WISMEC(ウィスメック)のVAPEスターターキット、PREVA DNA「プレバ ディーエヌエー」のレビューです。
EVOLV DNA GO基板を搭載した多機能・高性能PODデバイス。
エレガントなルックス・ハイクオリティーな仕上がり。
DNA GOといえば、昨年大ヒットしたあのデバイスが頭をよぎりますが、それとはどう違うのか?単に二番煎じ的な商品なのか?
詳細をレビューしていきます。
商品提供:VapeSourcing
WISMEC PREVA DNAとは?
WISMEC(ウィスメック)のPODデバイス PREVA DNA「プレバ ディーエヌエー」です。
WISMEC PREVA DNAの特徴
- Evolv DNA GO chip搭載の高性能・多機能POD
- スタイリッシュ&エレガントデザイン
- DLとMTL両方に対応。リキッド漏れしにくいデザイン。
Evolv DNA GO chip搭載の高性能・多機能POD
制御チップにはUSA EVOLVのPOD向け制御基板『DNA GO』を搭載しています。
EVOLVはVAPE黎明期から制御基板を開発している老舗の制御基板で、基板単体で販売されていることから、大量生産品だけでなくハンドメイドMODなどにも用いられてきた由緒あるメーカー。
そのEVOLVがPOD専用に開発したのがDNA GOです。
POD専用にチューニングされたもので、可変出力だけでなくリプレイ機能も搭載。
簡単に使えるだけでなく、PCの専用ソフトでの詳細設定も可能な多機能基板です。
基板の詳細についてはのちの項目で詳しく解説します。
スタイリッシュ&エレガントデザイン
カーボンパネル&メタリックフレームのスタイリッシュかつエレガントなデザインを採用。
素材だけでなく、マットとグロスを使い分けた質感にこだわったデバイスです。
DLとMTL両方に対応。リキッド漏れしにくいデザイン。
PREVA DNAには2種類の専用PODが用意されていて、MTLとDL両どちらにも対応しています。コイル内蔵でコイル交換はできないタイプです。
どちらもトップエアフローで、リキッド漏れしにくい構造です。
コイル交換ができないのでランニングコスト的にはデメリットですが、コイル交換の手間いらずで便利&楽々運用ができる設計思想です。
カラーバリエーション
全1色のみ。バリエーションはありません。
ライバル機に比べると物足りなさも感じるラインナップですが、「これ一本で勝負する!」という潔ささえ感じます。
スペック
サイズ | H 96× W43× D18.6mm |
重量 | 136g |
出力 |
3段階(専用ソフトで変更可能) 10W-20W |
リキッド容量 | 2ml , 3ml |
リキッドチャージ | PODトップフィル |
エアフロー | トップtoボトムエアフロー(調整可) |
コイル | POD内蔵型(0.5Ω・0.25Ω) |
充電ポート | microUSB(5V1A) |
バッテリー | 1,050mAh |
保護機能 |
|
パッケージ・内容品
内容品一覧
- WISMEC PREVA DNA バッテリー本体
- PREVA SS316 Dual 0.25Ω カートリッジ
- PREVA KTR 0.5Ω カートリッジ
- mimcroUSB 充電用ケーブル
- ユーザーマニュアル(日本語表記あり)・ワランティーカード・ワーニングカード
それでは、PREVA DNAの詳細を見ていきましょう。
WISMEC PREVA DNAの詳細
WISMECらしい、近未来&メカニカルデザインを生かしながらも、エレガントでスタイリッシュなデザインに仕上げたのがPREVA DNAです。
カラーバリエーションはブラックカラーのみのシンプルなバリエーション。
136gのずっしり重たいボディー。金属の塊感のある重量感。
軽いデバイスが良い人には向かないですが、割と嫌いじゃない良い重さです。
カーボンパネル部分はイミテーションではなさそうな質感、凹凸感のあるリアルな質感。
ポリッシュされたフレーム部分と本体の大半を占めるマットな部分の質感の違いを楽しめる高級感のある仕上がりです。
