Joyetech「ジョイテック」のVAPEスターターキット、ESPION Solo with ProCore Air「エスピオン ソロ ウィズ プロコア エアー」のレビューです。
10周年を迎えたJoyetechがリリースする、記念モデルがこのESPION Solo with ProCore Airスターターキットです。先進的なタッチスクリーン搭載、21700バッテリーを使用するESPION SoloテクニカルMODと、ProCoreクリアロマイザーのセットです。
それでは詳細をレビューしていきます。
商品提供:VapeSourcing
詳細
デザインはシリーズであるデュアルバッテリーのESPION MODと同様のデザインを踏襲しており、サイドに配置されたフィンのようなデザインが、クラシカルな印象も受ける独特のテイストです。
応答性の高いタッチスクリーンを備え、21700バッテリーを内臓可能(18650バッテリーも使用可能)です。
18650シングルMODに比べ、バッテリー自体が大きく、重量もある21700バッテリーを内臓するため、サイズ感は大きくなってしまうのは致し方ないものの、片手に収まるサイジングと、容量にしては軽量に感じるボティーです。
パッケージ・内容品
写真を用いたわかりやすいデザインです。パッケージにはバッテリーが付属することがステッカーによってわかるようになっています。(バッテリーが付属しないモデルも展開されています)
背面には内容物などのインフォメーションとともに、製品が偽造されるのを防止するために、スクラッチ式のセキュリティーコードがプリントされたスッテカーが貼られています。
内容品一覧
- ESPION Solo テクニカルMOD
- ProCore Air クリアロマイザー
- AVB 21700 battery (optional)
- ProCA (0.4ohm) head プリメイドコイル *2
- 18650 battery sleeve
- microUSBケーブル
- 書類(マニュアル、ワランティーカード、ワーニングカード)
- アトマイザースペアパーツ
提供品は空輸にて輸送を行うために、バッテリーが抜かれた状態で到着しましたが、実際のキットにはバッテリーが付属します。付属のバッテリーはAVB 21700 batteryとなり、iStickPico21700に付属のバッテリーと同じものが付属します。
マニュアルにはどちらも日本語で書かれています。直訳風の文体で多少違和感があるものの、日本人にもわかりやすいような配慮がされています。
ProCore Air クリアロマイザーの詳細
キット付属のアトマイザーはProCore Airです。名前の通りJoyetecg ProCシリーズのコイルを使用するクリアロマイザーで、コイルが共通であるProCore Aries ,ProCore Motor,ProCore Xと互換性があります。要はデザインと一部の仕様が異なる兄弟機。
スペック
直径 | 25mm |
高さ | 56mm |
重量 | 63.4g(実測) |
リキッド容量 | 4.5ml |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | 専用 |
コイル | プリメイド交換式 バリエーション
|
エアフロー | ボトムエアーフロー |
リキッドチャージ | トップ |
素材 | ステンレス、ガラス |
Joyetech公式サイトより
分解
写真のように左から ドリップチップ / タンク / コイル / ベース に分解できます。
ドリップチップ
この製品が他のProCoreアトマイザーと大きく違うのは、ドリップチップが被せタイプではなく、着脱可能なタイプへと変更されている点。
2種類の素材の異なるドリップチップが付属します。このドリップチップは汎用品ではなく専用品となるため、市販の汎用品へ交換することはできません。
トップフィル
スライド式トップキャップを三角印の通りスライドさせてリキッドチャージホールを開くことができます。パーツを外すことなく簡単にリキッドチャージができます。スライドキャップが全開と全閉のポイントではボールで固定されるので、不意に開きづらくなっています。
タンク
コイルを交換する場合には、タンクに多少残量があっても逆さまにしてチムニーより水位が低ければ外すことができます。リキッド残量が多い場合には減らす必要あり。
タンクはガラスチューブと金属パーツ、2ピースで構成されています。
エアフロー
ボトムエアフロー採用。コイルの下から空気を導入します。エアホール周囲にはエアフローリングでドローを全開から全閉まで無段階で調整できます。コイルの下から空気を取り込むことで効率的にコイルを冷却するとともに、空気の流れに沿ってミストを口まで導入できるので、味に定評があるエアフロー構造です。
ポジティブピン
ポジティブピンはクリアロマイザーによく採用されているはめ込み式に一手間を加え、ベースを使用して圧入することで、ピンの脱落を防いだ安全性とピンの紛失などに考慮した構造。ポジティブピンの調整はできません。
プリメイドコイル
付属のコイルはアトマイザーに組み込まれているものと、予備のもの2つ、同じものが付属します。
- ProCA 0.4ohm DL 55-65W (DL ダイレクトラング 直肺吸い用)
0.4ohmと抵抗値がそれなりに低いダイレクトラング用のコイル。ワイヤーはスペースド・バーチカルのコイルとして設置されています。
ESPION SOLO テクニカルMODの詳細
ESPION SOLOは21700バッテリーをシングルで使用するテクニカルMOD。その他のスペックはJoyetech他機種と同様のスペックで、共通の基板、ファームウエアを用いたものと思われます。
特徴としてはタッチスクリーンを操作に用いていること。その他にはメインボタンとファンクションボタンを備えています。
サイズ感としては18650シングルMODよりも大き鋳物の、重量は110g程度と抑えられており、携帯性では多少劣るものの、嵩張る印象はなく、21700バッテリーの大容量バッテリーをコンパクトに持ち運べるテクニカルMODとしては十分コンパクトであるという印象です。
