高温加熱式タバコ、プルームエス2.0(Ploom S 2.0)を詳細レビュー。
JTの高温加熱式たばこのアップデートバージョン。
メンソールに特化したテイストアクセルを搭載し、大幅スペックアップ。
Ploom S 2.0の特徴
- メンソールに特化したテイストアクセル搭載
- 大幅スペックアップ!使用可能本数や時間が段違い!
プルームエス2.0(Ploom S 2.0)とは?
低温加熱式たばこ「PloomTech(プルームテック )」とは異なり、アイコス・グローに近い高温加熱式タバコがプルームエス2.0(Ploom S 2.0)です。
昨年発売開始されたプルームエスは、プルームテック同様に煙が少なく、周囲へのにおいを抑えられるという特徴(アイコスヤグローよりも加熱温度がかなり低い)や、たばこ葉のうまみを味わえるという味にフォーカスした製品です。
後発製品なので、ライバル機にはない特徴を前面に押し出した製品だったのですが…
連続使用本数が少ないことや、吸いごたえに劣ることから、正直ライバルに比べて劣勢。
プルームテックのような知名度・人気を獲得することができずにいました。
そのプルームエスが大幅アップデートです!!
メンソールに特化したテイストアクセル搭載
プルームエス2.0には新加熱方式であるテイストアクセルが搭載されました。
このモードは、メンソールに特化したものでメンソールのうまさをより力強く引き出す新加熱モードとなっており、圧倒的なメンソールの爽快感と満足できる吸い応えのバランスを実現しているそうです。
各社が力を入れているメンソール、デバイスまでもをアップデートしたのがJTの本気です。
大幅スペックアップ!使用可能本数や時間が段違い!
正直言って物足りないスペックだったプルームエス。特に使用可能本数が10本…
とてもじゃないけれども、1日フルで使用できるデバイスではありませんでした。
それがようやく、20本と倍増しました!ライバル機よりは劣りますが、一箱分を充電なしで使えるようになったんですよ。やっと実用的になりました。
そして、使用可能時間も1分延長され4.5分に!(パフ回数は14回で変わりません)
カラーバリエーション
全3色。おそらく限定カラーも初代同様に出てくるでしょうが、最初は定番カラーを網羅(シルバー・ブラック・ホワイト)するラインナップです。
スペック
サイズ | H 93.2 × W56.3 × D25mm |
重量 | 106g(実測) |
加熱温度 |
|
充電時間 |
|
喫煙時間 | 4分30秒(または14パフ) |
喫煙本数 | 約20本 |
バイブ | 有 |
バッテリー容量 | 1,880mAh |
パッケージ・内容品
初代の不思議なパッケージ形状から一新、より汎用性の高い形状に。
ユニークさは感じられなくなりましたが、保存時にかさばらなくていい感じです。
内容品はシンプル、必要最低限です。クリーニングツールは省略されたようです。
内容品一覧
- Ploom S 2.0 デバイス本体
- USB-Cケーブル
- ACアダプター
- クイックスタートガイド・ユーザーガイド
プルームエス2.0の詳細
デザインは初代プルームセスト同様、不思議な形のラウンドタイプ。
ロゴも同じなのでぱっと見違いがないように思えます。
背面部分のモデル名「PS2(初代はPD1)」は異なります。
デザインはそのままに、スペックのみをアップデートさせる手法です。
細かい部分に違いは見られますが、よく見ないとわかない程度の違いでしかありません。
サイズもほぼ一緒(新型が0.5mmだけ分厚い)で、手に馴染むデザイン。
重さもあまり違いはありません(新型が10gちょっと重い程度)
さて、細部を見ていくと、旧型にはないボタンのようなものが側面に。
これが「テイスト・アクセル」専用ボタン?と思っていたのですが、違いました。
旧型では底部分にあったクリーニングホール(掃除穴)が側面に。
正直言って、貫通型の方が掃除はしやすいんですが、これによって味わいをアップしているのかも?熱を閉じ込めるような設計なのかもしれませんね。
掃除穴は無くなりましたが、空気穴があるので吸っているときは塞がないようにします。
充電端子がUSB-Cにアップデートされました。
なお、バッテリー容量が1.8倍にアップしましたが、充電電流は1.5Aと変わりません。
なのに、充電時間は短縮されています。どんなカラクリなんだろう。
ともかく、バッテリー容量アップで充電時間短縮されました。
上部のデザインは旧型と全く同じですね。カラーリングだけが若干異なります。
- アクションボタン(電源ボタン)
- 状態表示LED(4LED)
- モード表示LED(1LED)
- たばこスティック差し込み口
4つの機能が一つの場所に集約されています。
デザインが全く変わらないので、旧型ユーザーにも違和感なく使えます。
アップデートする必要がないぐらい旧型が完成されていたと言うことなのでしょう。
クリーニングホールが貫通していないただけでなく、タバコリフィルを加熱するヒーター部分に違いが見られます。これによって、新加熱モードを実現しているのでしょう!
