Eleaf(イーリーフ)のVAPEスターターキット、TANCE MAX「タンス マックス」のレビューです。
同じTANCEでもこっちはMAX
何がMAXなのか?といえば、多分バッテリーとタンク容量が多いからだと。
プリメイドコイル交換式のPODデバイスです。
このスターターキットの特徴
- 大容量タンク&バッテリーのPODデバイス
- AFC調整可能
- プリメイドコイル交換式
同じようなPODデバイスばかりで飽きました?
でも、送られてくるんだからレビューしないと…
ということはさておき、メーカーもリリースするからにはちゃんとした位置付けや、売れる見込みを持ってリリースしているんだと思います。
日本でウケなくても、海外では結構売れるなんてことも考えられますしね。
TANCE MAXのキャラクターは「見た目が良くて安い!そして容量大きい」やつです。
詳細をレビューします。
商品提供:VapeSourcing
Eleaf TANCE MAXとは?
TANCE MAXは中国の大手VAPEブランド『Eleaf』がリリースするPODデバイスです。
ルックスにこだわったPODデバイスです。
廉価な機種の割には仕上がりが綺麗で、特にパネル部分の質感が良いです。
ルックス重視のPODデバイスが多く発売されているので、それに負けじとEleafも新商品を投入してきたのでしょうね!
コイルはプリメイド交換式で、伝統のGS headコイルを採用。
ただ、サイズはでかくて重いです。
特に厚みが分厚くて、写真から受けるイメージよりもファットに感じます。
それもそのはず、流行のトランシーバー型PODデバイスよりも大きなバッテリー容量1100mAhを、コンパクトなサイズに押し込めているのですから。
カラーバリエーションは6パターンです。
それでは、TANCE MAXの詳細を見ていきましょう。
同じようなPODデバイスがまた?
さすが大手のEleafなだけあって、商品のバリエーションが多い!
中には似たような機種もあるわけで、その中からデザインやスペックが似ている2機種についての違いをまとめてみました。
TANCEとの比較
同じネーミングのシリーズ。
デザインコンセプトが同じで、ルックスはよく似ているものの、この2機種には明確な違いがあります。
- TANCE POD内蔵コイル
- TANCE MAX プリメイド式交換型コイル
そのため、本体サイズがだいぶ違います。
また、TANCEはMTLオンリー、対してMAXはDL・MTLどちらもいけると使用用途も異なります。
TANCE MAXは2回りほど大きなサイジング。
デザインは似ているものの、この2機種は別コンセプトのデバイスになるので購入の比較対象にはならないでしょう。
iTapとの比較
ルックスは違うものの、コンセプトが似た商品がiTapです。
同じくGS headプリメイドコイルを採用したPODデバイスですが、大きく4つのポイントで異なっています。
- デザイン
- サイズ(TANCE MAXの方が大きい)
- スペック(TANCE MAXの方がバッテリー容量が300mAh大きい)
- 機能(TANCE MAXにはドライバーンプロテクション非搭載)
iTapは上品なデザイン、TANCE MAXはカジュアルでラグジュアリー。
大きさも違います。
そして見逃せないのが保護機能、iTapにはテクニカルMODに負けない保護機能が搭載されていますが、Tance Maxは簡易的です。
値段もTance MAXの方が安く、iTapの廉価版という印象は否めません。
ただし、バッテリー容量もタンク容量も大きくてコスパに優れているという優れた部分も持ち合わせています。
どっちをセレクトするかは好みや使い方次第ですね!
スペック
サイズ | H 101 × W31.2× D20.5mm |
重量 | 87.5g |
出力 | 最大15W |
リキッド容量 | 4ml |
リキッドチャージ | PODボトムフィル |
エアフロー | ボトムエアフロー(調整式) |
コイル | GS head プリメイドコイル交換式 |
充電ポート | USB TYPE-C |
バッテリー | 1100mAh |
保護機能 |
|
メーカー公式サイト | https://www.eleafworld.com/tance-max/ |
パッケージ・内容品
内容品一覧
- Eleaf TANCE MAX バッテリー本体
- Eleaf TANCE Podカートリッジ
- GS Air M 0.6ohm Head
- GS Air S 1.6ohm Head
- 予備パーツ(Oリング一式)
- USB TYPE-Cケーブル
- ユーザーマニュアル(日本語表記あり)
Eleaf TANCE MAX の詳細
バッテリー
TANCE MAXはマニュアルスイッチ操作のスターターキット、ボタンを押して2つの操作(電源・パフ)を行う必要があり、オートスイッチではありません。
スイッチボタンにはLEDランプが搭載されていて、バッテリー残量を3段階に表示。
ちなみに、多くのスターターキットに搭載されている機能ですが、TANCE MAXにオートカットオフは非搭載(パフし続けると●秒で自動的にオフになる機能)です。
試しにパフしたままにすると、PODに入ったリキッドが沸騰してマウスピースから吹き出してきてもオフにはなりません。
つまり、電源入れっぱなしのまま持ち運ぶと火傷する危険性があり、最悪バッテリーが破裂する可能性もあるので気をつけたい。
充電端子は差し込み方向の裏表がないUSB TYPE-Cを採用。
使い勝手はmicroUSBと変わらないが、裏表がないので差し込み時に確認する必要がなく非常に楽です。
