VANDY VAPE(バンディーベイプ)のVAPEアトマイザー、WIDOWMAKER RDA「ウィドウメイカー」のレビューです。
『El Mono Vapeador』とのコラボ製品は、シングル&デュアルコイル対応の爆煙ドリッパー!3種類のエアフローリングが付属!
このアトマイザーの特徴
- YouTuber”El Mono Vapeador”とのコラボアトマイザー
- シングル&デュアルコイル対応の爆煙ドリッパー
- 3種類のエアフローリング交換可能デザイン
こんにちは、Hiroです。
130製品以上のRDAをレビューしてきた筆者が詳細をレビューします!
今回のアトマはデッキデザインはどこかで見たようなことがあるものの、パーツの個性がオリジナリティーを感じる製品です。
商品提供:HEAVEN GIFTS
WIDOWMAKER RDAの詳細
このWIDOWMAKER RDAアトマイザーは、登録者数40万人を誇る海外の人気YouTuber、El Mono Vapeadorとのコラボ製品です。
Vandy Vapeお得意の有名人とのコラボ製品ですね。
公式ページはスペーシーなデザインで、スターウォーズのようなイメージになっていますが、製品とはあまり関係ないようです。
トップの女性は「未亡人」イメージ?黒頭巾のシスにしか見えないのですが…
ちなみに、widow makerは「未亡人製造機」の意味
構造的・運用的欠陥に関わらず死亡事故率が高いとの評判がある軍用機、もしくは敵に使用されると被害が出る銃火器などのあだ名
映画や音楽、医療分野では心臓の主冠状動脈狭窄の俗称
Wikipediaより抜粋
色々な分野で比喩として用いられているワードを製品名に。
この製品、デッキはどこかで見たようなデザインになっているのですが…
最も特徴的なのはエアフローリングが3つ付属する点です。
自分の好みに合わせたり、ビルドやセッティングによって、最もマッチするパーツをセレクできるのがメリットです。
基本的にはサイドエアフローの爆煙ドリッパーなのですが、パーツで個性を主張するアトマイザーですね。
カラーは定番カラーを取り揃えた5色展開。
《MatteBlack(艶無黒)、SS(シルバー)、Gold(金)、GunMetal(ガンメタ)、7-color(レインボー)》
スペック
直径 | 24mm |
高さ | 20.5mm(510スレッド、ドリップチップを除く) |
重量 | 43.5(実測) |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | 810DT |
コイル | RBA デュアル / シングルコイル |
エアフロー | サイドエアフロー |
素材 | ステンレス |
BF対応 | ○ BFピン付属 |
公式ページ | http://www.vandyvape.com/atomizer/rda/atomizer/rda/Widowmaker-rda/ |
パッケージ・内容品
コラボ製品ということもあってか、いつもの水色からーではない独自のカラーリングのパッケージデザイン。
andy Vape製品は、パッケージのデザインも徐々に洗練されてきた印象です。
内容品一覧
- VANDY VAPE WIDOWMAKER RDA アトマイザー本体
- オプションエアフローリング
- エクストラパーツ(ワイドボア0ドリップチップ、510ドリップチップアダプター)
- スペアパーツ一式(Oリング、デッキネジ)
- スコンクピン
- ツール(六角レンチ*2、ドライバーツール)
- プリビルドコイル(Ni80クラプトン)
- ユーザーマニュアル(英語)
コットンは付属しませんが、至れり尽くせりのセット内容。
特にVandy Vape製品はドリップチップアクセサリーが親切すぎるほど充実しています。
しかし、説明書は毎度のことながら日本語での記載はありませんね。
リブルタブルアトマイザー製品なので、基本的には詳細な説明書は必要ないとは思いますが、初心者にはあった方が親切なので、できれば対応して欲しい部分です。
デザイン・ディティール
デザイン的には特別な特徴はない、ミドルハイトドリッパーという印象です。
唯一印象的なのはWIDOWMAKERのロゴマークがAFC部分に入っていること。
そして、製品のクオリティーは良いと思います。
VandyVapは製品をリリースするごとに、品質が上がっているように感じられます。
