Eleaf(イーリーフ)のVAPEスターターキット、iStick NOWOS「アイスティック ノーウォス」のレビューです。
メタリックな質感で統一された見た目に優れた爆煙スターターキットです。大容量バッテリーを搭載したシンプル機能なバッテリーと、爆煙タイプのクリアロマイザーを採用しました。
このスターターキットの特徴
- 4,400mAhの大容量内蔵バッテリー VWのみのシンプルなバッテリー iStick NOWOS
- 爆煙クリアロマイザー ELLO Duro
NOWOSはUSB TYPE-C搭載ということで、USB-Cの特徴でもある双方向での電源供給が可能になっています。つまり、モバイルバッテリーのようにも使えるということですね!
詳細をレビューします!
商品提供:VapeSourcing
Eleaf iStick NOWOSの詳細
EleafのBOX MODスターターキット、iStick NOWOS with ELLO Duroです。
この製品の一番の特徴は、本体コネクターにUSB Type-Cを採用していることです。
USB Type-Cとは、USBの次世代規格「USB 3.1」で制定されたコネクタ規格です。
将来的には、USB Type-Cはますます普及し、パソコンやタブレット、スマートフォンなどのコネクタがUSB Type-Cに統一されることで、機能面の大きな向上が期待されている新規格です。
新たなコネクター規格USB TYPE-Cですが、その特徴はざっくりとまとめると以下の通りになっています。
2.コネクターの上下の区別がない
3.過去のUSBポートにも互換性がある
4.電源供給から映像出力までケーブル1本で対応可能
5.現在の対応機器が圧倒的に少ないためアダプタが必要
VAPEデバイス、バッテリーにはあまり採用されることがなかったTYPE-C規格ですが、その特徴を見てみると、主にパソコンやスマートフォン、タブレットなどでメリットが享受できるものがほとんどであることがわかります。
このデバイスで考えられるメリットは2つ、コネクターの上下方向が無い点と、転送速度(充電速度)のみでしょうか。
iStick NOWOSはQC3.0 / PD3.0プロトコルをサポートしており、DC5V / 2A、DC9V / 2A、DC12V / 1.5Aの3種類の充電モードが可能です。クイックチャージ技術により、これまでにない高速な充電が可能であるとのことです。
要はコネクターの上下を気にすることなく刺せて、充電がはやいよ!そしてモバイルバッテリーのように電源供給にも対応しているよ!ということです。
サイズ感はバッテリーの容量(4,400mAh)を考慮すればコンパクトに仕上がっている印象ですね。デュアルバッテリーMODよりも若干コンパクトなサイジングです。
つるっとしたシンプルなフォルムが魅力ですね。
カラーバリエーションは全部で5色展開。ただし、パネル部分(液晶画面部分)はブラックもしくはホワイトのみで、フレーム部分とアトマイザー部分の色のバリエーションが用意されています。
ボタンとパネルの色は対子されているのがわかりますね。
Blue / Dazzling / Red / Silver / Black
アトマイザーのカラーリングに合わせたメタリックカラー、光沢感のある仕上がりが美しい仕上がりです。
バッテリーとアトマイザーがセパレートするタイプ。どちらも単体でも購入できるので、気になったものがあればどちらかのみを購入することも可能ですよ。
パッケージ・内容品
概要を確認したところでパッケージを開封していきましょう。パッケージの表面にはメーカー及び製品のロゴと製品の写真が入っています。TYPE Cの文字で仕様を強調、また後付けのステッカーで製品のスペックが書かれているのも、この製品の特徴を強調するものです。
背面には内容品の情報がプリントされています。
偽造防止対策のダブルステッカー式セキュリティーコード入りステッカーはパッケージの側面に添付してありますので、製品の真贋が気になるユーザーは、1枚目のステッカーを剥がすと記載されているセキュリティーコードをメーカーサイトの所定の位置に入力することで確認できるようになっています。
スリーブを外して、箱を開封するとiStick NOWOSとELLO Duroがクッション材に保護されて収納されています。表面が傷つきやすいためか、NOWOSは薄いビニールに包まれています。
内容品一覧
- Eleaf iStick NOWOS テクニカルMOD
- Eleaf ELLO Duro アトマイザー(HW-M Dual 0.2ohm Head 組み込み済)
- HW-N Dual 0.25ohm Head
- アトマイザー予備パーツ(ストレートガラスチューブ、Oリング一式)
- QC 3.0対応USBケーブル
- ユーザーマニュアル(日本語)
Eleafの製品、アトマイザー製品が付属するものには必ず入っている薄いゴムも入っていますので、アトマイザーが分解しずらい時にはこれを滑り止めとして使うこともできます。
