EMILI JAPAN(エミリジャパン)が展開するSMISS VAPE(スミスベイプ)のスターターキット、EMILI MINI +「エミリ ミニ プラス」のレビューです。
ちなみにこのEMILI MINI +はVAPEと呼ばれる「電子タバコ」製品の中でも、iQOSなどの加熱式タバコとも、PloomTechとも異なる、eリキッドと呼ばれる液体を、電気とコイルで気化(ミスト)させて、香りや味を楽しむ全く新しい嗜好品です。
従来製品とは全く異なり、タバコ葉を一切使用しないことから、タールやニコチンはゼロ!含まれておらず、人気急上昇中の製品です。その中でも、タバコに近いルックスのシガレットタイプは人気のデバイスです。
それでは詳細をレビューしていきます。
商品提供:VAPE SHOP ASA
EMILI MINI + のパッケージ
コンパクトかつシンプルなデザインのパッケージ。
EMILI MINI +のパッケージ側面には、製品偽造防止対策として、スクラッチ式のセキュリティーコードの入ったステッカーが貼られています。メーカーサイトにてこのコードを入力することで、メーカーに登録された正規品であるかどうか表示されます。
内容品一覧
- 充電式ケース
- EMILI MINI+本体 ×2
- USB充電ケーブル ×1
- 説明書
必要最低限かつ十分な付属品内容。欲を言えば予備アトマイザーが付属していれば親切でした。
正規取扱品には日本語の説明書兼保証書が付属。購入から一ヶ月の保証が付属します。
EMILI MINI + の詳細
EMILI「エミリ」シリーズはシガレットタイプVAPEデバイスのパイオニア的な存在、最初にリリースされたEMILI VAPE KITを皮切りに、複数のバリエーションをリリースしています。
以前の製品は当ブログでもレビュー済みですのでそちらをご覧ください。
これらの製品と、今回レビューするEMILI MINI +「エミリ ミニ プラス」の大きな違いは下記の通りです。
- キャリングケースにバッテリーを内臓しないので軽量・コンパクトに
- 本体スティックをアップデート!ガラスタンクでメンソールや柑橘もOK!!
バッテリーケースから、充電ケースに変更したことで、携帯性に特化しただけではなく、最も大きな違いは、これまでの本体スティックをアップデートした点です。メタルを用い高級感のあるデザインにアップデート。そして、ボタン式かオートスイッチ式へと変更されています。
充電式ケースのスペック
サイズ | 115mm×28mm×14mm |
重量 | 22g |
バッテリー容量 | 0Ah(バッテリーは内蔵していません) |
EMILI MINI(本体スティック)のスペック
サイズ | 99.6mm * 9.2mm |
重量 | 約19.6g |
パワー | 3.7V |
バッテリー容量 | 180mAh |
タンク容量 | 0.4ml |
コイル抵抗 | -Ω |
Smiss Vapeより
EMILI MINI +のサイズは(115mm×28mm×14mm)と片手に収まるサイズで非常にコンパクト。これまでリリースされた製品より優れている点は製品名に「MINI」と入る通り、この小ささにあります。
片手サイズなので携帯性にも優れ、14mmと厚みも薄いので、スーツの胸ポケットなどに入れることもできるのが魅力です。
充電ケースの詳細
まず、本体スティックを収納できるEMILI MINI +充電ケースから見ていきます。
片手に収まるほどコンパクトなサイジングのケースはメタリックカラーにペイントされ、ケース単体で高級感を感じる仕上がりです。レビュー品はRED レッドですが、カラーバリエーションも豊富で、
5種類のバリエーションがあります。全てメタリックな質感で高級感を感じます。
ケースには製品名とメーカーのブランドロゴがプリントされています。
EMILI MINI +のケース底面には充電用のmicroUSB端子が設けられ、中に収納した本体スティックの充電を行うことができます。このケースはキャリングケースと充電、2つの役割を果たすことができるのです。
EMILI MINI +の本体スティックを取り出すときは、本体前面の▼▼マーク部分からカバーを開けて開封します。中には本体スティックが二本入るので、一本のスティックの充電やリキッドが切れてしまっても、もう一方を使いことができます。
本体スティックの詳細
充電ケースの次は本体スティックを見ていきます。
それまでのEMILIシリーズのスティックとは全く異なるアップデートバージョン。
大きな違いは以下の通りです。
- タンクの素材がプラスチックからガラスに変更
- 本体素材とカラーの変更
- スイッチがボタン式からオートスイッチに
- コイル交換が不可能に
かなりの仕様が変更された、全く新しいと言って良い製品になっています。どの仕様もメリットとデメリットがありますので詳細を見ていきます。
1.タンクの素材がプラスチックからガラスに変更
タンクの素材がEMILIやEMILI Lightまでのプラスチック製からガラス製に変更になりました。これにより、最大のメリットは、プラスチックを溶かしたり割ってしまう恐れのあるメンソールやミント、柑橘系などのリキッドが安心して使用できるようになりました。特に愛好家の多いメンソール系リキッドを使えるのは大きなメリットです。
逆にデメリットとしては、プラスチックに比べてガラスは落下などで破損しやすい。重量増などが挙げられます。今までより破損しやすいので取り扱いに注意が必要です。
2.本体素材とカラーの変更
