LostVape(ロストベイプ)のVAPEスターターキット、Orion Q「オリオン キュー」QUEST クエストのレビューです。
話題沸騰のDNA基板搭載PODデバイスに、廉価版オリジナルチップ搭載モデルが仲間入り!
LostVapeオリジナル基板を搭載してお求めやすい価格に。ただし、デザインは高級機種譲りです。
このスターターキットの特徴
- ハイエンドPODデバイスのコスパ重視モデル
- デザインやクオリティーはハイエンドデバイス譲り
- トップエアフローで漏れにくい構造に1.0Ωコイルを搭載
Orion最大の特徴の一つであるevolv社製『DNA GO CHIPSET』を潔く捨て去り、コスパに優れたPODデバイスを構築。その価格はOrionの7割ほどに!
ハイエンド機種を手軽に使えるようにした普及版。果たしてその性能は?
詳細をレビューします!
商品提供:VapeSourcing
詳細
LostVapeが2018年リリースしたOrionは、小型軽量なPODデバイスでありながら、本格的VAPE用テクニカルMODにVAPE黎明期から搭載されてきた歴史のあるアメリカevolv社が開発したDNA制御基板をPODデバイス用に専用開発した『DNA GO CHIPSET』を搭載した話題の製品です。
LostVapeと言えば製品クオリティーにも定評のメーカーなので、性能もさることながらデザインやクオリティーも含めて、VAPE上級者の間にも広まりました。
そのOrionの廉価版として開発されたのが、今回のOrion Qです。
ボディーデザインはOrionそのまま。
何が違うのかというと、制御基板を自社開発したものに変更してコストを抑えた製品だということ。
つまり、DNA GO CHIPSETは非搭載です。
DNA GOはDNA基板と同じく、パソコンとケーブルを繋いで専用ソフト「EScribe」での設定によって多種多様の機能を実現しているため、そこまでの機能が必要ないユーザーにとっては煩わしくもあるのが欠点。
簡単操作でお手軽に使えるPODデバイスとしては異色だとも言えるデバイスでしたが、Orion Qはパソコン連携機能は搭載されておらず、簡単お手軽に使えるのも特徴です。
製品の特徴の一つというか、むしろ一番大きな特徴を潔く捨て去ってしまったわけですが、Orionの魅力はそのデザインやクオリティーにもあるため、コスパよくOrionを使ってみたいユーザーには嬉しいラインナップ追加となっています。
搭載している制御基板のみの違いなので、筐体やPODなどのエクステリアデザインは共通です。
通常版と同じく、トップエアフロー構造なのでリキッド漏れしにくいのも使いやすいポイントです。
もちろんサイズも同じです。片手サイズのコンパクトボディー。
写真で見ると若干大きめに見えるボディーは十分にコンパクト。このボディーに950mAh大容量バッテリーを搭載しているのですから!
重量は実測84.6gとPODデバイスとしては軽いとは言えないのですが、重たすぎもしないほど良い重量感。詰まっているな、と言う感想で、容積に対して高級感を感じる程度に重量があるのもいいものを持っているんだな、と実感できるポイントです。
ただし、カラーバリエーションは若干異なっていて、Orionで用意されていた貝殻のような模様のカラーは無くなっていますが、カーボンファイバー調パネルの4色は同様に用意されています。
Silver / Black / Gold / Blue
スペック
サイズ | H 93 × W37× D13.5mm |
重量 | 68.6g(本体のみの実測 PODは16.0g 合計84.6g) |
出力モード | Bypass |
リキッド容量 | 2.0ml(POD別売) |
リキッドチャージ | Podトップフィル |
エアフロー | トップ(コイルボトム)エアフロー(調整不可) |
コイル | POD内蔵型 1.6Ω |
充電ポート | microUSB |
バッテリー | 950mAh |
保護機能 | 複数の保護機能(詳細非公開) |
メーカー公式サイト | http://www.lostvape.com/ |
パッケージ・内容品
パッケージを開封していますが、まず注意点から。
今回のOrionQですが、本体とPODが別売です。購入する時はPODも一緒に買わないと使えませんのでご注意ください。
内容品一覧
- LostVape Orion Q バッテリー本体
- ネックストラップ、ゴムアダプター
- microUSBケーブル
- ユーザーマニュアル、ワランディーカード、アテンションカード(英語)
OrionQ本体キットにはバッテリー本体にネックストラップ接続キット、充電用ケーブルとマニュアル類が入っています。
書類は全て英語で書かれているのみで、残念ながら日本語記載はありませんでした。
ネックストラップを取り付けるホールは本体にはありませんが、ゴムアダプターを本体に取り付けることで首から下げて使えるストラップを取り付けることができます。
バッテリー部
質感の高い本体の仕上がりはOrion譲りです。
カーボンファイバーをモチーフ(本物ではありませんが、チープさはなく、質感の高い仕上がり)にしたパネルと、ヘアライン仕上げのフレームが上質ささえ感じます。
本体には『ORION Q』『LOST VAPE』のロゴマークがゴールドカラーでプリントされています。
ロゴのバランスまでもが質感高く、ディティールにまでこだわりを感じる仕上がりです。
