ATMISTIQUEがリリースするBillet Box専用アトマイザー、BILLETBRIDGE DOGGYのレビューです。
BilletBox専用のリブルタブルアトマイザー。BilletBoxのレビューは先日お送りした通りで、個人的に非常に気に入って愛用しており、Exocetに続いてこのDOGGYを購入してみたので、ご紹介しておきます。
BilletBoxのレビューはこちらから閲覧できます。
購入方法は後述しますが、国外通販のみで多少ハードルが高いものの、品薄などではないので買いやすさも魅力。
それでは詳細レビューしていきます。
BBアトマイザー BILLETBRIDGE DOGGYのパッケージと内容品
パッケージは巾着袋で、ブランド専用品に入って到着します。ハイエンドなどの少数生産モデルではこのようなパッケージングも多く、驚く点はありません。
内容品一覧
- BILLETBRIDGE DOGGY本体
- 予備パーツ(Oリング、イモネジ)
- ゴムバンド
付属のゴムバンドが謎めいていますが、おそらくサイズ的にBilletBox本体にはめるビューディーバンド的な使い方をするものだと思います。BBのパネルが外れるのを防ぐこともできます。
BBアトマイザー BILLETBRIDGE DOGGYの詳細
ギリシャのブランド、ATMISTIQUEがリリースするBilletBox(ビレットボックス)専用アトマイザー、BILLETBRIDGE DOGGYです。
BBのBOROタンクに収納することを想定してデザインされたもので、汎用性は低く、専用品と言える設計になっています。
BILLETBRIDGE DOGGYのスペック
コイル | RBA シングルコイル |
エアフロー | ボトムエアフロー エアフロ調整可能 |
素材 | Stainless Steel PEEKインシュレーター |
BILLETBRIDGE DOGGYを分解してみました
分解するとこのようなパーツ構成になっています。BB用RBAユニットとしては標準的なパーツ点数です。
写真左から、エアフローリング/デッキ/スリーブ/トップパーツ。
トップパーツ兼用のチムニーパーツ。上部がテーパーデザインになっており、ミストとエアーを効率よく口まで運びます。
スリーブにはジュースホールが設けられています。ホール直径4mm。
そのホールを鼻に見立てて、レザーで目と口が刻まれている洒落っ気ある仕様です。
デッキとエアフローリングは分解可能です。
エアフローリングはフリーで回転するので、デッキ下のホールと、エアフローリングのホールの合わせ具合でドロー調整することができます。
デッキはスタンダードな2ポールデッキ。ポールがかなり細く、強度的に若干心配です。
ポールの長さが左右で異なっており、リターンのコイルレッグの高さの違いを吸収できる仕様になっています。
エアフローはボトムエアフロー。デッキ中央部にエアフローホールが設けられています。
BBアトマイザー BILLETBRIDGE DOGGYをビルドしてみました
ビルドです。ビルドの際ですが、ドライバーン用に510スレッド用アダプターが販売されています。
- DOGGY 510 ADAPTER (公式サイト)
DOGGY専用というより、BBアトマイザー用のアダプターで、手持ちのExocetなどのアトマイザーでも使用できるので利便性が高く、買っておいても損はないと思います。
このアダプターを利用することで通常の510スレッドを持つMODでドライバーンを行うことができます。
合わせて買っておきたいのがこのDOGGY SPARE KIT(https://www.atmistique.gr/doggy-spare-kit.html)に付属するネジ。純正で付属するイモネジの頭は強度が弱く、少しでも強く締めるとマイナスドライバーと触れる部分が曲がってしまうので、こちらも同時に買っておくのが良いでしょう。
今回ワイヤーはNi80 27G、2.5mm、6ラップ巻いています。
筆者は最近ニクロムワイヤーのスペースドにはまっています。
コイル足を固定したのちにコイル位置とコイル間隔の調整などの微調整を行います。
510アダプターを使用すればこのようにドライバーンも容易に行えます。
今回コットンはNativeWicksを使用。写真では先にウィッキを通していますが、何度か試して、スリーブをつけてから、ジュースチャンネルのホールから通す方法でも問題ありません。
ウィックは外に出さず、中に収納してやる方が漏れが少ないと感じています。このウィッキングで一週間ノーメンテナンスで漏れもなく、問題なく使用できています。
BOROタンクに取り付ける場合にはまず、トップのパーツから取り付けてやります。
次にデッキとスリーブを同時に収納した後で、トップパーツを下げてやると取り付け完了です。
後はBOROタンクのガラスを閉めた後にリキッドチャージすれば準備完了です!
BBアトマイザー BILLETBRIDGE DOGGYのカスタマイズ
メーカーの方でMTLキット「DOGGY MTL COMBO」を用意しているんですが… 買い忘れてしまいました。その為のカスタマイズです…
DOGGYをMTL(タバコ吸い、口吸い)で運用していて、デッキのエアホール径を縮小できないかと思い、Exocetでは定番になっているKayfun5 MTLキットの流用ができないかと思い、エアホール直径を測定してみました。
- Exocetのエアホール直径 3.35mm
- Dogggyのエアホール直径 3.60mm
直径が0.15mm異なります。しかし、小さいのではなく、大きいため流用は可能かと思い一度いれてみることにしました。
ガバガバです…
これはダメですね。BB本体を逆さまにしたら落ちてきてコイルと干渉しますしね…
エアホール部分を見てみましたが、ネジが切られているわけでもないので、イモネジも使えません。
どうしようか考えた結果こうなりました。
自動車のマフラーに用いる、耐熱アルミテープを巻いてみました。
脱脂した後に巻いてみました。写真で用いたアルミテープは下記になります。
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一週間ほど使用していますが問題なく使用できています。フロスやコットンをスペーサーにしてもできるのかもしれませんが、デッキに熱が加わるのであまりお勧めできません。
自己責任のカスタマイズですが、MTLのタイトフローユースだと、流速が変わり、コイル冷却効果もしくはエアーの拡散に影響が出るので、ミストが細かくなる印象です。気になる方はチャレンジしてみても良いかもしれません。
いや、素直にMTLキットを買うべきでしょう!!
BBアトマイザー BILLETBRIDGE DOGGYのまとめ
BB用の様々なオプションや付属品もリリースしているATMISTIQUEがリリースする本格的なリブルタブル。
MTLユースの際にはオプションパーツの同時購入もしくは、カスタマイズが必要です。ドロー的には対応しますが、満足いく味にはなりません。
個人的な感想として、味の趣向的にExocetを超えるものではなかったものの、運用面では全く問題がなく、リキッドによって使い分けたいと感じました。
若干気になるのは、デッキのポールが細く、イモネジの締めすぎなどで破損の危険があるのでビルドの際には気をつける必要があります。特に太めのワイヤー、クラプトンコイルなどを用いる際には十分な注意が必要です。
ドローの対応範囲も広く、用途的にも幅広く対応できるのが魅力です。BBパネルを開けた時に茶目っ気ある”顔”が見れるのも遊び心があって良いですね。
購入方法
本家ショッピングサイト(https://www.atmistique.gr/billetbridge-doggy-rba.html)から購入できます。
英語サイトなので若干ハードルが高いですが、住所を英語で入力でき、クレジットカードがあれば日本の通販とさほど変わらないのでチャレンジしてみると良いと思います。
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