Vandy Vape(バンディーベイプ)のVAPEアトマイザー、Widowmaker RTA 「ウィドウメイカー・タンク」のレビューです。
有名YouTuberコラボモデル!デュアルコイルの爆煙アトマイザー!
珍しいサイドエアフローだけでなく、ボトムエアフローも装備した「デュアルエアフローチャンネル」が特徴です。
詳細をレビューしていきます。
商品提供:healthcabin
Vandy Vape Widowmaker RTAとは?
Vandy Vapeと有名人によるコラボレートアトマイザー、Widowmaker RTA 「ウィドウメイカー・タンク」です。
Widowmaker 「ウィドウメイカー」といえば、爆煙ドリッパーとして発売された商品でおなじみ、コラボの第二弾となるのが本作です。
前作に引き続き、El Mono Vapeadoとのコラボによって誕生したアトマイザーです。
Vandy Vape Widowmaker RTAの特徴
- YouTuber “El Mono Vapeador” とのコラボアトマイザー
- ポストレスデッキにタンクをマウントした爆煙RTA
- ボトムとサイドのデュアルエアーフロー
- リキッド供給量を調整できるジュースコントロール搭載!
YouTuber “El Mono Vapeador” とのコラボアトマイザー
チャンネル登録者数 46.6万人を誇る海外の有名YouTubeチャンネル『El Mono Vapeador』とのコラボ商品第2弾。
今作も前作に引き続き、「爆煙ユース」のアトマイザーとなっています。
ポストレスデッキにタンクをマウントした爆煙RTA
Widowmaker RTAは、ポストレスデッキの上にタンクをマウントしたRTA「リブルタブル・タンク・アトマイザー」です。
爆煙ユースのデュアルコイル仕様となっています。
このアトマイザーのデザイン、どこかで見たことがあります。
全くのオリジナルとはいえない作りですが、エアフロー構造が非常にユニークです。
ボトムとサイドのデュアルエアーフローチャンネル
エアフローはなんと!デュアルチャンネルです。
- サイドエアフロー
- ボトムエアフロー
サイドエアフローだけでなく、ボトムエアフローも備えたデュアルエアフロー構造となっています。
もちろん、どちらにもAFCを備え、ドロー調整が可能。
リキッド供給量を調整できるジュースコントロール搭載!
また、最近のアトマイザーには珍しく、リキッド供給量を調整可能なジュースコントロールを搭載しています。
一時期高価格帯の「ハイエンドアトマイザー」から流行し、低価格帯の商品にも搭載されていましたが、部品点数が増えコストが嵩むことなどから徐々に省略されてしまった機能。
供給量を調整できるだけでなく、全閉にすることで持ち運び時のリキッド漏れも防ぐことができる付加価値のあるディティールです。
カラーバリエーション
豊富な全7色展開。
ベーシックカラーを中心に、人気のカラーが揃っています。
特に黒よりのカラーが豊富ですね。
スペック
リキッド容量 | 5ML(バブルチューブ6ML) |
直径 | 25mm |
全長 | 51mm(510スレッド,ドリップチップを除く) |
重量 | 87g(実測) |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | 810DT |
コイル | RBA デュアルコイル |
リキッドチャージ | トップフィル |
エアフロー | デュアルエアーフロー(サイド・ボトム) |
パッケージ・内容品
内容品一覧
- Vandy Vape Widowmaker RTA アトマイザー本体
- 予備パーツ(Oリング、デッキイモネジ、ガラスチューブ)
- ツール(六角レンチ・コイルレッグカットジグ)
- ビルドパーツ(コイル)
- ユーザーマニュアル(英語)・QCカード・infoカード
Widowmaker RTAの詳細
全長51mm(510スレッド,ドリップチップを除く)と、かなり背の高いRTAです。
提供品は”Frosted Gray”カラー、マットな質感で統一されています。
上下のローレットがハードな印象、駆動部分の滑り止めとしても機能する実用的なディティールであるとともに、デザイン的にも優れています。
全体として統一感のあるデザインは、まとまりが良く秀逸。
作りもかなり洗練されています。
ドリップチップ
810DT(ハーフインチ互換)サイズのドリップチップが接続可能なトップキャップ。
510DTアダプターも付属するので、取り付け可能なドリップチップのバリエーションが豊富です。
付属810DTは、クリアカラーの樹脂製。
全長10mm、露出部の高さ6mm、外径18.5mm、内径9.7→10.2mm(逆テーパー)
背が低くラウンドした形状で、咥えるというよりは唇に押し当てて使うようなイメージ。
爆煙アトマイザーらしく、大きな内径サイズ。
汎用サイズのドリップチップ(810DT,510DT)が使用できるので、自分のお気に入りに交換することもできます。
タンク
デザイン性も兼ね備えたローレットが側面に刻まれたトップキャップ。
その上部はフィンのようなデザインに。
この部分を回し外して、「トップフィル」でリキッドチャージできます。
スクリューロックではなく、凹凸の90度ロック式です。
トップキャップ裏のシリコンパーツで、リキッド漏れを防ぐ構造。
トップフィルは便利でいいのですが、構造に問題が。
タンク側のパーツ(写真左)の作りが薄く、トップキャップを閉めると完全に隠れてしまうことよって、タンクとトップキャップが固くしまってしまった場合に、取り外しが非常に困難です。
似たような構造のRTAの場合、キーロックパーツのような専用工具が付属することが多いのですが、Widowmaker RTAには付属なし。
ペンチなどの工具無しには、外すことができなくなってしまいます。
キャップが結構硬めなので、思いっきり閉めるともうそれで外れなくなってしまうんですよ… この部分ははっきり言って失敗だと思う。