スペック
サイズ | H 81×L39.5×D25.5mm |
重量 | 109.3 g(実測値) |
ワット数範囲 | 1 – 80W |
最大電流 | 30A |
温度範囲 | 200 – 600F/ 100 – 315℃ |
抵抗値 | 0.1-3.5ohm(VW /バイパス/スマートモード) 0.05-1.5ohm(TCモード) |
モード | VW/RTC/Bypass/温度-Ti系/温度-Ni系/温度-SS / TCR(M1、M2、M3) |
スレッド | 510(スプリングコンタクト) |
充電ポート | microUSB (DC5V2A 急速充電対応) |
バッテリー | 21700 / 18650 シングル |
保護機能 | ・バッテリー逆挿し保護 ・過充電、過電流および過放電のバッテリ保護 |
Joyetech公式サイトより
アトマイザー取り付け部
アトマイザー取り付け部分は510スレッドを採用。MODの厚みが25.5mmで、この大きさまでの直系のアトマイザーをはみ出さずに搭載できます。
スプリング式コンタクトにより、510スレッドの長さが4.0mm〜5.5mmに対応しています。
ボタンとタッチパネルディスプレイ
操作には2つの物理ボタンとタッチスクリーンを使用します。大きく押しやすいぱふボタンには「10th ANNIVERSARY LIMITED EDITION」のプリント。
1.3インチのOLEDタッチスクリーンを搭載 画面をスワイプするだけで、自由にモードや表示、およびセッティングなどを設定できます。
画面はパフボタンをクリックするたびに自動的にロックされます。Fnctionボタン1回クリックすると、ロックが解除され、2回クリックすると、画面をオン/オフすることができます。
バッテリーベントホール
安全性に配慮し、底部にはバッテリーベントホールを備えています。
バッテリー収納部
バッテリー収納部のカバーは取り外し可能。固定は4つのマグネットを採用し、簡単に着脱可能です。
収納部内部はバッテリーシュリンク破れにも配慮し、プラスチック素材を用いています。バッテリー収納方向間違えが起こりづらいように大きく収納方向が書いてあります。
使い方
ESPION Solo MODは21700シングルバッテリーMOD。このサイズのバッテリーを一本用意する必要があります。付属キットの場合は付属のものを使用します。提供品は空輸につき、バッテリーが省かれていたため、別途バッテリーを用意しました。
また、キットにはシリコン製の18650バッテリーアダプターも付属するため、18650バッテリーも使用可能。将来的に21700バッテリーに移行予定ながら手持ちは18650のみという既存のVAPEユーザーにも対応しています。
内臓バッテリーの充電は本体でも可能。USB電源に接続したmicroUSBケーブルを本体端子に接続して充電します。電源はDC5V。2Aまでの電流に対応し、クイックチャージが可能です。
MODとバッテリーの準備が終わったらアトマイザーの準備を行います。倒れないようにMODに取り付けたのち、トップカバーをスライドさせてリキッドをチャージします。リキッドチャージ後はコイル内のコットンにリキッドが浸透するまでしばらく放置したのち使用を開始します。
操作
以下には主な使用方法を製品マニュアルの記載に基づいて記載します。
- 電源のOn/Off … パフボタンを5回押す(5クリック)
- 表示のオン/オフ…電源ON時にFnボタンを2クリックして、画面の表示がオン/オフになります。
- ボタンロック/アンロック…電源ON時にFnctionボタンを押してロックを解除します。
後の操作はタッチパネル式のディスプレイを操作して設定を行います。
横にスワイプしてメニュー間を移動し、インフォメーションや設定メニューなどを閲覧できます。如何にマニュアルから抜粋した設定方法を記載します。
このESPION Soloは1.3インチのタッチスクリーンが装備されている。設備を起動する時に、右へスクリーンをスライドし、急速にモジュール状態をチェックすることができる。
メニューシステム:左へスクリーンをスライドし、メインメニューにアクセスすることができる。アイコンをクリックして、対応するサブメニューに入ることができる。その後、洗濯したモードを切り替えることができ、バッテリーとモジュール情報をチェックし、設定を変更する。設定メニューでは、コイルヘッドをロックして、出力電力を調整し、サブパラメーターを設定し(吸込み回数/時間/電流)、時計を設定し、予熱をオンにし、そしてタイム愛とを設定することができる。
出力調整:電源モードでは、上/下矢印をクリックして直接にワット数を調整できる。TC/RTCモードでは、左へスクリーンをスライドする。設定アイコンをクリックし、そして電源オプションをクリックする。その後、上/下矢印をクリックして自由に出力を調整することができる。
感想とまとめ
21700バッテリー仕様のスリムなテクニカルMODをメインにしたスターターキット!
これまで主流であった18650から、徐々に21700バッテリーへとメインが移り変わりつつある過渡期であり、この機種の他にも各社から対応機材がリリースされています。その中で本機は、「できる限りスリムに!Joyetechの基本機能搭載で、PCでのファームウエアアップデートも可能!もちろんコスパも良い!」というもので、卒なく仕上がっている印象です。
高さを抑えるコンセプトなのがiStick Pico 21700だとしたら、このESPION Soloはスリムさを獲得するために高さは犠牲にしたもので、それぞれ利点があり、好みで選べるバリエーションでもあります。
18650バッテリーよりも大容量とスペックが高く、特に付属のProCore Airアトマイザーのように、低抵抗のダイレクトラングユースにおいては、18650デュアルとシングル中間のサイズ感とスペックから使い勝手と携帯性に優れたキットとして重宝するでしょう。
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