新型 IQOS ILUMA ONE(アイコスイルマワン)の徹底レビューです。
加熱ブレードがない新加熱方式のメンテナンスフリーはそのまま。
バッテリー持続は同じく20本、充電時間を短縮した小型軽量な一体型デバイスです。
なんと言っても「3,980円(税込)」という低価格設定も気になりますよね!
小型軽量な一体型機の実機を徹底レビューします。
IQOS ILUMA ONE(アイコスイルマワン)とは?
IQOSイルマワンは、フィリップモリスジャパン(PMJ)の新型IQOSデバイスです。
発売時の情報は別ページにてまとめていますので、合わせてご覧ください。
新加熱方式「スマートコアインダクションシステム」を採用したiQOSイルマシリーズに追加された小型軽量な一体型機で、加熱式ブレードがないためメンテナンスフリーです。
IQOS ILUMA ONE(アイコスイルマワン)の特徴
- 低価格なIQOSイルマシリーズの小型軽量な一体型デバイス
- クリーニング不要!加熱ブレードがない新加熱システムでメンテナンスフリー
- 20本連続使用可能!充電時間も従来機より短縮
IQOSイルマワンの概要から詳しく見ていきましょう!
クリーニング不要!加熱ブレードがない新加熱システムでメンテナンスフリー
iQOSイルマワンは、昨年2021年発売の「iQOSイルマ」シリーズに追加された新型デバイスで、他の2機種との大きな違いは一体型モデルだという部分です。
- IQOSイルマプライム(¥12,980) … 洗練されたデザインの最上位モデル。
- IQOSイルマ(¥8,980)… 馴染みある定番モデルの進化版 。
- IQOSイルマワン(¥3,980)… 持ち運びに便利な一体型モデル。
他2機種は、充電ホルダーと加熱スティックが分離型なのに対して、本機はバッテリーと加熱部分が一体型となったワンピースボディーが最大の特徴です。
そして、分離型2モデルに比べて半分以下の価格の安さも見逃せないポイントです。
おそらくはライバルの加熱式たばこデバイスを意識した価格設定なのでしょう。
完全にJTのあの機種を意識したプライスになっています。
20本連続使用可能!充電時間も従来機より短縮
スタンダードな構造の分離型2機種に比べて、全体の大きさが小さく軽いというのがメリットとなっていて、大してデメリットは「ありません」
前シリーズのiQOS3シリーズでも分離型・一体型のバリエーションはあったのですが、一体型は分離型に比べて「半分しかないバッテリー容量」がデメリットだったのですが、iQOS ILUMA ONEは従来モデル(分離型)と全く同じバッテリー持続!20本連続使用が可能となっています。
しかも!バッテリー充電時間も約35%短縮となっているのですから、むしろ上位機種なのではと思えてしまうほど高性能です。
クリーニング不要!加熱ブレードがない新加熱システムでメンテナンスフリー
iQOSイルマシリーズのデバイスですから、加熱方式は他の2機種と同様です。
今までのiQOSにあったブレードがない『スマートコア・インダクション・システム™』を採用しており、加熱部ではなくiQOS ILUMA専用タバコTEREA(テリア)に内蔵された金属によって、タバコスティック内部から加熱します。
そのため、内部が汚れないのでメンテナンスが必要ありません。
これがiQOSイルマシリーズ最大のメリットと言っても過言ではありません。
ブレードがないシステムを実現するために、専用タバコの中に誘熱体という金属が入っています。つまり、従来のマールボロ・ヒーツといった「IQOSブレード型専用たばこ」は使用できません。
カラーバリエーション
iQOS ILUMA ONE(アイコスイルマワン)には全5色が用意されています。
- モスグリーン
- アズールブルー
- ぺブルベージュ
- ぺブルグレー
- サンセットレッド
スペック
サイズ | H121.6mm × 30.6mm × 16.4mm |
重さ | 68.5g |
ブレード | なし |
加熱方式 | スマートコアインダクションシステム |
タイプ | 一体型 |
連続使用 | 20回(フル充電された本体で20回の使用が可能) |
喫煙可能時間 | 6分もしくは14パフ吸うまで |
充電時間 | USBタイプC(満充電まで90分) |
専用タバコ | TEREA(テリア) |
パッケージと内容品
上質な紙を使った「上品」なパッケージデザインはシリーズ共通ディティール。
高級感を感じさせてくれるパッケージングです。
外側はおくるみのようにペーパーに包まれて内箱入りです。
外側の紙の内側には簡易的でわかりやすい説明入りで、同梱されている詳細マニュアルを確認しなくてもデバイスの使い方が簡単にわかるようになっています。
内容品一覧
- IQOS ILUMA ONE(アイコスイルマワン)本体
- パワーアダプター(コンセントアダプター)
- USB-Cチャージングケーブル
- ユーザーマニュアルなどの書類
同梱品にはコンセントに差して使えるアダプター入りです。
廉価なライバルの加熱式タバコデバイスでは省略されていますからこれは嬉しい。
ちなみにブレードなしの「メンテナンスフリー」が売りになっているデバイスですから、クリーニング用のブラシや綿棒などは付属しません。
IQOS ILUMA ONE(アイコスイルマワン)詳細レビュー
シンプルなデザイン・形状のスリムなボディーシェイプ。
iQOS 3 MULTI愛好家には馴染みのあるデザインではないでしょうか。
さらにそれよりもシンプルになって、壊れにくくなったような印象です。
分離型と同じ「20本使用可能」なバッテリーを搭載しているのに、かなり小さいです。
軽い!手に持ってみても、そのコンパクトさに驚くほど。
ライバル機よりも「ワンランク上」の仕上がりに感じます。
ガジェットとして考えても、かなり質感が良く、所有欲が満たされる完成度です。
デバイス上部は光沢のある「アルマイトフィニッシュ」のような質感。
下部は反面マットな「ラバーコーティング」のようになっている仕上がり。
単色のカラーリングですが、質感の違いが楽しめるフィニッシュ。
下部は特にデバイスを握って持つ部分なので、金属の冷たさが伝わることもなく、手から滑りにくいグリップも確保されています。iQOSのロゴ入りでおしゃれですね!
