Eleaf「イーリーフ」のVAPEスターターキット、iStick Pico Baby 「アイスティック ピコ ベビー」のレビューです。
Eleafの人気シリーズの名前を冠にしたステルスタイプMODのスターターキット。
ステルスタイプのテクニカルMODとは、本体内にアトマイザー収納部分があるので、サイズをコンパクトに。
そして、タンクのガラスパーツを保護できる。見た目にも良いと言うメリットを持っています。
そしてアトマイザーはEleaf GSシリーズのクリアロマイザー、GS Babyをセット。
詳細を見ていきます。
商品提供:ベプログshop
詳細
EleafがリリースするiStick Picoシリーズの新製品は、ディスプレイを持たないシンプルな機能のテクニカルMOD『iStick Pico Baby』と、クリアロマイザーGSシリーズの『GS Baby』です。
一番の特徴はそのサイズ。片手にも余るほどのコンパクトなサイズ感が魅力で、シンプルな機能を金属製ボディーに搭載したシンプルでコンパクトな筐体が魅力です。
女性の手でも握りやすいサイジング。使い手を選ばずに携帯し、使用することができると思います。
もちろんテクニカルMODとアトマイザーは完全にセパレートします。それぞれの詳細を見ていきましょう。
パッケージと内容品
パッケージのデザインはシンプル。
製品イラストを用いたデザインで、内容品がわかりやすく配慮されています。
背面には内容品の情報が記載されており、側面には製品の偽造を防止するためのセキュリティーコードの入ったステッカーが貼られています。
このステッカーは上側を剥がすことでセキュリティーコードが閲覧できる「2重シール」です。
内容品一覧
- iStick Pico Baby テクニカルMOD本体
- GS Baby クリアロマイザー本体(コイル組込済)
- 予備コイル(GS Air 0.75ohm head)
- 予備パーツ(Oリング)
- VAPEバンド
- 充電用microUSBケーブル
- 書類(ユーザーマニュアル、ワランティーカード)
マニュアルは英語のみで書かれています。図解入りのマニュアルですが使い方がわからない場合はこのブログを参考にしていらだければ幸いです。
iStick Pico Baby テクニカルMODの詳細
iStick Pico Babyは、ディスプレイを持たないシンプルな機能のテクニカルMODで、内部にアトマイザーを収納することができるスペースを確保した「ステルス」タイプのレギュレーテッドで、システム全体でのコンパクトサイズを実現できる設計です。
1,050mAhのバッテリーを内臓(交換不可)し、プッシュボタンに物理的なロック機構を搭載しています。どこにでも持ち運べる非常に小さなvapeキットです。
スペック
サイズ | H 58×W41×D23mm |
重量 | 76.37g |
最大出力 | 25W |
抵抗値 | 0.4-3.0ohm |
モード | 直接電圧出力 |
スレッド | マグネット式 |
充電ポート | microUSB |
バッテリー | 1,050mAh 内臓 |
特徴 | ・抵抗値保護(0.4-3.0Ω) ・自動カットオフ(15s) ・短絡保護 ・低電圧保護(3.3v以下) |
出力モードはバッテリーの電圧を直接アトマイザーに伝える「直接電圧出力」ですね。一定の電圧を出力するモードがないのは残念。保護機能もしっかり付いています。
パフボタン
唯一の物理ボタンであるパフボタンはMOD上部に。ヘアライン仕上げが美しく、大きく押しやすいボタンです。
このボタンの周囲のリンクがくるくる回って、物理的にプッシュボタンをロックできる仕組み。5クリックによるロックよりも確実にボタンをロックできるため、形態時にも安心の構造です。
アトマイザー取付部
アトマイザー取り付け部はアトマイザーGS Babyの項目で触れた通り、マグネットでの接続が前提になった構造。取り付け部分の内径は14mmサイズのアトマイザーに最適化されています。
若干取り付け部分のサイズに余裕があるので、16mmサイズのアトマイザーであれば突起が少ないものであれば搭載可能です。
その他ディティール
ディスプレイは省かれており、電源状態やバッテリー状態は本体下部のLEDインジケーターで確認します。
GS Baby クリアロマイザーの詳細
GS Babyはその名前の通り、Eleaf GS headプリメイドコイルを収納することができるクリアロマイザーで、EleafのGSシリーズアトマイザーと互換性があります。そして、名前に『baby』が入る通り、このキットに合わせて開発された専用品でもありますが、単体販売の設定もあります。
なお、Eleaf GSシリーズのアトマイザーのレビューは下記よりご覧いただけます。
共有コイル規格を採用した互換機で、これらの機種と同等の性能を保有しています。
ステンレススチール製のボディ。ボトムエアフローにはエアフローリングを装備。ドリップチップは汎用品に交換可能な510規格です。
筆者の個人的な思い出として、初めて買ったアトマイザーがGS Tankだったので、2年以上経った今もこのコイルが現役なのは感慨深くもありますが、この2年間、そこまでVAPEデバイスは進化していないのか、とも感じてしまいます。いや、このGS headの完成度が高かったのでしょう!
