べプログオリジナルスターターキット、 TARLESS PLUS「ターレス プラス」のレビューです。
TARLESS PLUSは国内最大級の電子タバコ口コミサイト「べプログ」がプロデュースするVAPEスターターキットTARLESSの最新改良バージョンです。
このスターターキットの特徴
- 大人気のTARLESSがリニューアルして登場
- 新型カートリッジ採用でより便利においしく
- クオリティ向上でディティールも改良
かなり便利でずっと愛用している TARLESSのリニューアル版とだけあって個人的にすごく楽しみな製品だったのですが、その期待を裏切らない完成度。
個人的に不満な部分がほぼ全てなくなっているので、より使いやすいデバイスになっていますよ。
早速詳細をレビューしていきます。
商品提供:ベプログshop
TARLESS PLUSの詳細
冒頭でも述べた通り、TARLESS PLUSは旧型機のリニューアルバージョンです。
ターレスは、ショップオリジナルスターターキットしては異例のヒットを記録して、今も売れ続ける人気デバイス。
人気の秘密は様々あれど、一番は「手軽なPODデバイスな上に、リキッドが漏れない構造」にあると思います。
その最大のメリットはそのままにより使いやすくなっています。
それぞれ詳細を見ていきましょう。
改良点1:PODカートリッジがリニューアル より美味しく進化
漏れないトップエアフロー構造ですごく便利なデバイス、TARLESSのPODカートリッジが進化!3つの改善ポイントを提げてリニューアル!
もちろん旧型同様トップエアフローなので、リキッド漏れに強いのは変わりありません。
ベプログ担当者様さんに「カートリッジが本当に美味しくなっているんですよ!」とかなり前に教えてもらった時には「味には不満はない」と言い切った自分ですが、実際に使ってみるとかなり美味しくなっていて、もう新型しか使いたくないぐらいにはなっていますね。
ちなみにPP868素材で対薬品性に優れており、リモネンやメンソールなどタンク攻撃性の強いリキッドでもテスト済みです。
より美味しく味わえる抵抗値にリニューアル
大きな違いがフレーバー用PODカートリッジの抵抗値が変更に。
1.2Ωから1.0Ωに変更することで煙量がアップ、と言うことは味もしっかり出るようになっています。
さらにコットンの種類・コットン量を変更しているのも、美味しくするための変更です。
キャップの着脱が簡単に改善
リキッドチャージ時に取り外すスクリュー式キャップ部分も改善。
旧型もけっして開け閉めしにくくはなかったのですが、新型はプラタンク部分から取り付けベースを飛び出させることでより使いやすくなっています。
実際に使ってみると、キャップ自体の厚みは薄くなっているのに回しやすくなっています。
エアフロー調整精度が進化
そして、エアフロー部分の精度アップによって、タイトドローが可能に!
精度、というよりも受け部分を金属製にすることで、よりクリアランスを詰めて、隙間から空気が入り込むのを防いでいます。
旧型は個体差があって、妙にスカスカなものもあったの嬉しい改善ポイントですね。
もちろん、無段階にドローを調整可能です。
改良点2:仕上がりのクオリティーアップ
さて、新型TARLESS PLUSはプレビュー記事でも紹介している通り、仕上がりと質感のクオリティーがアップしているのも特徴です。
レビューが終わった後も、普段からTARLESSを愛用してもう長いこと使っているので、コラム記事にするほど気に入っているデバイスです。
そんな愛用デバイスですが、唯一の不満点が「ダサい」ということ。
実用品としては文句なしに便利なのですが、お世辞にもかっこいいといえないのが本当に残念で仕方ない。
で、プレビュー記事にもあった通り、クラウドファンディング開始前にベプログの担当者に見せてもらった時は「かっこよくなっている!」と感じたんです。
でも、でもですよ。実機を提供してもらったら「そこそこかっこよくなったかな?」いや、この感想かなり忖度してるな…
ぶっちゃけていえば「まだかっこいいとはいえない」ですね。
確かに、ヘアライン仕上げのボディーや、エッジ部分の処理など改善している部分はあるんですけど、キャップ部分の面など結構雑なんですよね。
デザインも旧型機とほぼ変わらないので、あまりかっこよくなったとは言い難い。
デザインの好き嫌いについては、完全に好みなので人それぞれですが、少なくとも自分は「旧型機よりはちょっとマシ」程度の感想でした。
改良点3:モードスイッチ搭載!ON・L・Sの2モード!
