WISMEC(ウィスメック)のVAPEスターターキット、REULEAUX TINKER「ルーロー ティンカー」のレビューです。
トリプルバッテリーMODをベースにしたスターターキット。
18650セルを3本収納し、最大出力は300Wと超高出力。カラー液晶搭載の高性能MODに、爆煙タイプのクリアロマイザー COLUMNをセット。
このスターターキットの特徴
- 爆煙を楽しむことができるスターターキット
- トリプルバッテリーのREULEAUX TINKER
- 超低抵抗0.15Ωコイルの爆煙クリアロマイザー COLUMN
デザインがアレそっくりですね。賛否両論ありそうなルックス。
詳細をレビューします!
商品提供:VapeSourcing
詳細
WISMEC REULEAUX TINKERのデザイン、どこかで見たことありませんか?
スニーカー好きや、バスケットボール好きならピンとくる有名なデザイン。
WISMECのウェブサイトを見ると、イメージが。
これ、完全にやっちゃってますよね!
何がって、このイメージに移っているスニーカー、ロゴこそ消されていますが、完全にエアジョーダン3です。
AIR JORDAN3はこれです。
中国ではこれはアリなのか?今までにも有名モチーフのデザインをそのまま製品化しているものはありましたが、ここまで露骨なのも珍しい。
有名VAPEメーカーが、元になった製品を作ったNIKEに対して断りもなく同じようなデザインの製品をリリースするのはどうかと思いますが…
Inspired by a classic sport shoe
クラシックなスポーツシューズにインスパイアされた
WISMECサイトより抜粋
それを臆することなく、WISMECではインスパイアされたと言っています。悪気はないのでしょう。
もちろん、NIKEはおろか、マイケルジョーダン非公認グッズですから、ファンは嫌悪感を覚えるかもしれません。
とはいえ、スニーカーのデザインをそっくりそのまま使っているわけではないので、コピー商品とはいえず、それっぽいデザインだけで見れば惹かれるユーザーもいるのでしょう。
デザインはさておき、3セルを収納可能なサイズなので、迫力のサイズ。相当にボリューム感のあるボディーサイズです。
カラーバリエーションは全部で3つ。ホワイトカラーがよりジョーダン3っぽいですね。お好きなカラーを選ぶことができます。
White / Red / Blue
なお、このキット、REULEAUX TINKERテクニカルMODと、COLUMNクリアロマイザーのセットになっていますが、パッケージにはそれぞれ別々に梱包された仕様です。
そのため、パッケージ内容はそれぞれの項目内で触れることとします。
REULEAUX TINKER テクニカルMOD
まずはトリプルバッテリーのWISMEC REULEAUX TINKERから見ていきます。
デザインがエアジョーダン3にインスパイアされているのは誰の目にも明らかですが、それが意匠などの著的財産権に抵触するかは不明です。法に触れなければ、罰せられることはありませんが、世界的にも有名なデザインなので、「パクリ感」があるのは払拭することができません。
シマシマ部分さえなければ、ほぼインスパイアされているのはわからないのですが…
スペック
サイズ | H 78.3×W56×D44mm |
重量 | 203.6g |
ワット数範囲 | 1 – 300W(20Wまでは0.1ステップ、以降は1Wステップ) |
温度範囲 | 200 – 600F/ 100 – 315℃ |
抵抗値 | 0.05-3.5ohm(VW /バイパス/スマートモード) 0.05-1.5ohm(TCモード) |
モード | POWER /TC-Ti/TC-Ni/TC-SS / TCR(M1、M2、M3) |
スレッド | 510(スプリングコンタクト) |
充電ポート | microUSB |
バッテリー | 18650トリプルバッテリー |
保護機能 | ・バッテリー過充電保護 ・バッテリー過放電保護 ・自動カットオフ(設定可能) ・ショートサーキット保護 ・過電流保護 ・バッテリー逆挿し保護 ・過電流保護 ・温度保護 |
公式サイト | https://www.wismec.com/product/reuleaux-tinker-with-column/ |
デザインはアレですが、スペックはしっかりしています。そこは大手VAPEデバイスメーカー、WISMECらしくしっかりした製品に仕上がっています。
