VandyVape「バンディーベイプ」のVAPEアトマイザー、PHOBIA RDA「フォビア」のレビューです。
YouTuber「Alex from Vapers」とのコラボ、DL専用の爆煙RDA。
24mmサイズはもはや標準的なサイズ。その中でもデュアルコイル専用のデッキに2種類のトップキャップがついたアトマイザーです。
このアトマイザーの特徴
- ハイブリッド接続に対応した仕様
- 24mmサイズ デュアルコイル専用の爆煙RDAアトマイザー
- 810DTより更にワイドボアの専用トップキャップ付き
- YouTubeチャンネル、Alex from Vapersとのコラボレーションアイテム
特徴はハイブリッド接続で使うのにかなーり気を使われているという部分。
メカニカルチューブユーザー必見のレビュー、早速見ていきましょう!
商品提供:ベプログshop
詳細
大ヒットアトマイザー「BERSERKER」シリーズに続くチャンネル登録数26万人オーバーの大人気YouTuber「Alex from Vapers」とのコラボアトマイザー!
チャンネル登録数は多いですが英語でのレビューなので日本人にはなじみがあまりありませんが、VAPE系YouTuberでは高い人気を獲得する人気モノです。
前回のコラボアイテムはMTL専用のアトマイザーでしたが、これは真逆のDL専用の超爆煙アトマイザーです。
方向性代わりすぎって感じもしますが、どちらかだけはつまらない。
リキッドによって使い分けたり、気分やシチュエーションで使い分けられると面白いわけです。はい。
デッキは後で詳しく見ていくとして、基本的にはデュアルコイル専用のデッキです。
ドクロがモチーフになったロゴ推しです。アメリカンなモチーフですね。悪くない。
どこかで見たようなロゴ。The OffspringとSpitfire Wheelsのいいとこ取りみたいなデザインですがかっこいい!
パクリ感は、ない。うん、ない!と言っておきましょう。結局ドクロモチーフのロゴってどこか似てきちゃいますからね。モチーフがある以上結局オリジナルなんて無いんです!(詭弁)
好みになってしまいますが僕ははこのアメリカンな雰囲気が好きです。
そしてクオリティーですが、金属の質感も良くってなかなか綺麗な仕上がりです。
特にトップキャップの仕上がりがかなり丁寧で、指でなでた時に引っかかりというか抵抗がまったくない・すごく細かいブラシ仕上げです。
写真取る側としては綺麗すぎるとちょっとのホコリや油脂の付着などに気を使うんですけど、それだけ綺麗な仕上がりということです。
VandyVape製品も製品を重ねるごとにクオリティが上がってますね。ちょっと前は確かにお値段以上だけどあらさも目立つな、と感じていたのに、短い間に随分きれいになるもんです。
素晴らしい。
スペック
直径 | 24mm |
高さ | 24mm(DT,510スレッド除く) |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | 専用ワイドボア / 810DT / 510DT |
コイル | RBA デュアルコイル |
エアフロー | ボトムエアフロー |
素材 | ステンレス |
BF対応 | ◎ BFピン付属 |
vandyVape公式サイトより
パッケージ・内容品
VandyVapeのお約束。大好きなプラスチックケース入り。PHOBIA RDAオリジナルのロゴマークまで!
凝ってますね。パッケージには「Designed by」Alex from Vapersのプリントが。
BERSERKERシリーズでは「Inspired by」という記載だったのですが、原案でなくデザインをしっかりしたということでしょう。
背面にはこれもお約束のスクラッチ式セキュリティーコード入りです。
しかし、こんな高額でない商品の偽物まで出てきたら何を信じてよいのかわかりません!w
内容品一覧
- PHOBIA RDA アトマイザーデッキ本体
- 2種類のトップキャップ
- BFピン
- アクセサリーバッグ(BFピン/510DTアダプター/予備Oリング/予備イモネジ/ツール)
- マニュアル(英語)
トップキャップが特徴です!たまにありますね、2つのキャップ付き製品。
このPHOBIAはドリチの仕様だけが違うみたいですよ。
そして付属の予備イモネジはデッキにセットされているプラス頭のものとは違い、六角レンチ用ですね。だから六角レンチが付属するのでしょう。この六角レンチはBFピンの着脱にも使える一石二鳥な仕様です。
だから六角イモネジ使ったほうが便利だと思います!
