Eleaf(イーリーフ)のVAPEスターターキット、BASAL Kit「ベイサル」のレビューです。
MTL/マウス・トゥ・ラング タバコのような吸い方、口吸い に向けた機材として、14~16mmサイズのアトマイザーに、ボックステクニカルMODをキットにしたスターターキットが各社からリリースされ、にわかに盛り上がりつつあります。
Eleafからは既にiStick Trim with GSTurboがリリースされていますが、高級感のあるフルメタル外装やワッテージ調整可能などの機能性をプラスした製品をリリースしました。
それでは早速レビューしていきます。
商品提供:VapeSourcing
Eleaf BASAL のパッケージと内容品
パッケージはEleafらしいデザイン。製品イラストを用いたわかりやすいものながら、色数を減らしたシンプルかつ上品と感じる配置とロゴデザイン。背面には内容物詳細などが記載されています。
パッケージ側面にはシールをめくるとセキュリティーコードの入っているステッカーが貼られています。
内容品一覧
- iStick BASAL テクニカルMOD
- GS BASAL アトマイザー
- プリメイドコイル GS Air 0.75ohm Coil (Pre-installed)
- プリメイドコイル GS Air 1.5ohm Coil
- USBケーブル(2A対応)
- ユーザーマニュアル
- アトマイザー予備パーツ(パッキン類)
マニュアル類は英語で書かれています。
Eleaf BASAL の詳細
規範から逸脱して、Eleaf BASALは非常にコンパクトなプロファイルと非常に視覚的な魅力を誇っています。その全金属仕上げは美しく耐久性があります。 1500mAhの内蔵バッテリを装備したBASALは30ワットを出力することができ、迅速かつ効率的な再充電のために2A充電を備えています。 BASALは、新しく設計されたすべてのステンレススチールと組み合わせられ、洗練された気流システムを特長とし、風味に最適化されたGSエアーコイルを使用します。 MTL vapingをもっと楽しくするために、必要なのは単にBASALキットだけです。
Breaking away from the norm, Eleaf BASAL boasts a remarkably compact profile and an extraordinary visual appeal. Its all-metallic finishes are both beautiful and durable. Equipped with a 1500mAh internal battery, the BASAL is capable of outputting 30 watts and has 2A charging for quick and efficient recharging. The BASAL comes paired with a newly designed all stainless steel, GS BASAL atomizer that features a refined airflow system and uses the GS Air coils optimized for flavor. For better enjoyment of MTL vaping, all you need is simply a BASAL kit.
Eleaf/BASALのスペック
サイズ | H 128.5 ×W36.6×D15mm |
重量 | 144.36g |
出力モード | VW (1-30W) |
対応抵抗値範囲 | 0.6 – 3.0ohm |
リキッド容量 | 1.8ml |
リキッドチャージ | ボトムフィル |
エアフロー | ボトムエアーフロー(調整可能) |
コイル | カートリッジ式(GS heads使用可能) |
充電ポート | microUSB(2Aクイックチャージ対応) |
バッテリー | 1500mAh(内蔵バッテリー) |
保護機能 | ・短絡保護 ・抵抗値保護(0.6-3.0ohm) ・自動カットオフ(15s) ・バッテリー低電圧保護(3.3V) |
BASALの外見・デザイン
上品かつ高級感を感じるデザイン。デザインや外見の詳細はアトマイザー、テクニカルMODの項目で詳細を見ていきます。
BASALを持ってみました
コンパクトな本体。片手に収まるサイジングながら、ズシッとした程よい重量感も感じます。
BASALの重量
重量はテクニカルMOD、アトマイザーを合わせえ143gほど。
iStick Trim with GSTurboはセパレートタイプ
テクニカルMODとアトマイザーが完全に分かれるセパレートタイプで、それぞれ別に使用できたり、単体でも購入することができます。
この先はそれぞれの詳細を見ていきます。
Eleaf GS BASALの詳細
すべてのステンレススチールで作られたGS BASALは、洗練された気流システムを特長とし、風味に最適化されたGSエアーコイルを使用しています。最適な空気の流れを得るために、気流制御リングを自由にねじるだけで、素晴らしい気分を味わえます。 MTL vapingをもっと楽しくするために、必要なのは単にBASALキットだけです。
The GS BASAL that is made of all stainless steel, features a refined airflow system and uses the GS Air coils optimized for flavor. You’ll have a great vaping experience simply by freely twisting the airflow control ring to get the optimal airflow. For better enjoyment of MTL vaping, all you need is simply a BASAL kit.
