GeekVape「ギークベイプ」のVAPEスターターキット、NOVA KIT「ノヴァ」のレビューです。
レジン樹脂とアルミ合金の軽量かつデザイン製に優れたデュアルバッテリーMOD「NOVA」と、メッシュコイル採用の爆煙クリアロマイザー「Cerberus」をキットにしたスターターです。
このスターターキットの特徴
- レジン樹脂とアルミ合金の軽量なデュアルバッテリーBOX MOD 『AEGIS MINI』
- メッシュコイルをセットした爆煙クリアロマイザー『Cerberus sub ohm tank』
詳細をレビューします!
商品提供:BuyBest!
詳細
Geekvape Novaは、デュアル18650バッテリーで最大200Wの高性能キットです。
スタンダートデザインというか、これぞBOX MODというルックスで、シンプルな箱型形状は、爆煙を好むユーザーの琴線に触れるのではないでしょうか。近頃はこういうシンプルな箱型形状のMODが少なくなったように感じます。
さらには、以前まであった箱型形状のBOX MODは重厚な作りになっているものが多かったですよね。
しかし!このNOVA、見た目の割にすごく軽いんです!
120gという重量は、VAPE MODとしてはそこまで軽いわけではないのですが、サイズ(H 88×W52×D25mm)を考えれば十分にコンパクト。
そのボディーは軽量はアルミ合金製となっており、内部にも適正な素材セレクト。
それでいて、握った時に華奢な感じは全くありません。
剛性感を感じるしっかりしたボディー。軽量ながら剛性感を感じるのは作りが良い証拠でしょう。
製品として完成度が高いですね。
カラーバリエーション豊富です。全12パターン。
フレームカラーが3色、それに合わせたレジン樹脂がセレクトされていますね。カラーによってはレジン樹脂の部分がボコボコとした段差がつけられているようです。
このキットは、テクニカルMOD「NOVA」と、クリアロマイザー「Cerberus sub ohm tank」をセットにしたものです。
パッケージ・内容品
パッケージデザインは樹脂のマーブル模様をそのまま用いたような柄の紙箱で、パッケージからーは本体色に合わせたものになっています。今回提供を受けた本体が「SIlver&Onyx resin」なので、この色のパッケージになっています。
裏側にはパッケージ内容のプリント、シリアルナンバーとスクラッチ式セキュリティーコード入りのステッカーが貼られています。
内容品一覧
- Geekvape NOVA テクニカルMOD本体
- Geekvape Cerberus sub ohm tankアトマイザー本体
- アトマイザーパーツ(予備Oリング一式、ストレートガラスチューブ4.0ml)
- プリメイドコイル(Super mesh X1 Coil 0.2Ω)
- microUSBケーブル
- ユーザーマニュアル(英語)
マニュアル表記は英語が用いられています(他言語ページもありますが、日本語表記はありません)
テクニカルMOD
18650デュアルバッテリーMOD、NOVA。
ボディーにはレジン樹脂が使われ、それ以外の部分には軽量なアルミ合金が使われたシンプルかつエレガントな佇まい。
本体側部の両面にはレジンパネルが用いられているのが特徴です。触った質感はラバーに近いようなすべすべした感触で、マットな質感。光沢はありません。
マットな質感なので、レジン部分が滑り止めのようになって、実用性も兼ね備えていると感じます。
そのほかの部分にはアルミニウム合金が持ちられており、大きさ(H 88×W52×D25mm)の割には、軽量(実測120.2g)に仕上がっているのもこのNOVA MODも魅力の一つです。
アルミ部分は梨地仕上げ。マットな質感です。
スペック
サイズ | H 88×W52×D25mm |
重量 | 120.2g(実測) |
ワット数範囲 | 5 – 200W(100Wまでは0.1Wステップ、以降は1Wステップ) |
温度範囲 | 200 – 600F/ 100 – 315℃ |
許容最低抵抗値 | 0.05Ω |