分解
それでは早速分解します!こんな感じです。
2つトップキャップがついてくる以外は標準的なドリッパーのパーツ構成。
- デッキ
- トップキャップ
- ドリップチップ
デッキは更に細かく分解可能。ドリッパーのメリットはこのパーツ点数の少なさもその一つです。
何故かといえば、パーツ点数が少ないと分解や洗浄の手間も少なくて済む。ということはリキッドの味を変えたい時のクリーニングが簡単。なのでリキッドの味チェンジが気軽にできる!とこういう訳です。
完全に味を混ぜたくない時にタンクだと手間的にも面倒だし、気分的にも「めんどくさいなぁ」となってしまうんですよね。
その反面、ずっと同じ味を楽しみたいときはRTAのほうが便利だったりしますから一長一短ですね!
ドリップチップ
それでは上部のパーツから順番に見ていきましょう!まずはドリップチップです。
冒頭からお伝えしている通り、このPHOBIA RDAには2種類のトップキャップが付属します。
- 810DT(ハーフインチ)と、510DTアダプター用トップキャップ
- チャフキャップ仕様のトップキャップ
汎用性を重視した、標準仕様のドリップチップが使えるトップキャップと、よりワイドボアのドリップチップがついたチャフキャップトップキャップの2種類です。
見た目は同じようなものなので、ビルドやドローに合わせてスペックで使う方をセレクトするのが良いと思います。
内径12mmの超ワイドボアチャフキャップ仕様のトップキャップ。素材はウルテムです。外径17mm、内径12mm
810DTスペックのトップキャップには上に”NO MORE FEAR NO MORE PHOBIAS”の文字入り。意味はわかりませんがデザイン的にかっこいい!ドクロのロゴとマッチしていて、見た目的にはこっちのほうが好き。
付属のウルテム製810ドリップチップは口元にかけて緩く拡散するデザイン。写真に撮って拡大しちゃうと結構ボコボコしています。過度な期待は禁物です が、仕上がりはツヤっとしていてぱっとみ綺麗です。全長10mm、露出部の高さ6mm、外径18mm、内径10mm
トップキャップ
次にトップキャプです。再三冒頭からお伝えしている通り2つのトップキャップが付属します。
そのスペックはドリップチップの項目で書いたとおりで、長さなどのスペックはほぼ同じで、ドリップチプエンドのボアだけが違う仕様です。
微妙にドクロロゴの色が違うのは実際の商品も微妙に違います。写真のせいではないです。
この色の違いについては、個体差でしょう。態々分けているのではないでしょう。仕上がりに多少の差がでるのがマスプロ製品のコスパに優れている所以だったりもしますので、その辺は大目に見てあげてください。十分綺麗に仕上がってます。いや、ワザと分けてるのかな?
