Vapeonly(ベイプオンリー)のVAPEスターターキット、DWARF「ドワーフ」のレビューです。
簡単に誰でも扱えるデバイスに定評のあるVapeonlyから、新たなコンセプトの新機種が登場。ペンタイプでありながら、PODカートリッジを採用したスターターキットです。
このスターターキットの特徴
- カートリッジ式のPODアトマイザなので、PODを交換するだけでリキッドの味をチェンジできる
それでは詳細をレビューしていきます。
商品提供:HEAVEN GIFTS
詳細
ルックスは一般的なペンタイプと同じですが、このDWARFが変わっているのはこの部分。アトマイザー部分にPOD式を採用しているんです。
本体からPODだけを取り外すことができます。この構造のメリット・デメリットを詳しく見ていきましょう。
H 103×φ22mmと太くて短い感じです。直径が大きい分だけ全長が抑えられています。
ちなみにカラーバリエーションは2色展開。基本的なカラーのブラックとシルバーです。
スペック
サイズ | H 103×φ22mm |
重量 | 108g(実測) |
出力モード | 直接出力(3.3~4.2V) |
リキッド容量 | 2ml |
リキッドチャージ | トップフィル |
エアフロー | ボトムエアフロー(調整可) |
コイル | 0.8Ω |
充電ポート | microUSB(DC5V) |
バッテリー | 1,500mAh |
保護機能 | ・ショートサーキット保護 |
メーカー公式サイト |
パッケージ・内容品
パッケージはVapeonlyおなじみのデザイン。白とオレンジカラーのボックス。前面には製品イラスト、背面にはスペックやパッケージリスト入り。
開けます。製品はクッション材に保護されて収納されています。
内容品一覧
- VapeOnly Dwarf AIO Kit
- スペアコイル 0.8ohm x2
- microUSBケーブル
- ユーザーマニュアル
- スペアパーツ
嬉しい日本語マニュアル。海外からの提供でも日本語の項目があったので、世界共通でこのマニュアルが付属しているものと思われます。もちろん英語のページもありました。
デザイン
デザインはスタンダードなペンタイプスターターの形状です。ペイントは金属の地を生かしたもので、ブラシ仕上げの肌が見える仕上がり。おそらく真空蒸着系のペイントです。塗装面の強度は結構強そうな感じ。
バッテリー部分
本体にはvapeonlyのロゴとDWARFの文字がプリントされています。
本体下部側面には内蔵バッテリー充電用のmicroUSB端子を装備。充電状態はLEDインジケーターで表示されます。
珍しいのがこの仕様。スイッチが本体底にあるボトムスイッチです。バッテリーベントホールがスイッチ周囲に空いています。
そのため、パフするときはこのようにメカニカルチューブのような握りをして操作します。慣れないと違和感がある握り方ですが、慣れてしまえば問題はありませんし、スタイルとしてアリだと思います。
それではアトマイザー部分を見ていきます。まず、外側には空気を取り込むためのエアホールが設けられていて、その周囲にはドロー調整用のエアフロー調整リング(AFC)を装備しています。
AFCを回す事で全開から全閉までドローを無段階で調整可能です。
エアホール小さいですね。MTLに特化しているのがわかります。
PODアトマイザー
アトマイザー部分を分解しました。分解しただけではよくわからない構造です。
分解しながら構造を見ていきます。
まずドリップチップですがトップキャップ一体型の専用品です。汎用品に交換できません。内径4mm。
ベース部分に被せるように接続されています。ベース部分にはチャイルドロック機構が採用されているので、ユニコーンボトルのように押し付けながら回してロックを解除します。
中には透明なカートリッジのようなものが。これがPODです。通常のペンタイプのようにアトマイザー部分が一体化しているのではなく、リキッドを蓄えるタンク部分が別体なんです。ちょっと変わった構造。
そっくりそのまま取り出すことができます。
オールインワンタイプのペン型スターターの弱点に、アトマ部分が一体化しているので水洗いできないことが挙げられますが、この構造であれば脱着できるのでPOD部分を洗えばいいだけです。
本体が汚れることもありません。
