RBA(タンク)好きの一つの到達点、ボトムフィーダー(BF)。
自分も愛用していますが、対応するMODは種類が少なく、高額なものが大半を占めています。
マスプロ製品でも数少ないBF対応MODがリリースされており、kangertechのdripboxが有名です。
その中、Eleafが小型軽量、コストパフォーマンスに優れたMODをリリースしてきました!
Pico Squeeze with Coral「ピコ・スクイーズ・ウィズ・コーラル」
今回の商品はGearBestさんか提供してもらいました!
Pico Squeeze with Coralのパッケージ
パッケージです。
開封します。
付属品は、
・Pico Squeeze 50W Box Mod本体
・Coralアトマイザー本体
・予備ボトル
・コットン
・コイル(クラプトン)
・ドライバー
・USBケーブル
・ユーザーマニュアル(英語)
コイルからコットン、その上ツールまでセットになった至れりつくせりな内容。
Eleaf製品はアトマイザーも含め、初心者でも別途買い揃えずに完結するパッケージングが魅力ですね!
Pico Squeeze with Coralの詳細
それでは詳細を見ていきましょう。
かなり小さな本体です。通常のBOX MODとしても小さい部類で、大きさ的にはiStick Picoとほぼ同じ大きさになります。
手に持ってみたほうがその大きさが分かるでしょう。
iStick Picoと同様に電池カバー分の高さを抑える仕様になっており、これによってよりコンパクトな本体を実現しています。
その反面、23mm以上のアトマイザーを搭載できない欠点は変わらずです。
ただ、BF対応MODは大きなものが多い中、このコンパクトさは感動モノです。
Pico Squeeze 50W Box Modの詳細
iStick Picoとほぼ同サイズのコンパクト設計です。
スペックは以下の通りです。
Pico Squeeze 50W Box Modのスペック
サイズ | H 75×W46×D23mm |
ワット数範囲 | 50W Max(31-50W) |
温度範囲 | 200 – 600F/ 100 – 300℃ |
抵抗値 | 0.15-3.5ohm |
スレッド | 510 |
充電ポート | USB |
バッテリー | 18650(別売り) |
カラー | Black,Gray,Pink,Silver,White |
テクニカルMODでありながらVW調整などは出来ません。この部分がネガになって購入に踏み切れない方も多々いるのではないでしょうか。
それもそのはず、iStick Picoと同じような設計で、基板部分にボトルを収納しているためスペース的に無理があるんですよね。
Eleafのサイトを見てみると
Direct output voltage
the output voltage changes automatically according to the battery level.
the higher the battery level is,the higher the output voltage is.
直接出力電圧
電池残量に応じ、出力電圧を自動的に変化させます。
バッテリーレベルが高いほど、より高い出力電圧です。
と書いてあり、尚且つ、基板回路に逆差し保護機能を備えていますと記載がありますね。
使い勝手はどうなのか、詳しく見ていこうと思います。
まず本体。
安っぽく見えませんね?ボクは見えません。
デザインも良く、細部の仕上げも悪くないです。
塗装の質も上々ですよね。こちら側には充電用のUSB端子と、その上部にインジケーターとして機能するLEDランプが配置されています。
上部を見ていきましょう。
510スレッドとバッテリーカバーが配置されています。
バッテリーカバーはスレッド式になっていて、これをねじって外し、18650バッテリーを装填する仕様になっています。
気になるスレッド部分
残念。非調整式です。
スレッドの深さはおおよそ4.5mm程度これに対応するアトマイザーでないと使用することが出来ません。
ここが調整式だったら最高でした。
ポジティブの周りはシーリングされているようです。
底部です。
底部からボトムフィーダーボトルの「Squonk Bottle」を出し入れすることが出来ます。
