ASMODUS(アスモダス)のVAPEスターターキット、Mini Minikin 「ミニ ミニキン」のレビューです。
ASMODUSはアメリカのVAPEメーカー、個性的でルックにこだわった製品を数多くリリースしているブランド、その中でもメジャーなのがMinikinシリーズで、本作はそのコンパクトバージョンです。
それでは早速レビューしていきます。
商品提供:VapeSourcing
VAPEスターターキット ASMODUS/Mini Minikin のパッケージと内容品
ポップなルックスのパッケージデザイン。正面は窓付きで内容品が確認でき、側面には製品偽造防止のスクラッチ式コード入りのステッカが貼られていて、背面には内容品のスペックなどが記載されています。
内容品一覧
- Mini Minikin BOX MOD本体
- Ohmlette Tank クリアロマイザー
- プリメイドコイル(0.4ohm,0.8ohm)
- バッテリー(Efest IMR18500)
- microUSBケーブル
- アトマイザー予備パーツ(パッキン一式)
- 書類一式
バッテリーまでもセットになっており、リキッド以外の必要なものは全て揃っているため、後は好みのリキッドを購入すればVAPEを始めることができるキットになっています。書類は全て英語で書いてあるため、操作に不慣れな初心者にはわかりにくく感じる部分もあるため、本記事を参考にしていただければ幸いです。
VAPEスターターキット ASMODUS/Mini Minikin の詳細
Mini Minikin 50W Complete Kitは、かつてないMODUS製品と見なせるフルキット(モッド、タンク、バッテリー)を1パッケージにまとめたものです。 Minikin Mini 50W、Ohmlette Sub Ohm Tank、Efest 18500サイズのバッテリーはすべてこのキットに含まれています。
Minikin 50Wは、18500サイズの単一のバッテリー(このキットに含まれています)を収容し、ユニークな外観の2トーンボディスタイルを備えた小柄なボックスモッズです。
Mini Minikinはパワーセービング機能と「フレーバーテイスト」ブーストモードを備えたGX-50-HFチップを搭載しています。 GX-50-HFチップの効率は97%です。
Minikin 50W Kitは、すべての新しいOhmlette Sub Ohm Tankでトッピングされています! Ohmletteは2つの異なるコイルオプションを備えています。どちらも、停電力で大きな雲を提供し、Mini Minikinの完璧なコンパニオンです。
ミニキン50Wキットには、Efest 18500サイズのバッテリーが付属していますので、すぐに箱を開けることができます!
0.4オーム・コイル推奨ワット数範囲:50〜70ワット
0.8オーム・コイル推奨ワット数範囲:25〜40ワット
The Mini Minikin 50W Complete Kit is a full kit (mod, tank, and battery) that features never before seen asMODus products, all in one package. The Minikin Mini 50W, Ohmlette Sub Ohm Tank, and an Efest 18500 sized battery are all included in this kit.
The Minikin 50W is a petite box mod that accommodates a single 18500 sized battery (included in this kit) and features a two tone body style for a unique look.
The Mini Minikin is powered by a GX-50-HF chip that features power saving capabilities as well as a”flavor taste” boosting mode. The GX-50-HF chip has an efficiency rating of 97%.
The Minikin 50W Kit is topped with the all new Ohmlette Sub Ohm Tank! The Ohmlette features two different coil options, both which provide great clouds with lower wattage making it the perfect companion for the Mini Minikin.
The Minikin 50W Kit will include an Efest 18500 sized battery so you can vape right out of the box!