Eleaf GS BASAL クリアロマイザーのスペック
直径 | 15mm |
高さ | 57mm |
重量 | 24g |
リキッド容量 | 1.8ml |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | 510 |
コイル | プリメイド交換式(GS head) ・GS Air 0.75ohm Head(8-25W) ・GS Air 1.5ohm Head(8-20W) |
エアフロー | ボトムエアーフロー |
リキッドチャージ | トップ |
素材 | ステンレス、ガラス |
GS BASALの外見・デザイン
15mmのスリムなアトマイザー。タンクを除くパーツは金属で構成されており、全てヘアライン仕上げになっていて、高級感を感じさせます。ガラス部分に用いられているのはカラーガラスです。
Eleaf GS BASALのマウスピース
マウスピースは本体と同様のステンレス素材のもので、ヘアライン仕上げになっています。取り付け部分は510のもので、汎用品に交換して使うこともできます。
露出部の長さ13mm、取り付け部分の外径10mm、咥える部分の外径8.5mm、内径4mm。
MTLに向けた仕様で、特に内径は4mmと絞られています。
Eleaf GS BASALのタンク
構造的に、逆さまにしてチムニーよりリキッドの水位が低くないとコイルを交換するためにつ取り外すことはできません。
タンクへのリキッドチャージはボトムフィル。タンクを取り外し、下部からリキッドをチャージする方式です。
タンク部分は非分解式です。液漏れなどのリスクが少ない半面、洗浄の際、水分を服取ることができないため、メンテナンス性では不利な仕様です。
ガラスはカラーガラスが使用され、外見にもこだわりが見受けられます。そしてEleaf GS BASALのロゴがプリントされています。
Eleaf GS BASALのエアフローデザイン
エアフローはコイルの下からエアーを供給するボトムエアフロー方式。
効率的にコイルを冷却し、ミストを口に導ける構造で、味に定評がある半面、コイルのコットンから過剰供給したリキッドが漏れてしまうリスクがありますが、筆者が使った限り、ジュースチャンネルの小さなGS headにおいてはリキッド漏れは発生しづらくなっています。
長穴と4つの小さなエアホールをエアローリングでトリミングすることでドロー調整が可能になっており、特にMTLに向けたタイトドロー側の調整が細かくできる仕様です。
Eleaf GS BASALのポジティブピン
ポジティブピンは調整不可。デッキパーツにゴムのような絶縁体を介してはまっているだけの多くのクリアロマイザーに採用されている構造です。
Eleaf GS BASALのプリメイドコイル
使用できるコイルはEleaf GS headです。MTL向けの小型コイルで、本機では2種類のコイルが付属します。
・GS Air 0.75ohm Head(8-25W) カンタルワイヤー&ピュアコットン
タイトめのDLからMTLまで
・GS Air 1.5ohm Head(8-20W) 素材不明
タイトドローのMTL向け
用途に合わせてできるようになっています。
それぞれのコイルの内部を見てみると、巻き方に違いがあるのがわかります。
このコイルについては同じコイルが付属する製品、Eleaf iStick Trimのレビューでも詳細を記載しておりマスンドエ合わせてお読みくださいませ。
Eleaf GS BASALを他のテクニカルMODに載せてみました
直径15mmの細い、スリムなアトマイザーなので、通常サイズである直径22mmサイズのアトマイザーの搭載を前提にしたMODとのマッチングはあまりよくないので、基本的にはスリムなMODに搭載するのが良いでしょう。
バッテリー Eleaf BASALの詳細
規範から逸脱して、Eleaf BASALは非常にコンパクトなプロファイルと非常に視覚的な魅力を誇っています。その全金属仕上げは美しく耐久性があります。 1500mAhの内蔵バッテリを装備したBASALは30ワットを出力することができ、迅速かつ効率的な再充電のために2A充電を備えています。コンパクトでスタイリッシュで使いやすいBASALは、外出先でvapersを手に入れたり、バックアップを探している人に最適なモデルです。
Breaking away from the norm, Eleaf BASAL boasts a remarkably compact profile and an extraordinary visual appeal. Its all-metallic finishes are both beautiful and durable. Equipped with a 1500mAh internal battery, the BASAL is capable of outputting 30 watts and has 2A charging for quick and efficient recharging. Compact, stylish and easy-to-use, the BASAL is a great vaping mod for vapers on the go or simply looking for a backup.
