EleafからステルスMOD(RTAを一部内蔵できるバッテリー)スターターキッドがリリースされました。
それがこの「ASTER RT with MELO RT 22」です。製品名がMODとアトマイザーの名前そのままです。
ASTERといえば18650バッテリーを使用したスリムなMODで、当ブログでもレビューしています。そして、何故か今になって人気が出てきたMODです、かなり以前から推していたMODですが、数ヶ月経った今、やっと世間に認知されるようになったようです。
そのシリーズとしてリリースされた本作はどうか?早速見ていこうと思います。
今回の商品は海外の大手通販サイト、電子たばこ製品専用ページもあり、お求めやすい価格が魅力のGearBestさんか提供してもらいました!
ASTER RT with MELO RT 22のパッケージ、開封する
パッケージデザイン
いつもの白を基調にしたデザインから、黒ベースのデザインに。よりスペーシー?
背面には偽造防止のスクラッチコード入りステッカーの添付。
付属品です。
- ASTER RT BOX MOD本体
- MELO RT 22 (ER 0.3ohm Headプリメイド済み)クリアロマイザー
- 予備コイル(ER 0.3ohm Head )
- 予備Oリング
- USBケーブル
- ユーザーマニュアル(バッテリー、アトマイザー各一)
ASTER RT with MELO RT 22の詳細
さて、全体のデザインを見ていきましょう。
第一印象として、「大きい」。
付属のアトマイザー「MELO RT 22」はその名の通り22mm径のアトマイザーで、その大きさから本体を見てみると大きさが分かるのではないでしょうか。
しかし、手に持ってみると形が良いのかしっくりきました。
むしろ小さくて持ち運びに便利なMODよりも、そこそこ大きめのMODのほうが持ち心地、握り心地が良い印象があります。
もちろん、持ち運び時に、バッグ内の面積を取ったり、ポケットがかさばったりするのはトレードオフです。特に厚みがあるMODに感じる感想で、このMODの厚みは50mm以上ありますので持ち運びだけ見ればかさばる部類だと感じます。
デザイン的には悪くないと思います。
ただ、ASTERとデザインコンセプトは同じかと言われれば、違うんじゃない?と言いたくなります。ASTERは直線の中に曲線を活かしたデザインでしたが、あまりコンセプトが似ているとは思えないルックス。
パフボタンだけは共通パーツのように見えますが、似ている点はそこぐらいでしょう。
より詳細はMODとアトマイザーそれぞれの項目で詳しく触れていこうと思います。
ASTER RT バッテリーの詳細
スターターキットとしてだけではなく、単体販売もされているバッテリー。22mmサイズのアトマイザーを収納可能なMODになります。
試して思ったのは、22mmとスペック表示されているアトマイザーの中にも収納不可なものがある点。これはMODの問題ではなく、アトマイザーのスペック表示の問題ですが、注意が必要です。
それだけギリギリの設計ということでしょう。
ASTER RT Modのスペック
サイズ | H 79.8×W50.6×D40mm |
ワット数範囲 | 1 – 100W |
温度範囲 | 200 – 600F/ 100 – 315℃ |
抵抗値 | 0.05-1.5ohm (TC modes) 0.1-3.5ohm (VW/Bypass/Smart mode) |
モード | VW /温度-Ti系/温度-Ni系/温度-SS/温度-TCR/BYPASS |
最大出力電流 | 25A |
スレッド | 510 |
充電ポート | USB |
バッテリー | 内蔵4400mAh |
カラー | silver, white, black, grey, green |
Eleaf公式サイトより
パフボタンやサブボタン、ディスプレイやUSB端子などは全て本体前面に配置されており、配色も統一されています。使い勝手がよく、見栄えも良いデザインです。
下部にはバッテリーのベントホール。万が一に備えたデザインです。
そして、デザイン的に18650が2本入ってるのではないか?と皆さん思うと思います。
もちろん分解します。
やはりですね、底部のネジ二本を抜いて中身をスライドさせてやりますとバッテリーが二本見えます。ネジはトルクスT4です。通常分解することはないとは思います。
しかしよく見えないので、アトマイザー接続部から基板につながるコードを剥がしてさらに基板を引き抜いてみます。
サイズ的に18650相当のバッテリー2本。やはり汎用品を組み合わせています。
バッテリーにはフィルムが貼ってあり、分解しても触らないで感がハンパないのでこれ以上は触らずに置きます。
基板側。要はバッテリー交換不可なデュアルバッテリーMODということです。
そして分解した際の注意。
ボタン周りにはシリコンパーツがはめ込まれているため、底部の蓋を剥がして基板をスライドさせただけでは外れません。粘着テープでついている前面パーツを剥がす必要があります。
僕は安直に済ませようとして逆に遠回りしました。元に戻すのに2時間近くかかったよ(汗)
アトマイザー接続部は510接続。スレッド部から上部までの長さはおおよそ40mmなのでそれ以上の長さがあるアトマイザーでの使用が良いと思います。短い場合はドリップチップなのでも調整できますが、リキッドチャージの度にアトマイザーを外したりと面倒なのであまりオススメはできません。
コンタクトピンはスプリング式で調整はいりません。
さて、電源投入してみます。
使い方は他のEleaf機と同様なのでそちらをチェックしていただければと思います。
(iStick Pico / iStick Pico MEGA / ASTER / iStick Power )
共通の使い方で、今までEleafのMODを使ったことがある人ならすぐに使い方がわかると思います。
新たなボタンとしては、サブボタンとUSB端子の間に「リセットボタン」が設けられているということ。
バッテリー内蔵MODだからか、バッテリーを簡単に抜くことが出来ないためであろうリセットボタンがついています。
ということは、今までiStick PowerやiStickPower Nanoではフリーズ問題が起きていたのか?