プルームエス2.0の使い方
基本的な使い方は旧型機と全く一緒です。
タバコスティックを指して、ボタン長押しで加熱を開始して使用します。
- スライドカバーを開ける
- スライドカバーを開けると電源がオンになります。
- たばこスティックを差し込む
- 専用のタバコスティックを、先が底に軽く当たるまで差し込みます。
- 加熱する
- アクションボタンを2秒以上長押しして加熱を開始します。
- 加熱開始と同時にバイブレーターが振動する
- LEDがステップアップ、4つのLEDが点灯しバイブが2回振動
- 使う
- 一度の加熱で約4分30秒もしくは14パフ使用できます。
- 一本のたばこスティックを連続使用も可能。
- LEDがステップダウン、残り30秒もしくは残り2パフでバイブ振動
- 時間上限でバイブ2回、パフ回数上限で3回振動。停止する。
- 終了
- 全ての状態表示LEDが消灯していることを確認する。
- タバコスティックの先端を持ってまっすぐ引き抜く。
テイスト・アクセルの使い方・詳細
モード変更は、電源オン時に操作できます。しかし、加熱中にモード変更はできません。
- スライドカバーを開ける
- スライドカバーを開けると電源がオンになります。
- アクションボタンを3回押す
- 電源オンでアクションボタンを3クリックすると、モード表示LEDの色が変化してバイブレーターが振動します。
- 青 … オフ(旧型モデルと同じモード)
- 緑 … オン(テイスト・アクセルモード)
加熱モードは2種類で、テイスト・アクセルをオフにすると旧型モデルと全く同じ加熱モードとなるようです。
テイスト・アクセルの正体
ちなみにテイスト・アクセルとは、渋滞モードと加熱温度を変えたモードではありません。
テイスト・アクセルの感想
メンソール系の専用タバコスティックを吸い比べしてみました。
メビウス メンソール フォー プルーム・エス
テイスト・アクセルをオンにすると、かなりメンソールが強く感じますね!
従来モードの倍、とまではいきませんが、1−2段階ほど体感で強く感じます。
電子タバコを始めてから、タバコのメンソールが弱すぎるように感じてしまうようになってしまったのですが、このぐらい強ければ満足できるキック感だと個人的には思いました。
メビウス クールエフェクト フォー プルーム・エス
元々清涼感が強いクールエフェクト、テイスト・アクセルだとさらに強い!
これだけ違いがあれば、新型のメンソール特化型は伊達じゃないですね。
清涼感もですが、メンソール好きには吸いごたえもアップしているように感じられます。
まとめ
メンソールが明らかに違う!ワンランク・ツーランク上のキック感!
これだけ明らかに吸いごたえが違うのであれば、メンソール好きも納得!?
個人的にはかなり違いがはっきりと感じられました。
たばこスティックを改良するのではなく、デバイスをアップデートしているので、今まで愛用していた馴染みの味を、より強力な清涼感で楽しめるというのがポイントです。
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