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DAVINCI (ダヴィンチ)のヴェポライザー、MIQRO「マイクロ」のレビューです。
ハイエンドヴェポライザーメーカーとして有名なDAVINCIがリリースする、コンパクトサイズのヴェポライザーです。ポケットサイズの高性能デバイス!
このヴェポライザーの特徴
- 超コンパクトサイズのハイエンドヴェポライザー!
- 18350バッテリー採用!交換にも対応!
- 加熱にはコンダイクション方式を採用
- 4段階に温度設定が可能
- バイブレーター機能搭載
詳細をレビューします!
商品提供:ベプログshop
DAVINCI Miqroの詳細
アメリカのメーカー、DAVINCI Vaporizer。
一世を風靡したダヴィンチIQをそのままコンパクトにした製品が『MIQRO』です。
このMIQRO、すごく小さいです!まさに手のひらサイズとはこのこと、というお手本のようなヴェポライザーですね!ポケットにも収まりが良いサイズ感が最大の魅力では無いでしょうか。
重量はバッテリー込み104gと軽量とは言えませんが、中身が詰まっている印象のある重量感は、手に持ってみると高級感を感じる完成度。
しかも、バッテリー交換式なので、バッテリー寿命にかかわらず長きにわたって愛用できるのが魅力です。
スペック
サイズ | H79.4 × W34 mm × D23 mm |
重量 | 104 g(バッテリー込み) |
加熱方式 | コンダクション |
加熱温度 | 4段階 |
一回の吸引可能時間 | 5分 |
充電ポート | microUSB(DC5V) |
バッテリー容量 | 18350バッテリー) |
メーカー公式サイト | https://www.davincivaporizer.com/miqro-vaporizer/ |
パッケージ・内容品
“DaVinci Vaporizer”はアメリカの会社ですが、ヨーロピアンテイストを感じさせる高級感と上質な製品を感じさせるを感じるパッケージデザイン。
内容品一覧
- DAVINCI Miqro(ヴェポライザー)本体
- クリーニングキット
- microUSBケーブル
- キャリーポーチ
- 予備の18350バッテリー
- バッテリーケース
- マウスピース
- シリコンケース
- グラインダーコイン
充実の付属品内容。本体より付属品の方が多いです。パッケージングも凝っていて、付属品は小さな子箱に小分けになって収納されていました。
調べてみると、MIQROには今回のように付属品が充実している”Explorers Collection”と、もっと基本的なものしか入っていない”BASIC Collection”が存在するようです。
メンテナンスツールはもちろん、キャリングケースやシリコンスリーブが付属。
予備の18350バッテリーだけでなく、バッテリーを安全に持ち運ぶことができるバッテリーケースまで付属します。金属製ケースの中には絶縁ゴムパーツが使われているので、もちろんショートすることはありません。
バッテリー収納部の他にも小さな収納部分があり、少しの量ですがシャグを詰められるようにもなっています。
マニュアルは英語で書かれていますが、提供先ショップではオリジナルの日本語マニュアルを作成。付属させているの日本のユーザーにもわかりやすい配慮が嬉しいですね。
デザイン・ディティール
コンパクトなサイズのヴェポライザー。”MIQRO”はマイクロ(MICRO)を変化させた造語だと思われますが、その名前が示す通りのコンパクトなサイズです。ヴェポライザーとしてはかなりコンパクトなサイズです。
ただ小さいだけでなく、そこそこ値段の張る製品(2万円オーバー)であるため、製品のクオリティーはこの価格に遜色のない仕上がりになっている印象です。もちろん低価格製品と比べて、ディティールにまで抜かりなく仕上がっているので、パッと一見した時、高級感そこ感じないものの、クオリティーの良さを感じさせてくれます。
全面ブラックで統一されたペイントボディーには、塗装剥がれもなく、細部までしっかりと仕上がっている印象です。
MIQROの製品背面には使い方が書かれたステッカーが貼られていますので、操作に慣れるまでは貼っておくのも良いでしょう。もちろん、デザインの邪魔になるものですので、慣れたら簡単に剥がすことができます。
側面にDaVinci Vaporizerのロゴマークが刻まれたパーツがありますが、これはゴムカバーです。このカバーを外すと充電用端子が備わっています。
