WISMEC「ウィスメック」のVAPEスターターキット、 CB-80 with AMOR NS Pro 「シービー80」のレビューです。
18650シングルバッテリー対応のCB-60と、MTLからDLまで対応するWSコイルを採用するAMOR NS PROアトマイザーをキットにした電子たばこ用のBOX MODスターターキットです。
22mmサイズのアトマイザーに特化したスリムで軽量なボディーが最大の魅力です!
それでは早速レビューしていきます。
商品提供:VapeSourcing
詳細
WISMECがラインナップに追加した新商品は「CB-60スターターキット」の後継機です。
CB-60はバッテリーを内蔵し、ファームウエアアップデート不可など機能を絞るのと引き換えに、優れたコストパフォーマンスと軽量コンパクトそしてスリムなボディーを実現したスターターキットでしたが、その後継機であるCB-80は、優れた点だけを受け継ぎ、18650バッテリーに対応し、軽量でスリムなボディーは引き継いでいます。
そして更にファームウエアアップデート可能!(カスタムFWも導入可能です)
フル機能を使える機種へ生まれ変わりました!!
気になるコストパフォーマンスですが、お値段据え置き!バッテリーを別途用意しなくてはなりませんが、変わらない価格設定が嬉しいですね。
この製品のデザインはJake Barneyが担当しています。
22mmサイズのアトマイザーに特化したスリムなボディが手に馴染む
若干ボリュームアップ(H 75.9×W36.9×D22.6mm からH 80.4×W36.4×D22.6mm)したもののスリムさは変わりなく、手に馴染むデザインが最大の特徴と言えます。
22mmサイズのアトマイザーがギリギリのサイジングで、バッテリーサイズを考えるとこれ以上ないほどのスリムさを実現しています。
アトマイザーとバッテリーがセパレート!
もちろん、CB-80 MODと、AMOR NS PROアトマイザーは完全にセパレートします。
取り外し可能ということです。CB-80に別のアトマイザーを載せることもできますし、AMORを別のMODで使うこともできます。
パッケージ・内容品
CB-60キットの詳細を見ていく前にまずはパッケージと内容品から見ていきます。
WISMEC製品デザインの、エンボス加工された貼り箱パッケージで黒を基調にしたシックなカラー。フロントには製品イラストとロゴなどが箔押しされ、バックには内容品の記載などとともにシリアルナンバー入りのスクラッチ式セキュリティーコード入りステッカーによる偽造品対策が施されています。
内容品一覧
- WISMEC CB-80 テクニカルMOD(バッテリー別売り)
- WISMEC AMOR NS Pro クリアロマイザー本体
- プリメイドコイル WS01(0.2ohm 45-55W)
- プリメイドコイル WS04 MTL(1.3ohm 8-14W)
- アトマイザー予備パーツ(ガラスチューブ、Oリング)
- mimcroUSBケーブル
- ユーザーマニュアルなどの書類
CB-80テクニカルMODとAMOR NS PROアトマイザ、そしてその付属品が同梱されています。コイルは2種類。DL用のWS01と、MTL用のWS04が入っています。
説明書類などは全て英語で書かれており、日本語の記載はありません。使い方はこのブログに後述しますので参考にお読みくださいませ。
AMOR NS Pro クリアロマイザーの詳細
付属のアトマイザーはプリメイドコイル交換タイプのクリアロマイザー、AMOR NS Proです。
WISMECのAMORシリーズのアトマイザーで、WSコイルをシリーズ共通で採用しています。
ドローの軽い DL(ダイレクトラング 直接肺にミストを吸引する吸い方)とタイトドローMTL(マウス・トゥ・ラング タバコのように口内に一度ミストを溜めた後に肺に吸引する吸い方)どちらにも対応するコイルをラインナップしていますが、DL用も抵抗値はそこまで低くないので、ミストを多く発生する爆煙を楽しむ機種ではなく、どちらかといえば「味重視」と呼ばれるタイプのアトマイザーです。
スペック
直径 | 22mm |
全長 | 46.2mm |
重量 | 44.6g |
リキッド容量 | 2ml |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | 510DT |
コイル | プリメイド交換式 バリエーション
|
エアフロー | ボトムエアーフロー |
リキッドチャージ | トップ |
素材 | ステンレス |
WISMEC公式サイトより
ドリップチップ
ドリップチップは汎用規格を採用しています。
510規格なので、単体で売られている汎用品に交換して使うこともできます。
付属のドリップチップはハニカムデザインの樹脂製ドリップチップ。内径が途中から急激に広がるタイプで、内径は太めです。
全長15.5mm、露出部の高さ10.5mm、外径11.85mm(咥える部分は11mm)、内径5.5mm(7mmまで拡散)
タンク
次にタンクを見ていきます。
リキッドをアトマイザーに装填するには、トップキャップをスライドさせるだけで、上からリキッドを注ぐことができるトップフィル方式を採用しています。