もちろん、数年前のVAPEアトマイザーのように、素手で分解したら手の皮がボロボロ、などということもなく、エッジが面取りされていますし、金属表面の質感もかなり良いです。
AFCリング部分が別パーツになっているので、キャップ部分とは色合わせが完璧ではありまなく、特にレインボーカラーは全く色が合いません。
メーカー写真のようにバッチリ色があっているということはありませんので、購入する場合は要注意です。
また、7-colorのイメージイラストでは、緑と赤のグラデーションになっていますが、それとは色の印象が異なります。
分解
パーツ点数は5点。ドリッパーにしては若干パーツ数が多めです。
原因はトップキャップが3ピース(ベース、AFC、キャップ)に分かれているからです。
しかし、パーツ自体は大きく、分解もしやすいので、洗浄時に手間がかかるようなことはないと思います。
ドリップチップ
付属のドリップチップアクセサリは3種類です。
- 810クリアドリップチップ
- 510ドリップチプアダプター
- ワイドボアドリップチップ
プリセットされているのはハーフインチサイズ(810DT)のクリア樹脂素材ドリップチップ。
金属のトップキャップに取り付け可能。
内径9.5mm(途中12.2mmまで拡張)
樹脂製510ドリップチップアダプターも付属。
さらに内径が大きなワイドボアドリップチップは、キャップのトップパーツを外して、AFCパーツ部分に直接接続することで810DT規格よりも大きな内径を実現しています。
このドリップチップがかなりいい仕事してます!
付属コイルでビルドするなら、このドリチがマストです。
内径14.5→11.0→14mm
トップキャップ・エアフロー
このWIDOWMAKER RDAには3つのAirflow Ringが付属します。
- 片側15個、両側30個(エアホールサイズ1mm)
- エアホールサイズ4mm
- オーバルエアホール サイズ4.5×1.5mm
それぞれスペックの異なるエアホールが空いているので、ビルドやドローの好みに合わせてエアフローリングを交換、付け替えて使うことが可能です。
また、トップキャップに開いたエアホールは「Leaking-proof design」(漏れ防止デザイン)になっています。
Airflow Ringから取り込まれた空気は、トップキャップの構造に従って下向きに供給されます。
そのため、デッキのウェル以上にリキッドをチャージしても漏れにくい構造です。
実用的にはエアフローのボトム部分までをジュースウェルとして使うことができます。
キャップ裏を確認すると、エアホール部分がデッキ側にせり出しています。
デッキとキャップには凹凸があって、この部分がハマって周り留めになるのですが、意外と合いにくく、はまりにくいです。
デッキとキャップを見ないで合わせてクルクル回していても、以外にハマってくれないので、凸凹をしっかりと見てはめてやる必要があります。
デッキとキャップは、素手でもスポスポ着脱できるぐらいの硬さなので、個人的には固すぎるよりも全然好印象です。
かといって、緩すぎて不意に取れてしまうことはありません。
キャップをデッキに合わせるとこの通り。
コイル設置部に合わせてエアホールが突き出したデザインです。
さらにチャンバースペースはコイル上部に余裕があり、コイル設置高の自由度が確保されています。
デッキ
デッキは4ポスト4スレッド。
シングルコイルとデュアルコイルの両方に対応できるデッキデザインです。
コラボアトマイザーということもあり、Vandy Vapeの今までのアトマイザーのポストデザインを踏襲しているのではなく、オリジナルデザインのデッキ。
HELLVAPE DROP DEAD RDAに似たポストデザインですが、このアトマイザーほど使い勝手は良くありません。
何故ならコイルワイヤーがポスト下に貫通しないからです。
あらかじめワイヤーはプリカットしておく必要があって、ポストマウント後に微調整はできません。
ポストのデザインは、ポストレスデッキのコイルクランプ部がせり上がったようなデザインで、ポストレスに近いデザインだと言えます。
ポストレスのような構造でありながら、深いジュースウェルを確保。
それだけではなく、コイル固定部の深さによって多少のコイル固定時のコイル高の調整ができるようにもなっているので、ビルドにも配慮したデザインだと言えます。
プリセットは六角レンチで操作するイモねじですが、プラスねじに交換することもできます。
