SAROME TOKYOのVAPEスターターキット、Vape-1のレビューです。
国産のライターなど喫煙具を扱うサロメから、VAPE・電子たばこデバイスがリリースされました。VAPE-1とネーミングされたスターターキットは、VAPEリキッドでミストを楽しむことができ、なおかつJTのプルームテックのタバコカプセルに対応しています。
それでは詳細をレビューしていきます。
商品提供:ベプログshop
SAROME TOKYO Vape-1 のパッケージと内容品
上品な化粧箱の中に、さらにプラスッチックのハードケースに付属品が全て入っています。
内容品一覧
- Vape-1 スターターキット本体
- プルームテック対応ドリップチップ
- コイルユニット (1.1Ω) × 2
- 充電用USBケーブル
- キッド ( メンソール : 10ml )
- 取扱説明書
説明書も含め、全て日本語が用いられており、日本語にも不自然さがないため。初心者に親切で、これからVAPEを始める人にもわかりやすくなっています。そして、保証書も付属するため、3ヶ月と期間は短いながらも、保証を受けることもできます。
SAROME TOKYO Vape-1 の詳細
操作はボタンひとつなので初心者でも簡単です。
アトマイザー・バッテリー一体型で”液漏れに強い”スリムでコンパクトなペンタイプなので邪魔にならず持ち運びもしやすく場所を取りません。
独自開発のドリップチップを使用しており、液跳ねせず、プルームテックたばこカプセルが装着可能です。
独自開発の液跳ね防止機構/510規格/プルームテックたばこカプセル装着可能
SAROME TOKYO/Vape-1のスペック
サイズ | H 133×W14×D14mm |
重量 | – |
最大出力 | 10W |
リキッド容量 | 2ml |
リキッドチャージ | ボトムフィル |
エアフロー | トップエアーフロー(固定) |
コイル | 1.1ohm カートリッジ式 |
充電ポート | USB |
バッテリー | 650mAh(内蔵バッテリー) |
保護機能 | ・自動カットオフ(10秒) ・短絡保護 ・低電圧保護 |
公式サイトや説明書には記載はありませんが、構造や仕様、プリメイドコイルがIC headなことから、本機はEleaf iCare 140の同等品だと思われます。
iCare140については既に詳しくレビューを行なっています。
付属品に違いはあり、本体に専用のプリントが入る相違点がありながらも、本体構造は共通で、OEMの別注バージョンでしょう。
Vape-1を持ってみました
直径14mmのスリムな本体は、若干太めのペンぐらいの感覚で手の中の収まりが良いと感じます。全長が13cmオーバーと若干長いので、ズボンのポケットへの収まりは悪く感じますが、携帯性が犠牲になっているとは感じません。
バッテリー部分
本体中央部には電源ON/OFFやミスト発生する際に押す為の、メインボタン・パフボタンが設置されています。ボタン自体は樹脂製で、ザラザラとした質感になっています。背面にはLEDインジケーターが仕込まれており、電源ON/OFFやパフ時には周辺か光るようになっています。
ボタンの側面には内蔵バッテリー充電用のmicroUSB端子が配置されています。
そして本体下部には「SATOME TOKYO」のプリントが入り、通常のモデルとの差別化が図られています。
アトマイザー部分を分解してみました
オールインワンタイプなのでアトマイザー部分はセパレートしませんが、リキッドチャージ部分。コイル部分は分解可能です。
写真左から、ドリップチップ/トップキャップ/コイル/本体 になっています。
ドリップチップはプルームテック対応
ドリップチップが通常iCare140と大きく異なります。独特の形状と全長の長さ。
これはJTのPloomTech専用タバコカプセルに対応していることからこの形状になっています。
ドリップチップ部分は510規格が用いられていて、汎用品に交換して使うこともできます。
ドリップチップ側面には両側に2つ、追加のエアホールが用いられており、ドリップチップから2次エアーを取り込むデザインになっています。
その下にはコイルにエアーを取り込む為のエアフローホールが設置されており、このホールから取り込まれたエアーでコイルを冷却してミストを発生させ、それを吸引する形になりますが、ドリップチップ部分からエアーを取り込むと、以下のような効果があると思われます。
- ドローを軽くする(空気の取り込み量が増える為)
- ミスト量が多くなる(混合気中の空気割合が増える為)
- 味が薄くなる
ドローを軽くし、エアーを多く吸引することで、タバコカプセルから取り込むニコチン量を増やす意図があるのかもしれませんが、その真意はわかりません。
