WISMEC(ウィスメック)のVAPEスターターキット、LUXOTIC MF BOXのレビューです。
WISMECの基板付け替え可能スターターキット。ユーザーの好みに応じて様々な使い方ができるBOX MODをメインにしたものです。一言で特徴を伝えるのが難しいぐらい多種に活躍するスターターキットです。
このスターターキットの特徴
- 制御基板の付け替えが可能
- スコンクMODとデュアルバッテリーMODのスイッチが可能
一言で言ってもよくわからないと思います。僕も製品が到着するまで完全に理解できていなかったですから。詳細をレビューします!
商品提供:ベプログshop
詳細
WISMECのスターターキット。基本的にはBOX MODをメインに据えたキットなのですが、普通のスターターキットとは若干趣が異なります。どこが普通じゃないかというと、基板を付け替え可能なのです。
しかし、WISMECもそうですが、VAPEデバイス各社は同じような製品名をずっと使い続けるので、ユーザーとしては混乱してしまいますよね。特に以前リリースされたセミメカのコンパクトスコンカーLUXOTIC BF BOXとは一文字違いで間違えてしまわぬか心配になります。
このLUXOTIC MF BOXスターターキット最大の特徴がユーザーが簡単に制御基板を交換可能な構造であるという部分です。通常のテクニカルMODでは半田付けなどを用いてしっかりと固定されている基板を、好みに応じて付け替え可能にした構造が非常にユニーク。
制御基板を付け替え可能
- ダイレクト出力ボード(保護機能を搭載したメカニカルモードオンリーの制御基板)
- 可変電圧ボード(可変ワッテージや温度管理など通常の制御基板)
初期状態でセットされているのは『可変電圧ボード』ですが、好みに応じてメカニカルMODのような挙動を楽しむことができる『ダイレクト出力ボード』に付け替えて使用することができます。
また、それだけではなく、スコンカーとデュアルバッテリーMODという2パターンの使い方も可能です。
- スコンクMOD(21700 / 20700 / 18650 バッテリーに対応)
- 18650デュアルバッテリーMODとして使用可能(並列)
スコンカーMODとして使うときは3種類のバッテリーが使用可能です。また、デュアルバッテリーMODとして使うときには、コネクターとシリコンケースを使って18650バッテリーを2本パラレルで搭載することが可能。
ユーザーの好みで自在に使い方を変えることができる今までにありそうでなかったギミックが面白い製品。
大きさは片手に収まる程度のサイジング。デュアルバッテリーMODとしては標準的な多さだと感じます。(サイズはMOD単体で H 87×W47.5×D27.6mm)
また、シングルバッテリーのスコンクMODとして考えても、21700バッテリーが使えるので極端に大きいとも感じません。ただし、コンパクトとも言えないので、大きさは標準的なサイズだと感じました。
もちろん、テクニカルMODであるLUXOTIC MF BOXと、付属アトマイザーGuillotine V2 RDAはそれぞれ別に使うこともできます。以下の項目ではそれぞれの詳細を詳しく見ていきます。
パッケージ・内容品
ブラックカラーのWISMECらしいパッケージデザイン。表面には製品イラスト、背面には内容品の詳細情報の記載とともに製品偽造防止スクラッチ式コード入りステッカーが貼られているのは中国製VAPE製品の標準的な仕様です。
パッケージに貼られた”inside AVATARCONTROLS”のステッカー(AVATARCONTROLSが入っています)なのですが、詳細は不明なのですが、WISMECのサイトを見ると制御基板に同様のマークが入っていることから制御基板に搭載されているチップ、もしくは制御基板自体がAVATARCONTROLS製という意味のようです。
本体はクッション材に保護され、内容品は内箱に収納されています。内箱にも箔押しのWISMECロゴが入った高級感を感じる演出がされています。
内容品一覧
- WISMEC LUXOTIC MF BOX テクニカルMOD本体
- WISMEC Guillotine V2 アトマイザー本体
- アトマイザーパーツ(予備Oリング一式、予備イモネジ 、ノーマルピン、エクストラドリップチップ、ビルド用六角レンチ、プリメイドクラプトンコイルx2、コットン)
- MOD用パーツ(デュアルバッテリー用アタッチメント、デュアルバッテリー用シリコンスリーブ、18650バッテリー用アダプター、ダイレクトアウトプットボード)