出し入れする際には底部のカバーを外します。
カバーはマグネット式になっていて容易に着脱可能。
なくしてしまいそうな蓋ですが、磁力はそこそこ強力なので自然と取れることは少ないと思います。
何処かに引っ掛けたりすれば取れちゃいそうですけどね。
そして、ボトルの出し入れですが、
ボトルにはキャップのないタイプなのでズボっと突き刺すだけです。非常に簡単ですね。
ボトルも適度に硬さがあり、出し入れはかなりし易い印象です。
アトマイザー CORAL RDAの詳細
シンプルなルックスのRDAです。当然BF対応のドリッパーになります。
スペックです。
CORAL RDAの詳細
直径 | 22mm |
全長 | 30mm ※510ネジスレッド含まず |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | キャップ一体型 |
コイル | RBA(デュアル) |
エアフロー | サイドフロー |
素材 | ステンレススチール |
色 | black |
さて、外見からです。
シンプルなルックスです。必要最低限感が半端ないですね。
さて、早速バラします。
構造も非常にシンプル。デッキとスリーブ、トップパーツのみで構成されています。
デッキがかなり厚みがありますよね。ここの中がちょっと気になるんですが、非分解のため分解できませんでした。
スペック上、6.5mlのリキッドを蓄えられますと書いてあるのですが、そこまで入っている感ンジはしないし、BFボトル量と同じ表記のため、恐らくボトルのことを指しているのでしょう。
Giveawayがなければ強引に分解しているところでした(汗)
気になる。。。
さて、上部のパーツから見ていきます。
トップパーツはエアフローリング、ドリップチップ兼用の一体型。
出口は510規格ではないため、これに汎用ドリップチップを取り付けることは出来ません。
次にスリーブです。
エアーフローホールが空いたただの筒、まさにスリーブです。
エアーフロー調整はトップキャップを回すことで調整可能。
ちなみにエアホールは2箇所、左右に開いていますが、片側だけ開くことは出来ませんので基本的にデュアルコイル前提のアトマイザーになります。
最後にデッキです。
2ポール2スレッドの非常にシンプルなデッキです。
デッキへのリキッドの供給は、デッキに左右対称に開いた合計6個のホールからリキッドが出てくることで供給されます。
ちなみにデッキは更に分解できます。
スレッド式なのでポストをつまんでひねってやれば外すことが出来ます。
分解洗浄でリキッドなどを完全除去したい時に便利ですね。
そして、デッキ底には少々リキッドを保持する層があります。
ポジティブピンは調整不可。BF専用の為、ピンの交換もできません。
アトマイザー CORAL RDAをビルドしてみる。
早速ビルドしてみましょう。
2ポールに各一つづつしかネジが設けられていないので面倒かな?と思ったのですがすんなりビルド出来ました。
コイルの形が汚いのはご愛嬌。うまけりゃいいんです、うまけりゃ(言い訳)
ウィッキングはすみません、付属コットンではなく、FiberFreaks使っちゃいました。ジュースホールにコットンレッグを触れさせるように配置します。
コイルの高さですが、
サイドフローなのでエアホールに合わせるのが良いと思います。
なお、ビルドの際には他のテクニカルMODやオームメーターなどを使って短絡がないかチェックすることをオススメします。
ドライバーンがありますので他のテクニカルMODに乗せてビルドするのが良いと思います。
Pico Squeeze with Coralを使ってみる
ビルドが終わった所で使ってみましょう。
最初にボトルにリキッドを充填し、本体にセットします。
BFですからね、ボトルの準備をしなければ始まりません。
次にMODの準備です。
バッテリーカバーを外し、18650バッテリーを装填します。+が下ですよ、間違えないように装填しましょう。
ボクは別売りのバッテリーチャージャーを使用してバッテリーを充電していますが、
この本体でも18650バッテリーを充電することが出来ます。
ここまで出来たら後は使うだけです。
操作的には
・電源on/off 5クリック