エアフローの仕様もこの通り。全く同じです。下の部分に2箇所づつ設けられています。
ちなみにドクロのロゴは片面のみに入っています。裏面は無地です。
そしてトップキャップ裏、なかなか綺麗な仕上がりです。
- 810DT… ドーム形状
- チャフキャップ… エンドに向かってなだらかにテーパードするファンネル形状
エアフロー
デッキエアフロー部分をトップキャップでトリミングしてドロー調整するタイプ。
トップキャップがAFC兼用になっているタイプですね!回してドロー調整可能。
精度が結構良くて、DL専用アトマイザーの割には全閉にすると頂戴とドローになるほどきっちり作られています。きっちり作られている割にはヌメヌメと回って調整しやすいのもポイント。
このタイプのデメリットは、ロゴの位置を固定できないので狙った場所に留められないことですが、まぁ気にするほどのことでもありません。
そして長細いエアフローホール。懸念する「音」ですが、絞っても開けても同じように鳴ります。笛なりのような高音はでませんが、シュゥーーーという吸気音が少々うるさいです。気になる人は気になるかも。
デッキ
デッキは4スレッドのポールレスデッキ。エアフローをシングルにはできないので、デュアルコイル専用のデッキです。ポールレスデッキの中でも変わっているのがワイヤー固定のイモネジ。
横向きに止めるタイプで、ネジ側面が丸見え。ちょっと変わってますね!
ネジを外した部分がポイント!一部が掘られていて、ポールレスデッキの弱点であるワイヤーレッグをあらかじめドンピシャの長さにカットしておくという部分を緩和しています。
何故か?それは余分なワイヤーレッグをこの穴の長さで多少調整できるからです。
やはり、事前にワイヤーはカットしておく必要はありますが、少しでも調整幅があるとビルドが楽になるし、コイルの高さが買えやすいので大歓迎ですね!
デッキ側面の2箇所には”PHOBIA”のロゴマークのエングレービング入り。
デッキネジはプラスドライバーで操作しますが、六角レンチ用のイモネジも付属します。
エアフローはコイルボトムと、コイルサイドの2箇所。
ボトムエアフローとサイドエアフローのデュアルチャンネルエアフローです。空気を取り込む場所は同じですけどね。ジュースウェルの底から5mmほどの高さがあるのでリキッド漏れにも強そうです。
ポジティブピンとBFピン
デッキ裏から見ていきましょう。デッキの裏にはPHOBIAとにAlex from vapersのロゴ、そしてVandy Vapeが製造していること、シリアルナンバーなどがエングレービングされています。
ポジティブピンは最初からかなり出っ張っています。実測1mm。
そしてVandy Vapeのアトマイザーらしいダブルピン仕様。緩めて調整可能。このピン、以前の製品より精度が上がっていて、緩めたときのグラつきがかなり少なくなっています。ちょっと緩めて使う分には問題なさそう。でも、1mm出っ張っていれば緩める必要ないと思います。
僕はこのダブルピン仕様は否定派ですね、、、何故かといえば折れた経験があるから。このピン、めっちゃ細くて頼りないじゃないですか。一度だけ折れたことあるんですよ。これだけ出っ張ってれば通常ピンでいいとおもうんだけどなぁ。僕はきっちり締めて使います。
そして、ここがポイント!記事冒頭で書いたハイブリッド接続に特化している部分です。
ハイブリッド接続とは、アトマイザーのポジティブピンを直接バッテリーのプラス端子に接続する方法です。間にMODのコンタクトピンを挟まないので、通電性がよく、立ち上がりが早いメリットがありますが、アトマイザーのポジティブピンによっては、ネガティブ側とポジティブピンが両方バッテリーに触れてしまい、ショートしてしまう危険性があります。
そのため、アトマイザーのスペックにとってはハイブリッド接続は大変危険です。
しかし、このアトマイザーは絶縁体であるインシュレーターでネガティブ側を完全にカバー!