このトップキャップは非分解式。トップキャップ上部に三角が付いているのが目印で、その部分をスライドさせるとリキッドチャージホールが現れるので、そこからリキッドをチャージできます。このチャージホールは十分に大きいので、先が太めのスポイトボトルでも難なくリキチャ可能です。
また、このトップキャップにはボールによるロック機構が備わっているので、全開と全閉のポイントでキャップがロックされ、スライドさせるときも適度に硬さがあり、携帯時に不意にキャップが開かないようになっています。
タンク満タンにリキッドが残っていると交換できません。AMOR NSではタンクパーツがコイルの周りを囲んでいたので可能でしたが、パーツ機構を見直したことで洗練された外見と引き換えになった形です。しかし、少しだけ筒のようなパーツが伸びているので半分ほどリキッドを消費すればリキッドが残っていても逆さまにして外すことができます。
エアフロー
ボトムエアフローのエアホールはよりタイトドロー向けに。
AMOR NSにはない小さな穴が空いていて、より細かいエアフロー調整が可能。特にタイトドロー方向への調整が簡単になっています。
ポジティブピンは調整不可
ポジティブピンははめ込み式。突起具合の調整はできません。
ベースパーツ
コイルに電力と空気を供給するためのベースパーツの底には窪みがあるので、コイルから滲んだり、結露したリキッドを保持でき、すぐに漏れないようなデザインです。
プリメイドコイル
プリメイドコイルにはWS headを採用。AMORシリーズ共通のプリメイドコイルです。
WS01とWS04、2つのコイルが付属します。特にWS04は新開発のコイルで、MTLに特化した高抵抗コイルです。コイルのバリエーションは以下の通りです。
- WS01(0.2ohm 45-55W)
- WS02 (0.25ohm 55-70W)
- WS03 (1.5ohm 8-10W) CB-60同梱品
- WS04 MTL(1.3ohm 8-14W)新開発
どちらも縦巻きコイルで、DL向けのWS01コイルは内径が太く空気が通る量も多く、MTL向けのWS04は内径が細くタイトドロー向けになっています。
WISMEC CB-80 テクニカルMODの詳細
付属のレギュレーテッドはCB-80です。
ネーミング通り最大80Wを出力するシングルバッテリーMOD。バッテリーには18650バッテリーを採用します。最新の機種らしい性能としては立ち上がりの速さで、25msのファイアスピードとなっています。このスペックはWISMEC系列のVAPEメーカー共通のスペックになっていますね。EleafやJoyetechの最新機種でもこの立ち上がりの速さを売りにしています。
つまり、機能が制限されていた旧モデルとは違い、最新の機能と性能を搭載したフルスペックのテクニカルMODだと言えます。
もちろんファームウエアアップデートも可能です!
スペック
サイズ | H 80.4×W36.4×D22.6mm |
重量 | 87.4g |
出力電圧 | 0.5-9V |
ワット数範囲 | 1 – 80W |
抵抗値 | 0.05-1.5ohm (TC mode) 0.05-3.5ohm (VW mode) |
モード | VW/Bypass/TC-Ni/TC-Ti/TC-SS/TCR mode |
スレッド | 510 |
充電ポート | microUSB (DC5V2A 急速充電対応) |
バッテリー | 18650シングルバッテリー(別売り) |
保護機能 |
|
WISMEC公式サイトより
デザイン
デザインは旧モデルからガイドラインを引き継いでいるものの、よりアグレッシブでエッジの立ったデザイン。カラーリングにもそれが現れています。パフボタンやサブボタンは一回り以上大きくなって使い勝手にも配慮されています。
コンパクトでスリムな筐体サイズはそのまま!若干全長が長くなっていますが、横幅や厚みは逆に小さくなったほどです。長くなったのは内臓バッテリーから、バッテリー交換式になり、バッテリーカバー機構のためだと思われます。
背面部分には印象的なハニカムデザインが用いらています。デザインを印象付けるとともに、凸凹によって滑りにくくなっています。
ボディー部の前後にはWISMECのロゴプリントが入っています。
アトマイザー取り付け部
アトマイザーを搭載するための510スレッドはCB-80上部に設けられています。
スプリング式コンタクトで、調整の必要はないのは最近リリースされるテクニカルMODでは「当たり前」のスペックです。コンタクトピンには金メッキ加工が施されています。
CB-80自体の厚みが22.6mmで、オーバーハングしないで搭載できるアトマイザーのサイズは直径22mmサイズまでです。はみ出すことをしなければ搭載サイズに制限はありませんが、見た目的に微妙なので22mmまでと考えた方が良さそうです。
ボタンと液晶画面
CB-80の操作系統は全て側面に集約されています。
一箇所に全て集約されているので、設定と確認が簡単にできますね。便利。
ボタンは全部で3つ。3ボタンMODはVAPEテクニカルMODとして標準的なスペックです。
