Joyetech(ジョイテック)のVAPEスターターキット、EXCEED GRIP「エクシード グリップ」のレビューです。
BOXタイプのコンパクトなPODデバイスは、プリメイドコイル交換式とPOD内蔵型両方に対応。
さらに、先進的なドライバーンプロテクションを搭載したデバイスです。
このスターターキットの特徴
- EX headプリメイドコイル採用のPODデバイス
- コイル内蔵型PODも付属
- ドライバーンプロテクション搭載
POD内蔵型コイルのお手軽さと、プリメイドコイル交換式のコスパの良さという2つをセレクトできる懐の深さ。
そして、ちょっと大きめのサイズ感にリキッド容量の多い利便性を兼ね備えたデバイス。
大は小を兼ねるのか?
詳細をレビューしていきます。
商品提供:VapeSourcing
Joyetech EXCEED GRIPの詳細
Joyetechがリリースするポッドシステムデバイスです。
このEXCEED GRIPはPOD型のデバイスで、多くのPODデバイスに採用されているコイル内蔵型だけではなくプリメイドコイルを使用することもできます。
使用できるコイルはJoyetech EX headです。
EXCEED GRIPには専用開発されたコイルが付属しますが、JoyetechがMTL用として採用しているコイル規格であり、今までにも多くの機種に採用されてきたものなので汎用性もあります。
さらに、コイル内蔵型のPODも同梱するため、コイル交換が面倒だと考えるユーザーにも対応した隙のないラインナップ。
EXCEED GRIPには先進的な機能も搭載されています。
それがドライバーンプロテクションです。
『温度管理機能』を使ったウィックが焦げないための技術で、専用コイル(EX-M 0.4ohm)とPOD内蔵コイル(0.8ohm)両方に対応。
サイズはBOXタイプのボディーながらコンパクト(H 74 × W40× D21mm)で、なおかつ軽量(74g)、バッテリー容量は1000mAhです。
大きさは小さいのですが、厚みが21mmあるので携帯時には若干かさばる印象。
カラーバリエーションも豊富で、全6種類をラインナップしています。
それではさらに詳細を見ていきましょう。
スペック
サイズ | H 74 × W40× D21mm |
重量 | 74g |
出力モード | インテリジェント可変電圧出力 |
リキッド容量 | 4.5ml / 3.5ml |
リキッドチャージ | ・EX-M 0.4ohm Head for Standard Cartridge ・0.8ohm integrated MESH coil for POD Cartridge |
エアフロー | ボトムエアフロー(調整不可) |
コイル | EX head もしくは POD内蔵 EX-M 0.4ohm Head for Standard Cartridge; 0.8ohm integrated MESH coil for POD Cartridge |
充電ポート | microUSB |
バッテリー | 1,000mAh |
保護機能 |
|
メーカー公式サイト | https://www.joyetech.com/product/exceed-grip/ |
パッケージ・内容品
Joyetechらしいデザインのパッケージ。
コンパクトなサイズのペーパーボックスに本体と付属品が収納され、背面には偽造防止のセキュリティーコード入りステッカーも貼られています。
内容品一覧
- Joyetech EXCEED GRIP バッテリー本体
- スタンダード PODカートリッジ(EX-M Coil組込済)
- 予備コイル(EX-M 0.4ohm Mesh Coil)
- PODカートリッジ(0.8Ωメッシュコイル)
- microUSBケーブル
- ユーザーマニュアル、ワランディーカード(日本語)
本体とPODカートリッジが合計2つ、EX headコイルと充電用ケーブル、そして日本語表記のあるマニュアルが同梱されています。
バッテリー
裏面のデザインは表面とは異なるデザイン&カラーリングです。
表と裏のパネルグラフィックが異なる変わったデザインで、カジュアルな印象です。
両面パネルにインモールドラベリング(IML)射出コーティングを使用。
IMLとは
