HQDのVAPEスターターキット、Comma「コンマ」のレビューです。
PODタイプのデバイスがはやっているけど人と同じは嫌 ちょっと変わり者のあなたへ。まだ誰も使っていないレアグッズはどうですか?キュートなルックスに液晶ディスプレイを搭載した手のひらサイズのPODデバイスです。
このスターターキットの特徴
- 個性的なデザインの可愛らしいボディ
- オートスイッチのスイッチレス機構
- 手軽に使えるPODタイプのアトマイザー
- モノクロ液晶ディスプレイ搭載
最大の特徴はデザイン、曲線を活かした可愛らしいデザインの小型デバイスです。
しかし、結論から言いうと、このCOMMAよりも小さくて性能の良いPODデバイスがあります。
それでは詳細を見ていきます。
商品提供:VapeSourcing
詳細
中国深センの振興VAPEデバイスメーカーShenzhen HQDがリリースするPODタイプのデバイスがCOMMA-500-25です。
スペック
サイズ | H 74×W57×D12mm |
重量 | 81g |
出力モード | 直接出力 3.2-4.2V (7-12W) |
リキッド容量 | 2ml |
リキッドチャージ | Podボトムフィル |
エアフロー | ボトムエアフロー(調整不可) |
コイル | POD内臓 1.4Ω |
充電ポート | microUSB(DC 5V/1A) |
バッテリー | 380mAh |
保護機能 | ・短絡保護 ・バッテリー低電圧保護 ・自動カットオフ(10秒) |
パッケージ・内容品
パッケージはシンプルなデザインです。海外の食料品みたいなイメージです。
背面にはキット内容や注意書きなどの製品情報とともにセキュリティーコード入りステッカー。
偽造品対策ですね。HQD公式WEBサイトで登録を確認できます。
内容品一覧
- HQD Commaスターターキット本体
- 充電用microUSBケーブル
- ユーザーマニュアル(英語)
- 注意書き
- クオリティーチェックカード
COMMA本体とPODアトマイザーが一つづつ入っています。
PODのスペアは入っていないので、購入するときは予備も一緒に買ったほうが良いですね。
他にはマニュアルなどの書類が入っています。
バッテリー部の詳細
このCOMMA最大の特徴はデザインです。
スペック的にはこのCOMMAよりも小型なデバイスに劣ります。
しかし、ユニークなデザインは他に類を見ません。
涙型のような特徴的なデザインです。
ボディーのペイントはラバーコーティングのようにマットな質感です。
触ってみると、つるつるではなく、少し抵抗感がありすべすべした感触です。
しかし、すぐに剥がれてしまいそうな感じはありません。
しっかりしたペイントに感じます。
このCOMMAはスイッチが一切ないデバイス、黒い円形のパーツはスイッチではありません。
このパーツは液晶画面、POD型のコンパクトなデバイスには珍しいモノクロディスプレイを搭載しています。
このディスプレイにはバッテリー残量やパフ回数、パフ時間などの情報が表示刺されます。
背面にはCOMMAの文字が入っています。
充電用のmicroUSB端子は本体下部にあるので、本体を寝かせて充電します。
PODアトマイザーの詳細
そしてPODは流線型のような独特のフォルム。曲線デザインで、咥え心地が良さそうです。
PODと本体はマグネットでくっついていて、引っ張れば簡単に取り外しできます。
本体にはPODに電気を供給する端子と、吸い込み(負圧)を感知するスイッチパーツがあります。
POD型のアトマイザー。このCOMMA専用のPODです。
リキッドを貯めることができるタンク部分と、リキッドを気化させるコイルが一体化したカートリッジ型のアトマイザーです。
マイナーなデバイスだと日本国内での購入が困難。
このCOMMAも現状だとあまりメジャーではなく、ショッピングサイトを検索しても1件もヒットしないので、日本国内ではPODの入手が難しい状況です。
そのため、本体と同じく海外から通販する必要があります。
- コイル交換の手間いらずのPODタイプ
- 逆にコイル単体での交換ができないので、ランニングコストがかさむ
PODタイプはコイル交換の手間がいらないので、リキッドで手が汚れるなどの面倒な作業を必要としません。
手軽に使える半面、コイルパーツのみの交換ができません。
そのため、寿命が来たらPODごと交換する必要があり、一般的にコイル単体よりもPODのほうが高いのでお金がかかるデメリットがあります。
PODの構造を見てみると、ボトムエアフローであることがわかります。
PODの下のエアホールからコイルに空気を取り込みます。
このエアホールには調整部分がないので、ドロー(吸い込みの強さ)は変更できません。
ただし、デメリットもあります。
それは、コイルの下にエアフローホール(穴)が空いているので、物理的にリキッド漏れが完全には防げないということです。
ただし、1週間使ってみましたが漏れるどころか、結露すらないので漏れに強い設計と言えます!