PODの素材は非公開。透明度の高い樹脂製です。素材がわからないのでプラスチック攻撃性の強いリキッドへの耐性は不明。コイル内蔵型の使い捨てタイプではないので気になるところです。
Vapeonlyのサイトにはオレンジやメンソールなどの樹脂にクラックを生じさせるリキッドも入った写真が掲載されているので大丈夫なのか?試しに強メンソールリキッドを1週間入れて放置しましたが、今の所全く問題なく使えています。
PODカートリッジは2ピース構造。洗浄の時は分解して内部も洗うことができます。
カートリッジ式なので複数購入して、リキッドの味ごとに変えたりもできます。
メーカーサイトには一緒にいくつかのPODを持ち運べます的なことが書いてありますが、厚みがありかさばるものを携帯するのは実用的ではないと思います。専用ケースなどあれば別ですが。
ましてやPODが2ピース構造なので、携帯時に分解してしまったら中のリキッドが漏れてしまいますからね。
リキッドチャージ する時はトップキャップを外して赤いゴム栓を外すだけでチャージできます。
しかし、トップキャップだけを外せばリキチャできるデバイスもあるので、一手間余計にかかるめんどくささも感じます。同じリキッドでずっと運用するような使い方をする場合は、ペン型でもAIOタイプの方が利便性は高いですね。
コイルはカートリッジ式です。PODを外してボトム部分から取り出します。リキッドがPODに残っていても逆さまにして外せるタイプです。
バッテリー部分はこれ以上は分解できません。ベースにスリーブが残るのが正解。AFC部分も分解不可です。
コイル
コイルはスタンダードなバーチカルセット。ボトムエアフロー構造です。
メーカーサイトに「漏れなし」と書いてあるんですが、この構造で漏れがないのであれば、世の中のボトムエアフロー構造のクリアロやスターターは全て漏れがないことになってしまいます。
これは間違いで、構造上完全に漏れは防ぐことはできません。
しかし、数日温度差がある暑い場所に放置しておいても漏れが発生していなかったので、漏れ耐性は強いものと思われます。しかし、完全に漏れは防ぐことはできませんし、Vapingを繰り返せば、コイル周囲に残ったミストがボトム部分に結露する構造です。
使い方
使い方ですが一般的なスターターキットと同じ操作です。
- 電源ON/OFF … パフボタンを5回素早く押す(5クリック)
- Vaping… PODを咥えて吸い込む
操作は電源のオンオフとミスト発生(パフ)のみです。
内蔵バッテリーの状態はボトム部側面のLEDインジケーターの色で表示されます。
感想
まずパフボタンの押しごこちですが、メカチューブに慣れているユーザーであれば違和感なく押せるでしょう。逆に扱ったことがない場合はちょっとした慣れが必要だと思います。個人的にはメカチューブのような感覚で押せて不思議な感覚ですが悪くありません。
でも、一般的な人に向けたペンタイプ機でボトムスイッチはどうなんだ?とも思いますが、使い勝手よりもスタイルやルックスを重視してのことでしょう。
味は悪くありません。抵抗値が高いので思いっきりドローを絞ってタイトドローMTLで吸えば満足できる味です。ペンタイプで味に定評があるデバイスなみには味が出るのでかなり良いと言えるでしょう。
そしてPODですが一長一短ですね。リキッドを固定させるならばリキチャが面倒です。しかし、リキッドの味を変えたい時は簡単に変えられます。
要は使い方次第です。
届いた時は「わざわざ何でこんな面倒な構造にしたんだろ?」と首を傾げたのですが、それは僕の使い方によるもので、基本的にペンタイプはワンデバイスワンフレーバーで運用しているから。
一つのデバイスで、色々なリキッドを試ししたい場合には非常に良いと思います。
まとめ
そしてペンのようなスティックタイプでPOD式にするメリットですが一番は以下の理由だと思います。
- 色々な味のリキッドを楽しめる
完全洗浄できるなどのメリットはアトマイザーがセパレートするタイプでも一緒なので、大きなメリットはこれでしょう。PODを交換するだけで味を変えられるのが大きな特徴です。
逆に言えば味を固定する人にはあまりメリットがないとも言えます。
色々なリキッドを試したいという使い方に最適化されたデバイス。なおかつコイル単体での交換もできるのでコストパフォーマンスに優れているのも良い点だと思います。
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