Geekvape(ギークベイプ)のVAPEアトマイザー、LOOP v1.5 RDA「ループ」のレビューです。
爆煙思考のドリッパー、LOOP RDAが進化!正確なエアフローコントロールを実現するスリット状のAFCに、マルチホール式デッキエアホール。より「今風」なアトマイザーに仕上げました。
このアトマイザーの特徴
- 24mmサイズのミドルハイト爆煙ドリッパー
- LOOP RDAのアップデートバージョン!エアフローシステムをより優れたものに!
このv1.5、前作よりもドローが軽く、より爆煙に特化したアトマイザーに仕上がっています。
詳細をレビューしていきます。
商品提供:VapeSourcing
詳細
LOOP RDA v1.5はその名の通り、LOOP RDAのマイナーアップデートバージョンです。
既にレビュー済みの前作からのアップデートポイントは主に以下の通り。
- トップキャップにレーザー刻印による模様が入りました
- エアフローリングのエアホール部分が、スリット式に。ドローが軽めに変更されました
- デッキエアホールがマルチホール構造に変更されました
模様はさておき、大きく変わったのはエアフロー部分の仕様です。AFCのホール形状が変更され、より爆煙に特化した仕様に変更になり、デッキエアホールが、大きく空いたものから多穴式に変更されています。
エアホールを楕円形から、スリット状に配列することでより正確なエアフロー調整が可能に。
デッキエアホールもマルチホールにアップデート。滑らかな空気の流れで、風味を大幅に向上させる仕様変更が施されているのが最大の特徴です。
カラーは6色展開。スタンダードな色を中心に、ユーザーの要望に応える豊富なバリエーションを展開しています。
Rainbow / Gunmetal / Gold / Black / SS / Blue
スペック
直径 | 24mm |
高さ | 26mm(DT、スレッド含まず) |
重量 | 38.8g(実測) |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | 810DT |
コイル | RBA デュアルコイル / シングルコイル |
エアフロー | サイドエアフロー |
素材 | ステンレス |
BF対応 | ◎ BFピン付属 |
公式サイト |
大きさはLOOP DDA v1と全く同じです。相違点は重量が若干軽量になっていること。
パッケージ・内容品
パッケージデザインから見ていきます。
Geekvape定番のデザインは変わりありません。プラスチックケースに収納された本体。
前面にはLOOPのロゴ文字などが入ります。背面には製品情報や内容品の詳細の記載があります。
製品偽造防止のためのスクラッチ式セキュリティーコード入りのステッカーは背面に貼られています。
そして、ケースの開閉部に箇所にはホログラムステッカー。これは、中身のすり替えを防止するための、未開封であることの証明として貼られているので、開封するときは剥がすが切断するなどします。
内容品一覧
- Geekvape LOOP v1.5 RDA アトマイザー本体
- スペアパーツ一式(Oリング、デッキネジ)
- エクストラパーツ(810ドリップチップ、510ドリップチップアダプター)
- ビルド用ツール
- ユーザーマニュアル(英語)
エクストラパーツに多少の違いはあるものの、同梱品はv1同様の内容です。
マニュアルなどの書類は全て英語で書かれています。日本語は用いられていません。
外観
Geekvapeがリリースする、24mmサイズのDL向けドリッピングアトマイザーLOOP RDA v1.5です。
デザインはほぼ同じですが、キャップにはレーザー刻印で模様が刻み込まれているのが大きな違い。カラーバリエーションは6色ありますが、模様なしは展開していません。
AFCの「LOOP」の文字がアイデンティティーですね。ロゴは前作同様の字体です。
分解
大まかに本体を分解すると、以下のように3つの部位に分けることができます。
- ドリップチップ
- トップキャップ&スリーブ
- デッキ
デッキはさらに細かく分解可能。公式ページの図がわかりやすいので貼っておきます。
シンプルな構造のドリッピングアトマイザーですね。パーツ総数が少ないので、リキッドの味を変えたいときなどに、洗浄するのが容易なパーツ構成です。
ドリップチップ
ドリップチップ取り付け部分はハーフインチサイズ。810DT規格のものを取り付け可能です。
付属品は3つ(810DTが2つ、510DTアダプター1つ)です。
アトマイザーにプリセットされているのは、シンプルなデザインの樹脂製ドリップチップ(素材非公開)です。内径は途中まではストレートで、口元で急激に拡散するタイプです。
全長11mm、露出部の高さ6mm、外径18.2mm、内径10→14.75mm
もう一つ付属する810DTは、側面にGeekvapeのロゴ文字が入ったもの。こちらも内径は途中まではストレートで、口元で急激に拡散するタイプです。
全長13.1mm、露出部の高さ8mm、外径18.25mm、内径9.5→12.3mm(途中まではストレート。口元で急激に拡散するデザイン)
810DTより取り付け部分の直径が細く、内径が絞られた510ドリップチップを取り付けられるように、樹脂製のアダプターが付属します。
トップキャップ
トップキャップの側面にエアホールが設けられたサイドエアフロー構造のアトマイザー。
このエアホールには、ドロー調整用のエアフローコントロールリング(AFC)を装備。
v1ではシンプルなオーバル形状のホールが容易さてていましたが、マイナーアップデートバージョンであるv1.5では、スリット状のエアホールに変更になっており、より細かく正確にドローを調整することができるようになっています。
AFCははめ殺し。回転こそすれど、トップキャップから着脱することはできません。
AFCとキャップの精度がよく、クリアランスが狭いので、逆にAFCを回すのが硬めで、調整には苦労しますが、隙間が狭いため、この隙間から空気が流入するのを防いでいる印象です。