このゴムカバー、少しの力で外れてしまうのでポケットの中で勝手に取れやすく、無くしやすいので紛失には十分注意します。実用的にはこのカバーはつけない方が良いと思います。
かっこはいいのですが、実用的ではありません。
MIQRO本体で収納したバッテリーの充電が可能です。電源に接続したmircoUSBケーブルを端子に接続して充電します。本体にはLEDインジケーターが備わっています。
MIQRO本体側面には3つのボタン(メインボタンと2つのサブボタン)が備わっています。
ミストを吸引するマウスピース部分。このマウスピースは付属する別形状のものにも交換可能です。
平べったいものと、チューブ状のもの2種類からセレクト可能です。携帯性に優れたスマートな平べったい形状のものと、吸い心地に優れたチューブ形状のもの2種類が付属します。お好きな方を使うことができます。
咥え心地はパイプ形状のマウスピースの方が良いですね。使い心地にこだわるのか、携帯性とスマートなルックスを重視するのか、悩ましいです。
マウスピース部分を側面を持ち上げるようにして開くと、中にはバッテリー収納部と、タバコ葉のミストが通る管部分が。
MIQROは構造上、タバコ葉を詰めるチャンバー部分はマウスピースの逆サイドに備わっていて、バッテリー収納部がマウスピースの下部分に備わっています。スライドロック式バッテリーカバーを開くと、中にはリプレイス(交換可能)な小さな18350バッテリーを収納可能です。
付属のバッテリーは900mAhの容量です。
汎用性の高い18650バッテリーではなく、同じ直径ながら全長の短いバッテリーを採用することで、小さなボディーサイズを実現。なおかつ、バッテリー内蔵型ではバッテリー寿命とともに本体も使えなくなってしまいますが、交換可能とすることで長い期間愛用できる製品に仕上げています。
バッテリー収納部分には、ツールも備わっています。パッキングツールを本体内に収納可能なので、別にツールを持ち運ばなくて良いのが嬉しいですね。
ツールには”DAVINCI”のエングレービング入り。このツール、予備が付属するので無くしてしまっても安心です。
そしてこのツールは、タバコ葉を熱して発生した蒸気が通る部分、パイプを取り出すツールとしても使用可能です。
チャンバーがマウスピースの反対側に備わっているため、本体内を蒸気が通る構造になっていますが、そのパイプをクリーニング時に取り外すことができる構造です。
このパイプはジルコニアコーティングされたセラミックでできていて、気化したタバコ葉の蒸気を冷却できるようになっています。小さな本体なので、チャンバー部からマウスピースまでの距離が取れないため、チャンバースペースをマウスピースの反対側に配置して工夫しています。
チャンバーにアクセスするときは、MIQRO本体底のカバーを側面から持ち上げます。ロック機構は備わっていないので、側面を押し上げるだけでアクセス可能です。
タバコ葉を詰める部分、大容量のセラミックチャンバーです。オーバル型(楕円)なので、紙巻きたばこを千切って入れるのには不向きな形状、シャグ(手巻きタバコ用の葉っぱ)を入れるのに適しています。
キャップ部分や周囲はジルコニアコーティングされていて、ブラックメタリックに輝いています。タバコ葉がこびり付きにくそうな加工。手間とコストがかかっています。
キャップ部分の出っ張りは、回して出っ張り具合の調整が可能です。内部にネジが仕込まれています。この出っ張り部分を調整して、タバコ葉を押し付ける具合を調整します。タバコ葉を詰める量などによってセッティングを変えることができます。
使い方
1. タバコ葉を詰める
使うときは、まずはじめにチャンバーを開いて、タバコ葉を詰めていきます。チャンバーの形状がオーバル型なので紙巻きたばこを千切ってそのまま詰めるのには適していませんが、キャップ部分で押し付けることができるので、使えないわけではありません。
しかし、ランニングコスト的にも手巻きタバコ用の葉っぱを使うのが良いと思いますので、用意するのが適切だと思います。近くにタバコ専門店がない場合は通販などでも購入することができます。
今回はグリーンティーフレーバーの”COLTS GREEN TEA”を用いました。
2.本体を操作して加熱を開始する
タバコ葉を詰めたら本体を操作して加熱を開始します。
- ボタンを5回連続で押す(5クリック)と電源ON → 自動で加熱開始(バイブ振動&LED点滅)
- サブボタンで設定温度変更(4段階)
- 設定温度に達するとバイブレーターが振動、LEDが点灯する
- 約5分後にバイブレーターが振動(予告なし)
- 電源オフは再び5クリック
- 緊急停止は5クリックでOFF
一般的なヴェポライザーと同じような使い方です。メインボタン5回でON/OFF、温度設定はサブボタンで操作します。