- ユーザーマニュアル(英語)
付属品多めです。本体やパーツ、マニュアルなどが収納されています。マニュアルはアトマイザーのものだけ日本語の記述がありますが、肝心のテクニカルMODの説明書は英語でのみ書かれています。
Guillotine V2 アトマイザー
付属アトマイザーはGuillotine V2 RDAです。24mmサイズのデュアルコイル対応爆煙ドリッパーです。
ネーミングからわかる通り、WISMECが以前リリースしたGuillotine RDAのバージョン2という位置付けの製品です。
ルックスに共通性は感じますが、シンプルな見た目だったv1と打って変わって、v2ではLUXOTIC BF BOXに合わせて、木の年輪のような模様がスリーブに刻まれていて、LUXOTIC BF BOX専用のようにマッチされているのが外見的な特徴です。
ルックスに同じテイストを感じる部分があったり、デッキのポストデザインがv1と同様のデザインなどの共通性を感じますが、その他の部分はリデザインされています。
特にエアフロー構造は完全なサイドエアフローだったv1から大きく異なり、サイドエアフローとボトムエアフローの切り替えが可能な構造を採用しています。
デッキにはボトムエアフローの導入口が設けられているのが大きな特徴です。
では、どうやってエアフローを切り替えるかといえば、スリーブ部分を上下逆さまに付け直すことでエアホールの位置を変えられるというものです。
逆さまにして付け替えるだけで、デッキに設けられたボトムエアフローのエアホールを塞いだり、開いたりすることで好みに応じた方をセレクトできる、単純ながら考えられたデザインです。
スペック
直径 | 24mm |
高さ | 23.7mm(ドリップチップ、スレッド含まず) |
重量 | 30.2 g(実測) |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | 810DT |
コイル | RBA デュアルコイル |
エアフロー | ボトムエアフロー / サイドエアフロー |
素材 | ステンレス |
BF対応 | ◎ BFピン付属 |
分解
まずはGuillotine V2 RDA本体を分解して構造を見ておきましょう。
- ドリップチップ(810DT)
- キャップ&スリーブ
- デッキ
- スラントリング(25.5-24mm)
トップキャップがスリーブとキャップの2ピースになっています。デッキはさらに細かく分解可能。
一般的なRDAの構造で、パーツ総数が少ないため戦場などのメンテナンスが簡単。リキッドを完全にチェンジしたいときに便利な構造です。
ドリップチップ
ドリップチップ取り付け部はハーフインチサイズ(810DT)で、トップキャップ側にOリングが設けられた構造。汎用規格なので、付属品以外の同サイズドリップチップに交換して使用することも可能です。
付属品の二つはどちらもPEI樹脂製の黄色っぽい半透明なもので、それぞれ内径や寸法などのサイズが違うものなので、好みに応じて付け替えて使うことができます。
左:全長17mm、露出部の高さ13mm、外径15.5mm、内径 アトマイザー側8.5mm エンド部12.5mm(逆テーパ)
右:全長10mm、露出部の高さ6mm、外径18mm、内径 アトマイザー側9.5mm エンド部11.8mm(逆テーパ)
キャップ&スリーブ
トップキャップはスリーブとキャップの2ピース構造。何故わざわざ2つのパーツに分けているかというと、それはGuillotine V2 RDA冒頭の説明通り、エアフローが切り替え可能な構造になっているからです。
スリーブを上下ひっくり返して使うことによって、ボトムエアフローとサイドエアフローを切り替えることが可能です。
ボトムエアフロー(写真左)の場合は、デッキのエアホールをスリーブのホールでトリミングしてドロー調整が可能。サイドエアフロー(写真右)の場合は、スリーブのホールをトップキャップを回してトリミングしてドローを調整します。
どちらのエアフローでもドローが調整可能な構造です。
キャップの裏側はなだらかなドーム形状。トップの素材はドリップチップと同じくPEI樹脂製です。
デッキ
デッキはシンプルな2ポストデッキ。2つのクランプにコイルをマウントする構造。見た目からも爆煙ドリッパーとわかる出で立ちです。