アトマイザーとテクニカルMOD、それぞれに説明書がつきますが、そのどちらにも”Japanese”日本語の項目があり、日本のユーザーにもわかりやすいようになっています。
テクニカルMODの詳細
バッテリー内蔵型テクニカルMOD、iStick NOWOSです。
VWのみのシンプルな機能を搭載、大きな液晶パネルと、USB-Cコネクターを搭載するレギュレーテッド。
パワーモードのみだと、機能が制限されているようにも感じてしまいますが、温度管理を全く使わないユーザーにとっては煩雑な設定項目がなく使いやすいと感じるのではないでしょうか。
4,400mAhの大容量バッテリーを内蔵しながらも、コンパクトで軽量なボディーが特徴と書かれています。
しかし、同様のバッテリー容量を内蔵するテクニカルMODを主軸としたスターターとしては、Eleafは過去にiStick MELO with MELO 4をリリースしています。こちらがスペック的には近いのですが、違いはモード(NOWOSはVWのみ)とUSB-Cを内蔵しているか?ぐらいの違いになります。
サイズ的にも重量的にもNOWOSの方が重くて大きい(分厚い)ので、ルックスを重視しなければ過去の製品をセレクトするというのもまた一つの方法として良いのでは無いでしょうか。
スペック
サイズ | H 83.5×W43×D28mm |
重量 | 150g |
ワット数範囲 | 1.3 – 80W(20Wまでは0.1Wステップ、以降は1Wステップ) |
抵抗値 | 0.1-3.0ohm |
モード | POWER |
スレッド | 510 |
充電ポート | USB-C |
バッテリー | 4400mAh (内蔵) |
保護機能 | ・過充電保護 ・過放電保護 ・過電流保護 ・自動カットオフ(10s) ・ショートサーキット保護 ・充電時温度保護(-5度未満、50度以上) |
メーカー公式サイト | https://www.eleafworld.com/eleaf-istick-nowos/ |
各部の詳細
それではiStick NOWOS テクニカルMODの細部を見ていきましょう。
デザインはシンプルですね。側面にパフボタンが設けられている以外に大きな物理ボタンがないシンプルなフォルムで、曲面を用いたつるんとしたデザインが特徴的です。
前後に配置された大きなパネル部分が美しい仕上がりですが、樹脂素材でできているので、使い込んでいくうちに傷がつきやすいような印象を受けます。丈夫な素材ではないので磨き傷なども心配ですね。
フレーブ部分は中央がえぐられたようなデザインになっていて、持った時にホールドしやすいようになっており、パネル部分が滑りやすい印象なのに対して、持ちやすさを優先させているように感じます。
アトマイザー搭載部分です。510スレッド採用。スプリングコンタクト。コンタクトピンには金メッキ。
26mmサイズまでのアトマイザーに対応。本体の厚みは28mmですが、オーバーハングなしで搭載できるアトマイザーの最大サイズは26mmまでになります。
しかし、アトマイザー搭載部はフラットなので、はみ出すことを気にしなければアトマイザー搭載可能サイズに制約はありません。
側面にはメインボタンであるパフボタンを装備。物理ボタンはこの一つのみです。
そのほかには、これも側面(パフボタンと同じ側の下部)に物理リセットボタンを配置。内蔵バッテリーモデルなので、ソフトウェアのフリーズなどが発生した場合にバッテリーを取り出して強制リセットすることができないために、先の尖ったもので押すことで強制的にリセットすることができるボタンを装備しています。
サブボタンは装備されていないのかというと、物理ボタンは配置されていませんがパネルにタッチセンサー式ボタンを装備しています。
パネルの側面の2つの光っている点がタッチセンサー式サブボタンです。電源ON状態ではサブボタンはロックされているので、パフボタンを3クリックしロックを解除してサブボタンを操作できるようにします。
液晶画面の表示はシンプル。表示項目はバッテリー残量(パーセント表示)、コイル抵抗値、設定ワッテージのみ。また、相当大きく表示されるので、見やすい表示が嬉しいですね。
パフボタンと逆側の側面には充電およびソフトウェアアップデート用の端子を装備。このiStick NOWOS最大の特徴でもあるUSB TYPE-Cコネクターです。
付属のケーブルを接続して充電が可能、クイックチャージ3.0による素早い充電が可能です。
DC5V / 2A、DC9V / 2A、DC12V / 1.5Aの3種類の充電モード
またEleafのサイトや説明書には書かれていませんが電源供給にも対応(充電の逆で、電源を外部に出力する機能)モバイルバッテリーのようにも使うことができます。記事アップ当時はケーブルがなく、実証できていませんでしたが、ケーブルを購入し、実証しましたので追記しました。
VAPEデバイスだけではなく、iPhoneなどのスマートフォンにも電源供給可能。
