MEB MODSのM atty、RDAの最高峰と言っても過言ではない逸品です。
このアトマイザーは新品を買うことはもう出来ません。特殊な販売方法で販売され、今ではプレミア価格($1000以上!!)で取引されているドリッパーです。
世界中のVapor憧れの製品を入手することが出来ましたので早速詳細を見ていこうと思います。
M attyの詳細
今回はセカンドハンドでの入手になりますので、付属品やパッケージなどは割愛します。
M attyは純粋なドリッピングアトマイザーです。
背の低いショートタイプで、ルックスは極めてシンプルです。
ルックスは上品というよりは無骨な印象。ただし、別売りのオプション品で装飾すると別物のルックスになるのも特徴です。
M attyのスペック
直径 | 22mm |
高さ | 25.5mm ※本体部のみ。スレッド含まず。 |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | 専用ワイドボア(510オプション別売) |
コイル | RBA シングル/デュアル |
エアフロー | サイドエアーフロー |
素材 | ステンレス |
色 | Silver |
早速ですが分解していきます。
RDAなのでパーツ数は少なめ。デッキ/スリーブ/AFC/ドリップチップの4ピース。デッキは更に分解可能です。
さて上部のパーツから見ていきます。
ドリップチップはワイドボアの専用品で、アトマイザー側は約13.5mmからゆるくテーパーしており、エンド部は8.5mm程度の内径です。
汎用品510タイプをこのエンドに装着する事が出来ますが、ルックス的にオススメ出来ません。
ただし、オプションパーツとして510アダプターがリリースされていますので、汎用品を使いたい場合はそちらを利用します。
次にAFC
2穴のAFC。
これもオプションパーツが多々あり、素材やカラーなどのバリエーションを楽しむことが出来ます。しかし、そのオプション品も限定品や入手困難な品も多く、いずれも高額で取引されているのが現状です。
そしてスリーブです。
AFCに続くホールが3つ開いています。3つなのはデュアル/シングルコイル両方に対応するため。
接続部はこのようになっていて、無段階調整可能になっています。
そしてスリーブ裏も見てみます。
ドリップチップに直結された内部構造。構造だけ見るとかなりダイレクトな味わいを楽しめそうな構造に見えます。
さて、最後にデッキです。
3ポールデッキ。センターポルがポジティブになっています。これはポジティブピンで固定されていて分解可能です。ウェルはそこそこの深さがあり、スリーブのエアホール位置からも、それなりの量のジュースを保持できます。
ポジティブピン。ハイブリッドでもいけそうな感じですね。調整は不可です。
M attyをビルドする
センターのポジティブポールが一段高くなっているため、デュアルコイルでも足の処理が非常に楽でした。また、ネジの下にはクランプもあり、それもビルドをやりやすくしてくれるデュティールです。
上の写真はカンタル24Gで巻いています。なかなか美味しかったのですが、設定ワッテージが40Wで、DNA40のMODに載せたい為、巻き直しました。
次はカンタル26G。コレは全然味ができませんでした。
今の所バランスが良いビルドは
カンタル26G 2.5mm 5ラップ。ウィックはファイバーフリークスOriginal02 緩めにウィッキング。
バランスが良く立ち上がりもよく、非常に美味しく吸えています。
M attyのまとめ
さて、まずは運用面から。RDAとして楽だな、と思うのはスリーブをいちいち外すこと無く、中の状態を確認できる点。
Oリングではまっている、楽に着脱可能なドリップチップを外せばコイルやコットンの状態を確認できるのが相当楽です。
そして、RDAをスタビMODなどの希少性の高いMODに載せた時に、スリーブごと外してデッキを確認後に、再度スリーブをはめた時に、Oリング周りのリキッドがスリーブに付着し、そしてMODについてしまうのが気になりませんか?
M attyだとこの作業が少ないため、MODにリキッドが付きづらいのも良い点だと思います。
そして、ビルドはスイートスポットを見つけるのが中々大変でした。60回以上ビルドしてやっと好みの味に近づけましたが、ビルドによって味の出方が変わるため、自分好みの味にビルドを近づける事ができるアトマイザーだと思います。
味ですが、ダイレクトな味わいかつ、フレーバーが拡散されるというか、広がるような味わいを楽しむことが出来ます。ビルドの方向によっては非常にシルキーなみすとも楽しむことが出来ます。構造のせいか、スピットバックは起こりづらいのに、ビルドによっては程よくウェットなミストにもできます。
ドローですが割りと軽めです。全開でO attyより全然軽い。ただし、絞るとタイトには出来ます。
今回オプションは入手できませんでしたが、シングル用のリデューサーや510アダプターもあるため、シングルコイルで高抵抗という使い方も可能です。
この製品はその人気と、希少性から高額で取引されているプレミアムアイテムです。
現時点でその取引価格は$1000をオーバーし、入手困難なRDAです。
そのバックボーンから、レビューに影響してしまっていることは否めませんが、価格を除いては非常に優れたアトマイザーであると言えます。実際に2万円前後、定価で気軽に手に入る商品であればRDA好き誰にでもオススメできる製品だと言えます。
オプションも豊富で、カスタマイズする楽しみもあります。
ただし、だからといって現状の取引価格、$1000以上で手に入れるべき商品かと言われれば、答えはNOです。その価格の大半は希少性からくるもので、そのものの価格ではありません。
非常に優れた製品なので入手困難、高額なのがもどかしいですが、いつの日かこういう製品を好きな人が手に入れられる状況になると良いな、と切に思いました。
個人的には入手して良かった!と思える逸品で、今コレばっかり使っています!!
コメント
おー!
楽しみにしてました!
かっこいいですね(´Д` )
シンプルなのは飽きがこないし、なんだかんだ常用しますよね^_^
使い勝手がすこぶる良いです!そしてクッソ美味いです( ^ω^ ) このうまさを多くの人に体感して欲しいですが、この価格じゃ…w
そうですよね!
そこがネックですね…。
NarDAとかもそうなのですが、とても高額ですもんねー。
海外の方は積極的にやりとりされていますが、日本の方はこういったRBAはあまり所持している方拝見しませんね。
積極的な行動力の管理人様には脱帽、そして憧れます(。-`ω-)
おそらく自分には縁のない物ですW
高額取引されているアトマイザーに言えることはほぼ全て定価はそれほどでもないんですよね。
入手性や希少性でのプレミアム価格ですよね。
所有している人日本の方でも結構いらっしゃいますよ!
MODはデザインや希少性、手作りの良さが評価につながりますが、アトマイザーに関しては味に直結するものなので良いものは試して見たくなっちゃいますよねw