ギロチンの名前の由来はコイルクランプのデザインからです。v1と同じようにコイルを金属のプレートで斬首するようにクランプする形状。ただ、クランプを固定するイモネジはv1の1本で固定する仕様から、2本で固定する仕様へと変更。
これは太いワイヤーでビルドするときに、一本のネジで固定すると、クランプが完全に締めきれないことがあったためだと思われます。地味ですが着実なアップデートだと思われます。
構造的にはv1と同じで、クランプ部は自動で持ち上がるわけではありません。同じような構造のRDAの中にはスプリングなどでクランプが自動で持ち上がるものもありますが、そのような機種に比べると、ビルドの時に多少の面倒臭さを感じてしまいます
ボトムエアフローのエアホールは斜め上に向けてエアーを供給する構造。エアホールの下側がくりぬかれている構造で、その分だけ多くのジュースを保持できるように工夫されています。
ポジティブピン
デッキ裏にはWISMECのブランドロゴ、Guillotine V2の製品ロゴがエングレービングされています。ポジティブピンはあまり出っ張っていません。実測0.34mm。
プリセットされているのはスコンクピン(BFピン)ですが穴の開いていないノーマルピンも付属します。どちらのピンもデッキのポジティブポスト固定ネジ兼用なので、緩めて出っ張り具合を調整することは構造的にできません。しっかりピンを締めこんでいるのを確認してから使用するようにしましょう。
WISMEC LUXOTIC MF BOX テクニカルMOD
付属のLUXOTIC BF BOXがメインのキットなのですが、後回しになってしまました。
WISMECらしい、随所に直線を生かしているのが特徴なデザイン。木目のようなパネル部分模様がGuillotine V2 RDAと共通のデザインになっています。うーん、このデザインは好みが分かれそうです。
背面のデザインはシンプル。一部が点検口のような窓になっているのは、スコンクボトルを押すための穴部分です。デュアルバッテリーで使うときは穴を塞げる仕様です。
スペック
サイズ | H 87×W47.5×D27.6mm |
重量 | 181.6g |
ワット数範囲 | 1 – 100W(0.1Wステップ) |
温度範囲 | 200 – 600F/ 100 – 315℃ |
抵抗値 | 0.05-3.5ohm(VW /バイパス/スマートモード) 0.05-1.5ohm(TCモード) |
モード | POWER / BYPASS /TC-Ti/TC-Ni/TC-SS / TCR(M1、M2、M3) |
スレッド | 510 (スプリングコンタクト) |
充電ポート | なし |
バッテリー | 21700/20700/18650 / 18650デュアル |
保護機能 | ・バッテリー過充電保護 ・バッテリー過放電保護 ・自動カットオフ(10s) ・バッテリー逆挿し保護 ・過電流保護 ・温度保護 ・ショートサーキット保護 |
公式サイト | https://www.wismec.com/product/luxotic-mf-boxguillotine-v2-kit/ |
アトマイザー搭載部
アトマイザー取り付け部は510スレッドを採用。コンタクトはスプリング式。
この510スレッドを含む上部パーツですが、交換可能だとサイトに記載がある通り、制御基板を取り外したのちに、4本のネジを外すだけでパネルごとスレッドを取り外すことができますが、現時点ではオプションパーツなどが用意されていないので取り外すメリットは全くありません。
ネジまでは、プレートを外すにはスコンカーボトル付近が引っ張られた感覚があり、断線してしまいそうな感じがしたのでバラすのは途中で辞めました。
各部の詳細
操作系はパネル部分に集約。それもそのはず、この部分に基板がマウントされているからです。
液晶画面の表示はWISMEC系テクニカルMODの定番的な表示項目です。
パネルを背面にして裏返すと、バッテリーやスコンクボトルを収納するパネルにアクセスできます。上部に隙間があるので、この部分からパネルを外します。
マグネット式パネルは簡単に取り外し可能。なのは良いことなのですが、マグネットが1箇所しか設けられていません。しかし、カパカパすることもないのですが、パネル下部の凹凸の差し込みが若干不便に感じます。
スコンクボトルを押す部分はマグネット式で着脱可能。デュアルバッテリーMODとして使うときにはつけておき、スコンクMODとして使うときには外して使用します。
様々な使い方に対応
