Hcigar(エイチシガー)のVAPEアトマイザー、Maze v4 RDA「メイズ ブイフォー」のレビューです。
シングルコイルで楽にビルドでき、背が低くルックスが良いことから話題の製品となった前作MAZE v3に続き、バージョン4であるv4がリリースされました。
v4はルックスを引きづきながら、デッキはデュアルコイル前提であり、24mmサイズになっています。
それでは早速レビューしていきます。
商品提供:GearBest
Maze v4 RDA のパッケージと内容品
Hcigarらしいシンプルなパッケージデザイン。白を基調にし、ロゴを大きく用いたしっかりとした貼り箱に本体と付属品が入っています。付属品は充実しており、とりあえずこのアトマイザーとワイヤーをカットするニッパーだけ購入すれば、ビルドまで楽しむことができます。
説明書は英語と中国語で書かれていますが、図解入りでわかりやすいマニュアルです。
内容品一覧
- Maze v4 RDA アトマイザー本体
- ビルド用六角レンチ
- 予備パーツ(イモネジ、Oリング一式)
- プリメイドクラプトンコイル *2
- オーガニックコットン
- ユーザーマニュアル
Maze v4 RDA の詳細
カバーは316ステンレススチール素材を採用し、510標準電極インターフェイスに適合してください。
また、底部に充填されたメインフレームの底部の支持部には、液状の液体で満たされた穴電極がある。
ダブル4気流の穴、ダブルヒーター線の設計。
シンプルな構造で、簡単に分解して取り付けることができます。
大きなベースは記憶スペースを大幅に改善することができる。
サイドエアインテーク設計、両側に2つの固定入口穴。
アトマイザー全体をより高級に見えるようにします。
家族のデザインが採用されていますが、外カバーの踏み板はアトマイザーの出現レベルに多くのポイントを追加します。
- デュアルDIY加熱ワイヤーデザイン
- 味の種類巨大な蒸気のRDA
- よりユニークな味を持つ、調節不能なサイドインレットデザインの採用
- 下部に大きな液体液体の容量があれば、より多くの液体を充填することができ、液体の充填に長時間を要するので便利です
- 外観は、ストライテッドデザインを採用し、それはデバイスの美しさとファッションを作る
- 強力で耐久性のある316 SS素材を採用
Maze v4 RDAのスペック
直径 | 24mm |
高さ | 30mm |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | 510 |
コイル | RBA デュアルコイル/シングルコイル |
エアフロー | サイドエアフロー エアフロ調整不可 |
素材 | 316 Stainless Steel PEEKインシュレーター PEIドリップチップ |
BF対応 | ○ BFピン付属 |
色 | Brushed Black,Brushed SS |
Hcigar公式サイトより
デッキや外装のスペックは説明書に記載の通り。しっかりとスペックが書いてあることに好感が持てます。
全高は510スレッドを除き、24.63mm(510ドリップチップアダプターを含む)。ショートトールのドリッパーです。
デザイン
エクステリアデザインは前作MAZE v3やv1.1と同様。デッキデザインなど、構造が変わった反面、ルックスを引き継いだ形になっています。
MAZE v3を横に並べてみると、直径や高さが変わったため、一回り大きい印象です。
【アトマイザー】Maze v3 RDA「メイズ ブイスリー」 (Hcigar/エイチシガー) レビュー
https://vape-circuit.com/atomizer/rda/hcigar_maze-v3/
分解してみました
純然たるドリッピングアトマイザーのため、パーツ点数は少なめです。
写真左から、510ドリップチップ/510ドリップチップアダプター/トップキャップ/デッキ になっています。
ドリップチップ
ドリップチップは本体と同素材。ステンレススチール製のドリップチップには、MAZEの刻印が入っています。取り付け部分は510DT規格になっているので汎用品に交換することもできます。
露出部の高さ6mm、外径14mm、内径6.4→9.25mm(途中まではストレートで、そこから逆テーパー)
樹脂製のアダプターを介してトップキャップ部分に接続されます。樹脂製パーツはスレッド式でトップキャップに取り付けできるようになっています。
