OUKITEL(オウキテル)のVAPEスターターキット、OUKITEL NANO「オウキテル ナノ」のレビューです。
大流行のPODデバイスジャンルには新規参入も多数。スマフォなどの製品をリリースしているOUKITELもVAPEデバイスをリリースしてきました。NANOの文字通り、コンパクトなデバイスです。
このスターターキットの特徴
- コンパクトなPODデバイス
- 1.6ΩコイルのMTL特化型
それでは詳細をレビューしていきます。
商品提供:VapeSourcing
詳細
OUKITEL NANO
読み方は「オウキテル」で良いのでしょうか。VAPEデバイスでは初めて名前を聞く企業なのですが、調べてみると、主にスマートフォンなどをリリースしている中国の企業(http://www.oukitel.com/)のようです。
作っている製品一覧を見てみると、スマートフォンが大半を締めていて、その中にポツンと今回れびゅーするOUKITEL NANOがラインナップされています。
あ、あともう一つ。iQOS互換機のような製品もありますね。
スマートフォンを作っているのですから、名前は聞いたこと無いけれどそこそこの設備と技術力があるのでしょう。その技術力をVAPEにも活かせるのでしょうか?
OUKITEL NANOは片手サイズのコンパクトデバイス。今流行りのPODデバイスですね。
片手サイズのサイズ感です。軽量なボディ。
POD型アトマイザーを交換して使えるお手軽デバイス。様々な企業から多種多様な製品がリリースされ、活性化しているジャンルです。
カラーバリエーションは3色展開。OUKITELサイトから画像を拝借したのですが、これはイラストで、製品写真を見てもらえば分かる通り、RedとBlueはレインボーに近いカラーになっているのが特徴です。 Red / Blue / Black
スペック
サイズ | H 88 × W40× D18mm |
重量 | 93g |
出力モード | Bypass 7-12W |
リキッド容量 | 2ml |
リキッドチャージ | Podボトムフィル |
エアフロー | ボトムエアフロー(調整不可) |
コイル | POD内蔵型 1.6Ω |
充電ポート | microUSB(DC5V 1A) |
バッテリー | 400mAh |
保護機能 | 記載なし |
メーカー公式サイト |
説明書やメーカーサイトに保護機能の詳細の記載がないのが若干心配な点です。
メーカーサイトを見ると、携帯電話のバッテリーをそのままつかっているようなこうぞうになっていました。
パッケージ・内容品
パッケージは白を基調にした清潔感のあるデザインです。
全面には製品イラストとロゴ、背面には製品の情報などがプリントされています。
内容品一覧
- OUKITEL NANO バッテリー本体
- OUKITEL NANO PODカートリッジ
- microUSBケーブル
- ユーザーマニュアル(英語)、ワランティーカード
マニュアルなどの付属書類は全て英語で書かれていました。
外観
バッテリ
まずは保護基板を搭載するバッテリー部分から見ていきます。
本体の素材は握ると冷たさを感じることから、金属素材を使用しているようです。
カラーはヒートグラデーションのようなもので、ペイントよりも透明感のある質感。提供品はブルーですが、青から金までのグラデーションが楽しめるカラーです。
本体前面には樹脂製の大きなパネルが装備されていますが、ここは液晶画面などではありません。何も表示されませんのでただのデザイン。パネル下部にはOUKITELの文字、パネルをよく見ると、上部には薄く集中線のような模様が入っています。
パネルサイド、縁取りされた左右のパーツはLEDランプ。電源状態やパフ状態を表示するインジケーターとして機能します。
本体底面には内蔵バッテリー充電用のmicroUSB端子を装備しています。
電源に接続したケーブルを指して本体内蔵バッテリーを充電可能です。
POD
次にアトマイザー部分です。通称『POD』タイプのアトマイザーを採用。
内蔵コイルの使い捨てタイプです。何度かリフィル(リキッドの再装填)を繰り返してコイルの寿命が来たら、POD本体ごと捨てて新しいものに交換するタイプです。
コイルを変える煩わしさがないので、その手軽さから多くの人に受け入れられているデバイス。
アトマイザー部分が一体化しており、咥える部分(マウスピース)も本体一体化です。
PODの先端部が咥えられるようになっていて、先に空いている穴からミストが発生します。
このPODはバッテリー本体から簡単に取り外すことができます。
ドローは結構タイトでMTL向き。調整はできませんが、タバコぐらいの違和感のないドロー。
PODの先端をつまんで引き抜くだけです。
本体とPODにはマグネットが備えられていて、磁力で接続されるようになっていることがわかります。
PODの構造を詳しく見ていきます。
樹脂製のPOD本体(素材は非公開)半透明の素材です。リキッド容量は2.0ml、コイルの抵抗値は1.6Ωです。