冒頭でも触れた部分ですがおさらいです。このLUXOTIC BF BOXは基板を乗せ替え可能なだけでなく、スコンカーもしくはデュアルバッテリーMODとして使うことができます。
- スコンクMOD(21700 / 20700 / 18650 バッテリーに対応)
- 18650デュアルバッテリーMODとして使用可能(並列)
スコンクボトル&シングルバッテリー
スコンクMODとして使うときには、スコンクボトルとバッテリーを一本(21700 / 20700 / 18650)セット可能です。
背面パネルの窓部分を外して、ここからスコンクボトルをプッシュすることができます。
スコンクボトルは専用品。汎用サイズよりスリム(外径の細いタイプ)が付属します。
ボトルの構造的には汎用品と変わりありません。ソフトな触感のシリコンボトルです。
不便さを感じる部分としては、デュアルバッテリーに対応するために、スコンクボトルの差込口が奥まったところにあるので、ボトルをセットしにくく感じます。現実的な運用としては、ボトルチャージの都度外すのはかなり面倒なので、リフィルボトル(ボトルをセットしたまま、510スレッド部分からチャージできるボトル)を使うのが良いと思います。
デュアルバッテリーMODとしても使えます
コネクターを使用することで、パラレルのデュアルバッテリMODとして使うことができます。
ただし、コネクターの寸法が大きいためか、ボディーサイズをできるだけコンパクトにするためになのかは定かではありませんが、デュアルバッテリーとして使用する場合、パネルがほんの少しだけ浮いてしまうのが気になる部分です。
ダイレクトアウトプット基板に換装することもできます
そして、本当にお待たせしました。このLUXOTIC BF BOX最大の特徴、基板交換部分です。
LUXOTIC BF BOXには、プリセットで『可変出力ボード』がセットされていますが、それとは別に『ダイレクト出力ボード』(保護機能を搭載しているものの、バッテリーの出力をダイレクトに出力するモードのみを搭載した保護基板)が同梱するので、付け替えて楽しむことができます。
基板を交換するには、年輪模様のパネル部分を外す必要があります。このパネル、ネジ2本で簡単に着脱可能です。非常に単純。まずは、上部のプッシュボタンに近いパネル側のネジ(長いネジになっています)を外します。
次に本体底部のパネルに近い方のネジを外します。
これだけでパネルが外れます。ネジは2本で止まっていますが、パネルには差込の凹凸部分もあるのでしっかり固定されており、パネルを触ってもパカパカするなどのチープさは感じません。ただし、パフボタンの感覚はペコペコと安っぽさを感じてしまいます。
公開当初の記事で、microUSB端子を搭載していないと記載しておりましたが、基板裏側にmicroUSB端子を備えているとのご指摘をいただきました。確認したところございましたので写真を追加して修正いたします。
ただし、この端子は搭載状態では使用できない位置にありますので、バッテリーの充電は現実的にはできません。
ただし、この端子にバスパワーを供給してやると起動することは確認しているので、ファームウエアアップデートができる可能性はありますが、メーカーでは公式にFWアップデート可能であるとのアナウンスはしていませんので注意が必要です。
次にボードを固定している金色のネジを全て外します。 7本全てです。
外したら、同じようにもう一つのボードを固定するだけです。注意点としては、ネジで固定とともに各種端子の接続が同時に行われているので、しっかり固定しないと通電しません。また、締めすぎると基板を痛めるので程よいトルク(締め付け強さ)で固定するのが肝心です。
細かい電子工作や、他の作業に慣れている人なら簡単に交換することができると思います。初めての作業でも5分かからずに完了しました。
ダイレクト主力ボードのサブボタン部分はボタンではなく、LEDランプとして機能します。
ビルド
キット付属のRDAなので、さらっと触れるだけにするつもりが、いつも通り長くなってしまいました、ビルドはさらっといきます。
付属のクラプトンコイルで巻いてもいいのですが、いつも通りシングルワイヤーでビルドしました。
カンタル24ゲージ、3.0mm軸、 6巻
コイル足の長さだけ決めて、クランプ固定。固定した後にジグを通してコイル位置を調整するやり方が僕には簡単に思えます。ドライバーンしてホットスポットを除去します。コイルの位置はボトムエアフローを活かす低めの位置にセットしました