単純明快。アトマイザーへリキッドを送る場合には、ボトルをぎゅーっと押せば大丈夫です。
ボトムフィーダー初体験の人は、最初はアトマイザーのスリーブを外して、どうリキッドがアトマイザーに供給されるのか、塩梅を見ておくと良いと思います。
Pico Squeeze MODに他のアトマイザーを載せてみる
恐らく多くの人が気になっているであろう部分です。
自分の手持ちのアトマイザーを搭載してみました。
最近のテクニカルMODはコンタクトがスプリング式で非調整になっており、ある程度の長さの差は吸収してしまう仕様のため意識しませんが、このMODの場合、スレッドの深さが実測4.5mmの為、これよりスレッドが短いアトマイザーは使用不可です。
SUNBOXなどはコンタクトがヘキサゴンレンチで調整できるため様々なアトマイザーに対応しますが、このMODの場合は固定式のため対応しないアトマイザーもありそうです。
まずはSPLIT Attyから。
使用可能でした!ポジティブピンの長さ4.5mmギリギリセーフです。
Snap Dragon v1.5
こちらも使用可能。ポジティブピンまでの長さ5mm
SPLITより若干長いですが、MODとの間に隙間があくことはありませんでした。
最後にiai v2
こちらも使用可能!ポジティブピンまでの長さ6mm
ただ、多くのMODでそうあるようにこのMODでも隙間が空きます。
隙間が開いても通電して、リキッドが供給できれば使用はできます。
MODやアトマイザーの個体差もありますし、逆に短いものは使用不可なのでその辺注意したいところです。
Pico Squeezeのまとめ
ボクはこれ気に入りました。
まず、安い。コストパフォーマンスが最高です。
次に軽量で小さい。ポケットに軽く入れてお出かけできますよね。
廉価の為、で気を使わないし、非常に使いやすい。
アトマイザーもそれなりに使える印象だし、自分の持っているBF対応アトマイザーも使用可能でした。
そして、ワッテージ調整出来ない件ですが、もちろん調整できた方がいいに決まってます。
でも、ビルドで何とかなっちゃうな、と思いました。
付属のCORALアトマイザーに付属のクラプトンワイヤーで巻いても充分に美味いし、ミストもかなり、爆煙が楽しめます。
唯一いま一歩な点。
バッテリーインジケータ分かりづらい。
残量近くになったら色が変わる程度でもいいからつけてほしかった。
ガンガン吸っていていきなりパフできなくなり、なんだろうと思ったらバッテリー切れ。
小さなLEDインジケータがついているのですが単色表示なのでホントわかりません…
それ以外は本当に良いと思います。
高いお気に入りのBF MOD持ち出せないシチュエーションのサブ機に。
もちろん、BF入門者にもオススメできるスターターキットでした!
コメント
BFのタンクにキャップがあれば別のタンク持ち運びができれば最適なんですが
清武公一さん、コメントありがとうございます。
BFボトルは柔らかいため、漏れなどの問題もあるため、僕的には持ち運びに適していないとは思いますが、流用できるものがあると良いですね!
こんにちは。
購入を検討中なのですが、2点心配があります。
セミメカ(=Bypassモード)ということで立ち上がりは遅いのでは?
いろんな方のレビューで510スレッドが固定式というのを見かけますが、Eleefのオフィシャルにはspring loaded 510 connectorとの記載があります。つまり閉まらないほど固いのかな?と想像しますがどうでしょう?
ご意見をうかがえると幸いです。
こんにちは。
すでに一年ほど前の記事で、もう製品が手元にないため、記憶の限りお答えいたします。
1.立ち上がりを求める機種ではなく、仰る通りEleafのテクニカルMODのBypassモード並みの立ち上がりですが、問題は感じませんでした。
2.固定式で、全く可動しませんでした。
Hiroさん、ありがとうございます。
Youtubeの方もいつも参考にさせていただいてます。
これからも頑張ってください。
とんでもないです!参考になりましたでしょうか?
基本的には気軽に買える普段使い機種なので、あまり悩まずに買って楽しんでください!
YouTubeはだいぶ前に辞めてしまいましたが、ブログの方は相変わらず更新していますので今後ともご贔屓にお願いします!