スポンサーリンク

【myblu】コンビニで買えるVAPEをベイプ専門ブロガーが徹底レビュー!

mybluレビュー!

VAPEスターターキット、myblu「マイブルー」のレビューです。

VAPE製品として初めてコンビニなど一般消費者の目につく場所で販売されているニコチン・タールゼロの話題の製品です。

本レビューでは、VAPE専門ブログを運用する筆者がmybluの率直な感想を書き綴っています。

詳細をレビューします!

スポンサーリンク
スポンサーリンク

mybluの詳細

mybluの詳細

mybluとは、イギリスの大手タバコメーカー『インペリアルブランズ』(「ウエスト」や「ゴロワーズ」等の銘柄を販売)が展開する、タバコとは全く異なる製品です。

リキッドをコイルの熱で加熱して、発生したミスト(蒸気)を吸引するVAPEと呼ばれる製品の一種です。

IQOSやglo、プルームテックなどのタバコ葉を用いる加熱式タバコとは異なり、タールやニコチンが一切含まれません。

海外ではニコチン入りリキッドを含んだ同じような製品がリリースされていますが、日本では旧薬事法によって制限されているため、販売することができません。

よって、ニコチンを含まないノンニコチンリキッドでの展開となっています。

コンビニでも売っているVAPEがmybluです

コンビニでも購入可能なVAPEデバイス。VAPEデバイスといえば、VAPE専門店やネット通販でしか購入できない敷居の高さを感じる部分も多い製品ですが、レジ前で気軽に購入できるのがmybluの良さでもあります。

もちろんネットでも購入可能。Amazonなどでも取り扱いがあります。

手のひらサイズのコンパクトなVAPE

サイズはVAPEデバイスとして考えてかなりコンパクト。一般的なものよりスリムな形状で、持ち運びしやすいサイズに仕上がっています。

mybluの価格

mybluの値段

mybluの価格は以下の通りです。

  • mybluスターターキット ¥2,700(税込)
  • mybluのフレーバーポッド(PODカートリッジ) ¥920(税込)

本体は3,000円以下となっていて、同じくコンビニでよく見かける加熱式たばこの本体と同じような価格設定です。

フレーバーポッドの種類も豊富

  • メンソール
  • タバコ味
  • アイスミント
  • カフェラテ
  • チェリークラッシュ
  • グリーンアップル
  • マンゴーアプリコット
  • タバコバニラ
  • アイスベリー
  • ストロングメンソール

そして、交換用のフレーバーPOD(加熱式たばこでいうところの、たばこカプセルやたばこスティックにあたる部分)は2つで920円と若干割高に感じる価格設定です。

スペック

サイズ H 106.6 × W18× D9.4mm
重量 20.8 g(実測)
出力モード Bypass
リキッド容量 1.5ml
リキッドチャージ 装填不可(クローズド)
エアフロー コイルボトムエアフロー(調整不可)
コイル POD内蔵型
充電ポート microUSB
バッテリー 350mAh
保護機能 記載なし
メーカー公式サイト https://www.blu.com/ja/JP/myblu

普通のVAPEデバイスと違い、コイル抵抗値や保護機能などスペックの詳細が公開されていない部分があります。しかし、当然ですが使ってみるとショートサーキット保護(LED3回点滅)や抵抗値保護、バッテリー電圧保護などの最低限の保護機能は搭載されていると思われます。

