフロー調整機構)
コイルごとにボトムパーツがついてくるので、無くしてしまっても安心です。
ドロー調整は、コイルボトムパーツのAFCを回転させて調整します。
このAFCには2タイプのホールが空いています。
- DL向けオーバルタイプ ビッグサイズ
- MTL向けサークルタイプ スモールサイズ
ただし、MTLと言っても極端にドローの重い「超タイトドロー」にはできません。
そこそこ軽め、重めのDLができるぐらいのドローが限界です。
コイル規格は『HELLVAPE H3コイル』です。
2タイプのコイルが付属し、用途によって使い分けることができます。
DL向け0.7Ωにはメッシュコイル、MTL向け1.2Ωにはワイヤーコイルが使われています。
消耗品ですから、もちろん単体でも売られています。
このコイル、どこかで見たことがあるサイズ・形状だと思って確認しました。
aspire CE5 BVCと同サイズした。
HELLVAPE GRIMMの使い方・操作方法
テクニカルMODに準じた操作方法なので、VAPE経験者であれば説明書を確認しなくても簡単に使うことができます。
- 電源ON/OFF… パフボタン5クリック
- 出力変更…電源ON時にサブボタンで操作
- ボタンロック… 電源ON時にパフボタンとプラスボタンを同時長押し
- 液晶画面反転表示… 電源ON時にパフボタンとマイナスボタンを同時押し
- Vaping… 電源ON時にパフボタンを押す
感想とまとめ
そつがない完成度のPOD MODデバイス!
後追いな分、スペックやルックスに特徴がないと、先行する商品に取って代わるのは難しいと思いますが、これと言った特徴はありません。
ただ一つの特徴としては『有名人とのコラボ製品』という部分でしょうか。
デザイン的にも、スペック・仕様的にも『The 普通』という印象ですね。
味に関しては、メッシュコイルとしてはボディーサイズが小さめのコイル、抵抗値が高めなこともあって、「爆煙向け」とまでは言いがたく、エアホールスペックなどからも分かるように「重めのDL向け」の仕様です。
どちらも味は悪くなく、特別良いとも言えませんが、まずいわけでもありません。
「普通レベル」の味わいです。
悪い製品では無いのですが「特徴のない製品」だと言えます。
しかし、可変ワッテージなどを搭載する高機能PODですから、「この規格のコイルで運用したい」ユーザーにとっては貴重なデバイスだと思います。
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