AUGVAPE(オーグベイプ)のVAPEスターターキット、AUGVAPE AIO「オーグベイプ エーアイオー」のレビューです。
程よいミスト量を気軽に。簡単に楽しむことができるコスパに優れたVAPEスターターキットを探している人向けのデバイスです。
低抵抗メッシュコイル採用。トップエアフローを採用したリークレス構造も魅力!
このスターターキットの特徴
- 0.6Ωメッシュコイルを採用したDL特化型VAPEスターター
- トップエアフローデザインでリキッド漏れしにくい構造
- シンプルなデザインと機能!コスパに優れたデバイス
詳細をレビューします!
商品提供:AUGVAPE
AUGVAPE AIOの詳細
ラインナップを拡大しているオーグぺイプからついにチューブタイプスターターキット、AUGVAPE AIOがリリースされました。
今までアトマイザーメインのメーカだったAUGVAPE、最近ではシンプルな機能とユニークな機構のMODなどもラインナップに加え、ついにはAIOタイプのスターターまでラインナップ。
コスパ重視のスターターであることは間違い無いのですが、後発組であるが故に、高機能で勝負でするのではなく、コスパで勝負してきた製品です。
DLに特化したスターターキットです。
最近ではコイルバリエーションでMTLでもDLでもどちらもいけるものが多いですが、AUGVAPE AIOのコイルバリエーションは1種類のみの潔い仕様。0.6Ωメッシュコイルのみをラインナップ。
そして、トップエアフロー構造のリークレス設計です。リキッド漏れの心配なく使えるのが嬉しいですね!
直径24.5mmサイズとチューブタイプとしては太めのボディーですが、中央部が膨らんだデザインで、全体が24.5mmサイズでは無いためそこまで大きいとは感じないデザインです。
丸みを帯びた六角形デザインで、チューブタイプでありながら置いた時に転がることがないようにデザインされています。
カラーバリエーションは全3色展開。白/ガンメタ/赤
スペック
サイズ | H 117.5 × W24.5× D24.5mm |
重量 | 112.5g |
出力モード | Bypass (3.3-4.2V 30W) |
リキッド容量 | 2ml |
リキッドチャージ | トップフィル |
エアフロー | トップエアフロー(調整可) |
コイル | プリメイドカートリッジ型 0.6Ω |
充電ポート | microUSB |
バッテリー | 1500mAh |
保護機能 |
|
メーカー公式サイト | http://www.augvape.com/product/augvape-aio-kit/ |
パッケージ・内容品
内容品一覧
- AUGVAPE AIO 本体
- AUGVAPE AIOコイル(0.6Ω) ×2
- microUSBケーブル
- ユーザーマニュアル(英語)
シンプルすぎるパッケージデザイン。必要最低限の同梱品内容。予備のコイルが付属するのは地味に嬉しいポイントです。
外見・デザイン
装飾の少ないシンプルなデザイン。チューブタイプなのですが、普通の円錐形ではなくて、置いた時に転がりにくい六角形を採用。そして最大部は直径24.5mmサイズですが、両端はもっと細くなっています。中央部にかけて太くなっている「樽型」ボディーが握りやすい仕上がりです。
メタリックで輝くようなペイントは質感の高い仕上がりです。
ただ、裏面は「いかにも裏」という仕上がり。パネルの継ぎ目が目立つ設計。ペンタイプスターターを数多く見てきましたが、他のものは継ぎ目がないボディーを採用しているものが多いので、より粗が目立ってしまいます。
バッテリー部分
バッテリー部分の中央には唯一のボタン、パフボタンが設置されています。こちらは六角形ではなく、五角形の形状。パフボタンにはLEDランプは用いられていないので、電源ON/OFFやパフ操作では光りません。
では、どこにLEDランプが配置されているかというと、パフボタンの裏側、microUSB端子の横に配置されています。パフボタンを下にして吸った時に、目視できる位置に配置されているので、見えにくさは感じません。見やすさ、使い勝手に配慮したデザインです。
もちろん充電する時は、充電状態を表示するインジケーターとしても機能します。充電時は点灯、充電完了で消灯します。
底にはバッテリーベントホールはなく、製品ロゴがプリントされたステッカー。この下にベントホールがあるかと思って剥がしてみました。
あったのはパネルを固定しているネジのみです。分解する時はステッカーを剥がして、ネジを外して分解することができますが、ベントホールがないので安全性に不安を感じるディティール。
アトマイザー部分
アトマイザー部分も見ていきます。