金型の中に機能や絵柄を印刷したフィルムをはさみ、そこに溶けた樹脂を流し込むことで成形と同時に機能や絵柄を樹脂に加飾する、画期的な「成形同時加飾技術」です。
高精細、耐摩耗性、高還元性の機能を付与するサンドイッチプロセス
耐摩耗性に優れているということなので、傷を心配せずに使えそうなのは良いことです。
これは余談ですが、Joyetechの同列企業であるEleafでも同様の技術を使用した製品を同時期に発売k開始していることから、企業間で同じ生産ラインで製造している、それでなくても同じ技術や生産機械などを共有していることが容易に予測できます。
EXCEED GRIPはオートスイッチ機構ではなく、マニュアルボタンで操作するデバイスなので本体側面上部にボタンを備えています。
このボタンにはLEDランプは備わっておらず、LEDは本体下部に埋め込まれています。
LEDランプのさらに下には、内蔵1000mAhバッテリー充電用のmicroUSB端子を備えています。
LEDランプは電源ON/OFFやバッテリー残量を表示するインジケーターです。
充電中はランプが赤く点灯し、充電が完了すると消灯します。
510ドリップチップを採用
本体上部にはマウスピース(唇で咥えてミストを吸引する部分)が。
マウスピースパーツはPOD一体型では無く、本体バッテリー側に取り付けられています。
このマウスピースには510タイプのドリップチップが使われています。
付属品は樹脂製のものですが、同じく510規格の汎用品を代わりに取り付けることができるので、自分好みにカスタマイズすることができます。
PODとマウスピース部分はパッキンで接続される仕組みです。
実際使ってみると、ミスト漏れも結露も少なく使えるので十分実用的な上に、汎用性の高いマウスピース付け替え式は重宝するディティールだと言えます。
POD
PODカートリッジは、こう言うタイプのデバイスには珍しく横にスライドさせて着脱します。
式でもマグネット式でもなく、ただはめるだけの機構ですが、緩すぎず固すぎない絶妙の下限になっているので、PODカートリッジが不意に外れてしまうこともなさそうです。
このキットには2種類のPODが付属します。
- スタンダードカートリッジ(EX-M 0.4Ω Head交換可能)3.5ml
- カートリッジ(0.8Ω MESH コイル内蔵)4.5ml
1つはプリメイドコイル交換式、もう一つはコイル内蔵式になります。
どちらもドライバーンプロテクションに対応。
Joyetechサイトには「ニコチンソルトに最適化されています」と書かれていますが、それはPOD内蔵型(0.8Ω)の方で、抵抗値の低いプリメイド型はミスト量も多く、ドローも軽いのでノンニコチンリキッド向きでしょう。
どちらもドロー調整機能は非搭載で、ドローは軽め(MTL、DLどちらでも行けるぐらいの重さ)です。
さらにPODカートリッジには別売りバリエーションも。
- セラミックコイル内蔵カートリッジ(別売)
抵抗値は不明ですが、セラミックコイル内蔵型もラインナップされており、こちらはドライバーンプロテクション非対応です。
半透明な樹脂素材(素材非公開)のPODカートリッジ。
リモネン(柑橘成分)などでクラックが入るのに注意したいところですが、試しにメンソールリキッドを入れて3日ほど放置しましたが全く問題はなかったため、それなりに耐薬品性のある素材が使われているようです。
どちらのPODもコイルボトムエアフロですが、エアーの取り込み口は違う場所に。
- プリエメイドコイル使用カートリッジはボトム部分
- コイル内蔵カートリッジはサイド部分
どっちのPODでもエアーが取り込めるように、バッテリー側には溝が彫られています。
バッテリーからの給電はボトム部分の端子によって行われます。
プリメイドコイル交換式PODに使用できるコイルはJoyetech EX headです。
キットに付属のコイルは、ドライバーンプロテクションに対応した専用品 EX-M 0.4Ω Headですが、EX headには様々なバリエーションがあるため、それらのコイルを使用することもできます。
コイルの取り付けは回転式で、クルッとひねって取り付けます。
すごく簡単ですが、パッキンがしっかりしているためかリキッド漏れはありません。
PODへのリキッドチャージは、POD裏面(バッテリー側)側面のゴムパッキンを外して行います。
