MyVapors(マイベイパーズ)のVAPEスターターキット、MYUZ ASTORA「ミューズ アストラ」のレビューです。
スタイリッシュなMTL向けPODデバイス!スライドスイッチ搭載で2段階の出力調整可能!
このスターターキットの特徴
- 高抵抗コイル内蔵のMTL向けPODデバイス
- カリフォルニアデザインの上品なルックス・デザイン!
- スライドスイッチで出力操作可能!
詳細をレビューします!
商品提供:VapeSourcing
MYUZ ASTORAの詳細
Designed by MyVapors in California , Manufactured in China
MyVaporsはUSAカリフォルニアの大手VAPE卸/小売会社。MYUZ ASTORAはデザインをマイベイパーズが担当。製造は中国で行われています。
パッケージの大きさ、そしてパッケージボックス背面デザイン、そして提供品の出所から考えるにおそらく○oye●echが製造したものだと思われます。近からず遠からずでしょう。
コンパクトサイズ。片手に収まるサイジングで、重量は34.2 gと軽量。とはいえ、PODデバイスとしては若干大きめのサイジングです。
バッテリー容量は500mAhと若干余裕がありますが、ボディーサイズが大きいこと考えれば少し物足りないスペックです。
流行りのPODデバイスです。コイル内蔵型使い捨てアトマイザーを採用。
MTL向けの抵抗値・エアホール仕様のようですが、コイルの抵抗値などは公開されていません。
オートスイッチ(吸い込むだけでスイッチが入り、ミスト発生する)機構ですが、物理ボタンを装備。
PODデバイスには珍しい物理ボタン付き。側面にスライドスイッチがあって、<< 電源オフ/3.0V/3.4V >>と2モードの出力が選べる仕様です。PODデバイスで定電圧出力&モードセレクト付きは希少です。
MYUZ ASTORA本体両面には、テクスチャーのプリントされたパネル(ステッカー?)が用いられたデザイン。
カラーバリエーション、と言ってもボディーカラーは全てシルバーですが、パネル(ステッカー?)の柄が選べます。全部で5パターン。カラーリングとテクスチャーが異なるバリエーションです。
スペック
サイズ | H 85 × W35× D14.6mm |
重量 | 34.2 g(実測) |
出力モード | 定電圧出力(3.0v , 3.4v) |
リキッド容量 | 3ml |
リキッドチャージ | Podボトムフィル |
エアフロー | トップサイドエアフロー(調整不可) |
コイル | POD内蔵型 ?Ω |
充電ポート | microUSB |
バッテリー | 500mAh |
保護機能 |
|
メーカー公式サイト |
パッケージ・内容品
内容品一覧
- MyVapors MYUZ ASTORA バッテリー本体
- MyVapors MYUZ ASTORA PODカートリッジ ×2
- microUSBケーブル
- ユーザーマニュアル(日本語あり)
この大きさのパッケージ、そして背面のデザインは有名メーカーのものと共通性を感じますよね。付属品にはPODが2つ、予備が付属するのが嬉しいですね。マニュアルには日本語の記載もある親切な付属品内容です。
外観・デザイン
シックなデザイン。金属部分は梨地のような質感、サンドブラストのような荒い質感でマットな印象。シックな印象のパネルデザインがこのデバイスの印象を決定づけています。
“MYUZ ASTORA”ロゴは片面にプリントされています。Pearl Dustカラーは大理石のような模様です。
バッテリー部
バッテリー部分正面にはLEDランプを装備。電源状態を表示するインジケーターとして機能します。
MYUZ ASTORA側面にはスライド式スイッチを装備。このスイッチを操作して電源状態を変更することができます。
電源ON/OFF操作だけでなく、モード操作も可能。<< 3.0V / 3.4V >>の2つの定電圧出力に対応していて、好みに応じて2つの出力をセレクトできます。
スライドスイッチの反対側側面には本体バッテリー充電用のmicroUSB端子を備えています。
ちなみに、底部にはベントホールはありません。平らなので自立させることができます。
充電中はLEDランプがオレンジ色に点灯し、充電が終わると消灯します。
POD部
PODアトマイザーを見ていきます。
コイル内蔵型の使い捨てタイプアトマイザーです。コイル交換の手間なく使うことができるばかりでなく、複数のPODに違うフレーバーを入れて持ち歩くことができる利便性を追求したカートリッジタイプです。
MYUZ ASTORAバッテリー本体にはマグネットで接続されているので、取り外す時はPODをつまんで引っ張り上げるだけで簡単に着脱可能です。
バッテリーとPODにはそれぞれマグネットと、コイルに電気を供給する電極を備えています。
そしてこの中央の管のような部分は、ドローの際に負圧を感知してスイッチを入れるための機構です。
この煙突状の突起があるので、PODの差込には向きがあります。誤った向きに接続すると、この部分が引っかかって取り付けることができません。