また、10秒吸い続けると、LEDが10回点滅して勝手に電源OFFになるので、タイムアウト保護もついているようです。

コンパクトなサイズにこだわっているデバイスなので、バッテリー容量は少ないのですが、これはサイズとのトレードオフなので致し方ない部分です。

パッケージ・内容品

mybluのパッケージ

パッケージはコンパクトなサイズです。かなり小さい手のひらサイズのボックス。コンビニでも売られているので、当然ながら日本語対応していて、説明などはすべて日本語で書かれています。

mybluの中身

中には本体や付属品が整然と収納されています。

mybluの内容品

内容品一覧

  • myblu バッテリー本体
  • myblu PODカートリッジ ×1
  • microUSBケーブル
  • ユーザーマニュアル

必要最低限の付属品。そもそもこれ以上に必要なものといえば、USBコンセントアダプターなどの給電アダプターのみです。簡単に使うことができるのがmybluの特徴。

mybluのマニュアル

当然ながらマニュアルも完全日本語対応。わかりやすく見やすい日本語説明書が付属します。

デザイン・ディティール

mybluのデザイン

フォルムはVAPEデバイスで言う所の、『スティックタイプ』VAPEデバイスでも流行りのPOD型(使い捨てのコイル内蔵型カートリッジ型アトマイザー)を採用したデバイスになります。スティック型の中でもかなりスリムかつコンパクトな形状で、持ち運びの利便性に特化したデバイスであること側kリマス。

mybluロゴ

塗装の仕上がりは半分艶があるザラ感のある質感でペイントされています。前面にはmybluのロゴプリント入り。

myblu裏側

背面にはバッテリー容量とリサイクルマークなどの必要な情報が艶ありのペイントで目立たないようボディー同色でプリントされています。

myblu充電端子microUSB

充電用端子はmyblu本体底部分に。汎用性の高いmicroUSB端子を採用。

mybluの充電

コンセントアダプターやモバイルバッテリーから充電することができます。本体バッテリー容量は350mAhと物足りない容量のため、一日ヘヴィーユースするには心もとないので、モバイルバッテリーなどを一緒に携帯する必要があります。

充電中は赤く点灯。充電が完了すると消灯します。

mybluのカートリッジ装着

スターターキットには1つだけフレーバーポッド(リキッド入りのPODカートリッジ)が付属します。購入したスターターキットに付属するのは、スタンダードな「メンソール」のフレーバーポッドです。

包装から取り出してmyblu本体に挿入します。

mybluの端子

myblu本体とフレーバーポッドにはそれぞれ電極が設けられていて、本体バッテリーからフレーバーポッド内蔵のコイルに電力を供給します。

放送から取り出したフレーバーポッドには若干リキッドのにじみがあったので、装着するときにはこのリキッドを拭き取ってから装着します。

mybluのマウスピース

フレーバーポッドのマウスピース部分はポッド部分と一体化しています。ミストが通るあなが2つに分かれているのは、コイルで爆ぜたリキッドが口に飛び込んでくる現象(スピットバックという)を防ぐ仕様になっているため。

mybluマウスピースの分解

マウスピース部分は分解可能(通常は分解する必要はありません)

mybluマウスピースの裏側

カートリッジのミストが通ってくる管部分を2又に分けることによって、スピットバックをガードする構造。

mybluはクローズドシステム

フレーバーリキッドには、一般的なVAPEデバイスのPODカートリッジと違い、リキッドを装填するリキッドチャージホールはなく、リキッド封入型(再装填不可)のクローズドシステムになります。

しかし、このカートリッジは簡単に分解できるので、事実上リキッドの再装填が可能です。

PODの分解とリキッド再装填

では、どうやってフレーバーポッドを分解するのか?といえば答えは簡単です。ポッドの部分がはまっている丈の構造なので、先端が尖っているドライバーなどを使ってこの部分を持ち上げるだけです。

mybluの分解

爪がハマっているだけなので簡単に脱着可能。もちろん、VAPEに不慣れな方でも、慣れれば簡単に着脱可能かと思います。難易度はかなり低いのでチャレンジしてみてください。

mybluの分解2

ボトム部分を外すと、コイル部分がユニットになってそっくり外れるので、タンク部分にリキッドを注ぐことができます。

mybluのリフィル(再装填)

ここにリキッドを注ぐだけです。もちろんmybluフレーバーポッドと全く同じ味のリキッドはないのですが、VAPEようリキッドの近い味を入れれば違和感なく使うことができます。