パッケージ・内容品
内容品一覧
- WISMEC REULEAUX TINKER テクニカルMOD本体
- microUSBケーブル
- ユーザーマニュアル(日本語)
マニュアルには日本語ページもあり、しっかりと使い方が書かれています。
ディティール
それでは細部を見ていきます。
ボディーの作りは複雑に素材感が入り乱れるもので、テクスチャーの違いを楽しめる素材感。メインの赤いフレーム部分は光沢のあるペイント。シルバー部分は半分艶のある質感。しましま部分はフェイクレザーのようにエンボス加工されています。
サイズ感はかなり大きいのですが、デザインがしっかりしており、丸みのあるフォルムで、握った時に大きさを感じずらくなっています。
これだけしっかりとボディーがデザインされていれば、あえてスニーカーにインスパイアされたデザインを採用しなくてもよかったと思うのですが…
背面部分のパーツにはグリップが効くように細かい丸が多数彫り込まれています。アルマイトのようなメタリックな質感ですが、触ってみるとラバーコーティングに近いペイントのようで、手に冷たさを感じることはありません。
アトマイザー搭載部です。510スレッドを装備。金メッキ加工されたコンタクトピンはスプリング式。
大きなボディーサイズですが、取り付け部はかなり端にオフセットされていて、アトマイザー取り付け可能サイズには制約あり。
付属の28mmサイズアトマイザーでギリギリです。
そのため、はみ出さずに搭載可能なサイズは28mmまでとなっています。
3ボタンMOD。パフボタンと2つのサブボタンを装備。見やすいカラー液晶パネル。
パフボタンは樹脂製。
サブボタンも同じく光沢のある樹脂製です。
バッテリー収納部は底部にあり、スライドカバー式。カバーには複数のバッテリーベントホールが空いており、安全性に配慮されています。
カバーと収納部内部にはバッテリーのセット方向の記載がわかりやすく入っています。
バッテリー逆挿し保護(挿入方向を間違えた時の安全機能)は搭載されていますが、短絡事故防止のためにも、間違えないように挿入します。
COLUMN アトマイザー
付属アトマイザーは爆煙タイプのクリアロマイザー、COLUMNです。
単体でも販売されるモデルですが、ルックスを見てわかる通り、このキットのためにデザインされたもので、専用品とも呼べる出来です。
サイズは直径28mmとトリプルバッテリーに引けを取らないボリューム感。ボディーサイズが大きいので、リキッド容量も6.5mlと大容量です。
スペック
直径 | 28mm |
高さ | 54mm |
重量 | 60.2g |
リキッド容量 | 6.5ml |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | 専用ワイドボア |
コイル | プリメイド交換式 WL head |
エアフロー | ボトムエアーフロー |
リキッドチャージ | トップ |
素材 | ステンレス、ガラス |
メーカー公式サイト | https://www.wismec.com/product/reuleaux-tinker-with-column/ |
パッケージ・内容品
パッケージデザインはREULEAUX TINKERと共通。
内容品一覧
- WISMECCOLUMN アトマイザー本体
- 予備パーツ(予備Oリング一式、予備チューブ)
- プリメイドコイル
- ユーザーマニュアル(日本語)
ディティール
分解してみると、パーツ構成は一般的なクリアロマイザーと同様の作りです。
トップフィル方式でチャージ可能。トップキャップはスライド式で分解不可。
色がついた樹脂製チューブは予備も付属します。
ボトムエアフロー。エアホールにはAFC搭載で、全開から全閉まで無段階でドロー調整が可能。エアホールは2か所設けられ、AFCを回すと対称に開閉します。
ドローは軽く、全開だとほぼ抵抗感のないスカスカドロー(多少の音なりあり)ですが、全閉だとDLギリギリぐらいのタイトドローになるため、しっかりとAFCが機能しており、自分好みのドローに調整可能。ですが、付属コイルが超低抵抗なので、あまりドローを絞りすぎるとコイルが焦げてしまう可能性があります。
付属コイルは1種類のみ。このCOLUMN専用のWL headコイルです。
- WL Single 0.15Ωhead Rating:30-100W Best Wattage:50-70W
ポジティブピンはフローティング方式。スプリングコンタクトを搭載するテクニカルMODでの使用が必須です。
