Vandy Vape 「バンディーベイプ」のメカニカルスコンカーMOD、Pulse BF Box Mod「パルス ビーエフ」のレビューです。
昨年末ぐらいから徐々に人気に火がついたメカニカルスコンカー、通称メカスコ プラスコ。
3Dプリンターで作られた軽量・コンパクト・デザイン性に優れた本体。
制御基板を搭載しないシンプルな構造から、様々な個人ビルダーが製品をリリースし、中には入手困難なことからプレミアム価格で取引されるモデルも!
基本的に個人レベルの作成者が手がけた少量生産品のため、元々の価格も高額な製品でしたが、最近になりmade in CHINAのVAPEデバイスメーカーもこのブームにターゲットを絞ったコストパフォーマンスに優れた製品をリリースしています。
今回の製品もその流れに乗った製品。早速レビューしてきます。
?経験・知識が必要な上級者向け製品です!!
メカニカルMODは保護回路など一切ない、バッテリーの電気を通電させるためだけの筒です。初心者が知識なく扱うと大変危険です。
最初から使用を控えてください、とは言いませんが、ある程度の知識と経験が必要な製品です。
そして、ビルドの際にはオームメーターもしくはテクニカルMODが必ず必要です。
その為、暫くテクニカルMODのスターターでVAPEを楽しみ、理解してからはじめるのが良いと思います。
商品提供:VapeSourcing
Vandy Vape PULSE BF BOX MOD のパッケージと付属品
水色大好き。Vandy Vapeと言えば水色のパッケージですよ!
側面にはシリアルナンバーとともに、製品登録状況を確認できるQRコード入り。
ですが、相変わらずスキャンしてもエラーが出るだけで、このQRコードは意味があるのでしょうか… そして、公式サイト(http://www.vandyvape.com/)下部にもSecurity Code入力欄があるので入力して見ましたが、同様にエラーが表示されます。本当に意味ないですね。
内容品一覧
- Vandy Vape Pulse BF メカニカルBOX MOD
- BFボトル
- 18650 バッテリーアダプター
マニュアルは英語で記載されています。
Vandy Vape / PULSE BF BOX MOD の詳細
多くのVAPEアトマイザー製品をリリースする中国メーカー Vandy VapeからメカニカルスコンカーBOX MODがリリースされました。それがこのPULSE BF BOX MODです。
主にアトマイザーをラインナップするメーカーで、現在展開されているMODはこの製品のみ。制御基板を持たないシンプルな機構なので、開発環境を持たないメーカーでも参入しやすいのかもしれません。
本体の素材は耐熱性を備えたABS樹脂とナイロンで構成されており、多くの高額なメカスコに用いられる素材とは異なっています。
ロック機構搭載で持ち運び時にも安心!そして、スレッド部分のコンタクトもスプリングコンタクトになっています。対応バッテリーは20700となっており、流通量が多く、VAPEユーザーに馴染みがある18650もアダプターを介して使用することができます。
PULSE BF BOX MODのスペック
サイズ | H 77×W50×D27mm |
重量 | 81.5g(実測) ※本体とBFボトルの重量 |
最大対応電流 | 40A |
スレッド | 510(スプリングコンタクト) |
バッテリー | 20700/18650 |
BFボトル容量 | 8ml シリコンボトル |
ロック機構 | ○ |
素材 | ナイロン ABS樹脂(高い耐熱性) |
Vandy Vape公式サイトより
PULSE BF BOX MOD の外見とデザイン
シンプルなエクステリアデザイン。プラスコ、メカスコと呼ばれる製品の流れを踏襲したデザインです。
製品側面にはVANDY VAPEのロゴ文字が入っています。そこ面にはリサイクルマークなど必要な情報が入っています。
前面パネルには”pulse”のロゴ文字が入ります。
説明書にTony Bと共同で設計されたと記載があるのを表すように、パネル背面には”a Tony B PRoject”の記載が入っています。
PULSE BF BOX MODを持ってみる
アトマイザーとバッテリーを収納して手に持ってみると、コンパクトだとは感じますが、20700サイズのバッテリー対応で、ボトルサイズも8mlと実用性を重視しているせいもありますが、「超コンパクト!」とは感じません。そして、重さも容積に対して「軽い!」とは感じないのはおそらくスレッドやスイッチ周りがしっかりと作られているからでしょう。
PULSE BF BOX MOD のアトマイザー取り付け部
アトマイザー取り付け部は510スレッドを採用。当然ボトムフィーダーMODなので、ボトルからアトマイザーにリキッドを供給するために、コンタクトピンにはリキッドが通るための穴が空いています。
また、アトマイザーの510スレッドの長さとポジティブピンの長さを吸収できるスプリング式コンタクを採用しています。