今まで使用上そのような問題がなかっただけにこの仕様は逆に勘ぐってしまいたくなりますね。
ケースとして少ないとは思いますが、フリーズなどしてしまったときにもハードリセットボタンがついているのは良いことだと思います。
MELO RT 22 アトマイザーの詳細
MELOという名はEleafスターターキットについてくるクリアロマイザーで、今までレビューした(MELO 3 / MELO 3 Nano)と1,2を比較してもそこまで共通性もないことから、名前だけ共通な印象。
今回はコイルも新設計のER headを用いていることからもそれをうかがい知ることが出来ます。
MELO RT 22クリアロマイザーのスペック
直径 | 22mm |
全長 | 49mm ※ドリップチップ,510スレッド含まず。 |
リキッド容量 | 3.8ml |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | 510 |
コイル | プリメイド交換式(ER Head) |
エアフロー | ボトムエアーフロー |
リキッドチャージ | トップ |
素材 | ステンレス、ガラス |
コイルはER Headを使用。付属コイルはSS316 0.3Ωで温度管理にも対応したコイル。
ルックス的には標準的なクリアロマイザー。
早速分解していきます。
これが全パーツです。デッキとコイル、トップパーツでタンクを保持する設計なので、デッキとタンクを別体には出来ません。つまり、タンクにリキッドが残っているとコイル交換が出来ない仕様になります。
パーツはデッキ/コイル/ガラスタンク/トップパーツ/ドリップチップの5ピース構造となります。
さて、上部のパーツから順番に見ていきます。まずはドリップチップ。
樹脂製です。何の樹脂かは公開されていません。出口8mm程度とそこそこボアの広めなDT。
接続部は汎用の510接続で、市販品など自分の好きなドリップチップに交換できます。
そしてここがRTたる所以。
トップパーツが横にスライドする設計。
メーカー曰く、「リトラクタブルトップ」との事。要はASTER RTに収納するにあたり、リキッドチャージする度にトップキャップ外す構造だと支障あるので、横にスライドさせるアトマイザー作りましょう!って事です。使い勝手は良いと思いますし、デザインも損なっていないですね。
さて、そのトップパーツを外していきます。
あとはデッキとコイルのみ。
デッキはコイルに電気を通電させ、エアーを取り込む機能を備えています。
下部のローレット加工が施されたリングがAFCになっており、回転させてエアフロー調整をします。
バッテリーとの通電、ポジティブピンは調整分解不可です。
最後にコイル。
コイルは新設計のER Headが付属します。SS316 0.3Ωで温度管理にも対応したコイルになっています。
パラレルで巻いてますね。低抵抗なのでバッテリー消費もそこそこ激しそうです。
ASTER RT with MELO RT 22を使用する
使用する際にはまずバッテリーの充電をしておきます。
付属コードをUSB端子に接続して、電源に接続し充電します。
そして、アトマイザーへリキッドをチャージします。
コイルが新品、交換の際にリキッドをチャージする場合には、コイル内のコットンにも直接リキッドを塗布し、タンクにリキッドを注いでから10分程度は放置しましょう。
コイル内のコットンにリキッドが浸透する前に熱を入れると、コットンが焦げてコイルが使用不可になる場合があります。
ASTER RT with MELO RT 22のまとめ
まず、MELO RT 22の感想から。
低抵抗コイルを使用することやジュースちゃんねるの大きさ、エアフローのドロー軽さ、出口径の大きめなドリップチップから、爆煙よりのアトマイザーです。
ドロー全閉でもかなり軽め、全開でスカスカまではいかないけれどもかなり軽めです。
コイルの実測は0.26Ωと表記よりも若干抵抗値は低めで、4V程度電圧をかけると、60W程度のワッテージになり、リキッドも電力の消費も激しめです。
味はクリアロマイザーとして標準的。低抵抗コイルはリキッドを消費させるので味は出る印象、ミスト量多めで吸いたいニーズには合うアトマイザーです。
そして、バッテリーASTER RT
機能的には最近のEleafのMOD(iStick Pico / iStick Pico MEGA / ASTER / iStick Power )と同様ながら、内蔵バッテリは大容量の4400mAhとなっています。そしてステルス。
分解した写真からも分かる通り、交換不可な18650デュアルバッテリーMODです。
最大出力も100Wと余裕のある印象。最大出力電流は25Aです。
容積的にはiStick Powerの5000mAhにはかなわない数字ですが、18650バッテリ2本分と大容量のバッテリーを内蔵、ステルス部は22mmギリギリサイズで、収納できるアトマイザーは限りがありますが、握りやすさと本体容量は魅力です。
デュアルバッテリーのステルスMODとして考えれば納得のサイズ感。
できればバッテリー交換式で同様のスペックのものも欲しくなりますが、良いMODだと思います。
スターターキットとしては、爆煙寄りのアトマイザーに、それを収納し、一日使うのに余裕あるバッテリーとバランスの良い構成。中々理にかなっているスターターキッドです。
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