WISMEC(ウィスメック)のVAPEスターターキット、HiFlask「ハイフラッシュ」のレビューです。
PODタイプが流行っているけどDLに特化したデバイスは? 確かにコンパクトボディーには大きなバッテリーやタンクは装備できません。しかしDLユーザー向けにこんなデバイスもWismecからリリースされていますよ!
このスターターキットの特徴
- DLに特化した0.3Ωコイル交換型PODタイプカートリッジ採用
- 手のひらサイズのボディーに5.6ml大容量タンクを装備したオールインワン
- ドリップチップが交換可能!!
- トップエアフローで漏れない!エアフロー調整が可能!
今流行のPODタイプデバイスの爆煙バージョン!大容量のタンクを持ったオールインワンタイプのスターターキット。リキッドだけではなく、バッテリーも2100mAhと余裕の容量を内蔵し、0.3ΩのDL専用コイル プリメイド交換式で装着可能です!
また、ドリップチップが交換可能であったり、コイルだけ替えられたりとこのHiFlashは使い勝手を重視してデザインされていますね!
それでは早速詳細をレビューしていきます。
商品提供:VapeSourcing
詳細
DLに特化したスペックを採用したPODデバイスがWismecから登場!
同じジャンルの製品としては、姉妹企業のJoyetechがATOPACKシリーズをもう既ににリリースしいて、そのジャンルに新商品を落とし込んできた形ですね。WISMECらしいエッジの立ったデザインに、大容量タンク&バッテリーを装備したビッグサイズのPODデバイスです。
スペック
サイズ | H 89×W48.6×D28.2mm |
重量 | 105.1g |
出力モード | 直接出力 |
リキッド容量 | 5.6ml |
リキッドチャージ | Podサイドフィル |
エアフロー | トップエアフロー(調整可) |
コイル | プリメイド交換式 JVUA 0.35Ω |
充電ポート | microUSB(DC 5V/2A) |
バッテリー | 2,100mAh |
保護機能 | ・短絡保護 ・抵抗値保護(0.2-3.0Ω) ・バッテリー低電圧保護(3.3v以下) ・自動カットオフ(10秒) |
Wismec公式ページより
パッケージ・開封
スリーブ式パッケージに内箱入り。箱が大きい!中もクッションスポンジが贅沢に使われてます。嵩張るなあ、、、外箱にインフォメーションが少ないので、調べてから買いに行かないとなんの商品なのかよくわかりませんね。
内容品一覧
- HiFlask バッテリー本体
- HiFlask カートリッジ
- JVUA 0.35ohm Head コイル2つ
- QuickChage対応 micro USB ケーブル
- ユーザーマニュアル(日本語あり)
- スペアパーツ
スペアパーツのOリング2つはドリップチップのOリングです。コイルは2つとも同じもの。
本体の詳細
単体で見ると大きく見えるボディーは実際手に持ってみると十分にコンパクト。もちろん、PODタイプのデバイスとしては”巨大”ですが、スペックを考えれば納得できるサイズに思えます。Wismecなのでクセは強めですけどね、、、好きな人にはたまらないデザイン、とだけ申し上げておきましょう。
より抜粋HiFlask | wismec
そして、ちょっとエキセントリックなペイント仕様だけじゃなくて、ちゃんとスタンダードカラーも用意されていますからご安心ください!僕的にはブラシ仕上げを活かしたSilverカラーが未来的なWismecデザインにマッチしていると思いました。Blue&Whiteだけがちょっと異色、、、
あ、でも好きな人にはたまらない色ですよね?僕はSilverが好きですが(しつこい)
