Eleaf「イーリーフ」のVAPEスターターキット、iJust 3 with ELLO Duro「アイジャストスリー ウィズ エッロデューロ」のレビューです。
iJustシリーズの最新作、iJust3特徴は「華やかなルックスの爆煙チューブ」です。
直径25mmのiJust3バッテリーには保護機能と、大容量バッテリー3,000mAhを搭載し、最大出力は80Wです。
そしてELLO Duroアトマイザーには6.5mlと大容量タンクを装備し、革新的なネットコイルを採用しています。
それでは詳細を見ていきます。
商品提供:ベプログshop
詳細
ルックスからもインパクトのあるチューブタイプのスターターキット。
提供品はレインボーカラーで、カラー展開は全6色。デザインは同様ながら、ボティーに施されたエングレービングはカラーごとに異なります。レインボーカラーには六角形?ハニカムをモチーフにした模様がエングレービングされ、ルックス的なデザインとともに、手に持った時の滑り止めとしても機能します。
ペンタイプと呼ぶにはボリューミーなその筐体は、なんと直径25mmサイズで、アメリカンサイズのメカニカルチューブほどのサイジングです。
当然アトマイザーとテクニカルMODがセパレートします。
パッケージ・内容品
貼り箱パッケージはカラフルなデザイン。製品写真が用いられたわかりやすいもので、側面にはダブルステッカー式セキュリティーコードステッカーが製品偽造対策のために貼られています。
内容品一覧
- iJust 3 テクニカルMOD本体
- ELLO Duro クリアロマイザー本体
- コイル( HW-N head 0.2Ω kanthal )
- コイル( HW-N head 0.15Ω kanthal )
- 予備パーツ(Oリング)
- 充電用microUSBケーブル
- ユーザーマニュアル
バッテリーとアトマイザーの説明書がそれぞれ付属。多言語対応されたマニュアルには日本語も用いられており、日本のユーザーにも配慮が見られます。
クリアロマイザー ELLO Duro の詳細
キットに付属のアトマイザーは、プリメイドのカートリッジ型コイル採用のクリアロマイザー ELLO Duro。ネーミング通り、EleafのクリアロマイザーELLOシリーズの新作です。
名前は同様ながらコイルは新たなHW-N headを採用。
低抵抗爆煙タイプのコイルの運用から、リキッド容量もアップし、6.5mlの大容量タンクを装備しています。
このコイルは今までにない新しいコイルで、ワイヤーコイルではなく、メッシュコイルを採用。コイルの詳細はのちの項目で詳細を記載しています。
スペック
直径 | 28mm |
高さ | 54mm |
重量 | 57g (実測57.2g) |
リキッド容量 | 6.5ml |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | 専用ワイドボア |
コイル | プリメイド交換式 HW-N head |
エアフロー | ボトムエアーフロー |
リキッドチャージ | トップ |
素材 | ステンレス、ガラス |
分解
本体を分解すると、上記の写真のように ドリップチップ / タンク / コイル / ベース に分解できます。
ドリップチップ
ドリップチップは専用サイズ(取り付け径12.5mm)のワイドボアドリップチップでELLO TSのドリップチップと互換性があります。
全長16mm、露出部の高さ11mm、外径16mm、内径8.5→12.5mm。
トップフィル
リキッドチャージはトップフィルで、トップキャップをスライドさせるだけでリキッドチャージが可能な利便性を最優先させた構造。ドリップチップはつけたままスライドさせることができます。
リキッドチャージ部分はパッキンで塞がれているように見えますが、切れ込みが入っており、問題なくチャージできるだけでなく、リキッドにじみを軽減する構造です。
タンク
タンクは逆さまにして外すことで、リキッドの水位がチムニー(中央の煙突のようなミストが通る部分)よりも低ければ、取り外してコイル交換が可能です。タンクにリキッドが多少残っていてもコイル交換ができるので、リキッドを無駄にしなくて済みます。
タンクはガラスチューブとトップぱーつ、2つのパーツで構成されています。初期状態でセットされている直径28mmの6.5mlタンクの他に、ストレートガラスの直径26mmタンクも付属します。
こちらに交換した場合に容量は記載がありません。2mlバージョンもラインナップされていますが、サイズが異なるため、3~4mlほどの容量であると予想できます。
エアフロー
エアフローはボトムエアフロー。エアフローホールには調整リングを装備し、全開から全閉まで無段階でドローを調整できます。
ポジティブピン
ポジティブピンははめ込み式で調整不可。
