aspire(アスパイア)のVAPEアトマイザー、Nautilus 2S TANK「ノーチラス2S」のレビューです。
歴史的なヒット商品であり、世界的な知名度を誇るノーチラスの正当な後継機のNautilus2がさらに進化したマイナーアップデートバージョン。より便利になったスライドトップフィルとDLにも対応したコイルとそれに合わせたエアフローを搭載しました。
このアトマイザーの特徴
- ノーチラスの正当な後継機のNautilus2がさらに進化したマイナーアップデートバージョン
前作との違いは?どの部分がより便利になったのか?などの詳細をレビューしていきます。
商品提供:ベプログshop
詳細
このNautilus2Sの特徴は
- 汎用性の高いBVCコイルを採用したNautilus2のバリエーション
- nautilus2と共通性を感じる個性的なルックス
Nautilus2Sはその名の通り、大ヒットアトマイザーNautilus2のバリエーション。
世界的に大ヒットした製品。いや、それ以上にVAPEアトマイザーの歴史的な製品といっても良いほどの初代Nautilusの利点を引き継ぎ、同じBVCコイルを採用しながら、より味重視のディティールを備えた正当な後継機が前作Nautilus2です。
本作はそのNautilus2がより進化したマイナーアップデートバージョンです。
初代と同じBVCコイルを採用。世界的に流通しているコイル規格なので消耗品の入手性はもちろん、バリエーションも豊富です。
本作に付属するコイルは前作とはまた違うもの。
Nautilus2 | Nautilus2S |
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DL向けコイルがより低抵抗になっています。
- 従来の「味重視」セッティングの高抵抗コイルと、よりミスト量の多い低抵抗コイル
- 2つのニーズに応えるオールマイティーなクリアロマイザー
コイルのアップデートに伴いMTL向けの小さいエアホールだけでなく、DL向けの大きなエアホールも装備しています。
MTLだけでなく、DLもこなすオールマイティーなクリアロマイザーへと進化!
それだけではなく、利便性も向上しています。
- スクリューロック式スライドトップキャップでトップフィリングチャージが可能
トップキャップを外さなくてもリキッドチャージ可能に!!
そのほかの変更点は、22mm→23mmサイズにボリュームアップするとともに、リキッド容量が1.3倍にアップ(2.6ml)しています。
カラーは5色展開です。 SS / Space gray / Blue / Black / Rainbow
スペック
リキッド容量 | 2.6ml |
直径 | 23mm |
全長 | 36.65mm(DT、スレッド含まず) |
重量 | 48.0g(実測) |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | 510DT |
コイル | プリメイドコイル交換式 BVC head |
リキッドチャージ | トップフィル |
エアフロー | ボトムエアーフロー |
素材 | ステンレススチール |
パッケージ・内容品
パッケージはaspireブランドで統一感のあるデザイン。ブラックカラーのペーパーボックス。
前面にはaspireのロゴが金の箔押しで入った高級感を感じるもので、NAUTILUS2Sの記載に製品写真が。そして背面には製品インフォメーションがプリントされています。
側面には製品偽造防止のためのスクラッチ式セキュリティーコード入り。aspireサイト所定のフォームににこのコードを入力することで、コードがメーカーに登録されたものかが分かる仕組みです。
内容品一覧
- aspire Nautilus 2S アトマイザー本体
- 予備パーツ(ガラスチューブ、Oリング一式)
- エクストラドリップチップ
- プリメイドコイル BVC 0.4Ω (23-28W)
- プリメイドコイル BVC 1.8Ω (9-13W)
- ユーザーマニュアル、ワランティーカード(英語)
マニュアルやワランティーカードなどの書類は全て英語でのみ書かれていました。
外観
製品の詳細です。
Nautilus2Sのデザインは、前作Nautils2と共通性を感じるデザインですが、aspireのブランドロゴのエングレービングが無くなり、よりシンプルなデザインに。
多くのクリアロマイザーはリキッドを蓄えるガラスチューブ部分の前面が露出していますが、前作同様にガラス部分の上にトップキャップをかぶせるデザイン。
このデザイン、個性的なルックスだけでなく、ガラス露出部が少ないのでぶつけた時などに割れにくいことが最大のメリットです。
分解
Nautilus2Sを大まかに分解してみました。このように5つの部位に分けることができます。
- ドリップチップ
- トップキャップ
- ガラスチューブ
- プリメイドコイル
- ベースパーツ
ドリップチップ
ドリップチップ取り付け部分は510サイズ。汎用品も取り付け可能です。
付属ドリップチップは2種類。
- 金属製ドリップチップ
- 樹脂製ドリップチップ
それぞれを取り付けて確認してみます。
金属製のドリップチップは全長が長く、内径はテーパーしていて、口元にかけて絞れたデザイン。エンド部が4.2mmサイズで、MTL向けです。全長を稼ぐことで、チムニー部分を長くしたものと同じ効果が得られ、ミストが冷えて味を敏感に感じられるようにデザインされたものと思われます。
全長24.6mm、露出部の高さ20.4mm、外径11.3mm、内径 6→4.2mm(テーパー)
樹脂製ドリップチップは全長が短く、内径はエンド部に向けて広がったデザイン。DL向けのドリップチップなので、使用するコイルに応じて使うドリップチップをセレクトできます。
全長15mm、露出部の高さ10.5mm、外径11.4mm、内径 5.5→6.2mm(逆テーパー)
タンク
