WISMEC「ウィスメック」のVAPEスターターキット、Reuleaux RX2 21700 with GNOME 「ルーロー RX2 ウィズ グノーム」のレビューです。
ボリューミーなサイズ!大容量バッテリーである21700を2本使用するデュアルバッテリーMODのスターターキットです。当然ですが「爆煙志向のスターターキット」
詳細を見ていきます。
商品提供:VapeSourcing
詳細
中国深センのVAPEデバイスメーカー、WISMEC。JoyetechとEleafもグループ企業であり、ベーステクノロジーを共有している大手ブランド。この3つのブランドはそれぞれの特色を活かした製品をリリースしており、WISMECの特色は「未来っぽさ」「アメリカン」「爆煙思考のアイテム」など。
WISMEC製品の多くは、JayBo氏( http://jaybodesigns.com/ )が担当。今回のReuleaux RX2 21700 with GNOMEも同氏によるものです。
今回の製品の特徴は以下の通り。
- 先進的な新規格バッテリー21700を2本使用するデュアルバッテリーMOD
- 爆煙タイプのクリアロマイザーGNOME
パッケージ・内容品
シルバーカラーの紙箱パッケージ。表には製品イラストとロゴ、背面には内容品などのインフォメーションが記載されており、背面にはさらに製品偽造防止に役立つ、スクラッチ式セキュリティーコード入りのステッカーが貼られており、WISMECウェブサイトで確認可能。
内容品一覧
- 1x Reuleaux RX2 21700 テクニカルMOD
- 1x GNOME アトマイザー (2ml)
- 1x WM02 Dual 0.15ohm Head (pre-installed)
- 1x WM01 Single 0.4ohm Head
- 2x 18650 バッテリースリーブ
- 1x QC micro USB ケーブル
- 2x ユーザーマニュアル
- 2x ワーニングカード
- スペアドリップチップ
マニュアルはアトマイザーのもののみ一部日本語で書かれています。何故使い方が複雑なテクニカルMODの方がマニュアルが薄いのか… 不親切さは否めませんが、本記事では使い方の詳細も後述していますので参考になさってください。
GNOME クリアロマイザーの詳細
キット付属のアトマイザーは、カートリッジタイプのコイルを採用する『クリアロマイザー』タイプの製品で、自分でコイルを作ったり、コットンでウィッキングすることなく、簡単に交換可能なプリメイドコイルを採用した利便性に優れたタイプ。
付属のGNOME Tankはすでにレビュー済みの製品、Reuleaux RX GEN3 with GNOMEに付属するものと同一モデルであるため詳細はこちらのレビューでご覧ください。
唯一異なるのは付属コイル。Reuleaux RX GEN3はトリプルバッテリーMODであり、今回のキットのデュアルコイルバッテリーMODに合わせたコイルがセレクトされています。
付属のコイルは以下の2種類。どちらも多くのミストを発生する低抵抗爆煙タイプのコイルです。
・WM01 (0.4ohm 40-80W) Single
・WM02 (0.15ohm 30-700W) Dual
スペック
直径 | 25mm |
リキッド容量 | 2ml |
重量 | 52.7g(実測) |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | 510 |
コイル | プリメイド交換式 ・WM01 (0.4ohm 40-80W)Single ・WM02 (0.15ohm 30-700W)Dual ・WM03 (0.2ohm 40-130W)Triple※付属しません ・WM RBA (ビルド用) ※付属しません |
エアフロー | ボトムエアーフロー |
リキッドチャージ | トップ |
素材 | ステンレス |
WISMEC公式サイトより
Reuleaux RX2 21700 テクニカルMODの詳細
キット付属のテクニカルMODは「Reuleaux RX2 21700」です。ネーミング通り21700バッテリーを使用するMODで、2本の21700バッテリーを収納することができます。
スペック
サイズ | H 81.5×W46.03×D37.1mm |
重量 | 297g(実測158.8g) |
電圧範囲 | 0.5 – 9V |
最大出力電流 | 50A |
ワット数範囲 | 1 – 230W |
温度範囲 | 200 – 600F/ 100 – 315℃ |
抵抗値 | 0.1-3.5ohm(VW) 0.05-1.5ohm(TCモード) |