ちなみに充電電流の詳細は公開されていないが、規格的には(1.5 A, 3.0 A, 5.0A)に対応しているため、一番低いスペックだったとしても急速充電となる。
PODカートリッジ
プラスチックタンクのPODカートリッジ。
これが4mlも入るのですよ!流線型状のPODの中ではかなり多め。
使い捨てタイプではないので、プラスチック攻撃性のあるリキッドへの耐性が気になるが素材は非公開(不明)。
しかし、3−4日ほどリモネンを含んだリキッドを入れたままにしてみたが、クラックが入ることはなかったので、ある程度の耐性はあるものと思われる。
ちなみに、PODタンク単体での購入も可能です。
使い捨てタイプではないため、リキッドの味を変えたいときなどにはタンクの洗浄が必要。
しかしクリアロなどに比べて洗浄が大変なので、頻繁にリキッドを変えたいニーズには合致しない。
基本的には1種類のリキッドを吸い続ける用途に。
マグネット式で簡単に着脱可能、強く振っても取れない利便性も兼ね備えている。
リキッドはボトムフィルなので、PODカートリッジを外す必要あり。
回転式の蓋で、キャップを外すことなく簡単にチャージホールを開くことができる。
密閉性が気になるが、3−4日の運用中漏れることはなかったため、見た目の華奢さからは想像できない信頼性のある仕様だと感じた。
また、エアフロー調整可能。
『重めのDL〜タイトなMTL』まで調整できる仕様、小さな穴が5つ空いていて、その開き具合でドローを好みに変更することができる。
多くのGS headデバイスで採用されているエアフロー仕様。
コイルはエアフローパーツとドッキングしていて、脱着はAFCパーツごと行う。
Eleafの伝統的なコイル規格「GS head」を採用。
3年以上MTL〜DLまでをカバーするコイル規格として、様々なバリエーションがリリースされているコイル規格。
その間にヒット商品が多数あったことからも、日本国内でも入手性の良いコイル規格です。
このTANCE MAXには、MTLとDLそれぞれの用途に合わせた2種類のコイルが付属します。
- GS Air M 0.6ohm Head(カンタルメッシュ 8-20W)
- GS Air S 1.6ohm Head(SS316L 5-10W)
GS Air SはiTapと同じ、GS Air MはiStick Amnis付属コイルと同じ名前だが抵抗値が異なる別物で、TANCE MAX用として開発された新コイル。
もちろん単体でも購入可能で、POD内蔵型に比べてコイル交換の手間がかかるデメリットの代わりに、ランニングコストが安く済むメリットも。
Eleaf TANCE MAXの使い方
まず、バッテリーを充電し、PODにリキッド注ぐぎます。
チャージホール(リキッドを注ぐ穴)は小さいが、ユニコーンボトルであれば何も問題なくチャージ可能です。
リキッドチャージを終えた後は、コイルにリキッドが浸透するまで10分ほど放置するのをお忘れなく。
すぐに使用すると、コイルにリキッドを供給するコットンが焦げて使い物にならなくなってしまいます。
操作方法
使い方は5クリックで電源操作、電源ON状態でボタンを押すとパフ操作です。
- 電源ON/OFF… 5クリック
- Vaping… マウスピースを咥えてスイッチを押しながら吸い込む
TANCE MAXを吸った感想
正直「悪くない」けど、このまま使い続けよう!とは思えませんでした。
何故って?重くてでかいから。
同じようなコンセプトなら、iTapの方が小さくて軽い魅力がある。
TANCE MAXの方が安いけど、それだけかな、と感じてしまいました。
味
ご想像通り、しっかりと美味しいです。
だって、GS head採用のPODですもの。
同じコイル規格のクリアロヤスターターと同程度の味わいです。
ただ、パワーはちょっと弱いかな、立ち上がりもマイルドで、バイパス出力だと思われるため、バッテリー残量が減ってくると顕著に出力不足を感じます。
ドロー
ドローもGS head採用の機種同様のスペックなので、重めのDLからタイトめのMTLまで自在に調整できます。
GSコイル採用のデバイスってだいたいこの仕様ですよね。
漏れ・ジュルりなどの問題点は?
かなり優秀です。
オートカットの有無を試すため、20秒ほどパフしたままにしたときに、タンク内のリキッドが沸騰するほどパフしてみましたが、ボトム部分からの漏れは皆無。
もちろんリキッドが緩くなっているので、ボトム部分に落ちてはいるものの、エアホールが小さいので外に漏れ出すことは全くありませんでした。
長期に渡って倒したままで放置したら、粘度の低いリキッドだと漏れる可能性はもちろんありますが、コイル交換型PODデバイスとしてはかなり優秀です。
まとめ
悪くないけど、特別な個性や売りはない。
「悪くはない」という時点でもう褒めていない気もしますね、というのもここ最近リリースされるVAPE関連製品で「悪い」ものなんて3-4年前と違ってないわけで、どれも「それなりに」使えてしまうんです。
その中で埋もれないためには「強烈な個性や売り」が必要なのですが、 TANCE MAXは「価格以外」の魅力に乏しいデバイスであることは事実。
安くて容量がでかい!そしてルックスも良い!
十分な魅力にも感じるのですが、これがもっと前にリリースされていたら話は違ったでしょうね。
悪くはないんです。悪くは。
でも、GS headという普及したコイル規格を採用しているので、末長く使えそうではあります。
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