ちなみに、NOWOSの電源を切っている状態でも電源は供給可能です。
充電中は温度をモニタリング。安全に充電できるように、-5℃未満、50℃以上になると充電がストップする保護機能を搭載しています。
底部にはバッテリーベントホールを搭載。安全性に考慮しています。
アトマイザーの詳細
付属アトマイザーは、カートリッジ式プリメイドコイル交換型のクリアロマイザー、ELLO Duroです。
全く同じアトマイザーは、Eleafの複数製品に採用されており、当サイトでも既に他のスターターキットにてレビュー済みになりますので詳細はそちらをご確認ください。
本項目ではその特徴だけを掻い摘んでお知らせします。
スペック
直径 | 28mm |
高さ | 54mm |
重量 | 57g (実測57.2g) |
リキッド容量 | 6.5ml |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | 専用ワイドボア |
コイル | プリメイド交換式 HW-N head |
エアフロー | ボトムエアーフロー |
リキッドチャージ | トップ |
素材 | ステンレス、ガラス |
メーカー公式サイト | https://www.eleafworld.com/ello-duro/ |
各部の詳細
このELLO Duroは爆煙向けのクリアロマイザーです。
プリメイド交換式の『HW-N head』規格を採用。
用意されているコイルは、マルチコアのメッシュコイルを採用したもので、爆煙に特化したクリアロマイザーになります。
付属のコイルは2つで、そのどちらもが2コアのメッシュコイルになります。
中をのぞいてみるとHW-Mの方がパンチングメッシュ、HW-Nの方が編み込みのメッシュになっていることがわかります。
- HW-M head 0.2Ω 25-60W
- HW-N head 0.25Ω 25-65W
iStick MELO with MELO 4コイルは既存の『HW-M,HW-N』コイルが付属するのですが、よく見てみるとスペックが今までのものより微妙に高抵抗になっているのに気がつきます。
使い方
使い方はシンプルです。というのもVWモードのみの駆動になっているので、設定項目がワッテージしかないため、使い方が非常に簡単です。
- 電源ON/OFF パフボタン5クリック
- ボタンのロック 自動ロック
- ワット数を調整する:
パフボタン3クリックすると、ワット数が点滅して、サブボタンのライトがつくので、サブボタンを押してワット数を設定します。
感想
見た目が良いですね!メタリックカラーのレギュレーテッドとクリアロマイザー、統一感があります。
iStick NOWOSなのですが、既存製品の焼き直しのような製品です。
昔のiStick系(メッキフレーム)のデザインでリリースされていたものをアップデートしたような製品ですね。個人的には筐体の厚みが分厚いのが、ちょっとかさばるかと感じるのですが、付属のアトマイザーぐらいのサイズを載せられるのは、使い手にとっては重宝するのも理解できます。
デュアルバッテリーよりコンパクトで、匹敵する程度のバッテリー容量というのも良い点です。
ELLO Duroは新しい製品ではありませんが、ほぼ同じような製品のバリエーションを無やむに増やすよりは全然良いと思います。
VAPE製品は新商品出し過ぎですよね。多くの製品をレビューしている僕ですらわからなくなります。
しかも、外見がちょっと違うバリエーションが多すぎ。それはそれで消費者のニーズを満たしていれば問題ないのですが、同じコイル規格を採用しているのであればそこまでバリエーション必要かな?と僕は思ってしまいます。
そして、新しいプリメイドコイルですが使ってみると味のさはあまり感じないのですが、粘度低めのリキッドを入れても漏れなくなったように感じます。
それでいて粘度高めのリキッドを入れても供給が追いつかなくなることもないので、地味に最適化されているな、と感じる部分ですね。
まとめ
iStick NOWOSの機能はシンプル。そして新たなコネクタ規格USB TYPE-Cを採用していることが特徴。
クイックチャージの恩恵ですが、充電中に他のテクニカルMODを使ってしまう僕はあまり感じませんが、NOWOS一台で済ませたいユーザーにとっては、充電が早いのはありがたいのではないでしょうか?
VWモードしか搭載されていないのですが、普段ワッテージでしか使わないユーザーも多く、そこまで問題だとは感じませんし、小さな液晶表示が見にくい人にとって、この表示の大きさは重宝するのではないでしょうか。
低抵抗コイルでガシガシ使ってもバッテリー容量に余裕があり、なおかつチャージも早いというユーザーの使い方を想定した商品。この使い方がマッチする人にとっては重宝すること間違いなしなのではないでしょうか。
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