このNautils2S、前作と大きく違うのがトップフィルに対応している点です。
前作もトップキャップを外せば、タンク上部からリキッドを注ぐことができましたが、その都度トップキャップを外さなくてはならなかったのですが、本作ではスライド式トップキャップを採用しているので、パーツ脱着の手間がなくなっているのが進化した点です。
スライド式トップキャップは、スクリューロック式です。
トップキャップ部分にはグリップしやすい模様が刻まれていて、この部分をつまんで反時計回りに回すとロックが解除されます。
ロック解除後に側面の矢印マークの表記の通りにトップキャップをスライドさせます。
スライドさせるとリキッドチャージホールを露出させることができます。
スライド式トップキャップはクリアロマイザーの多くに採用されている機構で、利便性を重視した構造です。
ただし、ロックに関してはボール式ロックなど簡易的なものが多く、カバンの中などで不意に開いてしまうことも考えられる構造のものが多く、携帯時に不安を感じるものでした。
しかし、このNautilus2Sのトップキャップはスライド式でありながら、ロック機構はねじ式なのでしっかりとロックすることができます。
トップキャップ部分の構造に変更がありましたが、その部分以外は前作共通です。
トップキャップごと外して直接タンクにリキッドを注ぐこともできます。
タンクにリキッドが残っているとコイル交換できない構造も前作同様です。
ガラスチューブはベースパーツにOリングでハマっている構造。
エアフロー
エアフローはボトムエアフローです。
エアフローホールには、エアフローコントロールリング(AFC)を装備。このAFCには、1つだけオーバル型のホールが空いています。
デッキエアホールは小さな5つ穴と、オーバル型の大きな穴が空いていて、MTL(タイトドロー)とDL(軽いドロー)の両方に対応。
MTL用の小さな穴は前作同様の5穴式です。
前作では小さな穴のみでしたが、大きな穴を用いることで、より軽いドローに対応したのが進化した点です。
- 最もタイトなドロー 一つ穴のみオープン MTL向けのかなりタイトなドロー
- 最も軽いドロー オーバルホールをフルオープン DL向けながら軽すぎない若干抵抗感のあるドロー
AFCは着脱可能。洗浄時などに外して洗うことができます。AFC上下のOリングで気密性を確保しているので、AFCに空いた穴以外からの空気の流入を防ぎます。
洗浄時に気をつけるのは、黒い上部のOリングが特別細いので、紛失に注意が必要です。
ベースパーツとAFCには凹凸があり、周り留めとして機能。AFCをつまんで、トップキャップの着脱ができるようになっています。
ポジティブピン
デッキ裏には”Nautilus2″ “aspire” “Desiged and Manufactured By Eigate”とエングレービングされています。
ポジティブピンの出っ張り具合は実測0.41mm
典型的なクリアロマイザーの構造で、ポジティブピンはフローティング式。ベースパーツにOリングを介してハマっているだけの構造で、完全固定はされていません。
そのため、スプリングコンタクトを搭載するレギュレーテッドでの使用が前提とされています。
プリメイドコイル
プリメイドコイルはaspireが誇る、世界で最もメジャーといっても良いほどに普及しているBVCコイルが採用されいるのは、Nautilusシリーズ共通です。
- BVC 0.4Ω (23-28W) DL専用の爆煙タイプ低抵抗コイル
- BVC 1.8Ω (9-13W) 高抵抗タイトドローMTL用
このNautilus 2Sには伝統の1.8Ωコイルの他に、モデル名がプリントされた0.4Ω低抵抗の専用コイルが付属します。
左 : BVC 0.4Ω 右 : BVC1.8Ω
低抵抗のNautilus2S専用開発コイルの方がより熱量を発し、ミストを多く発生するコイルなので内径が太く、流入する空気の量を確保しています。
MODに載せる
23mmと前作よりも1mmですがボリュームアップ。ですが、iStickPicoには搭載可能です。
感想
利便性そして利用用途を拡大した正当進化バージョン。
ルックスは前作を引き継いでいるので、マイナーアップデートを感じさせるネーミングですが、中身は後継機種と言って良いほど進化しています。
利便性の部分では、トップリフィルに対応。このキャップ、よく出来ています。
スライド式なのに、ロックはスクリュー式。今までになかった方式で、きっちりロックできるので安心感を感じる上に、パーツ着脱の煩わしさも、パーツをなくす心配もありません。
実に合理的かつ革新的な構造です。
そしてエアフロー部分、前作はMTLに特化したタイトドローのみを考慮したデザインでしたが、2Sは大穴を追加してより軽いドローにも対応しながら、AFC部分の気密性も前作以上にしっかり確保しています。
新開発のNautilus2S専用設計0.4Ωコイルもしっかりと美味しいです。ミスト量も十分で、味を重視するならばオーバルホールの半分程度を開きますが、ミスト量重視ならフルオープンでもくもくとミストを楽しめます。
MTLでの利用に関しては前作同様ですが、ドリップチップがアップデートされてより味を楽しめる仕様に。ただ、ルックス的には前作付属のものの方が好みであったので「長すぎる」とは感じますが、味はしっかりと向上しています。
23mmサイズと微妙にボリュームアップしていますが、一つの基準にもなるiStickPicoに搭載できるサイズなのでマッチングにも問題はなく、ボリューム感的にも大きすぎると感じることはありません。
まとめ
まさに正当進化!より便利に。より広い用途で楽しめるクリアロマイザーの決定版。
MTLとDL、両方を楽しめるクリアロマイザー。BVCヘッドコイルで入手性がよく、味もしっかりと楽しめます。
これからNautilusシリーズの購入を検討するのであれば、このNautilus2Sですよ!
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