Innokin(イノキン)のVAPEスターターキット、Pod System Redefined EQのレビューです。
POD型VAPE流行ってますね。リリースしてないメーカーを探すのが大変な程です。というわけでまたまたPOD型デバイスのレビュー。INNOKINからリリースされたEQです。
このスターターキットの特徴
- メッシュコイルを使用したPOD型スターター
- 軽めのMTLに特化したコンパクトなデバイス
- ノーマルモードとブーストモード、2種類の出力切り替え
面白いのは。0.5Ωのメッシュコイルを内蔵しているのに、何故かMTLに特化しているという点。結構な低抵抗コイルですが、出力と釣り合うのか?
それでは詳細をレビューしていきます。
商品提供:ベプログshop
詳細
VAPEデバイス各社から挙ってPOD型デバイスがリリースされていますね。大流行です。
INNOKINからも出ましたよ。POD型。
PODタイプのデバイスとしては大きめなサイズ感。そのかわりにバッテリー容量は800mAhと余裕のサイズです。
しかし、片手に収まるサイズ感ですら大きいと感じるのは、より小さなデバイスがリリースされているから。
様々なPOD型デバイスがリリースされる中、このEQはバッテリー容量を優先させたデバイスということになります。
カラーバリエーションはブラックとシルバーの2色展開です。
スペック
サイズ | H 90×W35×D15mm |
重量 | 53.2g(実測) |
出力モード | レギュラーモード(13.5W) / ブーストモード(15.5W) |
リキッド容量 | 2ml |
リキッドチャージ | Podボトムフィル |
エアフロー | ボトムエアフロー(調整不可) |
コイル | POD内蔵型 0.5Ω |
充電ポート | microUSB(DC5V) |
バッテリー | 800mAh |
保護機能 | 非公開 |
メーカー公式サイト | https://www.innokin.com/vaporizers/eq |
パッケージ・内容品
白ベースのシンプルなデザイン。ステッカーにはPlexus Coilの文字とURL( innokin.com/plexus )アクセスして確認してみると、メッシュを使ったコイルのことを指しているようです。超長寿、優れた風味、大きなヒーティングエリア、超高速ウィッキングと書かれていますが、優れた特徴があるということを指しているのでしょう。
素材はカンタルのようですが、URLに書かれているPlexusコイルはより爆煙に特化したもので、このEQのコイルについては書かれていないので定かではありません。
内蔵するのは0.5Ωのコイルです。
内容品一覧
- Innokin EQ バッテリー本体
- Innokin EQカートリッジ x1
- microUSBケーブル
- ユーザーマニュアル(英語)、クオリティーチェックカード、証明書
外観
シンプルなフォルム。本体の質感はラバーコートのようなマットな質感。すべすべとした感触。
ボディー下側のはEQの製品ロゴ、反対側には化学式のようなイラストがプリントされています。
EQ バッテリー部の詳細
バッテリー部中央には物理ボタンを一つ備えています。LEDライトが仕込まれた八角形デザインのボタン。
本体底部分にはINNOKINのロゴマーク、バッテリー容量800mAhのプリントと、内蔵バッテリー充電用のmicroUSB端子を備えています。
この端子にケーブルを接続して内蔵バッテリーの充電を行うことが出来ます。
PODアトマイザー部分の詳細
マウスピース(咥える部分)には半透明樹脂製のカバーキャップ付き。携帯する時にマウスピースに汚れなどが付着しないよう保護します。
カバーキャップはつまんで引っ張るだけで外すことができます。
しかし、結構な確率でPODカートリッジも一緒に外れてしまいます。
PODとバッテリーを接続するのはマグネットなのですが、磁力が弱いために、マウスピースカバーを外す時にPODが一緒に外れてしまいます。
また、外したカバーを付けておくことが出来ないのもあまり使い勝手がよくありません。
僕はカバーを付けないで使っています。
PODも簡単に外すことが出来ます。つまんで引っ張るだけです。
爪などではなく、マグネットで接続されています。マグネットが弱めで、キャップと一緒に外れてしまうことが欠点ですが、本体を思いっきり振っても取れてしまうようなことはありませんでした。
樹脂製のPODカートリッジ。コイル内蔵型で、単体での交換はできません。
リキッドチャージはボトムフィル。PODの底を回転させてリキッドチャージホールを露出させます。左右に箇所にチャージホールがあります。
また、PODの構造上、分解ができないのでコイル再構築も出来ません。コイルビルド前提にPODデバイスを検討しているユーザーには向かない機種です。
スポイトボトルなど注ぎ口の先端が太いものではチャージできないので、ユニコーンボトルなど先端が細い容器を使用します。写真は30mlサイズのボトルですが、60mlサイズなど太いものを使っても、回転部分に干渉などは起きないので、問題なくチャージすることが出来ます。
Eleaf iCardが同じ形式でリキッドフィルできるのですが、向こうは本体が邪魔で使い勝手が最高に悪かったのですが、このEQは同じ方式ながら、本体からPODが取れるので、本体部分がリキッドボトルに当たることももなく、使い勝手は良好です。
コイルに空気を供給するためのエアホールは左右2箇所にあり、それぞれに1.4mmほどのホールが空いています。
運用上良いな、と感じた部分としては、エアホールが真下ではなくサイドにあるので、ボトム部分に結露や漏れが発生しないこと。サイドに導入口をずらしているためか、サイド部分にも結露や漏れが発生しませんでした。漏れ耐性は非常に強いと思います。
0.5Ωコイルの割には小さなエアホール。ドローは軽めです。
MTLに特化していると言う割には軽すぎます。しかし、DLするのには重い。よく言えばどちらにでも対応できるドローながら、悪く言えばどっちつかず。僕はDLで運用しています。
使い方
使い方です。基本操作は「電源ON/OFF」と、ミスト発生の操作のみです。
- 電源ON/OFF … パフボタンを5回素早く押す(5クリック)
- Vaping… PODを咥えて吸い込む
また出力を切り替えることも出来ます。出力を切り替えるには、電源OFFの状態で、パフボタンを長押し、LEDランプの色が切り替わったことを確認します。
感想
低抵抗コイル(0.5Ω)なのにMTL?と思ったのですが、出力が抑えられている(13.5W/15.5Wということは、2.6v/2.8vほど)ので、専用にセッティングされているようです。
出力ボルテージが低いので、立ち上がりが遅いのかな?と思いきや、そんなこともありません。しっかりセッティングされているようで、パフと同時にミストが上がってくるレスポンスの良さ。
出力が低いので、電池の減りもゆっくり。もちろんリキッドの消費も少ない印象です。
ウィックが馴染むまでは若干ミストが粗めですが、30−40パフもすれば馴染んできて、謳い文句どおりに細やかな粒子のミストを楽しめます。
PODデバイスとしては、上品な印象のミストが楽しめる印象です。
強メンソールリキッドを運用してみましたが、キック感もしっかり楽しめ、メンソールやミントの風合いもちゃんと楽しむことが出来ました。POD型の中でも味がおいしく楽しめるデバイスだと感じました。
細かくみるといまいちな部分(特にPODのマグネットの弱さ)もありますが、味に関しては言うことはないと感じました。
まとめ
失礼ながら最初の印象として、特徴のないルックスだし、シンプルすぎてつまらなそう。もっと小さくて特化したデバイスもあるのに、このサイズか、と思ったのですが、使ってみると使い勝手の良さと、味の良さから手放せなくなる、そんな好印象を抱く優れたPODデバイスでした。
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