Joyetech(ジョイテック)のVAPEスターターキット、TEROS ONE「テロス・ワン」のレビューです。
斬新な技術で設計された初代TEROSとはコンセプトが異なり、現在のPODデバイスのニーズにマッチした製品なのが、TEROS ONEです。
Joyetech TEROS ONEの特徴
- 初の「ガラス素材」を使用した見た目にこだわったPodデバイス
- 味を楽しめる「メッシュコイル」内蔵POD
- 出力を3段階に調整できる「定電圧出力」モード駆動
詳細をレビューします。
商品提供:VapeSourcing
Joyetech TEROS ONEとは?
TEROS ONEは、VAPEデバイスメーカー最大手のJoyetechがリリースするPODデバイスです。
PODデバイスであることは言わずもがな、ですよね。
「見ればわかるよ!」というぐらい、わかりやすいスタンダードなデザイン。
では、TEROS ONEの前に“TEROS”というPODデバイスがリリースされていたのご存知ですか?
PODがこれほどまでに大流行する前の昨年2018年の機種で、その特徴は『低ボルテージ1.85vの定電力出力』VAPEとしては超低出力(通常は4v程度の出力)の低燃費・省エネルギー特化型デバイスでした。
当時のJoyetechは単3電池で駆動するVAPEデバイスなど、かなり先進的かつ攻めた商品開発をしていたので、その技術ラインで登場したデバイスでした。
では、その続編とも言える、同じ商品名を冠にしたTEROS ONEはどのようなデバイスなのでしょう?
ガラス素材によるパネルデザイン
TEROS ONEのボディーには、両面パネルデザインが用いられており、そのパネルには「初のガラス素材」が使われています。メーカーサイトによると、4層構造のパネル素材。
ガラスを使うことによって、高コントラストを実現。今までの樹脂にはないルックスを実現しています。
見た目にこだわったディティールですね。
味を重視した0.5Ωメッシュコイル内蔵POD
TEROS ONEは「見た目倒し」のデバイスではなく、中身にもこだわりが。
今となってはスタンダードになった、味に定評のあるメッシュコイルを採用。
3段階出力調整機能も
さらに3段階の出力調整機能も搭載。これも今の流行ですね。
しかも、出力は「定電圧出力」なので、バッテリー残量によって出力が変化しないので、安定した味を楽しめます。
手のひらサイズのPODデバイス
その機能を、片手サイズのコンパクトボディーに詰め込んだ「今のトレンド」を抑えた製品。
サイズは(H 80× W29.5× D15mm)、重さ(64.5g)と軽量かつコンパクトな座椅子を実現、しかもバッテリー容量(650mAh)と妥協しないスペックなのもJoyetechらしいですね。
それでは、TEROS ONEのより詳細を見ていきます。
スペック
サイズ | H 80× W29.5× D15mm |
重量 | 64.5g |
出力 |
定電圧出力(3段階調整) |
リキッド容量 | 2ml |
リキッドチャージ | PODボトムフィル |
エアフロー | ボトムエアフロー(調整不可) |
コイル | プリメイド交換式 |
充電ポート | USB TYPE-C(5V) |
バッテリー | 650mAh |
保護機能 |
|
メーカー公式サイト |
パッケージ・内容品
内容品一覧
- Joyetech TEROS ONE バッテリー本体
- Joyetech TEROS ONEカートリッジ
- ネックストラップ
- USB TYPE-C 充電用ケーブル
- リキッドボトル(12ml)
- ユーザーマニュアル(日本語)ワランティーカード、警告カード
付属品は一般的な内容で、予備PODがついてこないのも販売価格を抑える今のトレンド通りですが、唯一ネックストラップがプリセットなのが嬉しいポイント。
Joyetech TEROS ONE の詳細
「ONE」と大きくプリントの入ったカジュアルなデザイン。
メタリックペイントと、ガラス素材のボディーパネルのルックスにこだわりのあるPODデバイスです。
Joyetech製品のイメージって、「安くて性能もいいけど、ディティールのクオリティーがイマイチ」っていうものが多いように感じていたんですが、このTEROS ONEは細部に至るまで作りが良いな、と感じますね。
デザインも良いし、見た目はかなり良いと感じますよ。
Joyetechがしっかりと明言するだけあって、パネル部分の質感はかなり良いですね。
角度によって違った表情を見せ、光を強く写し込む表情は、樹脂素材では実現できないのでしょう。
ただ、心配なのは、破損のリスク。
落下させた時などに、パネル部分が割れてしまわないか心配ではあります。
バッテリー
さて、バッテリー部分の詳細を見ていきます。
バッテリー部分には、LEDランプ内蔵のボタンパーツが備えられています。
- ボタン 電源ON/OFF , 出力変更
プラ素材ですが、サイズ感が良いためなのかチープさは感じないですね。
マニュアルパフではないので、頻繁に押すことがないためなのか、ボタンサイズはちょっと小さめですが、押しにくさは感じません。実用的。
このボタンに備えられたLEDランプが表示できるのはバッテリー残量と出力モードの2つです。
バッテリー残量表示
緑(100-60%) 青(59-30%) 赤(29-0%)
バッテリー残量は電源ONにした時と、パフした時に表示されます。
出力モード表示