トップキャップには2箇所のエアホールが円周の対角線状に配置されています。
そして、AFCには3箇所にエアホールが。これにより、トップキャップ側のエアホールを片側だけ開けることができるため、シングルコイルにも対応しています。
ただし、トップキャップのエアホールが大きいため、片側だけ開ける場合はスリット3つ分以上ドローを絞ることはできません。それ以上絞ろうとすると、他の2つのエアホールも空いてしまいます。
また、デュアルエアホール運用する場合も絞ろうとすると、シングル側も開いてしまうので、ドローはあまり絞れません。
そのため、エアホールを全閉にすることもできませんので注意が必要です。
ドローはシングルでもデュアルでも総じて軽めですね。シングルでもあまり抵抗感のないドローで、デュアルだとドローを絞った状態でもスカスカです。
エアホールを絞ることを考えれば、v1の方が優れていますね。エアホールの幅が狭いので、ドローを絞ることができましたし、全閉にすることもできました。
トップキャップ裏は綺麗なドーム形状を採用。
また、デッキとキャップにはそれぞれ凹凸があり、これが周り留めとして機能するのもv1と共通です。
デッキ
個性的なデッキ形状もv1から引き継いでいます。「W形ビルドデッキ」です。
ユニークなW形状のビルドデッキ。シングルコイルとデュアルコイルの両方に簡単にコイルビルド可能で、漏れなくマウスピースから直接ドリップすることができるとのこと。
ドリップチップからラフにリキッドを垂らしても、Wの山部分にあたり、下部エアホールを通じてウェルまで落ちていく構造なので、リキッドチャージが非常に簡単です。
深いジュースウェルがデッキ下に用意されているのもLOOP RDAの特徴です。
v1との違いは、デッキエアホール形状。v1では全体が大きなエアホールになっていましたが、v1.5では小さなエアホールを無数に配置する「マルチエアホール」仕様に変更になっています。
マルチエアホールが優れているのはGeekvape製品だけでなく、他社アトマイザーが採用していることからも明らかになっていることで、これに合わせたアップデートが今回の製品の目玉です。
エアーの流れは前作同等ですね。サイドエアフローから取り込んだ空気を、デッキ形状に合わせてボトムエアフローのように変換する「サラウンドエアーフローシステム」を採用。
デッキはポストレスデッキのようにコイルレッグをプリカットしてセットする構造。イモネジはマイナスドライバーで操作するものがプリセットされていますが、六角レンチ用のイモネジも付属するので、好きな方をセレクトして使うことができます。
ポジティブピン
アトマイザー裏には”LOOP v1.5 RDA” ” Designed by Geekvape” そしてモデルナンバーやシリアルナンバーなどがエングレービングされています。
金メッキ加工されたポジティブピンの出っ張り具合、実測0.86mmです。
ノーマルピンはダブルピン仕様で、出っ張り具合の調整が可能な仕様。
スコンクピンはデッキ固定ネジ兼用なので、調整不可です。
ただし、デッキのポジティブ側は横にスライドしてはめ込まれているので、ピンが緩んでもデッキ側が緩まないように配慮はされています。しかし、緩んだ状態の使用は危険を伴いますので、デッキはきちんと固定して使用することを強くオススメします。
スコンクピンのリキッド出口はピン側面から。スコンカーで使用する場合も、デッキのジュースウェルにリキッドを保持できる構造。出口がそこからあまり高さがない位置に空いているので、あまり多くのリキッドは保持できませんが、それでも逆流を防止する構造にはなっています。
ビルド
それではビルドです。前作よりも軽めのドローに特化したアトマイザー。ドロー的には単線だと役不足な印象です。物は試しに前作の記事と同様のビルドで試してみます。
カンタル24ゲージ、3.0mm軸、6巻
ビルドのしやすさも前作同様。コイルレッグをプリカットしておく必要があるのも同様です。
他社のポストレスアトマイザーのように、コイルレッグカット用のジグが付属するとなお良いですね。
コイルレッグの長さを決めて固定したのちに、中にジグを通して位置・高さを調整してやります。
長めにウィックをカットして、ジュースウェルのそこまで届くようにウィッキングします。
MODに載せてみました
感想
名前通りのマイナーアップデートバージョンですね。
模様に関しては好き嫌いが分かれそうで、僕個人としても前作の仕上がりの方がシンプルで好きでした。
そして、エアホールの仕様ですが、スリット式は悪くないのですが、エアホールの幅がありすぎて、ドローを絞れないのは、正直なところ設計ミスなのではないだろうか?と思う部分です。
前作ぐらいのエアホール幅で、高さを大きくしてスリット式にすれば問題なかったのかな?と思いますが、幅広にしてしまったために、ドローが絞れないのは欠点だと思います。
若干性格の異なるアトマイザーになってはしまいました。
とはいえ、元々ドロー軽めの爆煙思考の機材なので、より軽めのドローを好む人には良いアップデートなのではないでしょうか。
一番良いのはデッキエアホールがマルチホールにアップデートされたこと。
メーカーでは「滑らかな空気の流れで、風味を大幅に向上」と書いていますが、風味の向上には同意します。マルチエアホール式が優れているのは、各社が取り入れているのを見れば明らか。
個人的にはv1のトップキャップに、v1.5のデッキをセットするのが最高だと思います。
ドローを絞れる上に、マルチエアホールデッキの恩恵も受けられるので、v1を持っている人は試してみてくださいませ。
まとめ
より爆煙に特化したアトマイザーに進化したLOOP RDA。
前作よりドローが軽いので、単線よりもクラプトンコイルなどでビルドして、たくさんのミストを発生させるのに向いています。マルチエアホールの恩恵で、風味を楽しめるドリッパーに仕上がっています。
爆煙思考のあなたに。シンプルで使いやすいアトマイザーでした。
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