つまり、リキッドチャージの際にはバッテリーからPODを取り外して行います。
リキッドチャージホールはオーバル型(長穴形状)なので、エアー抜きも考えられた形状。
小さめの穴なので、スポイトボトルでのリキッドチャージは難しいですが、最近のリキッドはユニコーンボトルが主流なので、問題なくチャージできます。
リキッドチャージは横にしても良いですが、リキッドチャージホールを上にして立てて入れるのが合理的に感じました。
半透明のPODはリキッド残量の確認が簡単です。
このPODはどちらのコイルもジュースチャンネル(リキッドをコイルに供給する穴部分)がコイル部分の中間付近にあるため、リキッドを最後まで吸い上げることができないと思いきや、背面部分から表面張力でリキッドを吸い上げることができるので残量0付近までリキッドを吸うことができました。
EXCEED GRIPの使い方
使い方は簡単で、5クリックで電源ON/OFF、電源ON状態でボタンを押すとパフ操作です。
- 電源ON/OFF… 5クリック
- Vaping… マウスピースを咥えてスイッチを押しながら吸い込む
感想
大きめなサイズサイズ感のBOX形状PODデバイス。
大きさと見た目の派手さで好みが分かれそうですね。
個人的にはPODデバイスで一番重要なのは「大きさと重さ」の携帯性・利便性だと思っているので、ちょっとでかいなという印象です。
同じくドライバーン保護を搭載しているのであれば、Eleafが出したやつの方が小さくてドロー調整もできるので優れていると思います。
しかし、それにはない利便性もあります
例を挙げると
- リキッド容量が多い 4.5ml / 3.5ml(EX head)
- バッテリー容量 1000mAh
- 510ドリップチップが使える
- ドライバーン保護がより優れている
若干サイズが大きいですが、リキッド容量を考えれば納得できるサイズ感ではないかと思います。
ただ、コイル抵抗値的にバッテリー容量がもう少しあればな、と感じてしまいますね。
1日フルに使うには心許ないというのが正直な感想です。
しかし、レビュー品が届いた時には16mmサイズのアトマイザーが乗せらればなぁという大きめのサイズ感に「これはないかな」と思ったのですが、実際使ってみると悪くなく、むしろ良いと感じました。
ドライバーンプロテクションについて
ドライバーンプロテクションはしっかり機能するだけでなく、わかりやすいです。
リキッドがなくなって保護が動作するとLEDランプは2回点滅するので非常にわかりやすい。
実際に使ってみると、コイルが焦げる味がする前にLEDが点滅するので視覚的に「リキッドないな」とわかるのでコットンを焦がすことがまずないです。
保護自体もEleafが出したやつのものより優れている印象です。
味
味もかなり楽しめます。
立ち上がりも良いのでストレスも感じないので、中々良い印象です。
EX headは全般的に味も楽しめますね。
さらに内蔵メッシュコイルのPODも中々美味しいです。
超美味しい!とまではいかないのですが、重めのDLが好きなのであれば満足できるのでは?という印象で、味のはっきりしたリキッドを吸うのであれば十分です。
どちらも風味が良い上に、リキッドの味をダイレクトに感じられるのでノンニコチンリキッドでも楽しめます。
ただ、ドロー調整がついていないので、タイトドローのMTL向きではありません。MTLできなくもないですが、若干ドローが軽めです。
これはどちらのPODでも同じで、ドローは同じぐらい軽め。
リキッド漏れは皆無
どちらのPODを使ってもリキッド漏れはありませんでした。
リキッドを入れたまま3日放置してもリキッド漏れがなかったので、リキッド漏れ耐性は強い方だと思います。
まとめ
若干大きめのサイズ感ながら、リキッド容量が多いので納得できるサイズ感。
ドライバーンプロテクションもしっかりと機能するので、使い勝手は悪くありません。
ニコチンフィーダーとしてももちろん、ノンニコチンリキッドの味も楽しめるPODデバイスです。
あとはデザインが気にいるか?否か?という部分ではないでしょうか。
悪くないですよ。
通販はこちらから!
→ Joyetech Exceed Grip Pod System Kit 1000mAh [Vape Sourcing]
※当ブログオリジナルクーポンコードVC10でいつでも5%オフで購入可能です。
コメント