本体の側面のこの6角形の黒い樹脂パーツがメインスイッチです。ボタンは本体に1つのみで、これを操作して電源のON/OFFや、パフなどを行います。ボタンの下にはLEDインジケータ、そして充電用のmicroUSB端子が設けられています。
持った時、自然とパフボタンに指を置く場所に配置されていますね!クリック感もしっかりしていて押しやすいボタンです。
底部には安全性に配慮し、バッテリーベントホールを備えています。ボディンに合わせたエアーダクトのような流線型で、見えない部分までデザインにこだわっているのがわかりますね。
PODカートリッジの詳細
次にアトマイザー部分です。アトマイザーにはカートリッジ式の通称「PODタイプ」を採用。樹脂素材のアトマイザーです。
このPODはHiFlash専用品なので、他のデバイスに使うことはできませんし、他のPODタイプデバイスのカートリッジをつけることもできません。
リキッドをチャージする時と、コイルを交換する時には本体からこのカートリッジを外す必要があります。外すときは本体のロックボタンをスライドさせて、PODを引き抜きます。ロック解除だけでは外れないので、強くつまんで力を入れて外します。
PODの素材はPETGです。医療機器や試験管にも使用されている素材。耐熱温度は220度程度で薬品への耐性もあります。メンソールや柑橘系などへの耐性はわかりませんが、タンク攻撃性の高いリキッドを1週間ほど入れっぱなしにしてみましたが、クラック等は今の所確認できません。そして予備のカートリッジが別売もされていロマイザー、万が一クラックが入ってしまっても交換品を買うこともできます。
PODタイプのデバイスだと、コイルが内臓されているものが多いのですが、このHiFlashのPODにはコイルが内蔵されていないので、プリメイドコイルを差し込んで使います。
PODの構造はこのようになっています。特徴は
- トップエアフローでリキッドが漏れにくい
- エアフロー調整が可能!
トップエアフローなので、ボトム部分からリキッドが漏れる心配がありません。小型のMTLに特化したPODタイプデバイスはジュースチャンネル(タンクからリキッドを供給する部分)やエアホールが小さいのでリキッド漏れのリクスも少ないのですが、DL専用になるとその逆でリキッドリークのリクスが高まるため、トップエアフローを採用。
なおかつ、取り込まれた空気はコイル内を通り冷却とミストを誘導するので味も両立する構造ですね。
そしてそのエアホールにはコントロールリングを備えているので、ドローが調整可能です。
また、PODデバイスとしては珍しくドリップチップが交換可能なのもポイント。
取り付け部分には510の汎用品が取り付けできるので、自分好みのドリップチップに交換できます。しかし、デメリットもあり、ドリップチップが取れるので無くすリスクもあります。
PODカートリッジには側面にリキッドチャージホールがあるので、ここからリキッドを注ぐことができます。シリコンキャップ付き。
リキッドチャージするときは、一度本体からカートリッジを外す必要があります。
コイルの詳細
コイルのバリエーションは1種類のみの潔い割り切り使用。DL専用のコイルです。
Wismec公式サイトには、MTLも可能と書いてありますが、無理でしょう。ボディーがセラミックでできているJVUA 0.3ohm headです。
コイルはこんな感じでワイヤーが巻いてあります。
ジュースチャンネルはコイルの上部にあり、ここからウィックにリキッドを供給します。カートリッジの横に差し込むだけで取り付けできるので簡単!
コイル内蔵型よりは手間がかかりますが、DL専用だとウィックの消耗も激しいので、コストメリットを考えると、コイル単体で変えられた方が良いと思います!
