XYLITOL配合のニコチンゼロ、タールゼロの電子たばこスターターキット、Annie Oneのレビューです。
このスターターキット、ご覧のように日本たばこ産業 JTが展開するPloomTech プルームテックのような見た目が特徴的です。
そしてご想像のようにPloomTech プルームテックと互換性があります。PloomTech互換品は今まで数多くレビューしてきましたが、本キットもその中の一つ。
PloomTechのタバコカプセルが使用できるのは互換がある製品としてはもちろんのこと、特徴としては、『XYLITOL キシリトール配合 フレーバーカートリッジ』(日本食品分析センター審査済み)です。
オリジナルのフレーバーカートリッジにもこだわった製品、早速レビューしていきます。
商品提供:株式会社ユース
Annie Oneのパッケージと内容品
Annie Oneのパッケージはコンパクトな紙箱。製品イラストと、プルームテック対応など必要な情報がまとめられています。
背面及び側面には製品の特徴や注意書き、そしてパッケージ内容などが記載されています。
内容品一覧
- バッテリー×1
- フレーバーカートリッジ×3(クリアメンソール、ベリーベリーブルーベリー、レモネード)
- マウスピース×3(個別包装)
- USBアダプタ×1
- 取扱説明書・保証書
本体バッテリーや充電アダプタなどとともに、3種類のフレーバースティックが付属。
現在展開する全ての味のスティックが付属するので、リピートするスティックを全て試してみることができるのが良い点です。
日本メーカーがリリースする製品なので、日本語の取扱説明書&保証書が付属します。初めてVAPE・電子たばこを使うユーザーにもわかりやすいように配慮されています。
Annie Oneの詳細
Annie Oneは、今までレビューしてきたPloomTech互換品と同様に901規格の製品です。
同じくPloomTechも、既存の規格である901互換製品であるので、この規格に対応した製品であればプルームテックにも互換があるのは当然のことです。そして、大きさや規格が共通である以上、製品として差がないのも事実であり、類似品との違いがわかりにくい製品でもあります。
外見はプルームテックや他のPloomTech互換品と同様にペンタイプ、細く携帯性に優れたコンパクトなVAPEスターターキットです。カラーリングが濃いブルーのみと限られていて、カラーバリエーションは用意されていません。本体の質感はラバーコーティングのようなマットな仕上がりです。
スペック
サイズ | φ9.2×72mm |
重量 | 17.4g(実測) バッテリー単体 11.8g(実測) |
バッテリー容量 | 300Ah |
バッテリー部分のみで11.8gと類似製品とさほどスペック上の差はありません。
ちなみにJT PloomTechバッテリーの重量は実測で10.8gでした。今回のAnnie Oneのバッテリー容量は300mAhで、プルームテックは210mAhとバッテリー容量が1.5倍程度になっているのを考えれば、納得できる重量差です。
ディティール
Annie One本体には製品名Annie Oneのロゴ文字がプリントされています。
ロゴ上部、フレーバーカートリッジとの接続部分は金メッキがほどこされた金属製金具が用いられており、ベントホールが設けられているのがわかります。
Annie Oneバッテリー底部分には多くのPloomTech互換品やプルームテックと同じく、LEDインジケーターが配置され、吸引に連動してタバコの火のようにLEDが点灯するギミックが仕込まれています。
このインジケーターにより、「タバコを吸っている感」を感じやすく、禁煙にも一役かっているのでは?と個人的に感じます。
カートリッジとの接続には901スレッドを採用。スレッドの中央にはポジティブコンタクトが設けられ、負圧を感知するホールが空いています。吸い込むと、バッテリー側が負圧(吸い込み)を検知して、自動で電源をオンにする機構です。金具部分には通電性をアップし、腐食を防ぐ金メッキがほどこされています。
Annie OneとPloom Tech(プルームテック)が互換性がある!!
バッテリー容量が1.5倍と、JT プルームテックよりスペック上優れているAnnie Oneですが、重量で1g、長さも1cm程度長いので、軽量コンパクトを求めるユーザー向きではありませんが、大きな差ではなく、価格メリットを感じるAnnie Oneをセレクトするのが良いと感じます。
スレッド部分の構造は多少異なりますが実用上で差を感じる部分はありません。
本体の仕上がりや、LEDインジケーター部の作りも多少異なっています。Annie Oneはラバーコーティングのような肌触りが柔らかい仕上がりで、油脂汚れが目立つように感じますが、表面積が小さく、細い本体の汚れはあまり目立つものではありません。
唯一気になるのが、JTプルームテック、たばこカプセルのカートリッジとの色の違い。使う上でこの部分のみ気になってしまうユーザーも多いのではないかと思います。実用的には全く問題ないので、ルックスが許せるか?許せないか?が多いなポイントになるでしょう。
Annie Oneの使い方
購入後先ずはAnnie One本体バッテリーの充電を行うために、本体バッテリーを付属のUSBアダプターに接続します。
Annie One本体バッテリー上部はネジスレッドになっているので、アタプターにはネジって取り付けます。
そしてそのアダプターをモバイルバッテリーやコンセントアダプターなど。USB電源DV5V 1Aに接続して充電します。
充電中はUSBアダプターのLEDが赤色に点灯。緑色に変わったら充電完了です。
充電が終わったら付属のフレーバーカートリッジを取り付けます。
シリコンキャップを外して本体バッテリーに接続。
接続が終わったら、吸い口を加えて吸うだけで、自動で電源が入り、ミストを吸引できます。
この吸い口部分、取り外してJTプルームテックのタバコカプセルをつけて吸引することもできます。フレーバーとタバコカプセルの味を同時に楽しむこともできたり、またたばこカプセルのカートリッジがなくなってしまい、困ってしまった時にもかなり有効です。
直接加える以外にも、マウスピースが付属するので好みに応じて使用できます。
また、Annie Oneのフレーバーカートリッジは単体でも販売されているのでカートリッジのみ購入して、他のPloomTech互換品やJTプルームテック本体に取り付けて使うこともできます。
カートリッジは4本入りで販売されていて、それぞれにマウスピースが付属します。
感想とまとめ
コストパフォーマンスに優れたPloomTech互換機
だけではなく、フレーバーカートリッジがかなり美味しい!!
正直PloomTech互換品は多くリリースされており、機構的にもスペック的にも差を感じないので、見た目や価格などでセレクトして良いと思います。本機もそのような互換機の一つで特別優れている点はないですが、普通に使えるという部分で問題も感じません。
筆者が魅力を感じたのはフレーバーカートリッジで、これがかなり美味しい。筆者はもうしばらくニコチン入りリキッドは使っておらず、普段清涼剤やメンソール入りリキッドでキック感を楽しんでいますが、このフレーバーカートリッジのXYLITOL入りリキッドは今までの清涼感とはまた違う感覚です。キシリトール入りキャンディやガムを噛んだ時の「冷たさ」を感じ、きらびやかというかキラキラした味としか表現しかできないのですが、かなり気に入ってレビュー中に一箱分(キットの分含め7本)吸いきってしまいました。
かなり気に入ったので、リキッドでもXYLITOL配合リキッドはないかと探してしまったぐらいです。もちろんデメリットもあり、交換用カートリッジが4本で2千円というのは、類似品と同価格帯ながら、リキッド運用に慣れてしまった筆者には高いと感じます。リキッドのリリースも是非見当してもらいたいですね。
今までレビューしたPloomTech互換品で感じた「VAPEの雰囲気は楽しめるよね」というもの以上を感じるスターターキットです。
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