KangVAPE(カングベイプ)のVAPEスターターキット、TH-420のレビューです。
コイル一体型カートリッジ式のスターターキットですが、お世辞にも優れている製品とはいえないばかりか、話題性もない製品です。
ロークオリティー・かっこよくない・味も普通
もっと優れた製品が他にもありますので、正直なところ他の製品のレビューを見ていただいた方が幸せになれるでしょう。
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有名メーカーや最新製品、そして大人気の定番商品、初心者におすすめのペンタイプ、PODタイプなどのレビューです。電源を供給する「バッテリー」と、リキッドを気化させる「アトマイザー」がセットになったキットをスターターキットと言います。また、これが一体化した「オールインワンタイプ」など様々なバリエーションがリリースされています。
それでもこの製品が気になる!という方だけこの先もお付き合いください。
このスターターキットの特徴
- CBDリキッドに特化したスターターキット
詳細をレビューします。
商品提供:VapeSourcing
KangVAPE TH-420とは?
KangVAPEがリリースするCBDリキッドに特化したスターターキットです。
このメーカーは、ISO 9001システム認証を取得し、同時にCE、RoHS、FCC、TPD認証も取得している中国深センのVAPEデバイスメーカー。
あまり聞かないメーカーですが、他ブランド製品のOEMなども手がけているメーカーで、その自社ブランドが「KangVAPE」です。
ちなみに「KangVape」と、SUBTANKなどを手がけた「KangerTech」は違うメーカーで、全く関係ありません。
全く関係のない話になってしまいますが、一世風靡したカンガーテック、細々と新商品はリリースしているものの、あまり聴かなくなって衰退してしまったのかといえばそうではなくて、某有名デバイスを一手に手掛けていたりとOEMで大儲けしている「勝ち組」です。
さて、話を戻しましょう。
TH-420のカラーバリエーションは5色展開です。
それではKangVAPE TH-420のより詳細を確認していきます。
スペック
サイズ | H 57 × W35× D21mm |
重量 | 69.0g(実測) |
出力モード | 3段階可変出力(4.0V , 3.7V , 3.4V) |
リキッド容量 | 0.5ml |
リキッドチャージ | トップフィル |
エアフロー | ボトムエアフロー(調整不可) |
コイル | 1.5Ω カートリッジ一体型(交換不可) |
充電ポート | microUSB(DC5V1A) |
バッテリー | 650mAh |
保護機能 | 記載なし |
メーカー公式サイト | http://kangvapecig.com/ |
パッケージ・内容品
内容品一覧
- KangVAPE TH-420 バッテリー本体
- KangVAPE TH-420アトマイザー
- microUSBケーブル
- ユーザーマニュアル、合格証(英語)
KangVAPE TH-420の詳細
良くいえばトラディショナル(伝統的)なデザイン、悪くいえば古臭いデザイン。
この製品はメーカーページの記載から、2018年にリリースされたものと思われますが、『3~4年前の製品』と感じてしまうほど。
工夫がない、というかデザイン性の良さは微塵も感じられません。
デザインが良くないだけでなく、仕上がりも良いとはいえません。
上下のメッキパーツとボディー部分に大きな段差と隙間がある「粗い仕上がり」で、メッキパーツの質感も悪い(おそらく下処理が悪い)コスト重視の仕上がり。
最近のVAPEデバイスは、低価格でもそれなりにハイクオリティーに仕上がっているので、TH-420の製品クオリティーは「2015~2016年にリリースされた廉価製品」のように感じてしまいます。
コンパクトとはいえず、650mAhというスペックから考えても大きめのサイズです。
TH-420のボディーにはロゴマーク入りLEDランプ搭載の樹脂パーツが配置されています。
これがボタン(パフボタン)となっていて、電源やパフ操作ができます。
ボタンの上には、出力モード(3段階)と、バッテリー残量(3段階)を表示するLEDインジケーターが。
バッテリー残量の表示
白 100~70% 青 70~40% 赤 40~10%
3段階表示によって、バッテリー残量が一目でわかります。
バッテリー残量の表示は、パフ時ではなく(パフ時には出力が表示)、パフ後数秒してから点メルするLEDカラーがバッテリー残量になります。
本体底面には、バッテリーベントホール(写真下の6穴)とエアホール(写真右中央)、そしてmicroUSB端子を備えています。
内蔵650mAhの充電が可能で、1A電流に対応。
また、アトマイザーはマグネット式で、ドリップチップ部分をつまんで引き上げるだけで簡単に脱着することができます。
アトマイザーはカートリッジ式でコイル一体型、1.5Ωコイルを内蔵。
ちなみにドローは固定式で調整不可でしたが、KangVAPEサイトを確認すると、K2アトマイザーが付属し、トップ部分にAFCが設けられているものですが、提供品にはボトムエアフローのK5アトマイザーが付属していました。
付属アトマイザーが変更されている可能性があります。
提供品のドローは軽く、MTLできないこともないぐらいの軽めのドローでした。
ガラスチューブは接着されていて分解不可。
510スレッドに、マグネットパーツを装着しているので、直径11mmまでの510スレッドを持つタンクアトマイザーであれば収納可能です。
トップキャップはドリップチップ一体型。
くびれ型で咥え心地の良い形状ですが、お世辞にも綺麗な仕上がりとはいえません。
メッキ前の処理が不十分であると思われるシミのようなまだら模様は、磨いても取れません。
スレッド式トップキャップはバッテリーに装着したままだと外すことができないので、リキッドチャージの際はアトマイザーをバッテリーから外します。
ガラスチューブとコイルの間にリキッドを補充しますが、0.5mlと容量が少なく、チャージ部分が小さいので、ユニコーンボトルなど先端の細い容器が必須です。
リキッド残量は本体に開いた窓部分から確認可能です。
窓部分の仕上がりは切削されたままラバーコーティングされているような、エッジが立ったまま面取り処理されていない粗い仕上がりです。
KangVAPE TH-420の使い方・操作方法
使い方は簡単で、ボタンで操作するのは電源オンオフと出力切り替え、パフ操作のみです。
- 電源ON/OFF… ボタンを5回連続で押す(5クリック)
- 出力切り替え…電源ON時にボタンを3回押す(3クリック)
- Vaping… マウスピースを咥えてスイッチを押しながら吸い込む
購入後、TH-420のアトマイザーにリキッドチャージしてしばらく放置します。
その後バッテリーにアトマイザーを取り付ければ準備完了です。
まとめ
デザインは古臭く、ロークオリティー。
そして、味は悪くはないものの、特別美味しくもないです。
そもそもCBDリキッドに特化しているので、燃費重視なのですが、残念ながらドローが軽くて摂取効率は良いとはいえません。
味はでないものの、キック感はそれなりの楽しめます。
正直特徴的に良い部分がありません。
強いて挙げるとしたら価格の安さだけは優れているとは思いますが、同じぐらいの価格のPODデバイスの方がコンパクトで、味も同じぐらい出るのでかなり微妙な製品ですね。
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