このコイルはクリアロなどのものと違って、リキッドで濡れていない場所をつまんで交換できるので、手が汚れることもなく交換できるのでデメリットは全く感じません。
唯一心配なのは、コイルとカートリッジのシリコンゴムの間からのリーク(漏れ)ですが、1週間放置してもジワリとも漏れてこないので優秀だと思います。何故姉妹企業のJoyetechがリリースしたATOPACKシリーズのように、コイルをボトム取り付け式にしなかったのかはこの「ジワ漏れを防ぐ」ためだと思います。ATOPACKシリーズもそこまで漏れるという印象はありませんでしたが、このHiFlashはよりリーク耐性が上がっていると感じました。
使い方
それでは実際に使ってみましょう!まずは本体の充電から。
QuickChargeに対応しているので、2A充電が可能です。電源に接続したケーブルをmicroUSB端子にさして充電します。充電中はLEDランプが点灯します。
次にカートリッジの準備です。リキッドをチャージする前にコイルを取り付けるのをお忘れなく。取り付け前に注いでしまうと、当然コイル取り付け位置からリキッドがだだ漏れします!コイルのジュースチャンネルが上、端子が下になるように取り付けます。
コイルを取り付けた後はリキッドをサイドから注ぎます。リキッドチャージホールが大きいのでスポイトボトルでもチャージできますが、ユニコーンボトルの方がすんなり入れられて便利です。
横倒しして入れないとリキッドが最後まで入れることができないので、倒して注ぎます。
リキッドチャージ後、コイル内のコットンにリキッドが浸透するまでしばらく放置したら使うことができます。このHiFlashにはエアフローコントロールリングが付いているので、カートリッジ上部のAFCを回してドロー調整が可能です。
- 電源ON/OFF… パフボタンを素早く5回押す
- ミスト発生… 電源ON状態でパフボタンを押しつづけながら吸引する
電池の表示機能:
電池の残量が多いときは、光がゆっくりと点滅し、点灯している間は、点滅します。
バッテリー電圧 | LEDライトの色 |
100-60% | 点灯 |
59-30% | ゆっくりと点灯 |
29-10% | 中程度に点灯 |
9-0% | 頻繁に点滅 |
感想
普通にうまいです!これは本格的なVAPEの味が楽しめます。
最初、ウィック馴染むまで10パフほどかかりますが、その後は良好。満タンにチャージしたリキッドがあっという間に無くなってしまいます。
ミスト量は思ったほど多くなく、0.3ohmコイルにしては物足りないようにも感じますが、エアフロー全開にすればそれなりにミスト量も楽しめます。でも、コイルスペック的にエアフローは”Min”が釣り合っているように感じますね。味がうまいのはドロー絞った状態です。
そして、漏れに強いです。ジワ漏れも今の所全くありません。運用的にも良いと思います!
ただし、運用次第とも感じますね。これはPODタイプ全部に言えることですが、頻繁に味を変える用途には向きません。だって、PODって完全に洗うことができませんから。
しかし、このHiFlashは同じPOD型でもコイル内蔵タイプに比べれば洗浄も簡単ですが、それでも面倒くさいですよね。たまになら我慢できますが、頻繁に洗うのは僕は嫌ですw
だから、同じリキッドをずっと吸い続けるのに特化したデバイスだと言えます。
大きなタンクにお気に入りのリキッドを満タンにチャージして、ぶはっぶは吸うのには最高ですね!バッテリー容量にも余裕ありますからね!
まとめ
いや、意外に良いですよ!マジです。
特にエアフロ調整可能&ドリップチップ交換可能な汎用性は今までリリースされたデバイスより優れていると思います。固定式が多かったですからね。
ただ、いいんですけど、良くない点もあって、それは主に商品の完成度やスペックではなく、国内での取り扱いがほぼないなどの外的な要因です。思い浮かぶ限りのデメリットはこちら。
- 現状国内取扱店で購入できない
- つまり、コイルなどの消耗品も国内では買うことができない
うーん、、、それだけニーズがニッチなのでしょう。ただATOPACKシリーズも一部のユーザーから徐々に火がついていった過去もあるので、今後盛り上がる可能性もあります。Wismecという大手メーカーがリリースしていますし!
しかし、現状は海外通販に頼らなくてはなりません。到着まで時間がかかるということ以外は国内通販とそんなに変わらないんですが、、、
でも考えてみてください!それだけ使っている人が少ないということです。人とかぶるのがいや!というオリジナリティー重視のユーザーにはもってこいじゃないですか!?
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