違うリキッドを入れても大丈夫なの?という心配があるかもしれませんが、味が混ざってしまっても近い味なら違和感ありませんし、それでデバイスが壊れたり、不具合が起きることはありませんので心配ありません。

ただし、使いたいリキッドがVG MAXやVG100の場合は、リキッドの粘土が高いため使えないことがありますの。

コイルの再構築

mybluのコイル

また、構造を見てみるとコイルのコイルの再構築も可能かと思います。今回はチャレンジしませんでしたが、ワイヤーのレッグを金属の端子で挟んでいるだけの構造なので、適切なゲージのワイヤーをスペースドで組む分には問題なくビルドできそうです。

コイルビルドは難易度が高いともいますが、コイルに通っているウィック(コットン)を引き抜いて、再度コットンを通す「リウィック」であればより簡単に作業できます。

何故コイルにコットンが通っているのか?といえば、コイルに直接リキッドを供給することがはできないため、触媒としてコットンでコイルにリキッドを供給しているのです。しかし、コイルの熱によってリキッドが焦げたもの(ガンク)や、コットン自体が劣化していくため、コイルの寿命よりも早くコットンがダメになってしまいます。

そのため、VAPEではリウィッキングといってコットンを変える作業で味を回復させることができます。しかし、mybluなどのPODデバイスは基本的にコイルビルド、リウィッキングに対応していないのですが、分解すればできないことはありません。

mybluの交換用カートリッジ

お手軽に使えるのがPODタイプのメリットではあるのですが、コスパを重視したい場合はコイルビルドなどにチャレンジしてみるのも良いでしょう。

ただし、コイルの短絡やリキッド漏れが発生した場合、自己責任になりますのでくれぐれも気をつけて作業しましょう。

手間をかけたくない方はもちろん、専用のフレーバーポッドを購入した方が安全でお手軽です。

mybluの使い方

それでは使い方です。使い方はいたって簡単です。mybluにはスイッチが一切ありませんので、基本的に操作を必要としません。では、どうやって使うのか?といえば、それは吸い口(マウスピース)を咥えて息を吸い込むだけです。吸い込むだけでミストが発生して、ミストを吸引することができます。

mybluの使い方

すごく簡単ですね。

  • 電源ON/OFF… 操作なし
  • Vaping… PODを咥えて吸い込む

このmybluには「オートスイッチ」と呼ばれる機構が搭載されていて、吸い込みを感知して自動で電源が入る仕組みになっています。

mybluのLEDランプ

ちなみに吸い込んでいる時には、mybluの底部分にあるLEDランプが点灯してスイッチONをお知らせしてくれます。また、このLEDランプの色でバッテリー残量をお知らせしてくれます。

:100-20%  オレンジ:19-5%  :4-0%
20%以下にならないとわからないのです。若干大雑把ではありますがついていないよりはマシです。

mybluのミスト量

ミスト量は「そこそこ多い」です。特に紙巻きたばこや加熱式たばこに慣れていると、「こんなに煙が出るのか!」と驚くかもしれません。VAPEとしてはMTLのタイトデバイスよりは多めですが、そこまで多くはありません。

mybluカートリッジの結露

使ってみるとボトムエアフローなので、若干ボトム部分に結露(ミストが液化したもの)が付着します。mybluリリースからPODデバイスは進化しており、今では結露しにくい構造(多穴式のエアフローホール)など進化している部分もありますが、設計が古く、なおかつミスト量が多いため結露する量が若干多い印象です。

吹き戻しの誤動作について

息を吸い込むのではなく、息を強く吹き込んでしまうとスイッチが入りっぱなしになってしまう誤動作が発生します。

ただし、誤動作しても約10秒後には自動で電源がオフになります(自動カットオフ)

また、強制的にフレーバーポッドを外すか、スライドスイッチをオフにすればこの誤動作は解消されます。

誤って息を思いきり吹きこんだり、不意に吹いてしまって吹き戻しが発生してしまった場合には焦らずにPodを取り外し、その後再度フレーバーポッドを取り付ければ問題ありません。