モード | VW/温度-Ti系/温度-Ni系/温度-SS / TCR(M1、M2、M3) |
スレッド | 510(スプリング式) |
充電ポート | microUSB(2Aクイックチャージ対応) |
バッテリー | 21700デュアルバッテリー(18650アダプター付属) |
保護機能 | ・デュアルサーキット保護(過充電、過電流および過放電) ・バッテリー逆差し保護 ・プレヒート機能搭載 ・ファームウェアアップグレード可能 |
WISMEC公式サイトより
レビュー品の色はgradient purple。見る角度によって色合いの変化が楽しめりメタリックな質感が魅力の塗装が採用されています。WISMECウェブサイトを見ると、他のカラーバリエーションも同様のペイントが採用されているようです。
アトマイザー取り付け部
アトマイザー取り付け部はMOD上部に設けられ、510スレッドを採用。スレッドの位置は中央からオフセットしており、パフボタン側に寄っています。
MODの形状はバッテリーの大きさに合わせて形状が決まっているようなデザイン。
直径25mmサイズの付属アトマイザGNOMEを搭載。これ以上大きな直径のアトマイザーを乗せるとオーバーハング(はみ出し)してしまいます。ただし、アトマイザーに干渉するパーツはありませんのでオーバーハングを気にしなければ搭載サイズに制限はありません。
ボタンとディスプレイ
大きく視認性の良いモノクロ液晶を搭載。そして3つのボタンを配置。メインのパフボタンと、1つに見えるデザインのサブボタン(左右に別ボタンが割り当てられています)により本体の操作を行います。
バッテリー収納部
バッテリーカバーのロックはMOD背面のスイッチをスライドさせて解除します。
スライド式のバッテリーカバーは本体とセパレートします。このスライドですが完全に外さないとバッテリーが収納できませんが、レールをはめるのが噛み合わせがあまり良くないため、多少手間取りました。一度収納したら、頻繁な出し入れはしたくない、と筆者は感じました。
使い方
本機を使用するには、キットとは別に2本のバッテリーを用意する必要があります。
折角の21700バッテリーモデルなので、通常は21700バッテリーを2本用意するのが良いですし、そのために購入するのが普通だと思いますが、今回は残念ながら21700バッテリーが手元にありませんでしたので、18650バッテリースリーブを使用しています。
内部に記載された収納方向に従ってバッテリーを収納します。
デュアルバッテリーMODの注意点です。
バッテリーは同じロットの同銘柄の新品バッテリーを用いましょう!
バッテリーの銘柄が異なると性能が違います。そして、使用を繰り返したバッテリーは内部抵抗が増大しており、異なる銘柄、使用頻度のバッテリーを使用すると、どちらかに負担がかかってしまうため大変危険です。
収納したバッテリーの充電は、MOD本体でできます。USB電源接続したmicroUSBケーブルを本体端子に接続して充電します。2Aまでの電流に対応しているので、急速に充電することが可能です。
バッテリーカバーと本体の噛み合わせがあまり良くなく、頻繁に着脱するのは実用的ではありませんが、本体でのチャージができるので実用上問題は感じません。
テクニカルMODの準備が終わったら、次にアトマイザーの準備です。コイルは最初から組み込まれていますので、リキッドをチャージするだけです。好きなリキッドを別途用意し、アトマイザー上部からトップフィルでタンクにリキッドを注ぎます。
チャージが終わった後はコイル内のコットンにリキッドが浸透するまでしばらく放置するのを忘れないようにしましょう。チャージ後すぐにパフしてしまうと、乾いたコットンを焦がしてしまい、コイルがお釈迦になってしまいますよ。
操作方法
以下には主な使用方法を製品マニュアルの記載に基づいて記載します。
- 電源のOn/Off … パフボタンを5回押す(5クリック)
- 表示のオン/オフ…電源ON時にパフボタンと左サブボタンを同時長押しして、画面の表示がオン/オフになります。
- ボタンロック/アンロック…電源ON時に同時に2つのサブボタンを押します。キーロックとキーロック解除の機能が切り替わります。
- ディスプレイ反転…電源OFF時に同時に2つのサブボタンを押して画面表示を180度回転します。
- モード変更…
1.デバイスがオンになったら、パフボタンを3回連続して押してメインメニューに入ります。
2.右のサブボタンを押して、VW / TC(Ni、Ti、SS)/ TCR(M1、M2、M3)モードに切り替えます。パフボタンを押して確定します。