タンクはデッキと完全別体になるので、満タンにリキッドが残っている状態でもデッキにアクセス可能です。
ただし、ボトムフィルはほぼできないと考えた方が良いでしょう。
タンク裏にはジュースチャンネル(リキッド供給口)が小さく空いているのみですので、ここからリキッドチャージするのは非常に困難です。
タンクは4つのパーツで構成されています。
- ベースパーツ(AFC着脱可能)
- ガラスチューブ
- タンクトップパーツ
- トップキャップ
バブルガラスチューブ(一部が盛り上がったデザイン)も付属、交換することによってリキッド容量を5ML→6MLに拡張することができます。
タンク容量がかなり大きい分、背が高くなっています。
リキッド消費の激しい爆煙ユースのRTAに嬉しい仕様です。
チャンバートップは変わった形状、コイル分の高さのみを確保。
チャンバースペースを矮小にする設計。
チムニー内径:7mm
ジュースコントロール
タンクからデッキにリキッドを供給するジュースチャンネル部分は開閉できるデザイン。
開閉することによって、リキッドの供給量を調整することができます。
アトマイザー側面を稼働させることで、ジュースチャンネルを開け閉めできます。
ここには、4つの印がついているので、ジュースチャンネルの開き具合が目視できます。
4つの印はあくまで目安となっており、クリック感はなし。
無段階に調整可能です。
エアフロー
サイドエアフローホール専用パーツが3つ付属
- マルチエアホール(片側15個)
- オーバルエアホール
- サークルエアホール
好みに合わせて交換可能です。
ドロップダウン式のエアホール構造、取り込んだ空気をコイル下に導くことで、冷却性をアップするだけでなく、リキッドの過剰供給時に漏れにくい構造となっています。
ボトムエアフローホールにもAFCを装備。(着脱可能、周り留め仕様)
エアフロー
ポストレスデザインの4スレッド、デュアルコイルビルド可能なデッキ。
デッキサイズ:直径20.6mm
中央にマウントする形で、シングルコイルビルドも可能ですが、エアフロー構造的には不利(特にサイドエアーホールから遠い)だと思われますので、基本的にはデュアルコイル用と考えるべきかもしれません。
中央に「デッキボトムエアホール」を装備。
マルチエアホール仕様で、36個もの穴が空いています。
エアホール位置を高くすることで、ボトムエアフローの弱点である「リキッドの伝漏れ」にも配慮したデザインです。
ポストレス構造のコイルクランプ部。
イモネジ を横から閉めることで、コイルを着実にクランプします。
固定部は深さが浅く、コイルの高さの調整幅はありません。
コイルレッグカット時、着実にコイル高の設定が必須です。
デッキ部分がフリーで回転する(ポジティブピンも一緒に回る)ことによって、タンク装着時にデッキの位置を確認する必要がありません。無造作に接続すれば、簡単に取り付けできます。
ただし、デッキをMODに装着した状態ではタンクの取り付けができません。
ポジティブピン
実測0.82mm。ネガティブをカバーするタイプのインシュレーター。
ハイブリッド接続のメカニカルMODにも配慮したディティールです。
ポジティブピンは「ダブルピン仕様」、デッキ固定ネジ兼用ではないので、緩めて出っ張り具合を調整することもできます。
しかし、初期状態でしっかりと出っ張っていますから調整の必要はないでしょう。
緩みによるトラブル回避のためにも、しっかり締め込んで使うのが良いです。
Widowmaker RTAのビルド
付属するコイルは、爆煙アトマイザーらしいスペックなのですが、0.35Ωということは、デュアルだと0.2Ω以下です。
立ち上がりが悪く、バッテリーへの負担が大きいため、今回は使用しません。
コイルレッグカットジグが付属、ポストレスデッキでもビルドに配慮。
ジグには『5』に印がついていますので、用意したコイルをジグにセットして裏側からカットするだけで、メーカー推奨位置にコイルをセットすることができます。
単線でも問題なくクランプできるクランプ部分。
掘られた穴とイモネジ の隙間が狭いので、かなり細いワイヤーでも確実にクランプ可能。
といっても、爆煙向けのRTAですから、そこまで細いワイヤーでビルドすることもないとは思いますが、ツイストワイヤーなどでも着実に挟み込めるのは良いですね。
ジグを「5」の位置でカットすると、コイルの高さはこうなります。
サイドエアホール中間よりちょっと上ぐらいにコイルが。
丁度良い高さだと思います。
コイルにウィックを通してカット。長さはデッキ周囲より長めが良いでしょう。
ウィックをセットし終えたら、タンクを取り付けます。
この時、MODやオームメーターから一度デッキを取り外さないと取り付けられません。
アトマイザーのマッチング・使用例
感想とまとめ
優れた製品を参考にオリジナルティーをプラスした製品です。
正直思うところとして「オリジナリティーはない」と感じます。
そんなことを言いだしたら、中華オーセン全般がそうだとも言えるんですが…
でも、「丸パクリやクローンでは断じてない」ということ。
一番の個性は『デュアルエアフローチャンネル』です。
参考にされた製品は、RTAとしては斬新なサイドエアフロー構造のアトマイザー、それに加えてボトムエアフローをプラス。
冷却効率をアップしたことで、味わいも別なものに。
サイドエアフローのダイレクトな味わいも、ボトムエアフローの上品な味わいも。
両方楽しめるだけでなく、開き具合をコントロールすることでまた違った味わいも楽しめます。
まず『見た目』が良いですよ。まとまったデザイン。
それだけではなく、作りも綺麗で味も良い。
シリーズ作のドリッパーは、日本ではあまり話題になることはなかったのですが、これは結構受けるんじゃないかな、って思いますね。
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