このAUGVAPE AIOはトップエアフロー構造、コイル上部からエアーを取り込む機構を採用。リークレス構造です。コイルボトムから漏れる心配がないので、リキッド漏れの心配をすることなく使えるのが最大のメリットです。
エアホールには、取り込む空気の量を調整することができるエアフロー調整リング(AFC)を装備。リングを回すことでドロー(吸い込みの強さ)を調整することができます。
DL向けの機種なのでドローは総じて軽めですが、全開だとやや軽め(スカスカではない)、全閉だとギリギリDLできる程度のタイトドローとなります。
キャップにはチャイルドロックは搭載されていないので、つまんで回すだけで外すことができます。
トップキャップ一体型のエアフローパーツに、コイルが直接接続されている構造。よくあるトップエアフローチューブスターターのスタンダードな構造です。
ちなみにドリップチップは510DTなので、外して汎用品に交換することもできます。
タンクはバッテリー一体型。オールインワンタイプなので、外すことができませんので、タンクを外して洗うことができません。また、ガラス部分も外すことができないので、落として割ってしまうと交換できないので注意が必要です。
コイルはAUGVAPE AIO専用コイル。メッシュコイルを使用した低抵抗DL向けコイルです。
- プリメイドコイル 0.6Ωメッシュコイル
メッシュというよりノッチコイルに近いシートコイルが内蔵されています。
タンクには目印のラインが入っています。これは、リキッドを注げる最大水位を表しています。
構造的に、リキッドをチャージする時はコイルも取り出す必要があるので、コイルの容量分余裕を持ってリキッドを注がなくてはならないので、このライン以上リキッドを注ぐと溢れてしまいます。
正直言って『2年以上前、旧世代の構造』です。
トップエアフロータイプのチューブタイプスターターでも、コイルをリキッドチャージの都度取り出さなくてもよう構造のものがリリースされていますが、このAUGVAPE AIOはシンプルな構造を採用。
いまだにこの構造を採用したスターターがたまにリリースされますが、その多くが価格の安い製品です。
そのため、AUGVAPE AIOがコスパ重視の製品のために採用した構造なのかもしれません。
「部品点数が増える=コストアップ=製品価格が上昇する」ですので、あえてシンプルな機構を採用した可能性があります。
考えられるデメリットは2つ。
- タンクのライン以上リキッドを注ぐと溢れてしまう。
- リキッドチャージの都度、リキッドまみれのコイルをトップキャップごと取り出さなくてはならない。
若干面倒ではありますが、価格を考えれば致し方ない構造だと言えるでしょう。
AUGVAPE AIOの使い方
使い方は一般的なスターターキットと同様です。メインスイッチ(パフボタン)を5クリックして電源オンオフ、電源オン状態でパフボタンを押すとミストが発生します。
- 電源ON/OFF… 5クリック(スイッチを5回連続で押す)
- Vaping… ドリップチップを咥え、パフボタンを押しながら吸い込む
感想
AUGVAPE AIOはシンプルで割り切ったスターター。よく言えば「潔く機能を削ったVAPE」
実際に使ってみると味は良いです。
パフした瞬間から、レスポンス良く立ち上がるコイル。程よくウェットなもののタンクらしい間接的な印象の味。
DL向けスターター、ドローは軽めですが、0.6Ωという程よい抵抗値からも分かる通りに爆煙というほどまでミスト量は多くありません。それなりなミスト量で楽しめる雰囲気。
ドローはタイト目から、軽めまでしっかりと機能するAFC。
そしてトップエアフロー構造では心配な「ジュルり」ですが、全く発生しません。VG50:PG50のリキッドを入れたまま1週間放置しても過剰供給はありませんでした。
ただ、逆にVG比率高めのリキッドだと、供給が間に合わないことが多く、若干イガリ気味になってしまうので、最大でもVG70程度のリキッドがフィットする印象です。VG50~VG70程度が良さそうですね。
それでも連続でロングパフするとドライ気味になってしまうことが度々あるので、パフしたらから吸いしてリキッドを吸い上げてやるぐらいの運用がマッチします。
まとめ
シンプルなルックス。無駄を削ったコストパフォーマンスに優れたチューブタイプVAPE。
DLに特化したコイルとエアフロー、リキッド漏れに強いリークレス構造のトップエアフローデザイン。
ジュルりにくいコイルとメリットを上げるときりが無いほど優れたオールインワンVAPEです。
程よいミスト量で楽しめるスターターキット。値段の安さも魅力です。
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