許容最高抵抗値 | 3.0Ω (POWER , Bypass) 0.8Ω (NI200) 1.1Ω (TI) 1.65Ω (SS316) |
モード | VW /温度-Ti系/温度-Ni系/温度-SS316 / TCR / VPC(カーブモード) |
スレッド | 510 (スプリングコンタクト) |
充電ポート | microUSB (DV5V 2A) |
バッテリー | 18650デュアルバッテリー |
保護機能 | ・ショートサーキット保護 ・自動カットオフ(10秒) ・オーバーヒート保護 ・過電流保護 ・過充電と過放電保護 ・過乾燥保護(温度管理のみ) |
メーカー公式サイト |
ASチップセットを搭載。素早いレスポンスタイムと、最大の安定性、正確な温度管理も謳われています。
アトマイザー搭載部
アトマイザー取り付け部分は510スレッドを装備。
今やVAPEアトマイザーの標準規格とも言えるぐらい、このスレッド形式以外のアトマイザーを探すことの方がむずがしいほど普及した規格を採用しているので、市販アトマイザーのほぼ全てを搭載することができます。
スプリング式コンタクトピンには金メッキ加工が施され、通電性向上と腐食防止が考慮されています。
アトマイザー取り付けサイズに制限はありませんが本体の厚みが25mmなので、これより大きなサイズのアトマイザーを取り付けると、NOVA本体からはみ出してしまいます。
付属のCerberus Tankのサイズも25mm。このサイズまでと考えた方が良さそうですね。ただし、標準的なアトマイザーサイズである22mmや24mmサイズは問題なく載せることができます。
ボタンと液晶パネル
本体の側面前部にボタン類や液晶パネル、充電用mircoUSB端子が集約されています。
1箇所にまとまっているのは操作性を考慮したデザインです。
液晶パネルにはカラーディスプレイを採用。モノクロが多いVAPE MODの中で、ビジュアルにも配慮された製品です。表示項目は7系統。
標準モードであるPOWER(VW)モードでは、「モード表示、ワッテージ、バッテリー残量、コイル抵抗値、ボルト数、アンペア数、パフ回数」などを表示する事ができます。
メインのボタンであるパフボタンは側面前面の上部に設置されています。頻繁に押すボタンなので、押しやすいように大き目のボタンを採用、円形のボタンには本体と同じくアルミニウム合金が用いられており、この質感は本体の仕上がりとは若干異なり、光沢のある仕上がりになっています。
サブボタンは液晶パネルの下部に2つ縦に並べて配置されています。こちらのボタンもアルミニウム合金製。パフボタンとは違い、本体と同じくマットな質感で統一されています。
その下には収納したバッテリー充電用のmirocoUSB端子を装備。
バッテリー収納部
バッテリーを収納する場合は、本体パネルを外して内部に収納します。
パネルを開ける場合は、本体上部、510スレッド付近に、小さな切り欠きがあるので、その部分に爪などを挿入してパネルを外します。
マグネット式パネルは簡単に着脱可能です。
パネルは片側だけ着脱可能になっていて、反対側は外すことはできません。
本体内部は樹脂でできており、バッテリーのシュリンク破れによる短絡を防ぐ仕様。バッテリーは二つ並べて収納すると、2つのバッテリーの間には少しの隙間が開くようになっています。
しかし、バッテリーのシュリンク状態はチェックした上で、破れがあったら交換したり、リラップ(シュリンクをサイドラッピングする)するのが事故防止に必要です。
本体内部のリボンを2つのバッテリーに巻きつけるようにして収納します。リボンを巻き付けないと、バッテリーの取り出しが困難なので、忘れずに巻き付けます。
バッテリーを外す時は、リボンを引っ張れば簡単に外す事ができます。
本体底部。ベントホールは設けられていませんが、マグネット式パネルなので、万が一のガス噴出の際にはパネルが吹き飛んで圧力を逃がす設計思想になっているのでしょう。
アトマイザーの詳細
付属アトマイザーは、カートリッジ式コイル交換式の「クリアロマイザー」タイプです。
