NYX MODSのアトマイザー、NYX Attyのレビューです。
facebookグループ[ NXY MODS ]で販売グループへの募集を行い、販売グループに入ることができると、リスト販売の権利を得ることが出来ます。
ArMorRDAと似たような販売形式を取っているアトマイザー。
それでは早速レビューしていきます。
NYX ATTYのパッケージと内容品
六角形の箱にアトマイザーが鎮座しています。
内容品
- NYX RDA本体
- プリメイドコイル(Ni80) *2
- 予備パーツ(Oリング、イモネジ)
- BFピン
NYX ATTYの詳細
NYX Attyはドリッパータイプのアトマイザーです。
特徴的なのはエアフローとルックスです。
エアフローはサイドエアフローであるのが外見からもわかります。そのエアフローはYURI RDAやHOBO Drifter RDAのようにデッキ部で斜めに上がるような構造になっています。
そして、トップエアフローも備えている構造です。
ルックスはショートタイプで、トップキャップのサイドがえぐられている様なデザインが印象的です。
名前ですが、NYXで意味を調べてみると、ギリシア神話に登場する原始の神の名前がでてきました。
ニュクス(古希: Νύξ, Nýx)とは、ギリシア神話に登場する原初の神で、夜の女神である。ニュクスとはギリシア語で夜の意味で、夜の神格化である。
これに当てはまらないかもしれませんが、VAPE関連の商品は神話などから名前を取っているものが多いですね。
NYX RDAの詳細
直径 | 22mm |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | 専用ワイドボア |
コイル | RBA デュアルコイル/シングル |
エアフロー | サイドエアーフロー/トップエアーフロー |
素材 | ステンレス |
専用ドリップチップを含む全長は約27.4mmです。(510スレッドは含まない)
大まかに分解してみるとデッキ/キャップ/ドリップチップの3ピース。
デッキは更に分解可能です。
サイドフローの調整はデッキとキャップのエアホールの合わせ具合で調整可能です。
ドリップチップは専用品です。510アダプターも後々リリースされるとのことですが、現状はこの専用品のみ用意されています。
ドリップチップの裏側はテーパーしている構造です。
トップエアフローの調整はキャップの上部をつまんで回すことで可能です。
この部分、取り外しはできません。
サイドフローとは90度の位置に開いたトップフローエアホールは上下3つづつのホールで目視でき、無段階で調整可能です。
デッキは2ポール2スレッドのデッキです。全体に金メッキが施されています。
シングルリデューサーも付属して、シングルコイルでのビルドにも対応しています。
ジュースウェルはそこそこ深く、保持量は十分ありそうです。
そして、BFピンの出口ですがデッキの底から一段上がった場所にあるタイプで、スコンカーで使用する場合に、ボトムフィーダーのボトルを押すと、ウェルにリキッドが供給されるので、押すのをやめてもデッキからボトルにリキッドが逆流しません。
BFピンと通常ピン。
取り外すとデッキのネガティブ、ポジティブ共に外れるタイプです。
インシュレーターもハズレますが、間にOリングなどは設けられていますが、今の所リキッドのリークはありません。
デッキ固定ピン兼用の為、ポジティブピンは調整不可です。
ポジティブピンはメカニカル、ハイブリッド接続には向かないように見受けられます。
NYX Attyをビルドしてみる
さてビルドします。シングルリデューサーもついているので一般的な趣向の方はシングルでビルドするのだと思いますが、自分はルックスのイケてるYURIとして購入しましたのでデュアルビルド、コイル位置高めで組んでいきます。
ワイヤーはカンタル26ゲージ、2.5mm 5ラップといういつもYURIを組んでいる時のコイル構成で組んでいきます。
適当にコイル足の長さを決めて固定してからコイルを持ち上げるスタイルでビルドします。
ファーストビルドなので、コイルレッグの長さが決まらずに型が歪。
コイル位置はこれ以上上げると、キャップ高が想像よりも低いため、もう若干コイルを上げることもできそうですが、上部に空間が取れないためこの程度の位置です。
ビルド後吸ってみました。まずはサイドフロー全開で吸ってみると、思ったよりもドローが重い。それもそのはず、YURI RDAよりもエアホールの長さが短い(半分程度)このビルドだと熱がこもってしまいます。組み直しか?と思ったのですが、トップフローも有る事に気が付き、半分(穴一個半ほど)開けてみると… 丁度よい!
トップフローはいらないだろ!と思っていたのですが、このコイル位置だと、トップから取り込まれたエアーがふんわりコイルに干渉するのか、味は濃く、フレーバーも広がり、ミストの質感もよろしい印象です。
結論から言うと、若干味の傾向は違いますが、僕にとってこのアトマイザーははカッコいいYURI RDAとして使うことが出来ます(褒め言葉)
◎見た目
好みですが、僕個人的には良いデザインだと思います。質感も上々です。
◎機能面
一般的なRDAと比較して、とりわけ優れた点、悪い点は見当たりません。
エアフローはサイドとトップの2箇所。
シングルリデューサーが付属し、シングル/デュアルコイルどちらのビルドにも対応しています。
◎運用性
2ポールですが、コイルレッグ固定部の感覚も十分で、ビルドは楽な印象です。RDAとして標準的な運用ができます。
優れているのはBF使用でのリキッド供給部がジュースウェルより高い位置にある点です。
◎クオリティ
キャップ、デッキの作りはマスプロダクツを超えるクオリティです。
気になるのはドリップチップとトップキャップのクリアランス。
リキッドを塗布してもかなりきつく、頻繁に取り外すのはやめた方が良いと思います。
運用上丁度良い硬さだったら、デッキの状態確認が楽なため、非常に便利なので残念。
◎ドロー
サイドだけだとDLするのには若干厳しい印象。
MTLするにはサイドを絞ったほうが好印象です。
トップフローは不要だと最初思ったのですが、キャップ高が低いため、コイル位置によっては非常に有効。
◎ミストの質感
ビルドによります。
僕が好きなヘビーウェットで直接的かつ荒い質感も再現可能。
また、サイドエアフロー付近にコイルを設置することで細かく柔らない表現のミストにもセット可能。
エアフローも2箇所で調整幅が広い印象。
◎味
ミストの質感と同様です。
調整幅が広いので自分好みの趣向の味にセット可能です。
NYX Attyのまとめ
このビルドしかできない!という親切設計(?)のAttyではないので、味の調整幅は広いのでビルドで楽しめる人向けの製品。
デザインも良く、クオリティも価格($90+送料)なりに良いと思います。ハイエンド価格帯ほど高く無いのも魅力的です。
ショートサイズなのでMODとも合わせやすいですね!
僕の要求(ルックスが良くYURI並の味が出る)を満たしてくれたので非常に気に入っています。
逆に言うと、YURI RDAと味自体は大差ない(出方は少々異なるし、ビルドも異なる)ので、ルックスとコスパのバランス、どちらを優先するかで選ぶ機材も変わってくるでしょう。
コメント