リキッドの容量は2mlです。PODの大きさに対して容量が少なく感じますが、これは欧州の規制TPDに対応するためです。グローバルに販売する商品なので、それに合わせた設計です。
そしてコイルの抵抗値は1.4Ωの高抵抗コイルです。少ないバッテリー容量でも長時間使えるように。そして、ドローの重いタバコのような吸い方を想定しています。
POD底のゴム栓を外してユニコーンボトルなど先の尖った容器でリキッドチャージします。
スポイトボトルなど先の太いボトルでは直接リキッドチャージするのは難しいですね、、、
使い方
COMMAを実際に使ってみます。まずは本体の充電からです。
本体のmicroUSB端子から充電します。
モノクロディスプレイにバッテリー状態が表示されるので、充電状態が一目瞭然でLEDよりもわかりやすいです。
次にPODにリキッドを注ぎます。
PODには輸送中の通電防止ステッカーが張ってあるのではがしてから使います。
PODのゴムキャップを外してリキッドを注ぎます。
- リキッドチャージ後5~8分放置します
- ベストはVG70/PG30のリキッド
同梱されている注意書きに書いてあるように、リキッドチャージの後はPOD内のコットンにリキッドが浸透するまでしばらく放置してから使います。
その前に使ってしまうと、コットンが焦げてPODごと交換が必要になってしまいます。
また、VG比率があまり低いと漏れが発生してしまうとのことです。
VG60/PG40以下だと漏れる可能性があるとの記載があります。
操作
スイッチは一切ありません。
どうやって使うのかと言えば、吸口を咥えて吸い込むだけで自動でスイッチが入ってミストが発生します。
吹き戻しの誤動作について
吸い込むのではなく、逆に息を強く吹き込んでしまうとスイッチが入りっぱなしになってしまう誤動作が発生してしまいます。
これを「吹き戻し」と言います。
ただし、誤動作しても10秒後には自動で電源がオフになります(自動カットオフ)
また、強制的にPODを外せば電源は入ったまま(パフしたまま)ですが、リキッドを消費することはありません。
誤って息を吹きこんだり、不意に吹いてしまって吹き戻しが発生してしまった場合には焦らずにPodを取り外し、その後再度Podを取り付ければ問題ありません。
PODの分解とコイル再構築(ビルド)
メーカー非推奨 PODを分解して中のコイルとウィックを「コイル再構築(ビルド)」可能か見ていきます。
利便性重視のPODデバイスで、中のコイルを巻き直したり、コットンを交換するのは本末転倒です。
しかし、VAPE愛好家の中にはその行為自体を「趣味」として楽しむ方もいらっしゃいます。
- コイルを巻き直すことでコイル購入費を浮かせられる金銭面のメリット
- 自分好みの味の追求
- 趣味的な要素
- ショートなどの危険性は自己責任
ここでは可能かどうかの構造を分解しながら見ていきます。
まず、コイル部分を取り出すにはPOD底の一部を先端の尖ったツールなどで引っ張り上げてやります。
ここで注意なのがここです。
コイルのワイヤーが電力を伝えるための端子に挟まっています。
この部品ははまっているだけなので、コイル側から押してやれば簡単に外すことができます。
2つの金属部品を外してから分解を続けます。このパーツはかなり小さいので、なくさないように注意。無くしてしまうと代わりの部品はないのでビルドできなくなります。
コイルビルド後はコイルレッグをこのパーツで挟み込むだけ。
最近リリースされるPOD型デバイスによく採用されている構造です。
構造はこの様になっていて、コイル再構築(ビルド)は可能です。
- コイルをマウントするゴムパーツ
- ボトムにはさらに漏れをふせぐゴムパーツ
- 固定のためのプラパーツ
- 端子用金属パーツ
ただ、タンクからのリキッドを供給する部分に、シート状のウィックが使われていて漏れを塞いでいるのでこのシートを切り出すのが大変そうです。
ただ、このシートなしで戻しても漏れることはなかったので大丈夫そうです。
接着剤などで固定されている部分はありませんでした。
ゴムパーツではまっている部分が多いので、コイルビルドに慣れたユーザーであれば簡単にできると思います。
ただ、超簡単!ではないのでそれなりの熟練が必要です。
感想
普通に使えます!!
当たり前ですが、新興メーカーの商品だと不安もあると思います。
しかし、ごくごく普通に機能します。
ただ、オートスイッチの感度があまり良くないと感じます。
吸わないと反応しないこともあります。
味はと言うと可もなく不可もなくです。
味が出ないでもなく、とりわけおいしくもありません。ごくごく標準的なPOD型デバイスの味です。
ドローも中途半端で、MTLにしては軽く、DLするには重すぎます。
味的にも普通という感想です。
良いところは漏れどころか結露すらしないということ。
ボトムエアフローなので、残ったミストが結露してPODの底についてしまいそうですが全くありません。
これはオートスイッチの感度が良くないので、吸い終わり付近はスイッチがオフになっているのかもしれませんし、エアフローホールが小さかったり、はたまたコイルの設計が良いのかはさだかではありません。
これに関しては素晴らしいと思います。
まとめ
バッテリー容量などのスペックがほぼ同じでよりコンパクトなデバイスが既にリリースされています。
それがこの人気商品です。
- 価格が安い!
- 重量が軽い(COMMAの1/4)
- サイズが小さい(COMMAの1/3)
- バッテリー容量やリキッド容量はほぼ同じ
- COMMAよりおいしい
- ヒット商品なので消耗品のPODが日本の大手通販サイトでも手に入る
人気もそのはず、このデバイスはCOMMAよりも優れた点が多くあります。
正直ここまでの性能差があります。
それでも、このCOMMAを選ぶ理由は2つしかありません。
それはユニークなデザインとモノクロ液晶ディスプレイです。
この特徴に魅力を感じたのならば、デメリットを承知で海外から購入するしかないでしょう!
そんなちょっぴり変わり者のあなたは是非チェックしてみてくださいませ!
通販はこちらから!
→ HQD Comma Kit All-in-one Pod System Starter Kit 40W 380mAh 2ml [Vape Sourcing]
※当ブログオリジナルクーポンコードVC10でいつでも5%オフで購入可能です。
コメント