スペック
直径 | 14mm |
高さ | 39mm(DT,510スレッド含まず) |
重量 | 36g(実測) |
リキッド容量 | 2ml |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | 510DT |
コイル | プリメイド交換式 GS head |
エアフロー | ボトムエアーフロー |
リキッドチャージ | トップ |
素材 | ステンレス、ガラス |
直径14mmサイズのVAPEバンドが付属。ガラス露出部が少ないので、保護というよりは装飾目的の付属品ですが、分解時の滑り止めとしても使用可能です。
分解
他のGSシリーズアトマイザー同様のパーツ構成となっており、基本的に4ピース構造。写真のように ドリップチップ / タンク / コイル / ベース に分解することができます。
ドリップチップ
ドリップチップの取り付け部分は汎用規格として、多く単体販売もされている510サイズ。付属品以外のドリップチップを取り付けて使うこともできます。
本体と同じスレンレス素材のドリップチップは内径4mmストレート構造。ヘアラインが美しい仕上がりです。
全長18mm、露出部の高さ13mm、外径10(8.5)mm、内径4mm。
タンク
リキッドチャージはGSシリーズ伝統のボトムフィル。今時のアトマイザーは利便性を重視してトップフィル、トップキャップを外すだけでリキッドチャージができる構造が多いのですが、GSシリーズは頑なにボトムフィルを採用しているので、タンクを外さないとリキッドチャージできません。
タンクのジュースホールは大きく、ユニコーンボトル、スポイトボトル、ニードルボトル etc.. 容器を問わずにリキチャ可能。ボトムフィルは若干リキッドチャージが面倒ですが、内圧?気圧?の関係でリキッドがダバ漏れしずらいメリットもあります。
エアフロー
GSシリーズ伝統のボトムエアフロー構造エアホールは長穴のものと、4つの小さいエアホールに分かれており、このエアホールをAFCで塞いでドロー調整が可能です。基本的にMTL用のアトマイザーなのでドローは重めです。
ポジティブピン
ポジティブピンははめ込み式で調整不可能。当然ハイブリッド接続などで使用するのは危険な構造です。
この510スレッド部分に合わせたマグネットパーツが付属。磁力で付属のバッテリーに接続される構造です。
プリメイドコイル
付属のコイルはGS headコイル。
- GS head 0.75Ω 8-25W
抵抗値や推奨ワッテージからもわかる通り、MTL向けのコイル。
伝統のコイルですが、付属品を分解して見たところ、コイル内が汚れていました。この写真は未使用状態ですがワイヤーもウィックも汚れているのが気になります。品質管理に問題ありか?
使い方
Pico BabyテクニカルMODに内臓の1050mAhバッテリーの充電には、電源に接続したmicroUSBケーブルを本体端子に接続して行います。
バッテリーの充電が終わったら、GS Babyアトマイザーを引き抜きリキッドチャージしていきます。
タンクを外して、ボトムフィルにてリキッドをチャージします。チャージ後組み立てたのち、コイル内のコットンにリキッドが浸透するまでしばらく放置するのを忘れないようにします。
ドローの調整はエアフローコントロールリングで行います。この調整時はアトマイザーを都度外す必要があります。
リキッド残量はアトマイザーを外さなくても、MODの窓から確認可能。
操作方法
以下には主な使用方法を製品マニュアルの記載に基づいて記載します。
- 電源のOn/Off … パフボタンを2秒以内に5回押す(5クリック)
- バッテリー残量表示
バッテリー下部のLEDインジケーターでバッテリー残量を表します。
バッテリー残量 | LEDライトのコンディション |
100-60% | 5秒間点灯(1サイクル) |
59-30% | 3秒間に1回点滅(4サイクル) |
29-10% | 1回につき点滅(4サイクル) |
9-0% | (4サイクル) |
感想とまとめ
全長をコンパクトに!見た目にもこだわったMTLスターターキット!!
既に金属外装・スリムさを実現しながらワッテージ調整機能も搭載したGSシリーズアトマイザーを採用したBASAL KitがEleafからリリースされていますが、このiStick Pico Babyは同等の性能のクリアロマイザーを採用しながら、ステルスタイプのテクニカルMODで個性を主張したスターターキットです。
機能自体はGSコイルを採用するアトマイザー、スターターキットと同様ですが、全長を抑えたサイジングに魅力を感じるユーザーにはベストマッチなキット。用途やニーズによって選べるバリエーションを豊富なラインナップで実現しているEleafの商品ラインナップには驚かされます。
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