未だに人気の衰えない加熱式タバコ、フィリップ・モリスのMarlboroブランド、iQOS アイコス。
既存のタバコから移行するユーザーも増えたことから、紙巻きタバコの売り上げにも影響が出ていたり、タバコ税の増税に加熱式タバコも含まれていたりと、数年前のマイノリティーな存在から、メジャーになりつつある次世代型のタバコです。
本サイトでも複数の製品レビューを執筆しておりますが、今回は携帯性に優れた製品。その他iQOS互換機のレビュー記事はこちらのカテゴリーからご覧いただけます。
Marlboroヒートスティックが使用できるiQOS互換機のレビューです。
商品提供:ベプログshop
iQOS互換機 ATHENA Quick 2.0のパッケージと内容品
シンプルでコンパクトなパッケージ。パッケージからはiQOS互換機だとわかりにくいですが、その辺り商標などの権利関係があるのかもしれません。
内容品一覧
- Quick 2.0本体(バッテリー、加熱部)
- USBケーブル
- 布袋
- 検品証
- 取扱説明書
- 予備のOリング×2
説明書には日本語の項目もあります。直訳のような違和感のある言葉遣いながら、英語がわからないユーザーにもわかりやすい配慮がされています。
iQOS互換機 ATHENA Quick 2.0の詳細
人気の加熱式タバコ、フィリップ・モリス社がリリースするMarlboro iQOSヒートスティックの互換機として開発されたのが本機ATHENA Quick 2.0です。
セパレートタイプながら、バッテリーと加熱部が一体化したデザインで、全体としてペンほどのサイズのコンパクトなサイズが魅力です。
ATHENA Quick 2.0のスペック
サイズ | H 117×φ14mm |
重量 | 42g |
バッテリー | 650mAh |
充電時間 | 75分 |
喫煙可能時間 | 3分30秒 |
パフカウンター | 16回 |
温度制御チップ搭載 |
同様の機種としてKamry Kecig2.0 Plusのレビューをすでに公開しています。比較してみるとバッテリー容量など共通点はあるものの、 金具の規格(本機は510端子)や加熱ブレードの形状など相違点も多く、全く異なった製品になっています。
重量は実測で42gほど。軽量コンパクトな機種です。
説明するまでもないですが、手に持ってみても、フィリップ・モリスが販売する純正のアイコス本体よりもコンパクト。その分バッテリー容量が小さいものの、携帯性に優れているので、ポケットに忍ばせておくニーズを満たしている製品です。
iQOS互換機 ATHENA Quick 2.0の外見デザイン・ルックス
ペンタイプの本体は前記の通りスリム&コンパクト。ペンタイプの形状なので、ボックス形状の純正本体よりも携帯性に優れています。
塗装の質感はマットで、つや消し塗装です。各部にシルバーメッキパーツが使われていて高級感を高め、腐食などを防ぎます。
iQOS互換機 ATHENA Quick 2.0の各部詳細
本体にはメッキが施されたボタンが設けられています。このボタンを操作して、電源on/offと加熱操作などをすることができます。ボタンの周囲には半透明プラスチックが配置され、その中にはLEDインジケーターが設けられており、電源状態や加熱状態のインジケーターになっています。
ボタンの側には本体内蔵バッテリー充電用のmicroUSB端子が設けられています。
底部のパーツもボタンと同様メッキパーツが設けられています。
本体上部にはヒートスティックを差し込む部分が。このパーツでヒートスティックを加熱して煙を吸引します。この加熱パーツですが、本体バッテリーとは別パーツになっていて、外すことができます。
端子には510スレッドが設けられ、バッテリーから電力を伝えます。VAPEに用いられる汎用規格であり他の本体に付け替えたりその逆も端子的には可能ですが、VAPEはパフ時にのみ電力を供給するのに対し、アイコスの場合は加熱を持続するプログラムが必要なので、基本どちらも専用品だと考えた方が良いでしょう。
加熱部分を分解してみると、キャップと加熱ブレードパーツの2ピースになっています。キャップはOリングを介して加熱ブレードパーツにはまっています。Oリングの予備が同梱されていることを考えると、加熱によりOリングの劣化がみられる可能性があります。
加熱ブレードの形状は円柱形で先端が尖っています。
iQOS互換機にはこのブレードがiQOS純正品のように平たいタイプと、円柱タイプがあります。味などの傾向としては平たいタイプがニコチンなどのキック感を強く感じるのに対し、円柱形のタイプはiBuddyのように味に定評があり、加熱ムラが起きにくい傾向があります。