内部はタバコカプセルを収納できるよう、筒状になっており、よく見てみると貫通しておりません。複雑な構造になっており、スピットバックを防ぐ機構を採用しています。味よりスピットバック防止を優先していますね。
そして、タバコカプセルを取り付けてみました。かなりきつめで、着脱時に外れずにクリアランスが適切でないと感じます。不意に堕落しないとも言えます。
マウスピースカバーが付属します
日本製品らしい心遣いというか、気になる人は少なからずいるであろう、マウスピースのカバーが付属します。恐らくシリコン製のペラっとしたものですが、付属しないよりは全然ましです。ただし、長期使用には耐えられなさそうな強度に感じます。
トップエアフロー構造
マウスピースの項目でも触れましたが、本機はトップエアフロー構造(コイル上部からエアーを取り込む構造)になっています。ただし、取り込まれた空気はコイル筐体内を通り、コイル下まで導かれる為、厳密にはボトムエアフローとも言えます。
トップエアフロー構造の大きなメリットは「リキッド漏れが発生しづらい」ということ。コイルの下にエアフローがある場合には、コイル内のコットンに過剰にリキッドが染み込んだ場合は下から出てしまいますが、トップフローの場合、漏れる箇所がありませんので漏れることはありません。ただし、過剰供給が起きた場合にはコイル内にリキッドがずっと残る為、「ジュルり」につながります。一長一短です。
リキッドタンク部分
タンク部分にリキッドを注ぐ際や、コイル交換の際にはトップキャップを外します。トップキャップ部分はスレッドで本体に接続しているので、回して取り外しを行います。
チムニーとトップキャップが一体化したものを外すと、タンクにアクセスできます。
タンクにリキッドを注ぐ場合は、コイル分の容積がある為、ガラスタンクにラインが引かれている部分が上限になります。これ以上注いでしまうとコイル・トップキャップを取り付けた際にリキッドが溢れてしまいます。
タンク部分の透明なパーツはガラス製。落とすと割れるデメリットがある反面、メンソールや柑橘系リキッドなど、プラスチック攻撃性の強いリキッドでも気にせず使えるメリットがあります。
ただし、このタンク、ガラスチューブは単体で交換ができない為、落として破損してしまうなどすると、本体ごと交換になってしまう為、取り扱いには十分な注意が必要です。
SAROME TOKYO Vape-1 の使い方
本機を使用する前にはまず本体バッテリーの充電を行います。1A電源に接続したmicroUSBケーブルを本体端子に接続、充電します。なお、2Aクックチャージには対応していません。
そしてコンセントアダプター等は付属しませんので、別途用意する、もしくはPCやモバイルバッテリーなどを利用します。
そしてコイルを取り付けます。コイルは購入時はついていません。
薬のカプセルのようなものに入っていますので、開封し、トップキャップを外して先端に取り付けます。取り付けはしっかりと最後まで取り付けなければ、隙間からリキッドが混入し、ジュルりの原因になります。
タンクにはリキッドを注いでいきます。付属のリキッドには味がついている為、PloomTechで用いる時に味のない物が欲しい場合には別途用意します。
リキッドはタンク部のラインが上限になっています。
タンクにリキッドを注いだ後、トップキャップを取り付けます。
その後、コイル内のコットンにリキッドが浸透するまで放置します。
採用されているIC headはジュースチャンネルが小さく、浸透が遅い為、パフせずにから吸いしてリキッドを吸い上げた後、30分以上放置するのがオススメです。
操作方法
操作方法 電源ON/OFF… パフボタンを素早く5回押す
後は電源ON時にボタンを押しながらドリップチップを加えながら吸引するだけでミストを吸うことが出来ます。
SAROME TOKYO Vape-1 のまとめ
記事内でも触れている通りEleaf iCare 140と全く変わりません。相違点は外見と付属品です。
では、キットとしてはどうか?日本語の説明書や保証などをどう考えるか、ですが筆者としては割高に思えます。同様のプルームテック対応キットであれば、提供先ベプログショップのオリジナルキットの方が、価格及び付属品で優れています。なお、交換用コイルはEleaf IC headが使用できます!全く同一のものです。
しかし、キットとしてブランドが責任を持ってリリースしている製品ということで安心感があります。どちらを選ぶかは購入者の考え方次第でしょう!
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