Eleaf(イーリーフ)のVAPEスターターキット、iCare Flask「アイケア フラスコ」のレビューです。
iCare Flaskは、過去のヒット商品iCareシリーズの名前を冠しながらも、「後継機」などではなく、全く別ジャンルの製品です。
PODデバイスは確かに便利ですが、落としても壊れにくいプラスチックタンクは樹脂攻撃性のあるリキッドをいれられないというデメリットもあるため、ガラスタンクアトマイザーにはある一定の需要があるのでしょう。
また、RBAでは大きすぎたり手間がかかることから、ナノサイズデバイスを求めるユーザーに向けた製品。
詳細をレビューします。
商品提供:VapeSourcing
Eleaf iCare Flaskとは?
iCare Flashは中国の大手VAPEブランドがリリースするVAPEスターターキットです。
iCareはPOD全盛期以前に一世風靡したコンパクトスターターで、タンク内・プリメイドコイル(IC head)交換型デバイス、大ヒットした初代を皮切りに、様々なバリエーションがリリースされました。
“iCare”シリーズの名前を用いたのは、単純にネームバリューからでしょう。
Eleaf・Joyetech・Wismecはグループ企業であり、大手メーカーの強みを生かして、全てのジャンルを網羅する製品ラインナップを持っていて、このiCare Flaskもその多様な製品群の一つ。
他メーカーからも同ジャンルの製品(KangVAPE TH-420など)がリリースされています。
ニッチなニーズであっても、取りこぼしなく製品を投下しているのがユーザーにとってはありがたいですね。
コイル一体型アトマイザーを採用するiStick Basic・iNanoをルーツとするアップデートバージョン。
過去製品と同じようなルックスのアトマイザーも着実に進化していて、セラミック搭載の高寿命コイルを採用しています。
バッテリー部もPODデバイスに習って、オートスイッチ機構を搭載する便利な進化。
ただし、バッテリー容量は520mAhとスペックダウン、その代わりに12mmという薄型ボディーを実現し、携帯性をアップさせています。
また、iCare Flaskバッテリーは10mmサイズのアトマイザーを収納可能な「ステルスMOD」で、付属品以外の10mm以下サイズのアトマイザーを収納して使用することもできます。
それではiCare Flaskの詳細を確認していきましょう。
スペック
サイズ | H 71 × W42× D12mm |
重量 | 69g |
出力モード | – |
リキッド容量 | 1ml |
リキッドチャージ | トップフィル |
エアフロー | ボトムエアフロー(調整不可) |
コイル | 1.35Ωセラミック(カートリッジ一体型・交換不可) |
充電ポート | microUSB(DC5V) |
バッテリー | 520mAh |
保護機能 |
|
メーカー公式サイト | https://www.eleafworld.com/icare-flask-kit/ |
パッケージ・内容品
内容品一覧
- Eleaf iCare Flask バッテリー本体
- Eleaf iCare Flask アトマイザー
- microUSBケーブル
- ユーザーマニュアル(日本語表記あり)
外箱の中は個包装でアトマイザーとバッテリーが入っているのは、それぞれ別売もされているから。
マニュアルはアトマイザーのみ付属します。
Eleaf iCare Flaskの詳細
質感は旧作よりも良く、ヘアライン仕上げのボディーが美しい仕上がり。
シンプルなデザインで、よりスタイリッシュに進化しています。
独特のアーチを描いたボディーシェイプは、握りやすさを考えたもので、スペックよりもコンパクトに感じます。
上部の黒い部分は樹脂製で、プラスチック製。分解などのメンテナンス用(組み立て用)
ボディーにはスイッチ類は一切なく、あるのは【LEDランプとmicroUSB端子】だけです。
LEDランプは”iCare Flask”のロゴ文字の中央に、充電用端子は底部分に配置されています。
ボディーは2つのパーツ(メインパーツと底部)で構成されていますが、残念なのは金属表面の質感は良いのに、合わせ部分が雑な仕上がりで、メインパーツと底パーツには段差があること。
ちなみにベントホールはありません。
マグネット接続で、iCare Flaskアトマイザーを収納可能。サイズは10mmまで。
アトマイザーにはねじ式マグネットパーツを接続し、iCare Flaskバッテリーと接続します。
アトマイザーはカートリッジ式でコイル一体型、1.35Ωコイルを内蔵。
iCare Flaskアトマイザーは一般的なクリアロマイザーと同じ510スレッドを採用。
ボトムエアフローで、ドローは固定式で調整不可です。
マウスピースはトップキャップ一体型で、交換不可。
ドリップチップ一体型トップキャップを外してタンクにリキッドを注ぐことができます。
ちなみにガラスチューブは本体と接着されているので、外すことはできません。
Eleaf iCare Flaskの使い方・操作方法
それではiCare Flaskを使っていきます。
まずはバッテリーの充電を行います。
電源に接続するとLEDランプが点滅、充電中は点灯します。
充電完了後は消灯。
次にアトマイザーのトップキャップを外してリキッドをチャージします。
リキッドチャージ部分は、中央の長い筒とガラスの間に注ぎます。
間隔が狭いので注ぎにくいので、先の細い容器(ユニコーンボトル)などが必須であり、なおかつこぼれやすいので、ガラスチューブに伝せるようにしてチャージします。
リキチャの際に注意するのは、トップキャップ裏のパッキンが取れやすく、本体側に残りやすいので、外した時に取れているときは、パッキンだけを外してトップキャップ側に接続します。
リキッドチャージ後はコイル内にリキッドが浸透するまでしばらくの間(10分ほど)放置します。
リキッド残量はバッテリーのえぐり部分から確認でき、残量ゼロまでしっかりと目視することができます。
操作方法
ボタン操作を必要としないオートスイッチ機構搭載で、ボタンはありません。
- Vaping… マウスピースを咥えて吸い込む
咥えて吸い込むだけで自動的にスイッチが入り、ミストを吸引できます。
ただし、「吹き戻し」と呼ばれる誤動作が発生します。
これは、吸い込むのではなく、逆に息を強く吹き込んでしまうと、スイッチが入りっぱなしになってしまう誤動作です。
こうなってしまった場合は、アトマイザーを外して、LEDランプが消えるまで放置してから、再びアトマイザーを取り付けます。
まとめ
旧型デバイスよりも明らかに進化しています。
同ジャンルの旧型機 Eleaf iNanoは、お世辞にも味を楽しめるデバイスではく、あくまでサブの緊急用で良い部分は「小さなサイズ」しかなかったのですが、iCare Flaskは『そこそこ味を楽しめます』
しかし、ドローは軽く(重めのDL向けで、MTLもできなくはない)フレーバー重視とは言えないので、あくまでキックを楽しむ「ニコチンフィーダー」的な使い方がマッチします。
キックもマイルドなので、高濃度での運用が向いています。
一般的なPODデバイスと同程度の味わいです。
コイルの完成度は悪くなくて、ボトム部分からのリキッド滲みや、結露は運用中全くありませんでした。
安心して使えるのは良いですね。
個人的には「使い続けるほどの魅力」を見出すことはできませんでしたが、プラスチック攻撃性のあるリキッドを運用したい場合はかなり有効なのではないでしょうか。
価格も同程度でルックスも良いため、同ジャンルの製品と比べると一歩秀でている製品です。
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