Vandy Vape(バンディーベイプ)のVAPEスターターキット、BERSERKER MTL STARTER KIT「バーサーカースターターキット」のレビューです。
VandyVapeの人気シリーズ「BERSERKER」は人気YouTuberとのコラボモデルですが、ペイ胃タイプのスターターキットが当たらに加わりました。
このスターターキットの特徴
- Vandy Vapeの人気シリーズ バーサーカーにペンタイプスターターキットが仲間入り
- MTLのタイトドローに特化したデバイス
それでは詳細をレビューしていきます。
商品提供:ベプログshop
詳細
Vandy VapeのBERSERKERシリーズはどれも人気が高いアイテムばかり。MTLに特化した機種を次々リリースしています。
シリーズではこれまでのRBA(RebBuildable Build Atomizer)を展開してきましたが、今回の製品はそれらと打って変わって、ペンタイプのスターターキットをリリース。
手のひらサイズのコンパクトなデバイスです。
デザインはシリーズとして共通性を感じるものに仕上がっており、これも同じくMTL(マウス・トゥ・ラング)タバコのように一度口内にミストを貯めてから肺まで吸引するすい形に特化したデバイスになっています。
BERSERKERシリーズと言えば、有名YouTuberとのコラボモデル。このキットも同様で、”designed BY Alex from Vapers” ロゴが入っていることからも分かる通り、海外で有名なYouTubeチャンネル、Alex from Vapersが担当したコラボレーションアイテムです。
ただ、今までと違うのは、”INSPIRED BY”だった表記が、”designed by”に変わっていることから、原案ではなくしっかりデザインを担当するにまでなったということかもしれません。
カラーバリエーションがめちゃくちゃ多いです。全10色。これだけ揃ってるのは壮観ですね。
Matte Black / SS / Gun Metal / Gold / Rainbow / White / Blue / Red / Green / Purple
ペンタイプのスリムのチューブ型スターターキットですが、AIO(All in One)タイプではなく、アトマイザーとバッテリーが分離するセパレートタイプです。
単体で販売はされていない本キット専用モデルですが、それぞれ別々に詳細を見ていきます。
スペック
サイズ | H 123.5×φ19mm |
重量 | 100.8g(実測) |
出力モード | Bypass mode / Constant voltage mode |
リキッド容量 | 2ml / 3.5ml |
リキッドチャージ | トップフィル |
エアフロー | ボトムエアフロー(調整可) |
コイル | 専用プリメイドコイル ・1.5Ω(7-15W 3.2-4.7V Best 10W/3.9V) ・1.8Ω(7-13W 3.5-4.8V Best 8W/3.8V) |
充電ポート | microUSB(DC5V) |
バッテリー | 1100mAh |
保護機能 | ・オーバーロード保護 ・ショートサーキット保護 |
メーカー公式サイト | http://www.vandyvape.com/kit/berserker-mtl-starter-kit/ |
パッケージ・内容品
メタリックなブルーのパッケージ。「波文様」のようなパターンがどことなく和を感じさせるデザイン。背面には製品の情報、キットの内容品が書かれており、。側面にはシリアルナンバーや偽造防止のセキュリティーコードの入ったステッカーが貼られています。
開封すると、本体はクッション材に保護されて収納されています。内容品は更に内箱に入っていました。
内容品一覧
- BERSERKER MTL MOD バッテリー本体
- BERSERKER MTL Tank アトマイザー本体
- エクストラドリップチップ
- アトマイザー予備パーツ(Oリング)
- パイレックスガラス バブルチューブ
- microUSBケーブル
- コイル 1.5Ω(7-15W 3.2-4.7V Best 10W/3.9V)
- コイル1.8Ω(7-13W 3.5-4.8V Best 8W/3.8V)
- ユーザーマニュアル(英語)
- ワランティーカード
説明書は英語で書かれていて、日本語のページはありませんでした。
BERSERKER MTL Tank アトマイザー
まずキットのアトマイザー、BERSERKER MTL Tankから見ていききます。
VandyVape製品には珍しいカートリッジ型プリメイドコイル交換式の「クリアロマイザー」です。
19.5mmサイズで、このキットの専用としてデザインされました。
今の所単体での販売はされていないモデルです。
分解してみると、一般的なクリアロマイザーと同様の作りです。
大まかに4つの部位に分解することができる構造です。
付属のドリップチップは2つ。どちらも510規格で、付属品以外の汎用品に交換も可能。
プリセットされているものはBERSERKER MTL RDAの付属品同様に金属の土台部分に、スクリュー式の樹脂パーツをドッキングするタイプ。スペックも全く同様なので、同じものを使っています。
全長17.5mm、露出部の高さ12.5mm、外径14.5(10)mm、内径3mm
エクストラパーツとして付属するものはオール樹脂製のもの。こちらはBerserker MTL RTAに付属のものと全く同じです。
全長16.5mm、露出部の高さ11.5mm、外径14.5(9)mm、内径3mm