3.TC / TCRモードでは、モード記号が点滅している間、左のサブボタンを押してサブメニューに入ります。次に右のサブボタンを押してTC-Ni / Ti / SS(TCモード)またはM1 / M2 / M3(TCRモード)を選択します。パフボタンを押して確定します。
- VWモード:このモードでは、調整ボタンを押して出力ワット数を1W〜230Wに調整することができます。
- TCRモードの設定:
電源がオフの状態で、パフボタンと右のサブボタンを同時に押し続けてから、TCRセットメニューに入ります。
(1)左または右のサブボタンを押して、TCR M1、M2およびM3の中から選択します。
(2)選択したモードを確認するには、パフボタンを押します。
(3)左右のサブボタンを押して、コイルのTCRに応じてパラメータを増減させます。
(4)パフボタンを押したままにするか、インタフェースを約10秒間放置して確認してください。2つのサブボタンを使用して、増額する権利と減額する権利。 °Cと°Fの間を移動します。温度を315°Cに上げ、右の規制ボタンを押し続けます。温度の読みは自動的に最低華氏(200°F)に変わります。同様に、温度が最低(100℃)以下に下がると、ユニットは自動的に「°F」に戻り、温度は600°Fから低下し始めます。ワット数調整:ワット数記号が点滅している間、右または左のサブボタンを押してワット数を調整し、火災ボタンを押して確認します。右または左のサブボタンを長押しすると、ワット数の設定が急激に増減します。
抵抗ロック機能:抵抗記号が点滅している間、右のサブボタンを押してアトマイザーの抵抗をロックまたはロック解除します。 (注:このような操作は室温で行う必要があります。)
新しいアトマイザーの取り付け:TCモード。室温に冷却した新しいアトマイザーを取り付けてください。新しいアトマイザーが取り付けられる前に冷却されていない場合、新しいアトマイザーが冷えるまで、温度が正しく読み取られ、保護されます。
注:
1.新しいアトマイザーを接続するか、既存のアトマイザーを取り外して再接続すると、この変更を確認するメッセージが表示され、「NEW COIL RIGHT、SAME COIL LEFT」とメッセージが表示されます。右のサブボタンを押して、新しいアトマイザーが取り付けられていることを確認します。左のサブボタンを押して、同じアトマイザーが再接続されたことを確認します。2.ノーマルコイルを使用している場合、または使用しているコイルの抵抗がTCモードで1.5ohmより高い場合、デバイスは自動的にVWモードに切り替わります。 Current、Puff、Timeの間で移動:ユーザー情報のサインが点滅している間、右の規制ボタンを押して、現在のパフと時間の間を移動します
- 予熱機能:
(1)電源を入れたら、ファイアボタンと右のサブボタンを同時に押して、予熱設定メニューに入ります。
(2)予熱パワーと予熱時間を切り替えるには、ファイアボタンを押します。
(3)左または右のサブボタンを押して、パラメータを増減します。
(4)ファイアボタンを長押しして確定します。 - タイムアウト時間設定:
必要に応じてタイムアウト時間を5〜15秒に設定することができます。ファイアボタンと右のサブボタンを同時に押してメニューシステムに入ります。右のサブボタンを押してタイムアウト時間の設定を入力します。左のサブボタンを押して期間を設定し、次にファイアボタンを押して確定します。
時間が設定されると(5秒間など)、事前設定された時間にファイアボタンと音量を保持すると、「OVER 5S PROTECT」と表示され、自動的にシャットダウンします。ファイアボタンを5回押して再起動します。
感想とまとめ
21700デュアルバッテリーの余裕!爆煙スターターキット!
機能やスペックはWISMECやEleaf,Joyetech共通になるため割愛いたします。最大出力が異なる以外は温度管理やプリヒートなどの機能は同様です。要は「何を買っても安心。操作も共通で覚えやすい」ということ。基板やソフトウェアを共通化することで優れた製品を低価格で提供することができています。
本製品の特色は何と言ってもバッテリー。21700という新規格の大容量バッテリーを2本も収納できることで生まれる「容量的余裕」バッテリーのスペックにもよりますが、AVBの21700バッテリーを2本収納すると、容量は8,000mAhとなり、これは標準的な18650で言えば3本分です。圧倒的な大容量が魅力!
形状も握りやすく、ペイントもカジュアルでインパクトがあり、デザイン的にも好まれるユーザーが多いのではないでしょうか。
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