名前はCerberus Tank「サーベラス」ケルベロスの意味だそうです。
プリメイドコイルには、スーパーメッシュコイルを採用。
コイルにメッシュを使用した爆煙ユースの低抵抗コイルで、Aero Mesh Tankと互換性があるコイルを採用しています。
このタンクは、AEGIS MINI KITに付属のものと共通ですので、そちらのレビューも合わせてお読みください。
- Super Mesh X1 0.2Ω(Recommend 30-90W , Best 60-80W)
付属コイルは0.2Ωと低抵抗のメッシュコイルです。
スペック
リキッド容量 | 5.5ml(ストレートチューブ 2.0ml) |
直径 | 25mm(バブルチューブ 27mm) |
全長 | 38mm(DT、スレッドを除く) |
重量 | 50.7g |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | 810DT |
コイル | Super Mesh X2 0.3Ω |
リキッドチャージ | トップフィル |
エアフロー | ボトムエアーフロー |
素材 | ステンレススチール |
メーカー公式サイト |
使い方
使い方です。GeekvapeのテクニカルMOD共通の操作です。
- 電源ON/OFF …パフボタン5クリック
- サブボタンロック …サブボタン2つを同時長押しで操作無効
- 液晶明るさ変更…パフボタンとサブボタン同時押し(どちらでも)
- ファームウエア確認… 電源OFF時にサブボタン2つを同時長押し
- 設定初期化… 電源OFF時にファームウエア確認画面で全ボタン同時長押し
同社の製品に慣れている人なら簡単に操作できると思います。
それぞれのモードで設定可能な項目は以下の通りです。
- モード選択 …電源ON時にパフボタン3クリック
→ サブボタンでモード遷移
→モード変更時にパフボタンで移行しそれぞれ設定値変更可能です。 -
BYPASS 抵抗値ロック可能 POWER 抵抗値ロック可能 TC-NI 抵抗値ロック、ワッテージ変更可能 TC-SS 抵抗値ロック、ワッテージ変更可能 TC-TI 抵抗値ロック、ワッテージ変更可能 TC-TCR 抵抗値ロック、ワッテージ変更、TCR値変更可能 VPC P1~P5まで1Sごとのワッテージ設定が可能モード
感想
僕自身、サイズが大きめなMODには否定的なのですが、軽量という武器を持っているのであれば話は別です。
もちろん、バッテリーを収納してしまうと、それなりの重量感になってしまうのですが、バッテリーを入れていない時に握ると本当に軽いですね。
今までにも軽量さをウリにしたレビュレーテッドはありましたが、外装がプラスチッキーで安っぽかったりしましたが、このNOVAにはそれは当てはまりません。
マットな質感のアルミボディー。ボタンにまで金属を素材を奢るあたり、ルックスだけではその軽さを想像することはできません。
ボディーの作りはかなり良いと思います。
機能的には、GeekvapeのASチップ搭載ですから、同メーカーの他機種とそれほど変わりません。
操作もほぼ共通です。多機能で問題なく使える印象ですよ。
クリアロに関しては、今流行りのメッシュコイル爆煙アトマという以上の印象はありません。普通ですね。
正直メッシュコイル、低抵抗コイル採用のアトマの良し悪しまでわからないんですよね。いっぱいミストが出るので、VG高めのリキッド入れれば十分美味しくVAPINGできます。それはどの爆煙メッシュコイルアトマでも同じなので、この機種に限ったことではありません。
まとめ
こういう見た目から入る製品も悪くないですね。爆煙嗜好のユーザーは好きなルックスではないかと思います。
マスプロ機でシンプルなボックス形状の製品が減りつつあるので、貴重なのではないでしょうか。
もちろん、見た目だけでなく、機能も優れているので、見た目で飛びついてしまっても後悔はないと思います。
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