緑(High) 青(Medium) 赤(Low)
また、3段階に出力を可変させることができます。
ただし、出力特性(数値)は公開されていないので、どの程度の出力特性なのかはわかりません。
出力モードを確認したいときは、電源ON時にボタンを押すことで確認できます。
内蔵650mAhバッテリー充電には、USB TYPE-Cケーブルを使います。
ここのところ、新製品のVAPEデバイスの多くは、従来のmicroUSB端子からTYPE-C端子に変更されてきていますね。
ちなみに、満充電まで30分と急速充電が可能。
POD
コイル内蔵型のPODカートリッジ。
もちろん「消耗品」なので、コイルの寿命がきたら新品のPODを購入して交換する必要があります。
マウスピース一体型、唇にフィットする形状なので咥え心地は悪くないですね。
バッテリーとPODはマグネットによって接続されます。
挿入する方向に決まりはなく、裏表どちらでも取り付けることができて、使えます。
- 0.6Ω (SS316L Mesh)
内蔵コイルはステンレス素材のメッシュコイル。
最近では、DL用のプリメイドコイルはメッシュ素材がスタンダードですね。
味にも定評のある素材選定。
「ボトムエアフロー」です。
コイルボトムからエアーを取り込む方式、リキッド漏れのリスクがある構造ですが、試用期間中(3日間)漏れはないので、漏れやすいってことはありません。
その横にはリキッドチャージ用の「フィリングホール」が。
Joyetechお得意の『チャイルドプルーフ充填システム』によって、リキッド漏れを防止するとともに、子供のいたずらによる誤飲事故を防ぐ方式。
スプリング式オートクローズ機構によって、リキッドボトルで押した時にのみ装填が可能になる構造によって、押していない時にはリキッドが出てこない仕組みになっています。
また、2mlの容量はTPDコンプライアンスに準拠したものです。
キットには、12mlのリキッドボトルが付属しますが、ユニコーンボトルであれば付属品でなくても問題なくチャージ可能です。
付属品はスポイトボトルなど先の太い容器のための詰め替え用ですね。
TEROS ONEの使い方・操作方法
使い方はすごく簡単で、一般的なPODデバイスに習っています。
- 電源ON/OFF… ボタン5クリック
- 出力変更…電源ON時にボタンを3クリック
- Vaping…マウスピースを咥えて吸い込む(オートスイッチ)
ちなみに息を思い切り吹き込んでも、スイッチが入ったままになってしまう「吹き戻しの誤動作」は発生しませんので、安心して使うことができます。
TEROS ONEの感想
正直言って初代TEROSにあまり良い印象がなかったので、「またJoyetechが方向性のずれたデバイス出してきてんのかな?」と前情報もなく使い始めたんですが、ちゃんと調べないとダメですね。
普通に良いデバイスなんですよ、これが。
「普通に」というのがミソでもあって、なんかすごく特化していたり、これすごいよ!っていうほど優れてはいないんですが、「普通に美味しくてかっこいいし使い勝手も良い」んですよ。
多分日本では大ヒットしないのはわかっています。
だって、もう大ヒットしているPODデバイスがあるから。
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これらに優っている部分はなく、対抗馬はその前にヒットしたVaporesso Renova ZEROなのかな?なんて気もしますが、普通に良いデバイスですよ。
一年前にこれが出てたら、今の情勢はかなり変わったかもしれないですね。
味
メッシュコイル、当然美味しいですよね。
普通に美味しい。なんというか、それ以上でもそれ以下でもない。
メッシュコイルの味ですね。十分だし、全然満足できる。
でも、0.5Ωなんですよ。当然バッテリー消費は激しいので、650mAhがあっという間になくなります。
ガンガンパフしてたらすぐですね。
ドロー
それなりに軽い。おまけにドロー調整はできません。
スカスカではないものの、当然MTLはできません。DL専用ですね。
若干抵抗感があるものの、かなり軽めのドローです。
おっかなびっくり吸い込むと、オートスイッチが動作しないのでそこそこ思い切りよく吸い込む必要があります。
漏れ・ジュルりなどの問題点は?
これはかなり優秀!
ジュルりは全くなかったんですが、ボトムエアフロー構造で心配な漏れもありませんでした。
経済性はあまり良くない?
交換コイルは1つ650円ほどと割高です。
しかも、多分ですが日本ではあまりヒットしないアイテムだと思うので、そのうち日本国内では手に入らなくなってしまいそうです。
ただ、海外ショップであれば1つ$3以下なので、他のPODと比べても若干安く運用できそう。
まとめ
見た目はかなり良いんですよ。カジュアルテイストで、ビジネスシーンでなければ違和感なく愛用できるでしょう。
さらに大手のJoyetechが作っているという安心感はありますね!
初代TEROSのPODカートリッジも、まだ海外ならば潤沢にありますから、少なくとも1年以上は愛用し続けられるというのも大手メーカ製品の良い点です。
スペック・性能については、「競合機と同じ」と考えて良いでしょう。
競合機に比べて、段違いに優れていたり、または劣っていたりということはありません。
値段も安いので、見た目が気に入れば、買って損はないでしょう。
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