Eleaf/BASALのスペック
サイズ | H76.6× W36.6mm×D15mm |
重量 | 120.26g |
抵抗値 | 0.6-3.0ohm |
出力モード | VW(1-30W) |
スレッド | 510 |
充電ポート | microUSB(2Aクイックチャージ対応) |
バッテリー | 1,500mAh(内蔵) |
保護機能 | ・短絡保護 ・抵抗値保護(0.6-3.0ohm) ・自動カットオフ(15s) ・バッテリー低電圧保護(3.3V) |
重量は実測で118.8g。サイズの割には重量感があります。
Eleaf BASALの外見・デザイン
渦巻きのような模様がエッチングされたパネル以外の継ぎ目がなく、特にゴールドカラーは高級感を感じます。金属の質感も高く、仕上がりも良いと感じます。
高級なライターのように金属削り出しボディーが特徴。上質さを感じさせる仕様の反面、フルメタルのボディは本体重量を上昇させてしまうデメリットも。この辺りはトレードオフです。
Eleaf BASALのアトマイザー取り付け部
アトマイザー取り付け部は多くのアトマイザーに採用されている510スレッド。数多くのアトマイザーに対応しますが、コンタクトはスプリング式ではなく固定式。ポジティブピンの長さによっては接続できなかったり、MODとの間に隙間が開いてしまう恐れもあります。
アトマイザー取り付け部はフラットなので物理的にはどこまでも大きなアトマイザーも搭載可能ですが、MODの幅が15mmなのでこれ以上直径の大きいアトマイザーだとはみ出してしまいます。
Eleaf BASALのボタン部
ボタン類はパネルとともに本体正面に配置されています。操作系が集合しており、使いやすい配置です。
ボタン類は本体素材と同じ金属製で、同じくヘアライン仕上げ。コストパフォーマンスを重視するEleaf製品の多くはボタン類などにプラスチックパーツを採用することが多く、共通パーツを用いてコストカットしているものも多い中、専用パーツを採用し、見た目と高級感にこだわっているのがよくわかります。
コンパクトでスリムなテクニカルMODには珍しい液晶画面を設けており、表示項目も3項目と一般的なMODと遜色のない表示項目を表示可能です。
液晶画面部分はミラーコートが施され、本体とのマッチングを高めています。
Eleaf BASALの充電端子
充電端子にはmicroUSBを採用し、本体底部に配置しています。このmicroUSBは充電専用で、PCと接続してファームウエアアップデートを行うことはできません。
Eleaf BASAL の操作方法
操作は3ボタンで行います。温度管理など複雑な機能は搭載されていないものの、多くの操作はEleafのテクニカルMOD共通になっており、今まで同社のMODの使用経験があるユーザーには馴染みやすくなっています。
- 電源ON …パフボタン5クリック
- ステルス設定…電源ON時にパフボタンとマイナスボタン同時長押し
- サブボタンロック …電源ON時にプラスボタンとマイナスボタン同時長押し
- 画面の反転 … 電源OFF時にパフボタンとプラスボタン同時長押し
- ワット数調整…電源ON時にプラスもしくはマイナスボタンで操作
- ディスプレイインタフェースの切り替え…電源ON時パフボタンとプラスボタン同時長押しののち、プラス・マイナスボタンで切り替え。パフボタンで決定。
パフ回数(P)、トータル・Vaping・秒数(S)、ボルテージ(V)、バッテリー・バーの4項目の切り替えが可能。
Eleaf BASAL に他のアトマイザーを載せてみました
厚みが15mmしかないスリムタイプのテクニカルMODなので、直径15mm以上のアトマイザーは本体からはみ出してしまいます。筆者個人的には18mmサイズまでは許容範囲ですが、それ以上、特に汎用性の高い22mmサイズを搭載するには無理があります。
また、コンタクトが固定式なので、ポジティブピンの長さ、スレッドの相性も出てくる恐れがあります。
Eleaf BASAL の使い方と操作方法
Eleaf BASAL 内蔵バッテリーの充電
まずはテクニカルMOD内蔵バッテリーの充電を行います。DC 5V電源接続した付属microUSBケーブルを本体端子に接続して充電します。電流は2Aまで対応しており、急速充電が可能です。
Eleaf BASALのリキッドチャージ
次にアトマイザーの準備。タンク部分を外してリキッドを注いでいきます。
このようにガラスタンクを這わせるようにリキッドを注いでいきます。
チムニー上部までリキッドチャージが可能。これ以上注いでしまうと、チムニーからリキッドが漏れてしまいます。リキッドチャージ後にタンクを元どおり戻して、コイル内のコットンにリキッドが浸透するまで放置すれば使用することができます。
まとめ
さらに機能アップしたコンパクトモデル!!
Eleafからは既に同様のコンセプトモデルiStickTrim Kitがリリースされています。15mmサイズのアトマイザーにスリムコンパクトなテクニカルMODをセットにしたスターターキットで、MTL・味重視に向けた製品です。立て続けにリリースされることからメーカーの力の入れようも見て取れますが、重複する製品になってしまうのも確かです。
名称から製品コンセプトを紐解いてみると、Trim(切り落とす)とBASAL(基礎的な)では成り立ちが違うのでしょう。機能を切り落とし、コストパフォーマンスを実現したモデルと、全てのモデルの基礎となるモデル。
用途と値段で選ぶのが良いと思います。味についてはGS head採用機なので同様です。
- iStickTrim Kitより軽量で最低限の機能と優れたコストパフォーマンス
- 本機 ワッテージ調整可能。見た目やディティールにもこだわり。本格的
筆者個人的には高級ライターのようなボディーと、フルメタルのアトマイザーがセットになった本機が気に入りました。コストと言っても数ドルしか変わらないのであれば、ボディーにこだわりのある機種を使いたいと感じました!
コメント