すごく便利なスライド式モードスイッチ搭載。
これによって、5クリックなど時間がかかる面倒な操作を必要としないで、電源やモード変更が可能になっています。
- Lモード(ロングカートリッジ たばこカプセル用):3.5V固定電圧
- Sモード(ショートカートリッジ 通常リキッド用):バイパスモード
このモードが曲者で、Lモードはプルームテック に合わせたのか2.4秒で自動オフになります。
おそらくずっとパフできるとたばこカプセルにダメージが及ぶせいだと思うのですが、普通のリキッド運用でも固定電圧はかなり良いので、カットオフは10秒にして欲しかった。
TARLESSはパフボタンがサイドについているので、携帯時には誤ってパフボタンを押してしまうために、絶対にオフにしないとならないのですが、5クリックが結構面倒。
しかも、晴れの日など明るいところではLEDランプがみにくいので、オンになったのかオフのままなのかわかりにくかったので、個人的にすごく嬉しい改善点です。
モードスイッチってない方が絶対コスト的にもデザイン的にも有利なのですが、このデザインだったらデザイン的な邪魔にはなっていないですよね。
スライドした時のクリック感?カチッとした触感も良いです。
改良点4:ストラップホール搭載でネックストラップにも対応
個人的にはあまり必要性を感じないのですが、ネックストラップやハンドストラップをつけたいって言うニーズはかなり多いですよね。
そんな要望に応じたディティールがこちら。
充電用microUSBポートの上にストラップホールを搭載しています。
一般的なストラップを取り付けることができるストラップホール搭載で、首から下げるのもよし。また、ハンドストラップやキーホルダーなどをつけることもできます。
改良点5:バイブレーター搭載でより便利に
地味な改善点がバイブレーターの搭載。
モードスイッチ操作時にブルブルっと振動するので、電源状態がLEDランプを見なくてもわかりやすいし、バッテリー残量がなくなった時も一発でわかります。
デメリットとしては、おそらくこれによってTARLESS PLUS本体の厚みが増してしまっているので、トレードオフですね。
個人的にはすごく便利で重宝しています。
旧型TARLESSと同じ優れたディティール
TARLESS PLUSは旧型 TARLESSを改善した機種なので、その他のディティールは共通している部分が多いのですが、あたらめてディティールを確認していきます。
パッケージ・付属品
TARLESS PLUSのカラバリは全4色。カラーごとに異なる専用パッケージです。
開封しなくても中身の色がわかるわかりやすいパッケージデザインですね。
内容品一覧
- TARLESS PLUS本体
- ロングカートリッジ 1.6Ω(タバコカプセル対応)
- ショートカートリッジ 1.0Ω
- microUSB充電ケーブル
- ユーザーマニュアル(日本語)
日本のショップが企画した商品なので、説明書はもちろん日本語表記です。
簡潔でわかりやすいマニュアルですよ。
カラーバリエーション
TARLESSは2色でしたが、新型TARLESS PLUSは全4色です。
旧型に続いて白・黒はもちろん、ステンレス(ヘアライン仕上げ)とLIFE GUARDコラボカラーが新登場です。
選択肢が増えたので、好みによって選ぶことができますね!
スペック
サイズ | H 106.5×W38×D14.85mm |
重量 | 89g |
出力モード | ・3.5V固定電圧 ・Bypass 直接電圧出力(3.2~4.2V) |
リキッド容量 | 2ml |
リキッドチャージ | Podトップフィル |
エアフロー | トップサイドフロー(調整可) |
コイル | カートリッジ内臓 1.0Ω/1.6Ω |
充電ポート | microUSB(DC 5V/1A) |
バッテリー | 900mAh |
保護機能 | 出力短絡保護 過電流保護 充電保護 過電圧保護 低抵抗保護 高抵抗保護 |
マグネット式キャップ
旧型機と同じマグネット式キャップ採用で、簡単取り外し。
またマウスピースの保護にもなるので、無造作にポケットに入れた時にホコリなどの付着を防げるのも嬉しいですね。
そのままポケットに入れて激しく動くと、PODが取れていたり、場合によってはマウスピースがぽろっとなくなっていることが長く使っている間にはあったので、このキャップはかなり有効です。
そして、これも良い点なのですが、外したキャップを別に持つ必要がなく、お尻の部分にカチンと取り付けることができてしまうのです。
TARLESS PLUSの本体は旧型機同様結構小さいので、割と持ちにくかったりするのですが、キャップを装着した状態だと手になじむんですよね。
小さければいいと言うわけではなくて程よい大きさってあると思うんですよ。
PODカートリッジ部分のLEDランプ
パフ操作に応じて、POD部分のLEDが光るのは旧型同様のディティール。
POD部分が光るので、リキッド残量の確認にも便利です。