リキッドチャージはトップフィル。スクリュー式のトップキャップを外すだけでタンク上部からリキッドを注ぐことができます。この時、ガラスタンクはボトムのOリングのみで保持されているので、脱落しないよう抑えながらリキッドチャージするのが確実です。
また、タンクのメインパーツであるガラスチューブは、ボトムとトップの金属パーツで挟み込まれて保持されているので、タンクにリキッドがある程度残っている状態(逆さまにして中央の管部分の上部以下の水位)でもベース部分を外してコイルの交換を行うことができます。
このガラスチューブの予備として、バブルチューブ(一部が盛り上がっているもの)も付属します。
予備としても使用可能ですが、一部が膨らんでいる分だけリキッドを多く入れることができます(通常2ml → 3.5mm) また見た目も変わってくるので、ルックスの好みで変更するのも良いでしょう。ただし、タンク部分の外形が23mmとなり、ガラス部分の張り出しが大きくなるので破損するリスクも増すため注意が必要です。
ドローの調整は、ボトムエアフローホールに設けられたエアフローコントローリリング(AFC)で行います。AFCには1つ穴が空いていて、デッキに開いた5つの穴のうち、一つをオープンにすることで好みのドローに調整できます。
エアホールの種類は(0.8mm , 1.0mm , 1.2mm , 1.4mm , 1.6mm)からセレクト可能。どれもタイトドローのMTL向けのサイズです。
プリメイドコイルです。専用のプリメイドコイルが用意されています。
・1.8Ω(7-13W 3.5-4.8V Best 8W/3.8V)
どちらも高抵抗のコイル。ワイヤーの種別は公開されていません。抵抗値の割にはジュースチャンネル(5穴)が大きく感じますが、使用期間中(一週間ほど)に漏れるようなことはありませんでした。
コイルはスペースド、横に組まれています。
最後にポジティブピン。かなり出っ張っています。実測1.25mm。更にゴム製のインシュレーターも出っ張っています。
構造はクリアロに良くあるはめ込み式(ゴム製のインシュレーター)です。
BERSERKER MTL MOD バッテリー
シンプルな円筒形状のバッテリーですが、上下のパーツに個性を感じるデザインが特徴的です。
デザインがユニーク。シンプルで万人受けするデザインが多い印象のペンタイプの中で異質なものに感じます。金属部分の彫り込みが派手、とまでは行かないものの個性的で、好みが分かれそうに感じます。
ボディにはBSKR MTL STARTER KITのプリント入り。
ボトム部分にはVANDY VAPEのロゴマークと、デザインを担当したAlex from Vapersのロゴマーク入り。
小さいボディーながら510スレッドには金メッキ加工されたスプリングコンタクトを採用。
LEDインジケーター付きボタンは盾のような形状でデザインされています。ボタン周囲の透明な樹脂部分がLEDインジケーターとして機能します。
ボタンの裏側には、内蔵バッテリー充電用のmicroUSB端子を装備。
電源を接続して内蔵バッテリーを充電可能。充電中はLEDインジケーターが点灯します。
使い方
使い方です。電源のON/ODDとミスト発生が基本操作で、出力モードを切り替えることもあできます。
- 電源ON/OFF … パフボタンを5回素早く押す(5クリック)
- Vaping… マウスピースを咥えてパフボタンを押しながら吸い込む
- 出力モードの変更… 電源OFF時にパフボタン長押し→ライトが点灯したらパフボタンクリックで次のモードへ
出力モードは2種類です。
Bypass mode / Constant voltage mode(定電圧)からセレクト可能。ただし、定電圧モードの電圧については公開されていないので何ボルト出力されているかは定かではありません。
感想
派手目な印象のデザインは好みが分かれそうですが、僕は嫌いじゃないです。
それよりも使い勝手と味ですが、まずは使い勝手から。
一般的なセパレートタイプのペン型と何ら変わりません。特に不便さも使い勝手も感じませんが、他の機種と比べて特別使いやすいということもない「普通」のペンタイプです。
コイルのジュースチャンネルがMTL仕様の高抵抗コイルにしては大きく、数も多いので過剰供給による漏れが心配でしたが、使っている限り漏れは全くありませんでした。
そしてドローですが、めちゃくちゃ絞れます。ここまで絞れるクリアロはなかなかないレベルに相当タイトなドローで、0.8mmエアホールにするとほぼ吸えないぐらいのタイトドロー。
タイトドロー好きのユーザーも満足できるのではないかと思います。
味ですが、それなりにおいしいのですが、ドローを絞っていって導入する空気が減るということはコイルを冷却する空気が減り、熱がこもるということなので、ドローを絞ったときにもコイルが焦げない程度に調整されているためか、出力に物足りなさを感じます。
可変出力可能なMODに載せて4V程度かけてやるとスターターのバッテリーで使うよりしっかり味は出るのですが、それでも物足りなさを感じるのでコイルの出来の問題でしょう。
特に1.5Ωコイルは物足りなく感じます。1.8Ωコイルのほうがおいしいです。
まとめ
BERSERKERシリーズってどれも味に特化しているアトマイザーばかりだったので期待値が上がりすぎてしまったのかも知れません。これよりおいしいMTLアトマイザーは存在します。
ただ、それでも普通においしく、ドローを絞れるのは良い点ですが、味が超美味しい!とは感じません。普通においしい程度ですが19mmサイズのコンパクトなパッケージにこのデザインと味はバランスは悪くないとは思います。
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