電源操作をするためのボタン・LEDインジケーターを側面に配置しています。
ボタンはデバイス下部のラバーっぽい質感と同様の質感で、マット仕上げです。
LEDインジケーターは一本線状の中に4段階表示が可能となっています。
iQOSイルマ専用たばこスティック TEREA「テリア」挿入部にはダストカバー付き。
スライド式のカバーを装備しているので、携帯・保管時に埃などが入りにくく、使用後のニオイを閉じ込める作りです。スライドカバーは「カチッ」というクリック感があり、小気味よくロックされるのが上質な印象を与えてくれます。
質感が非常に良い!ライバル機と比べても、高いだけはあるなと感じさせてくれます。
iQOSテリアシリーズの新加熱方式「スマートコアインダクションシステム」を採用しているので、破損リスクのないブレードレス構造になっています。
たばこスティックの抜け防止のため、側面部分に溝が掘られています。
この溝がたばこスティックに食い込んで、抜けにくくなっています。
分離型iQOSイルマモデルよりも充電が早くなっているのもメリットの一つです。
バッテリースペック
- チャージポート:USB-C
- 満充電時間:約90分(2A急速充電仕様)
- バッテリー容量:20回連続使用可能
充電ポートはデバイス底部に、type C端子を搭載しています。
背面には表示のプリントあり。
ちなみに、喫煙可能時間やパフ数は分離型と同じ(6分もしくは14パフ吸うまで)です。
20本連続で吸える分、ホルダーを充電する手間もありません。
機能的には完全に上位互換となってしまっています。安いですし…
IQOS ILUMA ONE(アイコスイルマワン)の使い方
- 電源ON/OFF… ボタンを4秒長押しする
- 加熱開始
- 専用たばこを挿入してボタンを1秒以上長押しして加熱開始
- 開始すると1回目の振動(約20秒間待つ)
- 2回目の振動&側面ライトが全て転倒で準備完了→吸えます
- 4つの側面ライトが残り時間を表示
- 終了まえに再度振動し白いライトが一つ点滅
iQOSイルマシリーズの分離型2機種と比較すると「ボタン操作」が基本です。
低価格を実現するために「オートスタート・ジェスチャー」機能などは省略されています。
そのため、側面のボタンを操作して使用します。
個人的にはこの「ボタンで操作」する方がわかりやすいと感じますし、口コミの中にはジェスチャー・オートスタートがすぐに壊れてしまった、使えなくなってしまったという声も少なくないので確実に操作できれよいと思います。
基本的には電源操作と加熱操作だけですから、難しくありません。
iQOSイルマに慣れてしまっていると「あれ?加熱がスタートしない???」と最初戸惑いましたが、オートスタートがついていないので、ボタン操作が必要です。
IQOS ILUMA ONE(アイコスイルマワン)を使った感想
見かけのスペックが一緒で安いっていうことは、味が違うのでは?
いえいえ、心配だった味の違いもなく、分離型2機種と変わらない味わいを実現。
iQOS3までの独特の焦げっぽい味わいよりも、クリアになった味わい。
他の2機種同様の、タバコの美味しい部分だけが味わえるという感想です。
やはり、吸いごたえという部分では若干物足りなく感じます。
ガツンとくる吸いごたえが好き!という方だと、iQOS3までの従来機の方が強く感じます。
というよりも、味わいがクリアでクセがないので、キックというよりもタバコのようなヤニっぽさが減っているようにも感じます。
個人的には「おいしくクリアな味わいでキックはそのまま」という感想は変わりありません。メンテナンスフリーが良すぎてもはや戻れません!
まとめ
メンテナンスフリーはそのまま!味わいもそのまま!実用的で快適な一体型イルマ!
便利で掃除要らずなiQOSイルマがさらに便利になった印象です。
先進的ではあったものの、壊れやすいとの口コミも多かった「オートスタート・ジェスチャー機能」を排除しただけでなく、使用本数は20本と同じなのに充電時間は短いという。
言わば「上記機種にも勝る」という完成度の高さを実現しています。
分離型によほど強い思い入れがなければ間違いなくiQOSイルマワン一択でしょう!
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