短絡や抵抗値の確認をするために、付属のLUXOTIC BF BOXでビルドする場合は可変電圧基板を用いるのがベターです。ダイレクト出力基板にも保護機能は搭載されてはいますが、抵抗値の測定はできません。
もちろん、保護機能がついているので、短絡などについては保護してくれますが、いくら制御してくれようともバッテリーの性能を超えるような出力は危険だと僕は思うので、抵抗値の実測は必要だと考えています。
ってまた長くってしまいましたね。次行きましょう。
ウィックを通して、左右に足を落としてやれば準備完了です。
使い方
ダイレクト出力ボードでの操作方法
まずはダイレクト出力ボードの使い方から。
- 電源ON/OFF パフボタン5クリック
- Vaping 電源ON時にパフボタンをクリック
操作は電源ON/OFFとパフ操作のみです。簡単位使うことができます。
可変電圧ボードでの使い方
次に可変ワッテージボードです。基本的操作はWISMEC系(EleafやJoyetechと共通)の操作ですが、アイコンメニューではなく、一昔前の操作系統です(TCRの設定が電源OFF時に行うもの)
なお、外側にmircoUSB端子を持っていないことからも分かる通り、バッテリーの充電には対応していません。
- 電源ON/OFF パフボタン5クリック
- ボタンのロック サブボタン同時長押し
- 液晶画面反転 電源OFF時にサブボタン同時長押し
- モード切り替え パフボタン3クリック
- ステルスモード パフボタンとサブボタン(+)同時長押し
- ワット数を調整する:
VWモードでは、+/-ボタンを押すとワット数を調整できます。 +/-ボタンを押し続けるとワット数が急激に増減します。
TC(Ni、Ti、SS、TCR-M1 / M2 / M3)モードでは、まずファイヤーボタンを4回連続して押し、+/-ボタンを押してワット数を調整します - 温度を調節する:
TC(Ni、Ti、SS、TCR-M1 / M2 / M3)モードで+/-ボタンを押すだけで温度設定を増減できます。 - TCR値の変更とプリヒート設定 電源OFF時にパフボタンとサブボタン(-)同時長押しでメニュー呼び出し。パフボタンで次の設定項目、サブボタンで数値の増減など
感想
あくまで僕個人の感想としては、メンドクサイやつだな、というのが率直な感想です。
ごめんなさいね、電子工作的なギミックは嫌いじゃないんです。ほんとに。
でも、最初から保護基板が搭載されていて、その基板に擬似メカモードであるBypassが付いているのに、わざわざ『保護機能付きのダイレクト出力ボード』に交換する必要があるの?という疑問が湧いてきます。
基板変えたら、ルックスがすごく良くなったり、明らかに性能に変化があれば良いのですが、僕レベルには正直Bypassモードとの違いがわからない程度でしかなかったので、ただ面倒な作業をやっているだけに感じてしまいました。
そして、デュアルとスコンカーのスイッチも「どっちつかず」というか、どちらも中途半端に使い勝手が悪いんですよ。
デュアルだと、パネルが浮くのが致命的かつ、コネクターが難点。何故かといえば充電機能を搭載していないので、充電の都度いちいちバッテリーを外す必要があるのですが、バッテリー外した時にコネクターがフリーになってしまうのが無くしそうで怖い。
そして、スコンカーのボトル差込口は奥まっているのと、ボトルが長細い専用品というのも厄介です。リフィルボトルで対応できたり、専用品を多くストックできれば問題ないのですが。
Guillotine V2 RDAは悪くないですね。ボトムとサイドエアフローをスイッチして使えるのも面白いと思います。普通の爆煙RDAなのですが、使い勝手は上々。ボトムエアフローとサイドエアフロー、どちらも試してみたいという人にも良いと思います。ただ、見た目のテイストがあくまで専用品という感じなので、他のMODに載せるにはあまりマッチしないかもです。
総合的に感じたことは、色々なものに対応できるのは良いのですが全てが中途半端になってしまっているように感じます。
まとめ
それぞれのものを買うよりも随分とお買い得になっているので、これから全てを試してみたいという人は、手間がかかるのを承知で購入するのも良いのではないでしょうか。
初めてであれば、少しだけ面倒な作業も楽しくできると思います。
ただ、どれか一つを目的に買う場合には特化している機種を検討してみてください。そのどれもが中途半端に感じてしまうと思います。
ルックスが気に入ったら、これらのデメリットも愛せると思うので検討してみるのも良いかもしれません。
コメント