ボトムエアフロー方式(コイルの下から空気を取り込む構造)を採用。写真中央の四角い穴がボトムエアフローのエアホールです。ここから空気をコイルに供給します。
この構造からも分かる通り、ドロー調整はできません(吸い込みの抵抗感)
ボトムエアフローのメリットは味にすぐれている点ですが、デメリットは構造上リキッド漏れが完全に防げないことです。
なぜ味に優れているのか?といえば、空気を取り込んでコイルを冷却し、それと同時にミストを口まで運ぶのですが、ボトムエアフローだとコイルの下から空気を取り込むのでコイルを冷却しやすい構造で、コイル全体を冷却できるだけでなく、空気の流れに沿ってミストを口まで運ぶことができるからです。
それが故に、物理的にコイル下にエアホールが空いているので、コイルに過剰供給されたリキッドが穴を伝って漏れることを完全に防ぐことができません。
この機種を使用してみたところ、3日程度放置しても伝い漏れは発生しませんでしたが、10日ほど放置したところ若干漏れが確認できたため、長期放置するときはリキッドを抜いたり、PODを逆さま(マウスピースを下にする)にするのが良いでしょう。
このリキッドの漏れやすさは気温や気温差、気圧差やリキッド粘度などでも異なるので一概に漏れやすい、漏れにくいとは言えませんが、使用感としては「ボトムエアフローのデバイスとしては漏れにくい」と言えるでしょう。
リキッドチャージはボトムフィルです。POD底面、エアホールの両サイドについているゴムの耳(蓋)を引っ張り上げてリキッドチャージホールを露出させます。
蓋をあけると、小さいながらもリキッドを装填するための穴が空いているので、ここからリキッドをPODに注ぐことができます。ただし、ホールが小さいので、先の細い容器が必須です。スポイトボトルパッケージのリキッドはユニコーンボトルなどに詰め替えて使い必要があるので注意。
ちなみにこの使い捨ての専用PODは非分解式。ボトム部分ががっちり接着剤で接着さてているので分解は容易ではありません。
簡単お手軽なPODデバイスのコイルを再構築する「コイル再構築」がやりにくい機種ですので、コイル再構築ではなく、PODは使い捨てで使用するのが良いでしょう。
使い方
このOUKITEL NANOはスイッチ類を一切排除したデバイスです。電源のオンオフ操作はなし。PODを咥えて吸い込むだけでミストが発生するので簡単に使うことができます。
- 電源ON/OFF… 操作なし
- Vaping… PODを咥えて吸い込む
- バッテリー表示..バッテリー残量が多いときはライトがゆっくりと点滅します。少なくなると点滅が速くなります。
吹き戻しの誤動作について
『吹き戻し」と呼ばれる、オートスイッチ(吸い込むと自動でミストが発生する)のデバイスにはつきものの誤動作ですが、これは吸い込むのではなく、逆に息を吹き込んでしまうとスイッチが入りっぱなしになってしまうものです。
この吹き戻しの誤動作ですが、全く発生しません。
少し吹き込むのではなく、思いっきり息を吹き込んでも全く誤動作は発生しませんので思いっきり使うことができます。
感想
見た目は好き嫌いがあるので、見たままで判断してもらうのが良いと思います。
こういうデバイスでは見た目も重要ですから。自分が愛着を持てるデザインも重要です。
使い勝手ですが、普通のPODデバイスですね。
特筆して優れた点もなければ、すごくダメな点もない。どちらかだったら沢山かくことがあるのですが、どちらもないので特徴がないのです。
大きさはバッテリー容量の割にはちょっと大きめですよね。これは記事中でも触れた従来規格のバッテリーを使っている殻ではないでしょうか。このバッテリーギリギリのサイズであればもっと小さくできたと思いますが、形状にもこだわった結果がこのサイズなのだと思います。
また、味なんですが普通に美味しいのですよ。すっごく美味しいわけではないのが判断に困りますが、普通に美味しい。特に味が繊細なリキッドなどの機微がはっきりわかりますし、メンソールなどのキック感も強めに出ます。
PODデバイスとしてはかなりおいしい部類の製品です。
オートスイッチの感度も適切で、ストレスなくたちあがりますし、吹き戻しの誤動作も一切ないですし、普通に使うにはかなり良いのではないでしょうか。
まとめ
知名度が引くい製品で、しかもVAPEデバイスでは新参メーカーだったので、あまり良くない製品なのでは?という先入観で見てしまっていましたが、吸ってみたら普通においしくて便利に使えるデバイスでした。
それだけに、マイナー製品なのが残念ですね。PODデバイスは必ず消耗品を継続的に入手しなくてはならないので、ある程度の知名度がないと、日本で購入できないのです。
このデバイスを日本で売るショップは出てくるのか?多分無いのではないでしょうか。
気になって、使いたいユーザーは海外から購入する他ないと思いますので、消耗品は余裕を持って入手しておくのが良いと思います。
そう思ったら、日本の大手ショッピングサイトでもちらほら取り扱っている店舗が。筆者が思っているよりも知名度の高い製品なのかも?
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