PULSE BF BOX MOD のボタン類
ボタンは通電させるためのメインスイッチが一つ。円形で縁取りのあるメッキパーツが用いられています。押した感覚は程よいスプリングの具合で良い感触です。大きく押しやすいパフボタンです。
PULSE BF BOX MODのパネル
パネルはマグネット式で、両面のパネルが簡単に着脱可能になっています。VandyVape純正パーツとして、色違いの交換用パネルが別売りされているため、交換して使うこともできますし、DIY派は自作で作ってみるのも面白そうですが、中々に複雑な形状なので骨が折れそうです。
PULSE BF BOX MODの内部構造
パネルを外して中を見ルト、中にはバッテリーとBFボトルを収納できることがわかります。これらのサイズを考えると、内容物ギリギリサイズで、メカニカルスコンカーの良さである「コンパクト」さを追求していることがわかります。
メカニカルMODなので保護回路や制御基板は搭載されていません。バッテリーの電流を直接アトマイザーに伝える回路のみで構成されています。
バッテリー収納部には入れる方向が書いてあ流ので間違えないように収納します。
PULSE BF BOX MODのロック機構
MOD内部にはロックスイッチが備えられ、物理的に電気回路を切断する安全装置を搭載しています。
写真のようにON/OFFが可能で、持ち歩き時などに便利な安全装置ですが、不慮の事故を防ぐために、持ち運び時にはバッテリーを取り出すのだ最も安心できるでしょう。
安全装置固定スクリューとバネ、そしてBFボトル接続ピンは予備が付属します。
PULSE BF BOX MODのシリコンボトル
付属のBFボトルはシリコン製。高級機種にも採用される利便性が高く、扱いやすい素材でできており、柔らかく、リキッドを送り出しやすいものを採用しています。
高額なSUNBOXのCappyと比べても、柔らかさに遜色なく、キャップ部分には金属が使われており、実用的に全く問題なさそうです。
当然分解可能で、完全洗浄も簡単です。残念なのは消耗品とも言えるチューブ部分の呼びが付属しないこと。取り付け部分が緩くなってしまった時には別途用意する必要がありそうです。
Vandy Vape /PULSE BF BOX MOD の使い方
まず、ビルドが完了したアトマイザーを取り付けます。オームメーターやテクニカルMODにて抵抗値が適正であり、短絡が発生していないことを事前に計測しておきます。
今回は同メーカーのアトマイザー、MESH RDAをシングルコイルビルドで搭載しています。
次にバッテリーを収納します。基本20700バッテリーを用意するのが良いでしょう。18650バッテリーを使用するのであれば、もっとコンパクトなマスプロのメカスコを検討しても良いかもしれません。
収納部はバッテリーギリギリのサイズで収納が多少大変に感じます。そして電気を伝える銅版が露出していることもあり、バッテリーのシュリンクを傷つけないよう注意します。もちろん、事故防止のために事前にバッテリーシュリンクに破れがないか、収納の都度確認が必要です。
次にボトルにリキッドを注いでいきます。蓋を開けずにチューブ部分から注ぐ方法もありますが、筆者は普通に外して蓋を開けてチャージしています。
ボトルを収納し、チューブをつないだら、ロックを解除して使用します。
Vandy Vape /PULSE BF BOX MOD にアトマイザーを載せてみました
厚みが27mmなのでこのサイズのアトマイザーまでははみ出さずに搭載できそうですが、実際にはエッジがラウンドしているので、25mmサイズがギリギリの印象です。気にしなければこのサイズを超えるアトマイザーももちろん搭載できます。
Vandy Vape / PULSE BF BOX MOD のまとめ
コスパの良いメカスコンカーBOX MOD。
個人制作でレア度が高く、プレミアム価格で取引されていた製品が気軽に体験できる製品。
だだし、冷静にスペックを見てみると20700バッテリーに対応していることもあり、サイズ・重量共に、バッテリーサイズこそ違えど保護回路内蔵のセミメカBF MOD、Pico Squeezeに劣っているため、軽量コンパクトを求めるのであれば違う選択肢も見えるのかな?と思います。
個人的にメカスコはハズしのオシャレを楽しめる人が、ファッション的に使う「軽量・コンパクト・カッコいい!」が魅力のアイテムだと思っているため、筆者の琴線に触れることはありませんでした。
しかし、物理ロックやスプリングコンタクトの510スレッドなどの機構を備え、やシリコンボトルの利便性を備えながら、コストパフォーマンスの良さを実現しており、メカニカルのBOXタイプボトムフィーダーを体験したい人の入門機として。そして、DIY派のカスタムベースとして検討しても良いのではないでしょうか。
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