LEDランプで設定温度を表示します(写真は一番高い温度設定です)加熱完了まではそこそこ時間がかかります。ヴェポライザーの中では遅い部類に入リマス。条件によって異なりますが、30秒ほどは最低でも時間を要します。
また、加熱中はMIQRO本体がかなり熱くなります。火傷したり持てないほどではないですが、電子機器として心配になるぐらい暖かくなるため、シリコンスリーブに入れて使うのが適当だと感じました。
3.クリーニング
キャップ部分で押し付けるので、「シャグポン」(本体を軽く叩いてポンとシャグを取り出す)の成功率は低いです。10回使って1度も成功しないぐらいなのですが、本体にパッキングツールが内蔵できるので出先でのメンテナンス性は悪くありません。
細かくムラなく加熱されたタバコ葉が出てきました。
4.バッテリー残量の表示
バッテリー残量の確認方法は、サブボタン(プラスとマイナス)を同時に押すことで、本体のLED部分に表示されます。
感想
18350交換可能なバッテリーはメリットとデメリット両方あります
コンパクトで高級感のある本体。小さい容量ながら交換可能なバッテリーを採用しているため、バッテリー寿命に関係なく、長く愛用できる製品です。
しかし、本体サイズをコンパクトにするために、18350バッテリーを搭載しているため、当然ですがバッテリーの持ちが良くないのは覚悟しなければなりません。大体5-6セッションしか使えないので、予備バッテリーを持ち歩いたとしても10-12セッション分です。一日フルに使うには心もとないバッテリー容量ですので、運用方法を検討してから購入するのが良いでしょう。
ただし、他のヴェポライザーと同じく、モバイルバッテリーやUSB端子からの充電に対応しているので、持ち運び時に充電する環境がある場合にはあまり気にすることもないでしょう。
本体がかなり熱くなるのが心配
味の前に気になる部分としては、使っている時に本体がかなり熱くなります。
冬場の今、素手で持てないほどではないのですが、ほんのりと使い捨てカイロほどの暖かさになるので、夏場の使用はバッテリー的にも心配ですし、素手で持てないほどになってしまう可能性もあります。
シリコンジャケットが付属するのですが、小さいのが最大の魅力であるMIQROをケースに入れてしまうと魅力が半減してしまうのが悩ましい部分ですね。
味はおいしい!
味は良いですね。ただし、ニコチンのキック感は弱めです。マイルドな味わいですね。ニコチンのキック感がガツンとほしいユーザーには向きませんが、タバコ葉をじっくり味わいたいユーザーには向いていると思います。
味わいが良いことももちろんですが、ありがちなゴム臭やプラスチック臭などの新品臭さは一切感じません。
また、コンダクション方式ですが、同じ方式の廉価機種とは明らかに味わいの次元が違います。
それはチャンバー部分からマウスピースまでの距離が確保されていることも良い影響を生んでいるのではないでしょうか。
吸引できるミストは、冷たいものではないものの、十分に温度が下がっているため、味わいを敏感に感じられる温度にまで冷却されている印象です。
ドローは調整できません。比較的軽めですが、MTLできないほどではなく、DLもどちらもできる程度のドローです。
筆者は標準で付属する平べったい5つ穴のマウスピースはどうしても慣れませんでした。唇を押し付けなくてはならないつか心地がどうにも慣れないのです。持ち運びに若干かさばりますが、パイプ型のマウスピースの方が明らかに使い心地が上です。
買いなのか?
正直自分が買うか?と聞かれれば悩んでしまいます。
すごく小さいし、クオリティのも高い。喫味も良いのですが、価格が2万円代中盤なのですよ。
もちろん、小さいことは魅力なのですが、大きくても良ければ1万円ちょっと出せば、同じぐらいの喫味のヴェポライザーが購入できてしまうことを考えれば割高であることは否めません。
ただ、価値観は人それぞれなので、コンパクトなサイズでもクオリティと喫味にこだわりたい。その部分にお金を払えるユーザーであれば「アリ」だと思います。
まとめ
手のひらサイズのコンパクトなハイエンドヴェポライザー。
価格に見合うかどうかは、購入者の価値観次第だと思いますが、十分な魅力を持ったデバイスであることは間違い無いでしょう。
ヴェポライザーファンはもちろん、コンパクトガジェット好きにとっても魅力ある製品です。
コメント
とても解りやすかったです。
ダヴィンチはカッコいい…けれど価格が…
恐縮です!ヴェポライザーはまだまだ初心者ですので、何か気になる点があればご指摘いただければ幸いです。
確かに高いですね^^; でも高いだけの価値は感じましたよ!