多少荒削りな部分は見受けられますが、ハイクオリティーなプロダクツであることに間違いありません。
バッテリー
- 容量:1,050mAh
- 出力モード:VW(3段階調整)専用PCソフトで設定変更可能
- パフ操作:マニュアル(ボタン式)
- 充電ポート:microUSB(1A)
- 保護機能:
- 過充電保護
- 自動カットオフ(7秒)
- ショートサーキット保護
- 過電流保護
- 低電圧保護
- ドライバーン保護
- 基板温度保護
PREVA DNAには2つのボタンが設けられています。
- パフボタン 電源ON/OFF , バッテリー残量確認
- サブボタン 出力変更
可変出力機能をもつDNA GO基板を搭載していはいますが、液晶画面はありません。
出力・バッテリー残量の確認はLEDランプによって確認します。
また、パフ状態を再現するリプレイ機能はサブボタンによって操作します。
この昨日の詳細については『操作方法』の項目で詳細を記載いたします。
バッテリー部はシンプルな作りで、ボタン2つとLEDランプ、そして底部分にmicruUSB端子があるぐらい。PODらしく「簡単に操作できる」ように無駄を削ぎ落としたデザイン。
また、底部分にはバッテリーベントホールを備え、安全性にも配慮しています。
POD
- リキッド容量:2.0ml , 3.0ml
- 素材:不明
- マウスピース:510DT(交換可能)
- リキッドチャージ:トップフィル(スライド式)
- エアフロー:トップエアフロー(調整可能)
- コイル:POD内蔵型(0.5Ω・0.25Ω)
プリセットのマウスピースは太めの内径(5mm→8mm)、樹脂製。
510ドリップチップなので汎用品に交換できます。お気に入りを使いたいニーズに対応。
PODへのリキッドチャージは、スライド式のトップフィルです。
バッテリーからPODを外すことなく、またパーツの着脱いらずで簡単にできます。
PODとバッテリーはマグネット式で簡単脱着可能です。
トップtoボトムエアフロー構造なので、物理的にリキッド漏れを防ぎます。
リキッド漏れの心配がありません。
また、エアホールにはAFCを備え、無段階にドロー調整が可能です。
ベース部分が金属な上に、精度も良いので全閉でしっかりとドローを絞ることができ、タイトドローを実現できます。
全閉だとドローはかなりタイト、ほぼ吸えないほどです。
- DL 0.25Ω SS316(ステンレス) パラレル
- MTL 0.5Ω KTR(カンタル)
また、PODカートリッジはDL・MTL用の2種類をラインナップしています。
どちらも抵抗値は低めですね。
さて、詳細を見終えたところで、次は使い方や操作方法を見ていきましょう
PREVA DNAの使い方・操作方法
では早速使っていきます。まず、PODカートリッジにリキッドチャージします。
スライド式トップキャップな上に、PODを外す必要がないのでかなり楽ですね。
ロックはかかりませんが、スライドパーツが適度な硬さであるのと、突起部分がないので持ち運び時に不意に開いてしまうようなことはなさそうです。
かといって、開きにくくもありません。
指をそえる部分に小さな凹凸があるので、スムーズに開閉できます。
信頼性ではスクリュー式の方が上ですが、実用的には全く問題がないどころか、かなり便利で信頼性も感じるディティールです。
リキッドチャージした後は、しばらく放置してコットンにリキッドが浸透するのを待ちます。
リキッド残量は見にくいですね。
タンク部分が少ししか本体から見えないのと、透明度が低いのでほぼ見えません。
ちゃんと確認するためには、いちいちPODを取り外す必要があります。
でも、マグネット式なのでそこまで手間ではないですね。
操作方法
それでは操作です。
- 電源ON/OFF… パフボタン5クリック
- バッテリー残量確認…サブボタン2クリック
- リプレイ機能…サブボタン長押し(デフォルトは3秒)
- 出力変更…電源ON時にサブボタンを押す