ジュースウェルは浅いですが、キャップのエアホールまでをジュースウェルとして使えるので、リキッド保持量は十分です。
BFピンのリキッド供給部は、ジュースウェルの底にあります。
スコンクMODで使う場合、スコンクボトルを押してジュースウェルにリキッドを供給しますが、ボトルを戻した時にはコットンに浸透できなかったリキッドが、ウェルの底からスコンクボトルに逆流してしまう構造。
ユーザーによって考え方は様々だと思いますが、筆者はBFピンの先端がジュースウェル底より高い位置にあって、スコンカーでの使用時にもジュースウェルにリキッドを貯められる構造の香が好みです。
ポジティブピン
アトマイザー底部には製品名などのインフォメーション。シリアルナンバー入り。
ポジティブピンの出っ張り具合は実測0.75mm。
出っ張り具合が十分なだけでなく、インシュレーターがネガティブ側(スレッド部分)をカバーしているので、ハイブリッド接続のメカニカルでの使用も想定した仕様です。
また、ダブルピン仕様なので出っ張り具合の調整が可能。
BFピンはシングルピンななので調整はできません。
デッキのポジティブポスト固定ねじ兼用。
使用例
WIDOWMAKER RDAのビルド
ビルド前にデッキとエアホールの関係を見て、コイルの高さを検討しましょう。
エアホールが割と高いとこにあって、しかも上部の空間に余裕があるので、コイル設置の高さの自由度が高いのが特徴です。
かなり高めにおいても、トップキャップと触れることがないのがWIDOWMAKER RDAの個性です。
今回は付属のプリメイドクラプトンコイルでビルドしていきます。
Airflow Ringが複数用意されているとは言え、DLユースがメインのアトマイザーである印象なので、クラプトンコイルビルドが推奨されているのでしょう。
ポストレスデッキに近いデッキデザインなので、できればコイルレッグカットジグ(階段状のやつ)が付属していると親切でした。
コイル高の高さのイメージをしてから、コイルレッグをカットしてデッキにマウントします。
このポスト、コイル固定部の深さが多少あるため、少しだったら高さを微調整可能です。
コイルを浮かせるようにしてクランプ位置を調整します。
コイルの向きは、コイル固定後にジグを通して調整すると良いと思います。
今回はエアホールからコイルが半分見えるぐらいの位置に設置しました。
ドライバーンして均一に熱が入るように調整します。実測0.15Ω
ウィックを通して、左右にレッグを落としてやれば完成です。
最後にキャップを取り付けて、コイルと干渉していないか。
エアホールとの位置は適切かを確認すればビルド完了です。
感想
味に関しては、濃くてダイレクトと言うことなしです。
ただし、付属のクラプトンコイルのようなコイルでビルドするならば、アトマの個性云々で語るものではなくなってしまいます。
それこそ、リキッド飲んでいるような、ミストで押し通す味になってしまいますので。
付属クラプトンコイルでのビルドだとどうやってもミストが熱すぎる!と思ったのですが、810DTではなくて、ワイドボアドリップチップを使えば解消!
リキッドによりけりですが超爆煙ユースなら申し分ない味です。
ただ、このビルドだとエアフローパーツいらないですね…
取り付けなくてOKなぐらいなので、エアフローパーツは単線ビルド向き?
そして、ドローを絞れば、意外に単線でもおいしく使えます。
ただし、単線の場合はシングルコイルじゃ全くの役不足ですから、デュアル推奨です。
単線シングル向きではないですが、どうしてもというのであれば中央高めに設置するのが良いでしょう。
デッキの項目でも触れたアトマイザーに近い機種だと思いますが、エアホール位置やエアフローパーツなどで個性を感じるのもまた然り。
見た目も良いし、使いやすいし、悪い印象はないです。
この背の低さの割に、コイルの高さに自由度が確保されているので、自分好みの味に近づけられますし、DL派なら気に入って使えると思います。
唯一気にくわないのは、デッキとキャップが合わせにくいことぐらいです。
まとめ
DLユースの爆煙ドリッパーとして完成度の高い製品です。
見た目の良さと仕上がり、そして実用性も申し分ないアトマイザーです。
他社のパクリ的な要素だけかと思いきや、パーツにしてもスペックにしてもちゃんと考えられている製品だな、と感じました。
爆煙ユースのドリッパーを探しているならかなり推せます!
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