フレーム部分はヘアラインが美しいブラシ仕上げを生かしたペイントが施されています。
4 Color用意されているカラーバリエーションによってフレームカラーが異なっていて、好みの色を選べますね。
側面にはPODのロックボタン、パフボタン、microUSB端子が設けられています。
通常版ORIONではボトム部分にもう一つスイッチが設けられていて、複雑な操作が可能になっていましたが、OrionQではこの部分にmicroUSB端子がカバーなしでむき出しです。
パソコンリンク機能は搭載されていないので、内蔵バッテリー充電用としてのみ使うことができます。
端子上部のLEDランプはバッテリーインジケーターとしても機能します。
Orionでは5段階とかなり細かく残量表示されたインジケーターは、3段階とシンプルに。
OrionQ底部にはバッテリーベントホールが配置されていて、安全性にも配慮しています。
POD
PODですが、スイッチロック式です。
OrionQバッテリー本体側面にロックスイッチが設けられているので、取り外す際にはスイッチを下にスライドさせながらPODをつまんで取り外します。
逆にPODを取り付けるには、ロックスイッチの反対側、ロゴが入っている側を先に引っ掛けてから、スイッチ側を「カチッ」と言うまで押し込んで取り付けます。
PODカートリッジとしてはサイズが大きめですが、リキッド容量は標準的な2mlです。
PODの素材は食品グレードのPC-110(ポリカーボネイト)です。
PODにはコイルを内蔵。使い捨てタイプのPODなのでウィック交換やコイル交換はできません。
- POD カンタル 1.0Ωコイル内臓
通常のOrionにはSS316Lワイヤーを使った専用POD(0.25Ω / 0.5Ω)が用意されていましたが、このOrionQ用のPODはこれとは異なる抵抗値のものです。
POD裏側のに『KTR』プリントの通りカンタルワイヤーです。通常OrionにもこのPODは装着可能ですが温度管理非対応コイルです。
PODの中にはかなり大きめのコットンが配置されているのがわかります。
PODはトップフィル。バッテリー本体に取り付けたままチャージが可能です。
スクリュープラグを外すだけでチャージできるので便利ですね。プラグの側面には滑り止めの溝が刻まれているので、素手でも外しやすいように配慮されています。
ドロー調整も可能です。
トップエアフローでリキッドが漏れにくい構造のPODには、ドリップチップ部分にエアフロー調整リングを配置していて、AFCを回すことで無段階にドローを調整することができます。
全開にすると少し軽めのDL向け、全閉だと若干タイト目ながらそこまで重くはないMTL向けドローになります。
なお、このPODですが、ボトム部分が接着されているので基本的に分解コイル再構築はできません。
このPODで分解できれば最高なんですけど、それだとメーカーはたまったものではありませんから、接着するのが妥当でしょう。
トップエアフローなのでボトム部分を完全接着してしまえば、リキッド滲みもありませんからね。
それでは実際に使っていきたいと思います。
使い方
バッテリーにPODカートリッジを取り付けたあと、リキッドチャージプラグを外してタンクにリキッドを注ぎます。
注意書きによると、初めてリキッドチャージした後は5分ほど放置することとされています。
POD内のコットンにリキッドが浸透するまで待つ必要があります。
PODは半透明なので、リキッド残量が見やすいですね。底部まで確認できるのは嬉しいですよね。
捜査はいたって簡単、電源ON/OFFとパフ操作のみで使うことができます。
- 電源ON/OFF… 5クリック
- Vaping… マウスピースを咥えてスイッチを押しながら吸い込む
感想とまとめ
ルックスが良いですよね!デザインも良いんですが、仕上がりが良いですよ。
流石ハイエンドを愛好する上級VAPERの間でも話題になった製品ですね。他のPODデバイスとは一線を博する仕上がりです。
しかも写真で見ると大きく感じますが、実際にはかなりコンパクトです。
片手に収まるサイズ感。
コンパクトに感じるのは厚みが13.5mmと抑えられているのもポイントでしょう。これで15-16mmほどだったら「意外にでかいな」と感じていたに違いありません。
精巧なものが、思いの外コンパクトに仕上がっていると、それだけで「よくできているなぁ」と感心してしまうのはわかっていただけるでしょうか。
デザインや作りは良いのはわかりましたが、肝心の味は?と言うとこれがおいしいです。
サイズがPODデバイスとしては大きめなこともあり、そして評判が良いだけにハードルが上がっていたのですが、よく味の出るペンタイプデバイス並みに本格的な味が楽しめちゃいます。
DNA GO CHIPSET非搭載の廉価版モデルですらこれだけおいしいのですから、通常版Orionはよほどおいしいのでしょうね。乗り遅れてしまった感は若干ありますが、今からでもOrion買うのも良いなおと思える完成度でした。
ちなみに通常版OrionにはPODが3つついてきます。同じだけPODを買い揃えるとして、OrionQは通常版の7割程度で買えます。
これを安いととるか、高いととるかはあなた次第ですね。
OrionQでも十分に本格的なVAPEが楽しめますよ。
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