万が一ポジティブピンが脱落したり、バッテリーのポジティブプレートが曲がって、湾曲してもショートしないような仕様になっています。
ただし、インシュレータの破損等100%の事故防止にはならないので、バッテリー収納の都度の状態確認は変わらずに必要ですが、それでも安心できる仕様です。
そして、スコンクMODでも使うことができるBFピン(スコンカーピン)も付属します。
リキッドの出口はジュースウェルの底です。上部にはリキッドが飛び散るのを防ぐガード付き。
本当は、リキッドの出口がウェルの底より一段高いとなお良かったのですが、、、
ビルド
はいそれではビルドです!相変わらずの単線ビルド。カンタル24G、3.0mm、6巻
エアフローの精度が良くて、絞れるから単線でも問題なしです!というかここは好みの問題ですが、クラプトンだと何でもうまいじゃないですか。アトマイザーの個性関係なくなっちゃうし、正直言うとミストが”うるさくて”僕の好みじゃないので単線が好きです。
とまぁ好みの話はおいておいて、ビルドですがポールレスデッキの中ではピカイチに簡単です。
固定部下の穴が効いてますね!ここでちょっとだけコイルレッグの長さを吸収できるから、コイル位置の調整がしやすい!普通のポールレスのように「長すぎ!ちょっとだけカット!」みたいなことを繰り返さなくても、ちょっとコイルを浮かせてやればそれでコイル高の調整ができちゃうからはっきり言って超楽です!
コイルレッグの高さだけ決めて固定したら、その後にコイルにジグを通して位置と高さを調整すると楽ですよ〜!
位置は好みですが、このあたりがいい感じだと思います。ボトムに近づけてもいいんですけど、再度エアフロー部分もあるし、集合しているあたりにセットするのが良いんじゃないかなーと思ってます。
調整幅があるので、試行錯誤して楽しめますよ♪
ウィッキングはエアフローにかからなければオッケーですね!コイルの周り以外から空気が抜けるのを防ぐようにウィッキングすると味が良くなると思います。好みのウィックで。
MODに載せてみました
ロゴがどーんと入ってはいますが、大枠のデザインはシンプルなので載せるMODは選ばない印象ですが、用途的にもスペック的にもデュアルコイルのボリューミーなMODにマッチすると思います。
特に爆煙ドリッパーによく似合うシンプルな”The BOX MOD”というまさに箱型のボディーにはよく似合いますね!
特に810DTキャップにして、上から見るとまじかっこいいって思いますよ!
感想
PHOBIAの個性は!?
- まず見た目が良い!これは好み!でも間違いなくクオリティは高い!
- DL専用!デュアルコイルドリッパー!MTLはできません!
- 精度の高いエアフローで、タイト目のDL〜スカスカ手前まで対応
- 吸気音はうるっさい
- ボトムエアフローの割には漏れに強い(RDAだから過度な期待は禁物)
このぐらいですね!
味ですか?おいしいですよ!
むしろ今どき味が出ないアトマイザーなんてあるんですか?って話です。
答え:ほぼないです!
「それおいしいんですか?」って聞かれれば、ほぼ全部のアトマイザーがおいしいですよって答えざるを得ないです。正直。
後は、運用や好みが自分にあっているかって話です。個性があったり、使い方が特化しているのは当然のこと。
その中でPHOBIAはDL専用のデュアルコイルドリッパー、単線ビルドでもおいしいっていうのが味の個性です。
その手のアトマイザーの中ではかなりおいしい部類だと言っておきます。後はビルドであったり、買ってからの楽しみにしてみてはいかがでしょうか?
僕個人の感想としてはかなり気に入りました。気に入った部分を自己分析すると、ほぼ見た目ですね!あと、ポールレスの割にはビルドが簡単。そして味もダイレクトながら上品さもあっておいしい!という部分でしょうか。
エアフローの形を工夫してルックス重視をやめれば『シュゥーーー』という音は減らせたと思います。しかし、笛なりのように高音は耳障りですが、低音の吸気音は「爆煙してるぜ!」って感じで心地よくもあります。もちろんTPOは選びますが、そもそもTPOを選ぶシチュエーションでは爆煙できないので問題じゃないと思います。
まとめ
ハイブリッド接続にも対応したスペックのデュアルコイル爆煙RDA。
シンプルな形状なので、チューブタイプのMODにもマッチしそう!上質の仕上がりもいい感じです。
後はもう見た目のテイストが気に入るか気に入らないかになってくるので、このルックスが好みならばいっちゃっていいと思います!
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