本体の素材がそれまでのツヤ感のあるプラスチック系から、メタリックペイントが鮮やかなヘアライン仕上げの金属製になりました。ルックスの変化とともに、これも重量増の要因となりますが、本体強度アップも図られています。
3.スイッチがボタン式からオートスイッチに
今まで吸引の際には、本体ボタンを押す必要がありましたが、本機では吸引するだけで勝手にスイッチが入り、ミストが発生するオートスイッチ式が用いられています。スイッチを入れる必要がなくなり便利です。
デメリットとしてはスイッチが入りっぱなしになってしまう「吹き戻し」と呼ばれる誤動作が発生する恐れがありますが、吹き戻しの原因となる吸うのではなく「息を吹き込む」ことをしても本機では誤動作は発生しませんでした。
4.コイル交換が不可能に
唯一最大のデメリットは、コイル単体交換が不可になりました。
VAPEにおいて、消耗品であり定期交換を必要とするコイル単体での交換ができないことは、ランニングコストが増加するデメリットがあります。コイルが寿命を迎えたときはアトマイザーごとの交換が必要で、そのアトマイザーは一個千円ほどします。(かなり高額)
寿命は使い方や用いるリキッドによっても異なりますが、毎日使えば最大でも2-3週間ほどしか持ちませんので、その周期ごとにアトマイザー交換が必要になると、費用負担も増していきます。
逆にメリットは、コイル交換の際にはアトマイザーごと交換すれば良いので、手間いらずな点が挙げられます。
電力を蓄えるバッテリーと、リキッドを蓄え電力を用いてミストにするアトマイザー部分がセパレートします。それでは本体バッテリーの詳細を見ていきます。
本体スティックのバッテリー部
バッテリー下部には充電ケース同様に製品名を用いたロゴマークがプリントされています。本体は地の金属がわかるようなクリアかつメタリックな質感のペイントと、ヘアライン仕上げが美しい高級感のある仕上がりです。
バッテリー底面にはLEDインジケーターが内蔵されていて、クリアパーツが用いられているので、吸引時など電源ONに応じてLEDが点灯するギミックです。
本体底部のパネツ側面には凹みはあり、分解できるようになっていますが通常分解することはありません。
バッテリー部とアトマイザー部はねじ式で接続されます。バッテリー部には負圧(吸い込み)を検知する空気穴が設けられています。
ベントホールはアトマイザー取り付け部分の境目に設けられています。
本体スティックのアトマイザー部
コイルを内蔵し、バッテリーからの電力でコイルを温めて、タンク内に蓄えたリキッドを聴かさせ、ミストを発生するパーツです。バッテリーとはスレッドを介して接続されます。
分解してみると、コイルを内蔵するベース / ガラスチューブ /トップキャップ&マウスピース の3つに分解できます。コイルですが単体販売設定がなく、分解もできないので、寿命を迎えるとアトマイザーごと購入する必要があります。
リキッドを注ぐ場合にはトップキャップを外せばアトマイザー上部からリキッド注ぐことができる利便性の高い仕様で、通称トップフィルと呼ばれる仕様です。
使い方
購入後先ずはEMILI MINI +本体スティックの充電を行います。
充電ケースに本体スティックを収納し、しっかりと充電ケースのカバーを閉じます。しっかりと閉じない場合、充電は行われません。
ここまでセットしてから充電ケースの底に設けられたmicroUSB端子に電源に接続した付属ケーブルを挿入して充電を行います。
充電中はLEDインジケーターが点灯。充電終了すると消灯します。
充電が終わったらリキッドを本体スティックに注ぎます。
本体スティックを充電ケースから取り出し、さらにトップキャップを取り外してここからリキッドを注いでいきます。
ちなみに提供先ではリキッドもセットにして販売しているので、お好みのリキッドをセレクトすると良いでしょう。オススメはメンソールです。
リキッドチャージ部分が狭いので、ユニコーンボトルなど先端が細い容器に入ったリキッドが便利です。リキッドを注いだのち、コイル内のコットンにリキッドが浸透するまでしばらく放置してから使用します。
使い方は付属のマニュアルに詳細が記載されているので安心して使用できます。
感想とまとめ
最大のメリットとして感じるのは、ガラスタンクでメンソールなどタンク攻撃性の強いリキッドでも使用可能になった点。
日本国内では法律的にニコチン入りリキッドの販売が禁止されており、個人輸入するのを除けば入手することができない中、メンソールや清涼剤などのキック感で満足感を得るユーザーが多いのでガラスタンクは嬉しい仕様変更です。
より詳細は前記した通りですが筆者が感じる良い点、悪い点は以下の通りです。
EMILI MINI +の良い点
- 軽量かつコンパクトなケースバッテリー!
- 高級感を感じるメタリックな質感!ガラスタンクでメンソールもOKでオートスイッチな本体スティック
- 初心者やタバコユーザーに馴染みやすいシガレットタイプ
- オートスイッチで物理スイッチ操作が一切なく、操作が簡単
- 吹き戻しの誤動作が発生しない
あと一歩!
- ケースにバッテリーが内蔵されていないので、電源が取れない場所で長時間使用が不安
- スティックの重量増
- アトマイザーのコイル単体交換ができないので、コストがかさむ
中々オールマイティとは行かずに一長一短、メリットは裏を返せばデメリットになる印象です。単体でできるだけ長時間使いたい場合で、メンソールなどプラスチック攻撃性の強いリキッドを用いない場合は今までのEMILIやEMILI LIGHTをセレクトするのが良いかもしれません。
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