iQOS互換機 ATHENA Quick 2.0を使ってみました 使い方について
さて使っていきましょう。まずは本体バッテリーの充電を行います。DC5V 1A電源に接続した付属ケーブルを本体端子に接続します。電源はパソコンやコンセントアダプター、モバイルバッテリーから給電可能ですが、1A以上の急速充電には対応していません。
次に別途購入したiQOSヒートスティックを本体に接続します。ブレードの形状を見てわかる通り、先端が鋭利になっているので抵抗感なくさすことができます。必ず本体の電源を入れる前に取り付けます。
次に本体のスイッチを2秒以内に3クリック押します。以降の使い方は説明書より抜粋。
起動
2秒以内に連続でスイッチを3回押します。白ライトが急速に3回点滅すれば、すでに起動したと表示します。起動した後に、本体は本体は自動的に予熱して、予熱時間は15秒で、予熱の過程に青ライトが呼吸式でゆっくりと明滅します、15秒後に、この時青ライトは長くて光ります、この時、もう喫煙することができます。
シャットダウン
本体は連続稼働時間が210秒で、210秒まで稼働した時、「赤ライトが急速に5回下明滅します」、喫煙が終えた後に、タバコを取り出して投げ捨てれば良いです。吸引の過程にもしシャットダウンが必要なら、連続してスイッチを3回押せば、すぐシャットダウンできます。「白ライトが3回明滅します」。
喫煙する前にシステムは電池電圧が3.2Vより低いだと推測した時、赤ライトが10回明滅して充電を提示します。この時に自動的にシャットダウンします。
充電
充電過程に緑色の呼吸式ライト、フル充電に成ったらライトが消えます、充電過程に喫煙を支持できません。
洗浄
当製品の発熱器は分解交換と洗浄をできます。挿し抜き方法で噴霧カバーを取り出すことができて、清潔した後に発熱器を本体に戻してしっかり挿し込めば、正常に使用することができます。
若干日本語がおかしいですが十分理解ができます。
本体の電源を入れると自動的に予熱開始されるので、ヒートスティックを電源ONの前に取り付けるのはこのため。電源ON後15秒でLEDインジケーターが青く点灯したら吸うことができます。
その後、210秒間もしくは16回吸引可能。吸引後はヒートスティックを取り出します。吸っている時に強制電源OFFも可能で、3クリック操作します。
吸い終わったヒートスティック。同じくコンパクトなiQOS互換機Kecig2.0 Plusに比べると焦げが少なく、中央部にのみ熱が入っているのがわかります。
吸い終わったブレード。キャップを外す時、上にキャップを持ち上げるのでススなどがこそげ落ちるような構造なので、キャップの脱着をするだけである程度綺麗になります。クリーニングはキャップの方を重点的に行う必要がありそうです。
クリーニングツールが付属しないので、別途ブラシや綿棒を用意する必要があります。
iQOS互換機 ATHENA Quick 2.0のまとめ
携帯性に優れ、マイルドな味が楽しめるiQOS互換機!!
タバコやiQOSを普段使用していない筆者ですがここのところ立て続けにiQOS互換機をレビューしているのでだいぶ違いがわかってきました。レビュー前は正直ブームに乗った適当な製品で、焦げたり美味しくなかったりするのだろうと邪推していましたが、ペンタイプの本体でも十分に楽しめますし、不具合も感じません。
ブレードの形状的にiQOSと同じ形状のKamry Kecig2.0 Plusと比べるとキック感がマイルドで味もまろやかに感じます。しかし、iBuddyほど「美味しい!」とは感じないので、味を求めるならiBuddy、キック感を求めるならKamry Kecig2.0 Plus。そしてその中間、携帯性とマイルドさを求めるなら本機をセレクトするのが良さそうです。
コンパクトな分、純正本体に比べて充電せずに使用できる本数が少ないのは携帯性とのトレードオフ。カバンやポケットに忍ばせておくサブ機としても活躍しそう。入手性も良く価格も安い互換機でiQOSデビューするのも良さそうです!!
コメント
日本製アイコス互換機の無煙君、かなり進化していて中華の互換機よりも高性能。見た目も良くなりなんか頑張っている様子です。おっちゃんが一人で内職で作っているようですが、日の目を見てもいいような気がします。
アイコス出る前から加熱式タバコを作っていたのが凄い!
日本の技術力で中華の互換機を撃退してほしいと個人的に応援しています。
もしよかったら、こちらのブログでも取り上げていただけたら幸いです。
komさん、初めまして。
この商品を初めて知りました。面白い発想ですね。
是非機会があればレビューしてみたいと思います!
ご紹介ありがとうございます。