0.4ohm coil recommended wattage range: 50 – 70 watts
0.8 ohm coil recommended wattage range: 25 – 40 watts
EC-ID: 02402-17-00006
ASMODUS公式サイトより
ASMODUS/Mini Minikinキットの外見・デザイン
ポップなカラーリング、ツートーンカラーリングのBOX MODと、そのカラーにパッキンカラーをマッチングさせたクリアロマイザーがセットになっています。
ASMODUS/Mini Minikinキットを持ってみる
非常にコンパクト。重量感はそれなりに感じます。18500のスモールサイズバッテリーとはいえ、バッテリー交換可能タイプの中ではトップレベルにコンパクトな筐体です。
ASMODUS/Mini Minikinキットの重量
ボックスMOD、アトマイザー、バッテリー全て込みで196.8g。しっかりした作りのBOX MODのため、サイズ感の割には重量はそこまでコンパクトではありません。
ASMODUS/Mini Minikin のクリアロマイザー Ohmlette Tank
付属のクリアロマイザーはOhmlette Tankです。公式サイトや日本総代理店のサイトを見てもあまりスペッが公開されておらず、リキッド容量など不明点もあります。ASMODUS自体細かくスペックを公開するメーカーではないようです。
Ohmlette Tankスペック
直径 | 24mm |
全長 | 37.5mm |
リキッド容量 | – ml |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | 専用トップキャップ一体型 |
コイル | プリメイド交換式 バリエーション
|
エアフロー | ボトムエアーフロー |
リキッドチャージ | トップ |
ファットなルックスのドリップチップが爆煙機材であることを想像させるクリアロマイザーの詳細を見ていきましょう。
ASMODUS/Mini Minikin Ohmlette Tankを分解しました
標準的なパーツ点数ののクリアロマイザーです。写真左から ドリップチップ/タンクトップパーツ/ガラスチューブ/コイル/デッキ です。基本的にこれ以上の分解ははできません。
ASMODUS/Mini Minikin Ohmlette Tank のドリップチップ
マウスピース(口をつける部分)は樹脂製で、アトマイザーの熱を唇に伝えないようになっています。このパーツはタンクのトップキャップ兼用になっており、汎用品に交換することはできません。
ボリュームのあるサイズ、アメリカンなルックスなのに対し内径は細めで、最も細い部分で6mmから、逆テーパーで13.4mmまで広がるデザインになっています。
かなり大胆に広がり、フレーバーが口の中で拡散されるのを想像させます。
ASMODUS/Mini Minikin Ohmlette Tank のタンク
マウスピースを外すことでタンクにリキッドをチャージできるトップフィル方式なので、利便性が高く、簡単にリキッドをチャージできます。
タンクはタンクトップパーツにガラスチューブがパッキンではまっているだけの構造で、一部がコイルによって保持されるタイプのため、アトマイザーを逆さまにした時にリキッドの水位がチムニーより高い場合には取り外すことはできません。
デッキ部分には”ASMODUS”の刻印が入っています。
ASMODUS/Mini Minikin Ohmlette Tankのエアフロー
ボトムエアフローデザインで、デッキ部分よりエアーを取り込む構造。エアフローホールには調整リングを装備しており、全開から全閉まで無段階でドローを調整することができます。
エアホールは2箇所、180度の位置に設けられています。
ASMODUS/Mini Minikin Ohmlette Tankのポジティブピン
コイルに電力を伝えるコンタクトは長さ調整不可能。クリアロマイザーの典型的なデザインで、デッキパーツに絶縁体を介してはまっているだけのピンです。
ASMODUS/Mini Minikin Ohmlette Tankのプリメイドコイル
リキッド容量はおおよそ2mlほどでしょう。プリメイドコイルの種類は2種類用意されており、どちらもDL(ダイレクトラング)に向けたセッティングになっているようです。どちらもバーチカルビルドになっています。
- 0.4オーム・コイル推奨ワット数範囲:50〜70ワット
- 0.8オーム・コイル推奨ワット数範囲:25〜40ワット
ASMODUS/Mini Minikin のスペック
付属のテクニカルMODはMini Minikinです。
ASMODUSの中でも、名前が広く知られているMinikinのスモールバージョン。使用バッテリーに18500を用いることで、本体サイズのコンパクト化を実現しています。
使用バッテリーのスペックから、最大ワッテージが50Wに制限され、バッテリースペックから最大電流が15Aとなっています。
Mini Minikinスペック
サイズ | H 65×W38×D24mm |
搭載チップ | ASMODUS 50H |
電圧範囲 | max 7.5V |
最大出力電流 | 15A |
ワット数範囲 | 5 – 50W |
温度範囲 | 212 – 572F/ 100 – 300℃ |
抵抗値 | 0.1-2.5ohm |
モード | VW/カーブモード/温度-Ti系/温度-Ni系/温度-SS / TCR/TFR |
スレッド | 510 |
充電ポート | microUSB(DC 5V/1A) |
バッテリー | 18500バッテリー(付属) |
保護機能 | ・バッテリー逆差し保護 ・低抵抗保護 ・高抵抗保護 ・充電電圧警告(高電圧及び低電圧) ・チップ温度保護 ・オートカットオフ(10s) |
重量は単体で128gとサイズ感にしては重たく感じます。その分、筐体の剛性感を感じ、金属が多く使われているのを感じます。
ASMODUS/Mini Minikin の外見
ツートーンカラーにペイントされた本体。
艶のある上部にはASMODUSのロゴマークは入っています。塗装はソリッドカラーで、ポップではありますがチープさも感じます。