メインボタンのパフボタンはMOD上部に配置されていて、旧機種よりも大きくなり、押しやすさがさらに向上しています。デザイン的にも悪くありません。
そしてサブボタンは横に2つ配置されています。こちらも旧機種より大きくなっています。その下には充電とFWアップデート用のmicroUSB端子を設けています。
ボタンを操作して設定を変更します。その設定は液晶画面に表示されます。
この液晶画面にはモノクロディスプレイを採用しています。表示項目も十分。日中の直射日光の下でも見やすいディスプレイです。
バッテリー収納部
CB-80には18650バッテリーを1本収納することができます。
バッテリー交換式なので、別途バッテリーを購入しなくてはなりませんが、その代わりにバッテリーの寿命によって使えなくなっても、新しいバッテリーを用意すればCB-80は使い続けることができます。
本体の底部分にあるバッテリーカバーをスライドしてバッテリー収納部分にアクセスします。このスライドカバーですが簡単にスライドできてしまうので、携帯時などに不意に開いてしまう可能性があります。もっとガッチリロックしてもらいたい。掛かりが浅いんですよね…
カバーの内側にはバッテリー収納方向の表示。
バッテリー収納部の奥にも記載があるので間違えないようにバッテリー収納します。
使い方
詳細を見た後は実際に使っていきたいと思います。CB-80キットを使用するには、別途18650バッテリーとリキッドを用意する必要があります。
まずは用意したハイレート18650バッテリーを本体バッテリーカバーを開けてポジティブ側が上になるように収納します。筆者はSONY VTC5Aを愛用していますが、信頼できるショップで、信頼できる銘柄を買い求めるのを推奨します。
次に収納したバッテリーを充電します。
CB-80を使用して収納バッテリーの充電が可能です。2A急速充電に対応。
CB-80の準備が終わったら、最後にAMOR NS PROにリキッドを注いでいきます。
トップキャップをスライドさせて、リキッドをトップフィルでチャージします。チャージ後はコイル内のコットンにリキッドが浸透するまでしばらく放置すれば使うことができます。
操作方法
使い方です。基本操作はWISMEC系のファームウエア採用機種と共通の操作です。以下にマニュアルの日本語訳を掲載しておきます。
使い方:
1.電源のオン/オフ:
バッテリーカバーを前方に押し、1つの高率18650セルをバッテリー本体に入れます。ファイアボタンを5回連続して押して、デバイスをオン/オフします。
注意:
(1)使用前に使用したアトマイザーと一致するワット数を適切な範囲に調整してください。
(2)安全のために破れた殻を持つ電池を使用しないように注意してください。
2.ステルス機能:
装置の電源が入っている間に、同時にファイアボタンと左の規制ボタンを押し続けます。これにより、画面の表示がオンまたはオフに切り替わります。
3.キーロック機能:
デバイスがオンの状態で、同時に2つのサブボタンを押します。キーロックとキーロック解除の機能が切り替わります。
4.表示モードを切り替えます。
シャットダウン状態で左右のサブボタンを同時に押すと、画面表示が180度回転します。この操作で、2種類の角度から画面を見ることができます。
VW /バイパス/ TC-Ni / TC-Ti / TC-SS / TCRモードの切り替え
装置がオンになっているときは、ファイアボタンを3回連続して押してから、左右のサブボタンを押してVW /バイパス/ TC-Ni / TC-Ti / TC-SS / TCRモードに移行します。
ワット数調整:
VWモード。サブボタンを押して出力ワットを1Wから80Wに調整することができます。
カレント、パフ、タイムの間のシフト:
VV-Vモードでは、ファイアボタンと右の規制ボタンを押し続けます。ユーザー情報のサインが点滅します。現在のパフと時間の間を移動するには、左または右のサブボタンを押します。
まとめ
スリムで軽量なCB-80を主軸にしたスターターキット!
22mmサイズのアトマイザーに限定すれば、このCB-80よりスリムなテクニカルMODを探すのは困難でしょう。それぐらいスリムなボディーを実現しています。基板とバッテリースペースギリギリの筐体サイズです。
AMOR NS PROもそれなりに美味しいので悪くありません。クリアロ以上にステップアップしたい時にも、CB-80はフル機能を搭載しているので「妥協」するポイントがありません。
旧機種には機能的な制限がありましたが、この機種はファームウエアアップデートも可能。しかも立ち上がりの速さ(25ms)も実現している最新の性能を実現しています。
気になるポイントは、CB-80バッテリーカバーのロックが甘い。スライドカバーは交換には簡単ですが、ツメのかかりが浅く不意に開いてしまいそうで心配です。バッテリー交換を頻繁にしないのであれば側面をテープで止めてしまいたい。唯一そこだけが気がかりです。
WISMECらしく見た目に個性があるので、好き嫌いが分かれそうですが、気に入れば検討すべきスターターキットでしょう!
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