使い方
それでは使い方です。使い方はWISMECのテクニカルMOD共通ながら、モードメニューを搭載しているので、わかりやすくなっています。
- 電源ON/OFF パフボタン5クリック
- ボタンのロック サブボタン同時長押し
- 液晶画面反転 電源OFF時にサブボタン同時長押し
- 設定メニュー パフボタン3クリック
- ワット数を調整する:
VWモードでは、+/-ボタンを押すとワット数を調整できます。 +/-ボタンを押し続けるとワット数が急激に増減します。
TC(Ni、Ti、SS、TCR-M1 / M2 / M3)モードでは、まずファイヤーボタンを4回連続して押し、+/-ボタンを押してワット数を調整します - 温度を調節する:
TC(Ni、Ti、SS、TCR-M1 / M2 / M3)モードで+/-ボタンを押すだけで温度設定を増減できます。
WISMEC MODは、同列企業であるJoyetechやEleafとテクノロジーを共有しており、同じようなスペックや機能を持ったMODをリリースしていますが、最近までアイコンメニューの搭載が遅れていましたが、やっと搭載されました。
メニュー内で設定が全て完了できるので、直感的によりわかりやすくなり、複雑な設定が説明書などを熟読しなくても、触っていれば使い方がわかるぐらい簡単に操作できます。
設定メニューでモードや各種設定変更が可能です。
- MODE モード変更
- SET 各種設定変更
・COIL 抵抗値ロック
・POWER パワー設定
・STELTH ステルスモード設定
・SUBPARA サブパラメーター設定
・CLOCK 時計設定
・PREHEAT プレヒート設定
・TIMEOUT(OFF , 5s , 10s , 15s) - INFO
・BATTERYバッテリー電圧表示
・VERSION 本体とファームウエアバージョン表示 - EXIT メニュー終了
感想
まずは実際に使ってみて。
REULEAUX TINKER MODはサイズは大きいものの、丸みを帯びたデザインで握った時に違和感はありません。もちろん、でかいので持ち運びには不便さを感じるのですが、サイズほどの持ちにくさは感じません。
昨日はフル機能を搭載しているので十分。そして3セルなので出力が安定しており、立ち上がりも良好。機能に関しては言うことはありません。
そして、COLUMNアトマイザー、意外においしいです。
もちろん低抵抗コイルなので、ミスト量で押してくる味なのでリキッドは選びますが、爆煙でおいしく吸えるリキッドならばかなりのレベルでおいしいですね。
放置しておいてもジワ漏れもなく優秀。
デザイン、僕はナシだと思いますが、法に触れていないのであればそれより先は各々の考え方によるのであまりは触れるのはやめておきましょう。
ボディーのしましま柄さえなければ…インスパイアされたデザインでなければ割と良いデザインだとは思うのですが…
これ以上は買いたい人が判断すれば良いと思います。
その前に3セルのテクニカルMODが必要な人がどれだけいるでしょうか。
僕自身はコンパクトなサイズのMODが好きなので、レビューでなければ触れることすらないと思いますが、中には実用面から必要だと思う人もいるでしょう。
COLUMNのコイル抵抗値などのスペック的には、デュアルバッテリMODでも十分に実用的なので、より携帯性を重視するユーザーはデュアルで十分だと思います。しかし、セルの予備を持ち運ぶぐらいならば、いっそのこと搭載していた方が便利と感じる人もまたいるでしょう。
考え方次第ではないでしょうか。
まとめ
REULEAUX TINKERの個性は?
- ルックスは有名バスケットシューズをモチーフにしたもの
- トリプルバッテリー!18650を3本収納
- WISMECテクニカルMODのフル機能を搭載した3ボタンMOD
- カラー液晶搭載
- 統一感のあるデザインのクリアロマイザー
- 超低抵抗コイルは味もしっかりと楽しめる
REULEAUX TINKER MODのデザインは賛否両論あるとは思うものの、それ以外の部分はしっかりと作り込まれた完成度の高い製品でした。
MODだけでなく、味もしっかりと楽しめるCOLUMNは爆煙を気軽に楽しみたいユーザーには悪くない選択肢。
爆煙、クラウドチェイスやVAPEトリックなどを楽しみたいユーザーはチェックしてみてください。
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