白(100-80%) 青(80-60%) 緑(60-40%) 紫(40-20%) 赤(20-0%)
バッテリー切れ:LEDが赤で5回点滅
充電中赤く光るのも変わらずに健在です。
プルームテック たばこカプセルにも対応
ロングカートリッジはプルーム・テックのたばこカプセルを直接つける事ができます。
しかも、ロングカートリッジ専用のLモード搭載なので、プルームテック ユーザーにも嬉しい新型機です。
キャップにはたばこカプセルを1つ収納できるようになっているのも一緒ですね。
旧型と新型TARLESS PLUSとの比較
ここまで新型機の改良ポイントと、変わらない部分をお伝えしてきたところで、旧型機と比べてみましょう。
- 旧型 H 106×W38×D14mm 75g
- 新型 H 106.5×W38×D14.85mm 89g
大きさはさほど変わらないのですが、若干重量が増しているのはバッテリー容量が大きくなったわけではなくて、バイブレーターを搭載したことによるものでしょう。
厚みが1mm満たないぐらい大きくなったことにによって、一回り大きく感じます。
旧型機はかなりスリムなデバイスだなと思っていたんですが、たかだか0.85mmがここまで違う印象になるとは。
もちろんそれでもスリムなのですが、旧型機に比べると厚みを感じます。
TARLESS PLUSの使い方
操作はスライド式スイッチとパフボタンを使って行います。
- 電源ON/OFF モード変更… スライドスイッチ操作
- パフ操作… 電源ON時にボタンを押しながらドリップチップを加えて吸い込む
5クリックが必要ないのでより簡単に使えるようになったのが新型機です。
TARLESS PLUSの感想
ちょっと分厚くなったのが残念ですが、それ以外に悪くなった部分はありません。
スペック的にもあまりない「マイナーアップデートバージョン」ながらも、しっかりと弱点を払拭して、製品としての完成度をアップしているあたりに好感を持てます。
そして、新型カートリッジはかなり味がおいしくなっていますね!
ただし、抵抗値が上がっているので、もちろんミスト量が多いってことはリキッド消費量、バッテリー消費量もアップしているので、省エネ運用のユーザーには向かないリニューアルです。
キックを楽しむためにTARLESSを使っているユーザーには魅力的じゃない可能性も。
カートリッジの値段も高くなっているので、運用コストが上がってしまうのも×
また、たばこカプセル用のロングカートリッジもリニューアルし、専用「L」モード搭載
注意点は自動カットオフがかなり早いので、ロングパフができない点です。
これは、たばこカプセル保護のためだと思われます。
個人的にはLモードの定格電圧出力が気に入っているので、カットオフが10秒だったらなおよかったなと。
でも、デバイス自体はアップデートされているので、この改良点に魅力を感じるならば、現ユーザーも買い替えを検討しても良いと思います。悪くなっている部分はサイズと重さぐらいですから。
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まとめ
味に定評のあるPODデバイスも出てきているので、例えば現在大ヒット中のCALIBURNと比べてしまうと、そちらの方が味には優れているので、味重視ならこちら選んだ方が良いと思います。
実際↑のデバイスの方が、ノンニコリキッドなら全然美味しいと思うので、美味しさ重視ならばこのTARLESS PLUSはおすすめしません。
TARLESS PLUSの良い点は旧型から変わらず「簡単お手軽漏れない」と言う点。
どんなに漏れない実績があっても、構造上漏れを完全に防ぐことができないボトムエアフローでは不安、と言うユーザーにとって、物理的に漏れないと言うトップエアフローはこれ以上ない安心感です。
また、程よい味わいなので、飽きがこなくて、またたばこカプセルやキック感を楽しむリキッドならマッチするんですよね。
要は使い方次第、運用方法があっていればかなり重宝するデバイスです。
コメント
「やはり」とか言うまでもなく時代はPOD型に傾いてるんですよね
JUSTFOGのminifitでPODに見切りをつけた身ですが、ターレスかカリバーンに手を出すか悩んでいました
味を重要視するならばカリバーンとの事なのでポチりたいと思います
レビューありがとうございます!
デバイスが登場した時の『POD』というくくりから大分変わってバリエーションも増えていますからね。
個人的にもカリバーンとターレスプラスを両方とも愛用しているので、どっちを選んでも間違いないと思いますよ。
カリバーンはノンニコ、ターレスはキック重視で使い分けてます。
旧型ターレスが初めてのVAPEデバイスで思い入れはあるんですが、
一番の不満だったランニングコストの高さが改善されず、むしろ
悪化してしまったのが残念…
使いやすいマグネットタイプの蓋付きは持ち歩くにはとても
良かったんですけどね
そうなんですよね。せめて旧型と同じコストに抑えて欲しかったですよね。
でも便利なことには変わりないので悩ましいですね。