マットな質感の下部はラバーコーティングのような手触りで、長期使用での剥がれがきになる質感です。
全面に設けられているボタン類にはメッキが施されており、液晶画面もミラーコートが施されている見た目にこだわったテクニカルMODである印象です。
ASMODUS/Mini Minikin のアトマイザー取り付け部
アトマイザー取り付け部は510スレッドを採用しており、対応するアトマイザーを取り付けできます。コンタクトピンはスプリング式で、調整を必要とせず、アトマイザーのポジティブピンに接続されます。
ピンに錆?変色が見られるのは元々になります。メッキなどは施されていないようです。
アトマイザー取り付け部はMOD上部から出っ張っていない仕様になっています。
ASMODUS/Mini Minikin のボタン類
操作系統は全面に集約されています。上からファイアボタン/液晶画面/サブボタン2つ。
3ボタンの操作系統で、ボタンにはメッキが施されており、液晶画面はミラーコート加工されています。統一された仕様で見た目にこだわっています。
ASMODUS/Mini Minikin のmicroUSB端子
側面にはファームウエアアップデート/バッテリー充電用 のmicroUSB端子を備えています。
ASMODUS/Mini Minikin のバッテリー収納部
底面のバタフライ式に開くバッテリーカバーを開けてバッテリーを収納します。この仕様のメリットはMOD全長を短くできる点で、コンパクトなサイズを実現させています。バッテリーカバーにはベントホールを設けて安全性に配慮しています。
バッテリーカバー内側にはバッテリーの収納方向が書いてあります。
VAPEスターターキット ASMODUS/Mini Minikin の使い方と操作方法
ASMODUS/Mini Minikin にバッテリーをセットする
MOD底部のバッテリーカバーをスライドさせて開けて付属のバッテリーを収納します。基板にバッテリー逆差し保護機能がついているとはいえ、安全性を考え、バッテリー収納方向を間違えないようにします。
ASMODUS/Mini Minikin のバッテリーを充電する
バッテリーの充電はMODでも可能です。バッテリーを収納したのち、1A/5V電源接続したmicroUSBケーブルを本体端子に接続して充電を開始します。
ASMODUS/Mini Minikin にリキッドをチャージする
リキッドをチャージする場合、クリアロマイザーを倒さないようにMODに取り付けた後、マウスピース一体型のトップキャップを外して上部からリキッドを注ぎます。
使用を開始する前には、コイル内のコットンにリキッドが浸透するまでの間放置するのを忘れないようにします。
ASMODUS/Mini Minikin の操作方法
- 電源On… ファイアボタンを素早く5回押す(5クリック)
- 電源Off…電源On時に素早くファイアボタンを素早く5回押し、Power OFF表示中に寒ボタンを押す
- 抵抗値ロック… 電源On時にファイアボタンとマイナスボタン(サブボタン左)を同時押し
- サブボタンロック…電源On時にファイアボタンとプラスボタン(サブボタン右)を同時押し
- メニュー呼び出し …電源On時に素早くファイアボタンを素早く5回押したのちに、もう一度素早くパフボタンを押してメニューを表示。メニュー内容は下記画像の通り。ファイアボタンでメニュー間を移動し、サブボタンで各項目を設定する。
- モードメニュー呼び出し …メニューからMode項目でサブボタンを操作し、各モードを設定する。ファイアボタンでメニュー間を移動し、サブボタンで各項目を設定する。
- モードの詳細
モード名 | ||
PWR | パワーモード | 可変ワッテージのVWモード 5~50Wまで0.1Wステップで調整可能 |
TEMP | 温度管理モード | 温度管理対応ワイヤーを用いた温度管理モード。 100-300°C/212-572°Fまで設定可能。対応ワイヤーは以下の通り ・Ni200 ・SS316 ・SS317 ・Ti |
CURVE | カーブモード | カーブモード 横軸縦軸を自由に設定できるイメージ。 Pointを5つまで、各ポイント時間とワッテージを自由に設定可能。 時間は0.1-10.0sまで 0.1sステップ ワッテージは5~50Wまで0.1Wステップ |
TCR | TCRモード | マニュアルTCR値を設定。メモリーはM1~M5まで5項目。 それぞれ0.00000-9.99999まで設定可能。 設定後ファイアボタン長押しでモード選択 |
TFR | TFRモード | ポイントごとの数値を設定する温度管理モード 各ポイント(212F/302F/392F/482F/572F)の移動はファイアボタン長押し 数値設定はサブボタン操作 設定後ファイアボタン長押しでモード選択 |
温度管理モード中にサブボタン2つ同時押しでワッテージ設定に移行。5~50Wまで0.1Wステップで調整可能
VAPEスターターキット ASMODUS/Mini Minikin のまとめ
使用上問題点は感じないものの、MODやバッテリースペックから、付属アトマイザーとはアンバランスさを感じます。ブランド思想として、爆煙寄りの製品が多く、付属のアトマイザーも爆煙タイプのもので、電力消費や抵抗力から、より許容値の高いバッテリーとMODで使用するのが適当だと感じます。
アトマイザーのコイルとしては、トップキャップのスペックから0.8ohmでは役不足でこのコイルで運用する場合はマウスピースを絞りたいと感じます。そのため、0.4ohmの方が適切だと感じるのですがその場合、電力消費量が大きく、1,000mAhのバッテリー容量はあっという間になくなってしまいます。
キットとして考えると残念な感想になってしまいます。このスペックだと、付属アトマイザーは高抵抗のものが適切です。
しかし、単体ずつで見れば全く感想は異なります。
コンパクトさを実現し、見た目にもこだわったMiniMinikinは高抵抗・味重視のアトマイザーにぴったり!Ohmlette TankもデュアルバッテリーMODで使用するのであれば実用に耐えますし、味も悪くありません!
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