トップキャップとエアフローデザイン
エアフローはサイドエアフローデザイン。エアフローリングなどは設けられておらず、調整はできません。左右2つのホールが設けられているデュアルコイル専用設計になっています。
MAZE v3ではキャップがゆるいのが気になりましたが、v4では適度な硬さに調整されています。
キャップ裏は流行のドーム型形状。エアホールからキャップ上部までのクリアランスがあまりないので、コイル設置の自由度が低いと感じます。基本的にはエアホールの側に設置するようにしないと冷却が間に合いそうにないデザインです。
デッキ
デッキは2ポール2スレッド。ポールと言いながら横に伸びている形状で、コイルレッグ固定部は独特の形状で、固定前にコイル足の長さを決めておくタイプで、固定後に切断することができません。
対角線上にコイルレッグを設置すればシングルコイルでもビルドできそうです。
ジュースウェルはそこそこ深く、ウェルが分かれていないタイプです。
ポジティブピン、BFピン
ポジティブピンは金メッキ仕様。デッキのポジティブ側固定兼用で調整は不可です。
BFピンが付属するため、通常ピンと交換してスコンカー運用できるメリットがあります。パーツをバラしてみるとこのようなパーツ構成で、ポジティブピン周りを絶縁するインシュレーターだけでなく、リキッドのリークを防ぐOリングが設けられていることに好感が持てます。
BFピンと取り付けてみると、ジュースウェルより高い位置にジュースホールがあり、BFボトルからリキッドを供給するとウェルにジュースが保持できるタイプです。ボトルにジュースが逆流せずにウェルにジュースを保持できるのがメリットですが、ボトルを押しすぎるとリキッドが溢れてしまうデメリットもあります。
Maze v4 RDA のビルド
ビルドです。イモネジは付属の六角レンチで緩めることができます。
から吸いしてみると、DLするのに程よいドロー。スカスカでもなければタイトでもない。この塩梅は吸ってみないとわかりませんが、まずまずのドローです。
今回はカンタル24ゲージ、3.5mm、5ラップで巻いていきます。
通常であればコイル位置を上げて、中央寄りにするのが筆者の好みですが、エアホール位置とトップキャップの高さの関係、上部の空間からかなり無理があるため、エアホールに寄せてビルドしています。
中央寄せにするのであれば、ワイヤーを26G、巻径を下げてやる必要がある印象です。
ウィックでエアーの流れを多少制御するイメージ、FiberFreaksを用いました。
コイル位置はできる限り上げ気味にしています。
Maze v4 RDA をMODに載せてみました
WISMEC/SINUOUS P80(18650シングル)
Pioneer4You/iPV Vesta(18650デュアル)
Joyetech/EKEE(内蔵バッテリー)
24mmサイズと直径が大きいながら、高さが抑えられているため、コンパクトサイズのMODとのマッチングも良好です。しかし、MAZE v3のサイズに見慣れた筆者としては妙に大きく感じてしまいます。
Maze v4 RDA のまとめ
まず、MAZE v4はv3の後継機ではありません。
バージョン4とはいえ、構造から違っており、コンセプトや用途も異なります。
MAZE v1.1、v3のルックスの24mmデュアルコイルドリッパーがこのMAZE v4です。
主にルックスにこだわってデザインされたアトマイザーであり、エアフロー調整不可能など性能が犠牲になっていると感じます。そして、エアホール位置もあと2mmほど下であればもっとビルドの自由度が高かったのではと感じます。これは恐らくエアホールからリキッドが漏れることを嫌った仕様でしょう。
今回のビルドでは、エアホールに寄せてビルドしたのにも関わらず、ダイレクトにリキッドの味を楽しめ、荒々しく程よくウェットな印象のミストを楽しめました。
欠点はエアホールからトップキャップ裏までの空間が狭く、本体が熱を持ってしまう点。これをビルドで解消しようとすると、流入空気量とコイル熱が釣り合わなくなってしまう印象で、この構造にするのであれば、エアフローコントロールが欲しかったと感じます。
味はビルド次第とはいえ、悪くない印象なので惜しい!
ただし、かなりコスパが良い割にルックスと仕上がりは悪くないので、デュアルのアトマイザーを試す意味では良いかもしれません。
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