 

感想

mybluの感想

VAPEを始めてみたいけど、専門店が近所になかったり、ネット購入は不安というユーザーさんには良いのではいないでしょうか。

味について

今回はメンソールを使ってみましたが、歯磨き粉のミント味に近いようなシンプルな味。辛味や苦みなどの雑味は抑えられていて、万人ウケしそうな味ではあるものの、シンプルすぎて安っぽい印象。

まずくはないけどおいしくもない。そして、味で満足ができない上にノンニコチンなので満足感も得られない。これを吸い続けたいとは思いませんでした。

禁煙パイポ系などの一般的に売られるVAPEっぽいものってこういう傾向の味の印象なのですが、はっきりいっておいしくはないです。

デバイスとしての魅力

一般的なVAPEのPOD対応デバイスと同じです。特別な魅力はありませんが、かといって劣っている部分はありません。極めて普通です。

これで全くリキッドが滲まない、漏れないのであればまぁありかな?と思うんですが、結構にじむんですよね。VAPE初心者さんにとって、リキッド漏れや滲みが一番心配な部分だと思いますので、もっと完成度を上げていってほしいと思います。

価格について

高いと感じるか?安いと感じるかという部分に関しては、個人の価値観による部分が多いと思いますが、既存VAPEユーザーである筆者としては「妥当」な価格設定であると感じます。

もちろん、PODにリキッドを何度も装填して使えるVAPEと比べれば、再装填できないmybluは割高にも感じるのですが、デバイス単体で見れば他のVAPEスターターキットと同じような価格であり、フレバーポッドに関しても、POD単体プラスリキッド代として考えれば割高ではあるものの、飛び抜けて高い価格設定とは言えません。

そしてリフィル(リキッド再装填)も簡単にできるので、試しに買ってみて、気が向いたらVAPEリキッドを再装填して使ってみるのも良いと思います。

VAPEユーザには魅力がない?

正直にいうと魅力はないと思います。

もっとバリエーションが多くデバイスがリリースされている中から、あえてmybluを選ぶメリットは「コンビニで手軽に手に入る」という部分のみだと思いますが、フレーバーポッドをあえて購入するVAPEユーザーは少ないと思います。

もっと美味しいリキッドはたくさんありますし、あえて若干割高な金額でフレーバーポッドを購入し続けるユーザーは少ないと思います。

では買いなのか?

VAPEユーザーには向きません。では、VAPE初心者には?といえば、できれば同じ金額でも他のVAPEスターターの方が良いですよ、と言いたいです。ただ、リキッド装填すら面倒、というのであればもう選択肢は国内店頭で買えるもの、といえばこのmybluしかありません。

ノンメンテで使える魅力はもちろんありますが、全くのノンメンテ(リキッド再装填なし)だと、ランニングコストが膨大です。だって、カートリッジ1つ460円ですよ。タバコ1箱分近い金額で、それでどれだけ吸えるの?といえば、すぱすぱ吸い続けたら1時間も持ちません。

タバコと違って満足感がないため、ずっと吸い続けてしまいます。リキッド切れまであっと言う前です。

1.5ml容量なので、標準的な60mlリキッドで40回分チャージできる容量です。リキッドだけで言えば、今売っているリキッドであれば一回分100円もしないぐらいので、リフィルがいかにコスパに優れているのかわかっていただけるのではないかと思います。

まとめ

mybluのまとめ

メンテナンスいらずで気軽に使えるVAPE。味は正直微妙だし、ランニングコストもかさみます。

せめてフレーバーポッドが同じ金額で5個入りだったら「お手軽で良いじゃん!」となっていたかもしれませんが、2個920円は高いですね。

手間を惜しまずに続けられるのであれば、VAPEデビューしてしまった方がメリットが大きいと筆者は感じました。

興味ある方、購入はコンビニ店頭もしくはAmazonなどから購入できますよ。

コメント