この構造どこかで見たことありますが、こちらのデバイスと酷似していませんか?やはり製造はJ●yeT○chなのではないでしょうか。そういえばバッテリー容量も近いですよね。ただ、出力が一般的なVAPEスターターと同じぐらいなので、リンク先の記事のデバイスとはコンセプトが異なる製品です。
PODカートリッジは大部分が樹脂でできているので、中身か透けて見えます。リキッド残量の確認がしやすいデザインですね。
そして側面にはエアホールが設けられています。トップサイドエアフローですね。空気の取り込み口が上部にあるのでリキッド漏れに強い構造です。
空気が通る経路はこのようになっています。中央の空気の通り道は負圧感知部分です。
この構造、デメリットがあります。それは、負圧感知のために、空気の流入経路が増えて、ミストが薄まってしまうのです。
試しにコイル側のエアホールを塞いで吸ってみると、負圧感知だけでもそこそこ喫えてしまうぐらいなので、その分ミストが薄まってしまうのです。
さらに気になるのは、デバイス内部を通ってきた空気が「若干プラスチック臭い」と感じる点です。これは大きなマイナスポイントです。
リキッドチャージはPODボトムチャージ。PODをバッテリーから取り外してリキッドを注ぎます。
ご覧のようにチャージホールが小さいので、ニードルボトルもしくはユニコーンボトルが必須です。注ぎ口が太いスポイトボトルでリキッドチャージすることはできませんので注意が必要です。
MYUZ ASTORAの分解とコイル再構築
いつものごとくPODを分解して構造を見ておきましょう。
いつもどおりメーカ非推奨行為ですので、自己責任で分解していきます。そもそもコイル交換の手間なく使えるお手軽デバイスなのに、手間をかけて分解&コイル再構築するのは本末転倒ですから。
まず第一関門。分解できるか、というポイントですが、これはクリアです。
接着剤で固定されていません。爪ではまっているだけなので、マイナスドライバーなどの細いものを間から滑り込ませてボトムパーツを外してやります。
その際に電極パーツは外す必要はありません。
このようにコイルボトムは折り曲げられていて、電極に接続されています。次にコイル周りのシリコンゴムパーツを外します。
このように外すだけなので、分解は簡単です。
コイルはバーチカル(縦)ビルドです。バーチカルビルドに慣れている人であれば比較的簡単にビルドできると思います。ただ、コイル抵抗値が公開されていないので、分解したコイルの太さ、巻き系を参考にビルドするのが良いと思います。
筆者はバーチカルビルドが苦手なので、このままもと通りに戻しました。
MYUZ ASTORAの使い方
PODデバイスには珍しいボタンを装備したデバイス。MYUZ ASTORA本体側面のスライドスイッチで電源操作を行います。ただし、パフ操作は必要なく、オートスイッチでミストを吸引することができます。
- 電源ON/OFFとモード選択… 本体側面スライドスイッチで操作
- Vaping… PODを咥えて吸い込む
吹き戻しの誤動作に注意
息を吸い込むのではなく、息を強く吹き込んでしまうとスイッチが入りっぱなしになってしまう誤動作が発生します。
ただし、誤動作しても8秒後には自動で電源がオフになります(自動カットオフ)
また、強制的にPODを外せばこの誤動作は解消されます。
誤って息を吹きこんだり、不意に吹いてしまって吹き戻しが発生してしまった場合には焦らずにPodを取り外し、その後再度Podを取り付ければ問題ありません。
感想
まずマイナスポイントですが、笛鳴りがすごいです。
吸い込むとかなり高温で「スピーーー!!」と鳴り響きます。今まででの最強クラスの笛鳴りで、非常に耳障りです。エアホールに手を置いて少し塞いでやると完全に解消するので、エアホール形状が原因でしょう。これ、製品化する前に試さなかったのですかね?というレベルです。
ただ、弱めに吸ってやると若干マシです。鳴りには鳴りますが。
ただし、マイナスポイントはそれぐらいで、味は普通に出ます。
MTL向けのデバイスなのですが、ドローはそこまでタイトではありません。DLも行けてしまう程度のドローなので、テープなどでエアホール半分塞ぐぐらいがちょうど良くMTL向けだと感じます。
ただ、エアホールを塞いでも味はそこまで濃くなりません。これは負圧感知部分から空気を取り込んでしまっているために、薄まってしまっているものだと思われます。そして若干気になるプラスチック臭(新品臭?)。
出力切り替えがついていますので試してみると、フレーバーリキッドだと3.4Vオンリーで良いレベル。3.0Vを使うのは強メンソールリキッドでの運用や、ニコチンフィーダーとして使う場合でしょう。
まとめ
J○yetech T○ROSの別バージョン!?ルックスと出力、POD抵抗値の違うバリエーション的な製品だと思われます。
PODとしては珍しい、スライドスイッチ機構。出力切り替えがついているのが売りです。
味もそれなりなので、ルックスに惹かれるならアリだと思います。
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