- Vaping…マウスピースを咥えてパフボタンを押しながら吸い込む
出力表示はプリセットでは、黄色(LOW)・緑(MID)・青(HIGH)です。
この色も専用ソフトを使って変更することもできます。
リプレイ機能について
PREVA DNA GOには、パフ状態を再現するリプレイ機能がついています。
使っている時に、再現したい・美味しく感じたパフがあったとします。
そのパフの後、サブボタンを長押し(プリセットでは3秒)すれば、その後はリプレイモードとして動作して、その状態を再現してくれるという機能です。
- リプレイ機能の設定… サブボタン長押し
- リプレイ機能の解除… 同じくサブボタン長押し
リプレイモードとは、記憶した出力状態を維持し続けるもの。
また、ドライヒットプロテクションも機能します。
リプレイ機能を使うことで、POD寿命が飛躍的に向上するようですよ。
専用ソフト EScribeでの詳細設定
初期設定は前の項目で述べた通りですが、専用ソフトEScribe [ Evolv WEB Site ]をインストールしてPCと接続すれば、プリセットの変更が可能です。
久々にアクセスしてみましたが、以前はWindowsのみだったのがMacにも対応していたので早速インストールしてみました。
WISMEC PREVA DNAの設定可能項目
- 各抵抗値のコイルごとの
- 出力・ブースト
- LEDランプカラー
- リプレイ機能の時間とLEDカラー
- ステルスモードの有無
- ロック時のLEDカラー
となっています。
ちなみにコイル抵抗値は(0.25Ω・0.5Ω)のみの固定で変更できません。
つまり、RBAユニットが仮に出たとしても、現段階ではソフトが対応していません。
同じDNA GO基板を搭載しているデバイスと若干異なりますので、他のデバイスではできてもPREVA GOではできないこともあるので注意が必要です。
実用的にはあまり有効でないかもしれませんが、デバイス状態をロギングできる『デバイスモニター』も機能します。
こういうのって見ているだけでワクワクする人も多いんじゃないかな?と思います。
パフしている時などの動作も見ることができるので、詳しい人はいろいろわかるのかな?
見てるだけでも楽しいですよ。
さて、それでは最後に感想とまとめです。PREVA DNAはどうだったのか?
感想
まず、DNA GO搭載ということで、難しくで面倒なのかな?と思っていました。
しかし、使ってみるとめちゃくちゃ簡単でした。
EScribeもMAC対応になったし、繋ぐだけで細かく設定もできますが、PC接続しなくてもプリセットでも十分な機能を備えています。
同じくDNA GO基板搭載といえば、昨年大ヒットしたPODデバイスがもう既にあるのはみなさんご存知かと思います。正直二番煎じな感じは否めませんが、それよりもPREVA DNAはおいしいです。
コイル抵抗値はそのデバイスと同じ。これはメーカの思想というよりも搭載基板の仕様なのでしょう。つまり、抵抗値は変えられないのでその抵抗値の中でメーカーが工夫するしかないということです。
それで、肝心の味はというと、後発製品だしどうせ微妙な感じなんだろうと軽んじていたんですが、かなり美味しいんですよ、これ。
同時期に似たタイプのデバイスをレビューしているので間違いありません。
これよりも美味しいです。
ミストがかなりウェットな印象で、ダイレクトな味わい。
正直リプレイ機能が必要だとは感じてないので、そのままパフしても十分美味しいです。
ドリップチップ変えられるもの良いですよね!
ただ、サイズがひとまわりでかいんですよ。そこを許容できるかどうかですね。
まとめ
かなり優れたコンパクトな美味しいPODデバイスでした。
値段がちょっと高めなのですが、この完成度だったら文句なし!という完成度ですよ。
サブにPODが欲しい!っていうユーザーにぴったり!
むしろサブがメインになってしまうぐらいのポテンシャルは秘めている製品です。
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