プリメイドコイル
コイルはこのELLO Duroから新たに採用されたHW-N head。HW headサイズながら、ワイヤーではなくネットを内蔵するネットコイルと、周囲のジュースホールを「マルチホールコイルシステム」と銘打っています。付属のコイルは2種類
- HW-N head 0.2Ω kanthal
- HW-N head 0.15Ω kanthal
どちらもかなり抵抗値が低いコイルです。
中をのぞいてみると、メッシュともまた異なる、「ネット」が設置されています。
iJust 3 テクニカルMODの詳細
iJustシリーズの新作バッテリー「iJust3」は直径25mmとかなりボリューミー。
内蔵バッテリーが3,000mAhと大容量で、最大ワッテージは80Wを誇ります。そしてパフボタンにはバッテリーのレベルを示すLEDインジケーターを搭載しています。
そして立ち上がりを重視し、パフ速度は25msとの記載があります。
Eleaf曰く「これまで以上に見た目が最高」とのこと。主観的な感想になりますが「派手」な見た目であることは間違いありません。
スペック
サイズ | H 86×D25mm |
重量 | 100.7g (実測97.4g) |
最大出力 | 80W |
抵抗値 | 0.1-3.0ohm |
モード | 直接電圧出力 |
スレッド | 510 |
充電ポート | microUSB |
バッテリー | 3,000mAh 内臓 |
特徴 | ・抵抗値保護(0.1-3.0Ω) ・自動カットオフ(15s) ・短絡保護 ・低電圧保護(3.3v以下) |
アトマイザー取付部
アトマイザー取り付け部には510スレッドを採用。多くのアトマイザーに対応しています。コンタクトは金メッキが施され、スプリング式を対応。
オーバーハングなしで直径25mmまでのアトマイザーを搭載可能です。
その他ディティール
パフボタンは六角形の金属製。背面にはLEDインジケーターを搭載しており、電源ON/OFF時などに点灯。
本体下部にはバッテリー充電用のmicroUSB端子を搭載。
底面には模様がプリントされ、中央部にはベントホールが空いています。
使い方
iJust3バッテリーの充電は本体端子に電源接続したmicroUSBケーブルを挿入して行います。
説明書はメーカーウェブサイトに充電電流の記載なし。ケーブルにQCの記載がないから、2A充電非対応であると思います。
リキッドを注ぐ時にはELLO Duroアトマイザーを固定するために、iJust3バッテリーに取り付けます。
ELLO Duroアトマイザーのトップキャップをスライドさせて、トップフィルにてリキッドをタンクにチャージします。チャージ後はプリメイドコイル内のコットンにリキッドが浸透するまでしばらく放置するのを忘れないようにします。
操作方法
以下には主な使用方法を製品マニュアルの記載に基づいて記載します。
- 電源のOn/Off … パフボタンを2秒以内に5回押す(5クリック)
- バッテリー残量表示
スイッチ部分のLEDのカラーでバッテリー残量を表します。
バッテリー残量 | LEDライトの色 |
100-60% | 緑 |
59-30% | オレンジ |
29-10% | 青 |
9-0% | 赤 |
感想とまとめ
お手軽爆煙キット!!ボリューミーなチューブスターターキット!!
インパクトのあるルックスと、充実のカラー展開。25mmサイズの爆煙スターターキット。
バッテリーは最大ワッテージ80Wで直接バッテリー電圧を出力。保護機能は搭載されているので、他のアトマイザーを搭載することもできます。確かに立ち上がりも良い印象で、パフと同時にミストがドバドバ押し寄せてきます。
アトマイザーはELLOシリーズの最新作で、コイルは新設計ながら名前通り互換性があります。HW-Nのネットコイルは低抵抗で、メッシュやノッチコイルに近い構造ながら、カンタル素材を採用し、熱の入り方も異なることから、また一味違った味わいを実現しています。それは立ち上がりやミスト量を重視したもので、フレーバーの再現度は低め。特に繊細でセッティングによって変化するフレーバー系のリキッドには向かないため、濃い味のVG MAXなど爆煙向けのリキッドをセレクトする必要がありますが、製品的に「爆煙スターターチューブ」なのでコンセプトにバッチリあっていると思います。
弱点としてはEleafのHW系コイルは使用環境によってダバ漏れする点で、筆者も今回3日ほど使いましたが、その間に1度エアホールからリキッドがダバーっと漏れたことがありました。
とにかくお手軽に。そして見た目のインパクトも大事!そして爆煙が楽しみたいユーザー向けのチューブ型スターターキットでした。
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